ホームゲートウェイのタイプは何種類?ONUなど周辺機器との違いや接続方法も解説

通信ノウハウ 通信機器

インターネット関連機器には、代表的なルーターやONUのほかに、ホームゲートウェイという種類もあります。

ホームゲートウェイは、光電話を利用する際に必要となる機器です。使用するにあたって知っておきたい注意点もあるため、正しく理解することをおすすめします。

また、ホームゲートウェイにはいくつかのタイプがあるので、実際に利用するときに困らないよう、各タイプの特徴を把握しておきましょう。

この記事では、ホームゲートウェイとほかの機器との違いや、ホームゲートウェイのタイプ、接続方法などを解説します。ホームゲートウェイを利用したい方は、ぜひ参考にしてください。

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記事サマリー

インターネット接続に使用する機器の種類

インターネットの接続には、さまざまな周辺機器が使われます。まずは、それぞれの周辺機器がどのような役割を持っているのかを理解しましょう。

  • ONU
  • モデム
  • ルーター
  • ホームゲートウェイ

以下では、上記4つの周辺機器について特徴を解説します。

ONUは光信号を変換する機器

ONUは、「Optical Network Unit」の略称で、光ファイバーケーブルを通って送られてくる光信号をデジタル信号に変換する光回線終端装置のことです。

光回線を利用してインターネットへつなげるためにはONUが必要となりますが、基本的に回線事業者から無料でレンタルされます。

モデムはアナログ信号を変換する機器

モデムは、アナログ信号をデジタル信号に変換する機器です。ONUと同じ変換器ですが、電話回線を利用したADSL回線やケーブルテレビ事業者が提供するCATV回線を利用してインターネットに接続するときに必要となります。

コンセントから送られてきた信号をデジタル信号に変換し、パソコンをインターネットにつなげる役割があり、ONUと同様に回線事業者から無料でレンタルされるのが一般的です。

なお、マンション(集合住宅)の配線方式のひとつであるVDSL方式では、VDSLモデム(VDSL宅内装置)が使われます。

ルーターは複数のデバイスをネット接続する機器

ルーターは複数のデバイスをインターネットにつなぐための機器です。無線LANを利用し、Wi-Fiで複数台につなぐ機能を有しているWi-Fiルーターは、知っている方も多いでしょう。

基本的にルーターには数か所のLANケーブル挿入口が付いており、モデムやONUからルーターを経由することで複数台のデバイスをインターネットにつなぐことができます。

ONUやモデムはインターネットの接続に必要不可欠ですが、1台のデバイスのみ接続するならルーターはなくても問題ありません。

また、ONUにはルーター機能が内蔵されたONU・ルーターの一体型もあり、ルーターを用意しなくても複数台のデバイスに接続できる場合もあります。

モデムやONUは回線事業者から無料でレンタルされますが、ルーターは基本的に自身で購入するケースが多いです。ただし、プロバイダによってはルーターの無料レンタルサービスを提供していることもあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。

ホームゲートウェイは光電話に対応したルーター

ホームゲートウェイは、光電話に対応したルーターです。前述したように、ルーターは複数のデバイスをインターネットにつなぐ役割のみ持ちますが、ホームゲートウェイはルーターの役割に加えて、光回線を用いた光電話への接続の役割も担います。

そのため、光電話の利用にはホームゲートウェイが必要です。ただし、ホームゲートウェイにはいくつか種類があるため、光電話の利用を考えている方は事前に確認しておくことをおすすめします。

なお、ホームゲートウェイは光電話のサービスに申込むと、回線事業者からレンタルされます。

ホームゲートウェイの3つのタイプ

ホームゲートウェイは、付帯する機能によって以下3つのタイプに分類されます。

  • ONU機能が付いたタイプ
  • ONU機能が付いていないタイプ
  • VoIP機能が付いたタイプ"

各タイプによって追加で必要な機器や特徴が変わるので、確認しておきましょう。

ONU機能が付いたタイプ

ONUの機能が付いたタイプは、ホームゲートウェイ1台でインターネットへの接続と光電話の利用ができ、なかにはWi-Fi機能を備えているものもあります。

なお、「ドコモ光」が提供しているドコモ光電話対応ルーターも、ONUと一体型のホームゲートウェイです。

ONU機能が付いていないタイプ

ONUの機能が付いていないホームゲートウェイは、インターネットへ接続するために別途ONUやモデムが必要になります。

こちらのタイプは、ONUやモデムをすでに利用している消費者が、光電話を申込んだときにレンタルされるケースが多いです。

なお、VDSL方式の配線方式が利用されているマンションでは、ホームゲートウェイとVDSLモデムがセットでレンタルされることもあります。

VoIP機能が付いたタイプ

VoIPとは「Voice over Internet Protocol」の略称で、IPネットワーク上で音声通話を実現する技術です。

VoIP機能が付いたタイプのホームゲートウェイでは音声信号のデジタル化を行い、一定の時間ごとにパケット化して回線使用効率が高いIPネットワークで送信するため、 通話料金が安くなるという特徴があります。

ホームゲートウェイを利用するときの注意点

イメージ

ここからは、ホームゲートウェイを利用するときの注意点を紹介します。事前に注意点を把握しておけば、利用後のトラブルを防ぎやすくなるでしょう。

レンタル料がかかることが多い

ホームゲートウェイは回線事業者からレンタルされますが、ONUやモデムのように無料ではなく基本的にレンタル料がかかり、料金は事業者によって異なります。

また、ホームゲートウェイで無線LAN機能を使うためには無線LANカードが必要となるのですが、こちらもレンタル料がかかるのが一般的です。

たとえば、「ドコモ光」が提供するドコモ光電話対応ルーターの料金は、以下のとおりです。

対象エリア利用形態月額使用料
東日本無線LAN機能を利用しない場合無料
無線LAN機能を利用する場合330円(税込)
無線LANカードを追加する場合330円(税込)/枚
西日本無線LAN機能を利用しない場合無料
無線LAN機能を利用する場合110円(税込)
無線LANカードを追加する場合110円(税込)/枚

なお、「ドコモ光」の場合、無線LAN機能を利用しなければ無料でレンタルできます。

二重ルーターになる可能性がある

ホームゲートウェイを利用する際にほかのルーターを接続すると、二重ルーターになる可能性があるため注意しなくてはなりません。

二重ルーターとは、ルーター機能を持った機器を2台以上設置している状態のことです。各機器へのIPアドレスの割り当てや、情報の宛先の判別などが2回行われてしまうため、通信速度が遅くなる場合があります。

基本的にホームゲートウェイを利用するときは、ほかのルーターを設置しないほうが良いでしょう。

ホームゲートウェイの設定方法

ホームゲートウェイでインターネットに接続する方法を確認しておきましょう。一般的には、以下の流れで接続を行います。

  1. ホームゲートウェイとデバイス、機器、光電話をつなげる
  2. ホームゲートウェイと光コンセントをつなげる
  3. 電源アダプターを挿して電源をONにする
  4. デバイスで接続設定を行う

まずはホームゲートウェイとデバイスや光電話などをLANケーブルでつなぎます。機器によって異なりますが、基本的に4つ並んでいるのがデバイスや機器のポートであり、2つ並んでいるのが光電話のポートです。

デバイスや光電話を接続後は、光コンセントとホームゲートウェイをつなげます。そして全てをケーブルでつないだら、電源アダプターをコンセントに挿してホームゲートウェイの電源をONにします。

最後に、デバイスでインターネットの接続に必要な設定を完了させて終了です。

なお、無線LANカードをレンタルしている場合は、スロットにカードを挿入すれば無線LANでの通信が可能になります。

「ドコモ光」ではONU一体型のホームゲートウェイをご用意

ホームゲートウェイを利用するなら、「ドコモ光」と「ドコモ光電話」の利用をぜひご検討ください。「ドコモ光電話」は、「ドコモ光」のプラン料金に加えて月額550円(税込)で利用できる固定電話サービスです。

両者の契約でレンタルを行うドコモ光電話対応ルーターは、ONUが一体になっているためスペースを取らず、室内にスマートに設置できます。

本体のレンタルは無料ですし、無線LANカードのレンタルも月々110円(税込)または330円(税込)なので、無線LANでの接続でも経済的です。

また、無線LANカードをレンタルしない場合、自身でWi-Fiルーターを準備しなくては無線LAN接続ができませんが、「ドコモ光」ならWi-Fiルーターの無料レンタルを行っているプロバイダもあります。

複数社から自身の環境に合わせた最適なプロバイダを選択できるので、快適なインターネット環境を整えやすいでしょう。

「ドコモ光」が提供する2つのプランの詳細は、以下の表よりご確認ください。

月額料金(ドコモ光 1ギガ)※1(マンション)
タイプA:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込)
タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込)
単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込)
(戸建)
タイプA:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込)
タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込)
ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込)
月額料金(ドコモ光 10ギガ)※2タイプA:定期契約あり6,930円(税込)、定期契約なし8,580円(税込)
タイプB:定期契約あり7,150円(税込)、定期契約なし8,800円(税込)
単独タイプ:定期契約あり6,490円(税込)、定期契約なし8,140円(税込)
契約期間なし または 2年定期契約
最大通信速度※3ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps
ドコモ光 10ギガ※4:最大10Gbps
申込み方法①ご相談フォームで受付
②ご相談(希望の曜日・時間に電話)
③申込み完了(そのまま電話で申込み可能)

※1 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込))(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※2 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります(2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、14,300円(税込)の解約金がかかります)。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※3 ベストエフォート値による最大通信速度
※4 提供エリアは一部地域に限る

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ONUが付いたホームゲートウェイで光回線と光電話を使ってみよう

インターネット接続に使用する機器には、ルーターやONUといったさまざまな種類があります。そのうちホームゲートウェイとは、光電話に対応したルーターのことです。

なかでもONU一体型のホームゲートウェイは、1台で光回線との接続、複数台のデバイスと接続、光電話の利用ができるため、光回線と光電話を利用する方におすすめです。

「ドコモ光」の場合、「ドコモ光電話」にも契約すると、ONUが一体になったドコモ光電話対応ルーターのレンタルを行っています。ホームゲートウェイの利用を考えている方は、ぜひ「ドコモ光」をご検討ください。

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※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

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