ホームゲートウェイとは？ONU・ルーター・モデムとの違いも解説

2022.06.01

光回線を契約すると「ホームゲートウェイ」がレンタルされることがあります。

「ホームゲートウェイ」とは何か気になっていた方もいるのではないでしょうか。使用用途が分からない方も多いと思います。

そこで本記事では、ホームゲートウェイはどんな機器なのか、ONU・ルーター・モデムとどう違うかなど解説します。ホームゲートウェイの基本知識をチェックしていきましょう。

記事サマリー

ホームゲートウェイとはインターネット回線と光電話に接続できる機器

ホームゲートウェイは、一般的に「ひかり電話対応ルーター」のことです。光回線とセットでひかり電話に加入すると、ホームゲートウェイがレンタルされます。ひかり電話の利用には必須の機器です。

中には、ONUが一体になった多機能ルーターもあります。

ホームゲートウェイは、ほとんどの場合、回線工事の際に設置され、そのまま無料でレンタルされます。光回線を解約する際には、返却が必要です。

ホームゲートウェイとONU、ルーター、モデムとの違いは？

インターネットを使うための機器として、ホームゲートウェイのほか、ONU、ルーター、モデムなどがあります。見た目も似ていて、はじめて聞くと、どれがどれなのか混乱してしまうかもしれません。

ホームゲートウェイとONU、ルーター、モデムの違いを見ていきましょう。

ONUとの違い

ONUは、一言でいうと、光信号とデジタル信号の間の変換をしてくれる機器です。

光回線では、光ファイバーを通じて送られてきた光信号を、ONUでデジタル信号へ変換し、パソコンへ送り届けています。逆にパソコンが発するデジタル信号を光信号へ変換する機能もONUが果たしています。ONUなしでは光回線で通信することはできません。

ONUも工事の際に設置され、光回線から無料でレンタルされます。自前で購入する必要はありません。

ホームゲートウェイについては、ONU一体型、ONUの機能は付いていない単体型、どちらも存在します。いずれにせよ、光回線を使うとなると、ONUの機能を果たす機器は必須となります。

ルーターとの違い

ルーターは、Wi-Fiや有線LANなどで、パソコンやスマホなど複数のデバイスをインターネットに接続するための機器です。インターネット上の住所にあたるIPアドレスを重複することなく、各機器に割り振る役割も果たしています。

冒頭でも少し触れましたが、ホームゲートウェイは、Wi-Fi機能が付いており、ルーターとしても使えます。そのままWi-Fiが使えるタイプや、無線LANカードを有料レンタルして、本体に挿し込むことで、Wi-Fiが使えるタイプもあります。

モデムとの違い

モデムは、アナログ回線の信号をデジタル信号に変換する装置です。電話回線を利用したADSLでのインターネット、ケーブルテレビのインターネット、VDSL方式のマンションでのインターネットなどで用いられます。

光回線でのONUに近い役割を果たしますが、ホームゲートウェイとモデムは、全く別の機器を指しています。

ホームゲートウェイの種類

ホームゲートウェイの種類としては、「ONU一体型」と「単体型」の大きく2種類があります。

ONU一体型

ONUが一体になったタイプのホームゲートウェイです。別途、ONUは不要で、Wi-Fi機能があれば、ホームゲートウェイ1台でインターネットが使えます。

単体型

ONUが一体になっていないタイプのホームゲートウェイです。インターネットに接続するためには、別途、ONUやモデムが必要になります。

たとえば、共用スペースから各部屋までは電話回線を使って接続する「VDSL方式」のマンションの場合、ONUではなくモデムが必要となります。この場合はVDSLモデムと単体型のホームゲートウェイがセットでレンタルされることがあります。

ホームゲートウェイの接続方法

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ホームゲートウェイは、複数種類があり、接続方法も機器によって異なります。

ONU一体型のものであれば、光コンセントと配線コードで接続すれば、Wi-FiやLANケーブルでパソコンと接続してインターネットが使えます。電話機とも電話機コードで接続します。

ホームゲートウェイにはWi-Fi機能がありますが、ルーターを別途接続して使用することもできます。無線LANカードを使用する代わりに、ルーターを使用することも可能です。

ホームゲートウェイが「故障かな？」という時の対処方法

故障が疑われる場合は、まずは、ホームゲートウェイの再起動を試してみましょう。再起動で状態がリセットできれば、不具合が解消できる可能性があります。

熱がたまっている場合は、電源を切って少し時間をおいてから再起動を行います。合わせて、コンセントやケーブルの接続に不備がないか再度確認しておきましょう。

ホームゲートウェイへのWi-Fi接続で、「通信が不安定」「通信が遅い」という症状であれば、設置場所が悪い可能性もあります。設置場所の周りには、なるべく物を置かないことが重要です。設置場所としては、部屋の中央付近に床から1～2m程度高さを付けて設置できると理想的です。

どうしても解決が難しい場合は、契約先の問い合わせ窓口に相談してみてください。相談内容によって、窓口が分かれていることも多いです。故障や不具合の電話窓口を確認の上、問い合わせしましょう。

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