光回線が不安定になる原因
光回線が不安定になる原因は、デバイスやルーター、LANケーブルなど多岐にわたります。ここでは、光回線が不安定になる主な原因を8つ解説します。
古いデバイスやルーターを使っている
古いデバイスは処理速度が遅いため、スピードが速い光回線に対応できずに通信が不安定になることがあります。
また、ルーターには通信速度に関連する通信規格が設定されており、この通信規格は数年ごとに更新されています。ルーターが古いとWi-Fiの規格も同様に古くなるため、通信が安定しにくくなります。
Wi-Fiルーターの寿命については、以下の記事で詳しく解説しているのでこちらもぜひご覧ください。
「Wi-Fiルーターに寿命はあるの?買替えるならいつ?おすすめタイミングを紹介」
デバイスのOSやブラウザのバージョンがアップデートされていない
デバイスのOS・ブラウザのバージョンを長年アップデートしていないことも、光回線が不安定になる要因のひとつです
デバイスのOSのバージョンが古い場合は動作が遅くなるため、通信が不安定になったと感じることがあります。Webサイトを見るためのブラウザも、定期的にアップデートしていない場合は画面が表示される速度が遅くなります。
ルーターに複数台デバイスを接続している
ルーターは機種ごとに接続できる台数が決まっており、指定されている台数を超えて接続すると通信が不安定になることがあります。そのため、ルーターの接続台数の上限を確認しておくことが大切です。
また、指定されている台数内でも、同時に複数のデバイスでインターネットを利用すると、通信速度が落ちて不安定に感じやすくなります。
LANケーブルに問題がある
LANケーブルに問題があると、通信に影響することがあります。考えられる主なケーブルの問題は、断線・カビ・水濡れ・傷・紫外線による劣化・コネクタの破損などです。
また、LANケーブルの通信規格であるカテゴリが古いものを使っている場合も、通信速度が遅くなることがあります。
セキュリティ対策ソフトが干渉している
使用しているセキュリティ対策ソフトによっては、通信に干渉することがあります。セキュリティ対策ソフトはデバイスの監視に必要ですが、セキュリティレベルが高すぎると不具合が起こりやすくなります。
また、1つのデバイスに複数のセキュリティ対策ソフトを入れている場合、ソフト同士が干渉しあって不具合が起こりやすくなるため注意が必要です。
IPv4で接続している
従来の光回線の接続方式であるIPv4は、利用者が多いため回線が混雑しやすいとされています。
IPv4は、1990年代後半から普及したインターネットの通信規格です。急速にインターネットを利用する人が増えたためIPv4には余裕がなくなってきており、通信が不安定になりやすい状況にあります。
マンションのインターネット回線を使用している
マンションなどの集合住宅では、共用スペースまで光回線が引き込まれており、そこから各部屋に配線されています。そのため、インターネットを利用する方が集中する夜や休日は、回線が混雑しやすい傾向です。
また、電波は鉄やコンクリートの影響を受けやすいので、鉄筋コンクリート造のマンションでは電波が弱くなることがあります。
通信障害やメンテナンスが発生している
使用している回線に通信障害が発生したときは、通信そのものができなくなります。また、プロバイダがメンテナンスを行っているときも通信できません。
メンテナンスは夜中に行われることが多いですが、突然通信できなくなった場合は通信障害やメンテナンスの可能性があります。
光回線の速度をご自身でチェックする方法
通信が不安定になったと感じたら、実際にどの程度の通信速度が出ているのか確認するために、一度ご自身で通信速度を計測しましょう。
計測方法にはさまざまな手段がありますが、たとえば「ドコモ光」では、NTT東日本・西日本の「SPEED TEST(速度測定サイト)」での計測をご案内しています。
そのほかの代表的な手段として、Googleで「インターネット速度テスト」と検索して表示される「速度テストを実行」をクリックすることでも計測可能です。
また、インターネットは利用するコンテンツに応じて、必要な通信速度が異なります。インターネットを快適に感じやすい速度の目安を、以下の表にまとめました。
コンテンツ | 上り | 下り |
---|---|---|
メール | 1Mbps(送信) | 128Kbps〜1Mbps(受信) |
Web・SNS閲覧 | - | 1Mbps〜10Mbps(閲覧) |
写真 | 3Mbps(投稿) | - |
動画 | 10Mbps(投稿) | 3Mbps〜25Mbps(視聴) |
Web会議 | 1Mbps〜2Mbps | 10Mbps~30Mbps |
オンラインゲーム | 30Mbps以上 | 30Mbps〜100Mbps |
ご自身の用途と計測した通信速度が合っているか、チェックしましょう。
光回線が不安定なときの対処法
計測した通信速度から光回線が不安定だとわかったら、ここから紹介する対処法をぜひお試しください。
デバイスやルーターを新しい機種に変更する
古いデバイスやルーターを使っている場合は、光回線の通信速度に対応できる機種に変更すると安定しやすくなります。ルーターの寿命は、一般的に4〜5年とされているため、この期間を目安に交換を検討しましょう。
なお、最新のWi-Fiの通信方式は「Wi-Fi 6」であり、世代が新しくなるたびに通信速度がアップして安定しやすくなります。
デバイスのOSやブラウザを最新バージョンにする
デバイスのOSやブラウザのバージョンが古い場合は、最新バージョンにアップデートしましょう。セキュリティの面でも、最新バージョンにしておくことをおすすめします。
アップデートは定期的に行われるため、忘れやすい方は自動更新する設定にしておくと便利です。
ルーターの設置場所と接続台数を変更する
Wi-Fiの電波に干渉しないように、ルーターの設置場所を変更するのも手段のひとつです。金属製のラックや電子レンジがある場所を避けて設置すると、改善できることがあります。
また、家族で同時にパソコンとスマホを使うなど、ルーターに多くのデバイスを接続している場合は、ルーターが指定する上限台数に達していないか確認しましょう。
LANケーブルを交換する
極度に曲がっているものや紫外線によって劣化しているものなど、問題があるLANケーブルは交換しましょう。
新しくLANケーブルを購入するときは、一般家庭なら通信規格であるカテゴリがCat6または6Aのものがおすすめです。種類によっては光回線に対応していない場合もあるため、光回線に対応しているものを選ぶことを忘れないようにしてください。
セキュリティ対策ソフトを見直す
セキュリティ対策ソフトをデバイスに入れている場合は、セキュリティレベルが高すぎないかチェックします。一度、セキュリティレベルを弱くしてインターネットにつなぎ、問題ないか確認しましょう。
また、複数のセキュリティ対策ソフトを入れている場合は、1種類だけにすると干渉しにくくなります。
IPv6を利用する
従来の光回線の接続方式であるIPv4は利用者が多いため、後継にあたるIPv6を利用すると安定しやすくなります。ただし、IPv6通信を利用する場合は、使用しているパソコンなどのデバイスがIPv6アドレスに対応していなくてはなりません。
また、IPv6はプロバイダによっては対応していないケースもあります。その点、「ドコモ光」では、IPv6に対応しているプロバイダを選んでご契約いただくことが可能です。
インターネットが混雑しない時間帯に接続する
マンションの利用者が集中していて通信が不安定になる場合、インターネットに接続する時間を変更すると安定しやすくなります。
また、コンクリートの壁が電波の障害物になっている場合は、Wi-Fiの周波数帯を切り替えると改善する可能性があるため試してみましょう。Wi-Fiの周波数帯には2.4GHzと5GHzがあり、障害物の影響を受けにくいのは2.4GHzです。
Wi-Fiの周波数の切り替え方の詳細は、以下の記事をご覧ください。
「Wi-Fiの2.4GHzと5GHzは通信速度が異なる!周波数の切り替え方など紹介」
通信障害やメンテナンス情報を確認する
突然通信ができなくなった場合は、通信障害やメンテナンスの情報を回線事業者・プロバイダのWebサイトやSNSで確認しましょう。メンテナンスの情報は事前に公開されることが多いため、インターネットが使えないと困る方はこまめにチェックしておくとあんしんです。
インターネットにつながらなくなったときの対処法
光回線が接続済みになっているのに、インターネットにつながらなくなったときの対処法を紹介します。
有線接続の場合
有線接続でつながらなくなったときは、以下の対処法を行いましょう。
- LANケーブルが抜けていないか確認する
- デバイスとルーター、ONUを再起動する
- パソコンのローカルIPを自動で取得する設定にする
- ネットワーク設定をリセットする
有線接続が切断を繰り返す場合は、以下の記事を参考にして対処をお試しください。
「有線のネットワーク接続が切断を繰り返す原因は?対処法と併せて解説」
無線接続の場合
無線接続でつながらなくなったときは、以下の対処法を行います。
- ほかのデバイスがつながるか確認する
- 使用中のデバイスがほかのWi-Fiにつながるか確認する
- ルーターが指定する上限台数を超えていないか確認する
- デバイスとルーター、ONUを再起動する
Wi-Fiが不安定になるときは、以下の記事も併せてご覧ください。
「Wi-Fiが不安定になる原因とは?対処法やおすすめのインターネット回線も紹介」
インターネット環境を見直すなら「ドコモ光」がおすすめ
デバイスやルーターに問題がないのに光回線が頻繁に不安定になる場合は、大本となるインターネット回線に問題があるのかもしれません。快適にインターネットを楽しみたいなら、インターネット環境の見直しも検討しましょう。
光回線の契約を見直したい方には、「ドコモ光」がおすすめです。「ドコモ光」は通信速度が異なる2つのプランをご用意した、光インターネットサービスです。
「ドコモ光」では最新の接続方式であるIPv6に対応したプロバイダが選べるため、従来のIPv4よりも安定しやすいところが魅力です。
「ドコモ光」でIPv6を利用する方法などの詳しい情報は、以下の記事をご覧ください。
「「ドコモ光」でIPv6を利用するには?設定方法やプロバイダの対応状況を解説」
月額料金 (ドコモ光1ギガ)※1 | (マンション) タイプA:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込) タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込) 単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込) (戸建) タイプA:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込) タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込) ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込) |
月額料金 (ドコモ光10ギガ)※2 | タイプA:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込) タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) |
契約期間 | なし または 2年定期契約 |
最大通信速度※3 | ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps ドコモ光 10ギガ※4:最大10Gbps |
お申込み方法 | ①ご相談フォームで受付 ②ご相談(希望の曜日・時間に電話) ③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能) |
※1 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※2 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※3 ベストエフォート値による最大通信速度
※4 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
永年最大1,100円(税込)/月割引!※
・無料相談をする
※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
光回線が不安定なときはひとつずつチェックして改善しよう
光回線が不安定になる原因はさまざまあるため、ぜひ本記事で紹介した対処法をひとつずつチェックしてみてください。
対処しても通信が安定しないときは、光回線の契約の見直しがおすすめです。IPv6接続が可能な「ドコモ光」は、複数台の接続でも安定しやすい光回線です。この機会にぜひ「ドコモ光」をご検討ください。
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※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。