一人暮らしをはじめるための初期費用
一人暮らしの初期費用としては、大きく以下の3つがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
- 賃貸アパート・マンションを借りるための費用
- 引っ越し代
- 家具・家電・生活用品を揃えるための費用
賃貸アパート・マンションを借りるための費用
賃貸アパート・マンションを借りる際には、一般的に以下の費用がかかります。総費用としては、家賃4〜6か月分程度が目安です。
敷金 | 入居者が家主に担保として支払う費用。家賃の1~2か月分が目安で、退去時に原状回復費用を差し引いて残りは返金される。 |
礼金 | 家主へのお礼として支払われる費用。家賃の1~2か月が目安。 |
仲介手数料 | 不動産業者に支払う手数料で、家賃の1か月分が目安。 |
前家賃 | 契約月の日割り家賃の支払いが必要。合わせて、翌月分の家賃の契約時に請求されることが多い。 |
鍵交換費用 | 1~3万円程度の金額が目安。物件によっては交換なしで同じ鍵の利用を選択できる場合もある。 |
保証会社の利用料 | 家賃の0.5~1か月分が目安。保証人がいない場合や、不動産業者が要求する場合に必要。 |
火災保険料 | 火災のほか、水回りのトラブル、地震などの損害まで保証されることが多い。1年または2年更新で2万円程度の金額が目安。 |
引っ越し代
一人暮らしの引っ越しの費用は、3~10万円程度が一般的です。引っ越しの時期、距離、荷物の量、依頼する業者などによって、費用は異なります。
特に、3~4月の繁忙期は、入学や就職で引っ越しが多くなるため、通常の時期に比べると、費用が高額になります。時期をずらせる場合は、繁忙期以外で引っ越しすると費用は安く済むでしょう。
また、費用を安く抑えるなら、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。荷物が少ない場合や距離が近い場合は、業者に依頼をせずに、軽トラックをレンタルするなどしてご自身で荷物を運ぶ方法もあります。
家具・家電・生活用品を揃えるための費用
はじめての一人暮らしの場合は家具・家電を部屋に揃えるための費用も、初期費用として見積もっておく必要があります。
また、消耗品、掃除用品、バス用品、キッチン用品などの、各種の生活用品の購入費用も、一人暮らしをはじめるタイミングで必要となります。
費用を抑えたい場合は、必要なものをリストアップし、予算の中で優先順位を決めて購入を進めましょう。家具や家電は、リサイクルショップやフリマアプリを利用して、中古品で購入をする方法もあります。
一人暮らしにかかる毎月の費用の平均は?
総務省統計局の2022年「家計調査」によると、一人暮らしにかかる毎月の費用の平均は、161,753円※となっています。内訳は次のとおりです。
食費 | 39,069円 |
住居 | 23,300円 |
水道光熱費 | 13,098円 |
家具・家事用品 | 5,487円 |
被服費 | 5,047円 |
保健医療 | 7,384円 |
交通・通信 | 19,303円 |
教養娯楽・教育費 | 17,993円 |
そのほか(理美容・交際費など) | 31,071円 |
合計 | 161,753円 |
あくまで平均ではありますが、一人暮らしでの新生活をはじめる方は、大まかに上記の金額を参考に、毎月の費用を見積もっておくと良いでしょう。
※ 総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出(2022年)」
一人暮らしの毎月の費用を抑える方法
一人暮らしの毎月の費用は、日々の心がけや、ちょっとしたコツで節約が可能です。費用を抑える方法を、家賃、食費、水道光熱費、娯楽費・雑費の項目別に紹介します。
家賃
家賃は、収入の1/4~1/3程度が適正な金額の目安とされていて、家賃の相場は、住む場所やエリアによって大きく異なります。
家賃を抑えるなら、郊外や駅から離れたエリアで物件を探すのが、方法のひとつです。周辺にスーパーやコンビニなど、生活に必要な施設がそろっていれば、自転車やバスを利用することで不便なく生活できるケースも多いでしょう。
また、少し狭い部屋を選ぶ、築古の物件を選ぶのも選択肢です。求める条件を明確にして、ご自身が重視しないところでは条件を緩めることも検討してみると良いでしょう。
食費
食費を安くするなら、まずは自炊を心がけましょう。外食に比べると、費用はやはり安く抑えられます。
自炊をする場合は、安く食材が購入できるスーパーなどを見つけておくと、さらに食費が抑えられます。一人暮らしをはじめるタイミングで、自宅周辺のお店は、ぜひチェックしておきましょう。
なお、一人暮らしで、自炊を続けるのが手間に感じる場合には、まとめて作って冷凍する、冷凍食品も一部取り入れるといった方法もあります。スーパーなどで販売されている惣菜を取り入れることでも、外食に比べて費用は抑えられるので、無理のない範囲で自炊を継続しましょう。
水道光熱費
水道光熱費は、「蛇口を締める」「洗い物の時間を短縮する」などの節水対策、「電気をこまめに消す」「消費電力が大きいエアコンやテレビの利用時間をなるべく抑える」などの節電対策があり、日々の心がけで節約が可能です。家電を購入する際に、省エネ家電を選ぶことも効果があります。
電気・ガスのプランや契約先の見直しでも、毎月の料金が安くなる場合もあります。本格的に費用を見直す場合は、プラン変更や契約先の乗り換えも検討してみると良いでしょう。
通信費
スマホの通信費は、料金プランの見直しのほか、携帯電話会社の乗り換えでも節約できます。
また、ネット回線は、スマホへのセット割引を意識するのがポイントです。セット割引は、家族全員のスマホ料金に適用できるものもあります。特に家族で同じキャリアを使っている場合には、セット割引による節約の効果は大きいので、注目しておきましょう。
娯楽費・雑費
娯楽費、交通費、生活のための雑費などの費用も、一人暮らしの費用として必要です。毎月固定でかかる費用と異なり、管理が難しいですが、上手に節約していきたいところです。
これらの変動費を抑えるなら、家計簿で記録を残しておくことがおすすめです。家計簿で、支出状況を把握できれば、無駄な支出や改善すべき点が見えてきます。スマホで利用できる家計簿アプリもあるので、利用を検討してみると良いでしょう。
一人暮らしの費用を抑えるなら「ahamo」がおすすめ
一人暮らしのスマホ料金を安く抑えるなら、ドコモのオンライン手続きプラン「ahamo」がおすすめです。
「ahamo」では、月額2,970円(税込)で20GBのデータ通信が利用できます。一人暮らしの費用を賢く節約したいと考えているなら、こうしたシンプルなプランはぜひ注目です。追加料金なしで、5分までの国内通話は何度でも無料で利用できるので、通話料金も安く抑えられます。
また、「ahamo」では、月額4,950円(税込)で利用できる「ahamo大盛り※1」も提供中です。こちらは、100GBの超大容量が利用できるので、テザリングを自宅のWi-Fi代わりに使う人にもおすすめです。自宅のネットとスマホをひとつにまとめて、節約ができます。
※1 月額4,950円(税込)は、20GB(2,970円/月)に80GBの大盛りオプション(1,980円/月)を追加した価格です。
自宅にホームルーターがほしい方も「home 5G」も注目
自宅に手軽にWi-Fi環境を作るなら、「home 5G」も注目です。こちらは、5G高速通信対応のホームルーターです。
月額料金 | home 5Gプラン:4,950円(税込) |
機種代 | 71,280円(税込) |
初期費用 | 契約事務手数料3,850円(税込)(オンラインショップは無料) |
契約期間 | 定期契約なし |
データ容量 | 無制限※5 |
購入先 | ドコモオンラインショップ ドコモショップ 量販店 |
※1 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※2 LANケーブル接続時は受信時最大2.5Gbps、Wi-Fi接続時は受信時最大で4.8Gbps(いずれも技術規格上の最大値)。機器接続時の通信速度は、お客さまの通信環境と接続機器の規格により異なります。
※3 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※4 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
※5 データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。
光回線を契約するとなると、特に3~4月の繁忙期には工事の予約が混み合い、開通までに 数か月かかるケースもありますが、「home 5G」なら、機器を受け取った後は、コンセントに挿すだけで、すぐにインターネットの利用を開始できます。
なお、「home 5G」では、ドコモで対象プランを契約している家族全員に「home 5G セット割」が適用でき、一人あたり最大1,100円(税込)の割引※3が毎月受けられます。
割引は離れて暮らす家族も対象なので、一人暮らしで利用する場合も、実家の家族に割引が適用できます。
※「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
一人暮らしの費用を知って上手に節約していこう
一人暮らしをはじめるための初期費用としては、賃貸アパート・マンションを借りるための費用、引っ越し代、生活用品・家具・家電を揃えるための費用などがかかります。
毎月の費用としては、家賃、食費、水道光熱費、通信費、娯楽費・雑費などがかかり、全体の出費としては、平均で約16万円程度が目安となります。毎月の費用は、日々の心がけで節約できる部分も多いので、できるところから実践していきましょう。
※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。