LTE回線とは?VoLTEの概要や3G・4G・5G・Wi-Fiとの違いを解説

通信ノウハウ

最近では、日本全国で「5G」が広く普及してきましたが、現在もスマホやタブレットの利用時に「LTE」と表示される場合があります。

LTEの意味を漠然と理解していても、明確に説明するのは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、LTE回線の特徴やVoLTEについて詳しく解説します。併せて、3Gや4G、5Gとの違いやLTE回線の活用場面も解説するので、ぜひ参考にしてください。

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記事サマリー

LTE回線とは?

LTEとは「Long Term Evolution」の頭文字を取った略称で、2010年にサービスが開始された「3.9世代移動通信システム(3.9G)」をさす言葉です。

携帯電話会社が提供するモバイル通信規格のひとつで、日本全国に設置された基地局を介してインターネット接続を行います。

LTE回線では、以前の移動通信システム(3G)に比べて広範囲での利用が可能で、高速な通信を実現しています。

一方、特定の場所や時間帯に利用者が集中すると回線が混雑し、通信速度が低下する場合があります。

なお、現時点ではLTE回線の利用には携帯電話会社との契約が必要で、事業者によっては1か月あたりのデータ通信量に上限が設けられています。

VoLTEとは?

LTEとよく似た言葉に「VoLTE(ボルテ)」が挙げられます。VoLTEとは、「Voice over LTE」の略称で、LTEのネットワークを使って音声通話を行う技術の名称です。

3Gが主流だった時代の音声通話に比べ、VoLTEの普及でより高音質な通話が可能となりました。

また、VoLTEでは、音声通話を行いながら高速データ通信ができ、呼び出し音がなるまでの時間が短縮されたサービスなどもあります。

LTE回線と3G・4G・5G・Wi-Fiとの違い

3Gから発展したLTE は2010年にサービスが開始されましたが、移動通信システムは日々進化を続けています。

LTEの商用開始から約10年後の2020年3月には、「第5世代移動通信システム(5G)」の商用サービスが提供開始されています。

LTE回線と3G・4G・5G・Wi-Fiは、いずれもモバイルデータ通信をさす言葉として共通していますが、登場した時代や背景は異なります。

本項目では、LTE回線と3G・4G・5G・Wi-Fiの違いを解説します。

3Gとの違い

「3G」は、日本国内で購入したデバイスを全世界で使えることを目指し、1999年に国際電気通信連合(ITU)で「IMT-2000」として標準化された通信規格の名称です。

日本では、W-CDMA方式とCDMA2000方式の2種類が採用され、CDMA技術により高速・大容量通信が実現しました。デバイスの多機能化も進み、カメラを搭載した携帯電話が登場したのも同時期です。

なお、LTEは3.9Gとも呼ばれますが、3Gから4Gへの進化の過程で開発された通信規格をさします。

4Gとの違い

「4G」は、スマホの登場で従来のフィーチャーフォンから移行が始まった時期に商用利用が開始された、「第4世代移動通信システム」の名称です。

3Gに比べて、より多くのデータを速く送れるようになり、動画の視聴などがさらに快適に楽しめるようになりました。

4GとLTEは混同されるケースも多いですが、LTEは3.9世代移動通信システムとも呼ばれ、厳密には4Gと違う意味を持つ言葉です。

ただし、LTEを4Gと呼ぶことが正式に認められていることもあり、現在はほぼ全ての事業者がLTEを「4G」と表記しています。

5Gとの違い

2020年には、さらに高速・低遅延な「5G」の提供が始まりました。

5Gの主要性能は以下のとおりで、IoTや自動運転など新たな技術の基盤として期待されています。

  • 超高速:LTEと比べて100倍高速な通信を実現
  • 低遅延:遠隔でもリアルタイムに建機やロボットの遠隔操作が可能
  • 多数同時接続:家電やセンサーなど身の回りのあらゆる機器がネットに接続

広い範囲でデータ通信が利用できるLTEと比べ、日本で5Gを利用できるのは一部のエリアに限定されていますが、5GはLTEの100倍高速な通信が可能です。

Wi-Fiとの違い

Wi-Fi(Wi-Fi Fidelity)とは、デバイスをワイヤレスでインターネットに接続する「無線LAN」規格のひとつです。

米国電気電子学会(IEEE、アイトリプルイー)の「IEEE802.11シリーズ」を利用した無線通信をさす国際標準の通信規格で、業界団体のWi-Fi Alliance(ワイファイ アライアンス)がWi-Fiの認定を実施しています。

Wi-Fiでは、主に2.4Ghz帯と5GHz帯の周波数帯が利用され、アクセスポイントの設置で多数のデバイスを同時に接続できる点が特徴です。

一方、LTE(モバイルデータ通信)を利用できるデバイスは限られており、LTEを利用するためには通信事業者と契約をしてSIMを発行する必要があります。

なお、Wi-Fiについては、以下の記事で詳しく解説しているので、こちらも併せてご覧ください。

「ワイファイ(Wi-Fi)の仕組みや無線LANとの違いとは?利用方法や選び方も解説」

LTE回線の活用場面

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LTE回線の普及により、場所を選ばずにスマホで手軽に動画視聴やSNS、Web閲覧を楽しめるようになりました。

LTE対応のパソコンなら、スマホと同様の使い方で外出先でも気軽にインターネットに接続できます。

また、以下の特徴を持つ「プライベートLTE」を使えば、セキュリティ性に優れたネットワークの構築も可能です。

  • 通信事業者が提供する閉域LTEネットワークを利用可能
  • 高セキュリティなクローズド環境のネットワーク構築が可能
  • 外部からの干渉を受けにくい
  • 機密情報を扱う工場・病院・学校などに適している

さらに、LTE対応ルーターを活用すれば、有線を引かずに屋外でインターネット環境を構築することも可能です。

防犯カメラやハウス栽培、自動車内でのインターネット利用など、さまざまな場面で活用されています。

LTE回線を利用するために必要なもの

LTE回線を利用するには、下記のいずれかを用意する必要があります。

  • LTE対応デバイス(スマホ、タブレットなど)
  • LTE対応モバイルWi-Fiルーター

上記はいずれもSIMを利用してLTE回線に接続します。SIMは、携帯電話会社との契約で入手できます。

近年では、物理的なSIMカードが不要な「eSIM」も登場しており、さらに利便性が向上しています。

eSIMについて詳しく知りたい方は、以下も併せてご覧ください。

「eSIMとは?メリット、デメリットや活用方法、利用までの流れを解説」

LTE回線でのインターネット利用なら「ドコモ光」がおすすめ

LTE回線は、手元のスマホやタブレットで手軽にインターネットを使える便利なサービスです。

一方、ひと月あたりのデータ容量に上限が設けられているケースも多く、ギガ不足などに悩まされている方も多いのではないでしょうか。

LTE回線のデータ容量を気にせずインターネットを使いたいなら、光回線の「ドコモ光 10ギガ」がおすすめです。

「ドコモ光 10ギガ」には、以下の特徴とメリットがあります。

  • 月額料金は2年定期契約で6,380円(税込)〜※1
  • 複数のプロバイダから好みの事業者を選べる
  • 新規工事料は特典で実質無料※2
  • 「ドコモ」のスマホとのセット割で最大1,100円(税込)の割引※3
  • dカード GOLD※4で料金を支払うと効率的にdポイントがたまる※5
  • そのほか特典が盛りだくさん

「ドコモ光」では、新規お申込みの方であれば工事料に相当するdポイント(期間・用途限定)をプレゼントする特典※2もあります。利用開始月の1か月後の月から24か月間にわたって分割して進呈されます。

「ドコモ光」のご利用料金1,000円(税抜)につき、dポイントを10ポイントためられます。また、「ドコモ光」の料金の支払いをdカード GOLD※4で行う場合は、条件を満たす場合は通常の10倍のポイントがたまります※5。

dカード GOLDを利用している方であればdポイントを効率良くためられるので、おすすめです。

なお、「ドコモ光 10ギガ」の2025年3月25日現在の提供エリアは、こちらからご確認いただけます(提供エリアは順次拡大予定)。

また、「ドコモ光」はベストエフォート型サービスです。最大通信速度は技術規格上の最大値となり、お客さま宅内での実使用速度はお客さまのご利用環境・ご利用機器、回線の混雑状況などによって低下する可能性がある点にはご注意ください。

快適な通信速度を求めている方は、ぜひ「ドコモ光 10ギガ」を検討してみてはいかがでしょうか。

※1 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※2 回線工事種類に応じたdポイントをプレゼントいたします。特典進呈期間中に「ドコモ光」を解約となった場合、解約月の1か月後の月からdポイント(期間・用途限定)の付与は終了となります。新規契約の契約事務手数料(3,300円(税込))は別途必要となります。特典適用対象工事料は「ドコモ光」の通常工事料のみとし、土日・祝日工事の追加工事料、「ドコモ光電話」などのオプション工事料、工事内容によって発生する追加料金は無料特典の適用外です。
※3 「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※4 dカード GOLDの年会費は11,000円(税込)、入会には一定の審査があります。
※5 ドコモのケータイ/「ドコモ光」のご利用金額1,000円(税抜)につき100ポイント進呈いたします。各種割引サービス適用後の基本使用料、通話・通信料、付加機能使用料の金額となります(ただし、FOMAサービスの利用金額のうちFOMA位置情報/FOMAユビキタスサービスにかかる基本使用料および通信料は除きます)。各種手数料、電報料、コンテンツ使用料/iモード情報料、コレクトコール通話料、ケータイのご購入代金分割支払金/分割払金、ドコモ口座による利用代金(送金依頼額および利用料)、消費税、「ケータイ補償サービス」「ケータイ補償 お届けサービス」ご利用時のお客さまご負担金、「ドコモ光」事務手数料・工事料および光訪問サポート利用料など1回ごとにお申込みが必要となるサービスなどはdポイント進呈の対象外となります。

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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

LTEとは従来の3Gが高速化したモバイルデータ通信の規格

LTEとは、「Long Term Evolution」の頭文字を取った略称で、携帯電話会社が提供するモバイルデータ通信(インターネット接続)をさす言葉です。

従来の3Gよりも高速通信が可能で、広範囲で利用できる点が大きなメリットです。

一方、LTEには、特定の場所や時間帯に利用者が集中すると回線が混雑し、通信速度が低下したり、事業者によってはデータ容量の上限が設けられていたりするなどのデメリットがあります。

なお、データ容量の上限を気にせずにインターネットを使いたいなら、光回線の導入がおすすめです。

光回線は通信制限がない場合が多く、「ドコモ光」も通信制限を設けていません※6。そのため、動画の視聴やオンラインゲームも長時間快適に楽しめます。

光回線サービスを提供する事業者は数多く存在しますが、なかでもおすすめのサービスは「ドコモ」が提供する最大10Gbps※7対応の「ドコモ光 10ギガ」です。

より快適な通信速度でインターネットを利用したいと考えている方は、「ドコモ光 10ギガ」へのお乗り換えをご検討ください。

※6 データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。
※7 ベストエフォート値による最大通信速度

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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

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