ONUの設定は何をすれば良い？接続方法やつながらないときの対処法を解説

2024.10.11

ONUの設定は何をすれば良いのか、光回線の契約などにあたって気になっている方もいるかもしれません。ONUは光回線で必須となる通信機器です。

ONUの設定を含む光回線の初期設定としては、ONUの配線、ルーターとの接続、ルーター・デバイスの設定を順に実施します。

本記事では、ONUの設定や接続方法、設定後につながらないときの対処法を解説します。

記事サマリー

「ONU」とは光回線で信号を変換する通信機器

ONU(光回線終端装置)は、光信号とデジタル信号の変換を行う通信機器です。光回線を利用するためには、ONUが必須となります。

光回線の光ファイバーの回線上では、「光信号」でデータ通信を行っています。光回線のインターネットを契約すると、この光ファイバーケーブルが自宅まで引き込まれます。

一方で、パソコンやスマホなどのデバイス上では「デジタル信号」が使われています。

デバイスがデータを受信するときは「光信号⇒デジタル信号」の変換を、デバイスがデータを発信するときは「デジタル信号⇒光信号」の変換を、ONUが行います。

ONUについて、詳しくは以下の記事もご覧ください。

「光回線に必要なONUとは？モデムやルーターとの違いをわかりやすく解説」

ONUの種類

ONUの種類としては、主に以下が挙げられます。

種類	概要
GE-ONU	光回線によるインターネットのための純粋なONU
V-ONU	光回線でテレビを視聴するときに使う通信機器
GV-ONU	GE-ONUとV-ONUが一体となった通信機器
GE-ONU一体型ホームゲートウェイ	GE-ONUと一体型のホームゲートウェイ
GV-ONU一体型ホームゲートウェイ	GV-ONUと一体型のホームゲートウェイ

光回線のインターネットで使う純粋なONUは「GE-ONU」と呼ばれます。GE-ONUの代わりに「GV-ONU」など、ほかの機能と一体になったONUが設置されることもあります。

ホームゲートウェイは、光電話対応ルーターのことで、光回線と光電話を契約した場合、ONUの代わりに、GE-ONU一体型ホームゲートウェイや、GV-ONU一体型ホームゲートウェイ(光テレビを契約した場合)が設置されることがあります。

なお、ホームゲートウェイについては、以下の記事もご覧ください。

「ホームゲートウェイとは？ONU・ルーター・モデムとの違いも解説」

ONUの接続方法・初期設定

光回線を契約して工事が完了した後は、ONUの接続・初期設定を実施します。ONUの接続・設定を含むインターネットの利用をはじめるための初期設定の手順は、次のとおりです。

ONUを光コンセントに接続する
ONUをルーターと接続する
ルーターの初期設定をする
デバイス側の接続設定をする

各手順を詳しく見ていきましょう。

ONUを光コンセントに接続する

ONUは、壁に設置された「光コンセント」に接続して使用します。

自宅に光回線が導入されると、自宅まで光ファイバーが引き込まれ、光コンセントまで光ファイバーが通じている状態になります。

ONUと光コンセントは、光ファイバーケーブルで接続します。ONU、光コンセントのそれぞれに光ファイバーケーブルの端子を差し込むことで接続が可能です。ONUを電源コンセントに接続して電源をONにすることも忘れずに行いましょう。

なお、自宅に光ファイバーを導入する開通工事(派遣工事)がある場合には、工事担当者がONUの配線(光コンセントへの接続)まで実施します。

自宅に光ファイバーが導入済みで、NTT局所内で工事が完結する無派遣工事となる場合には、ONUなどが郵送で届くため、利用者ご自身で上記の配線を行います。

ONUをルーターと接続する

ONUとWi-FiルーターはLANケーブルで接続します。

Wi-Fiルーターには、LANケーブルの差し込み口として「WANポート」と「LANポート」の2種類が備わっています。ONUとWi-Fiルーターを接続する際には、「WANポート」の方を使用してください。

WANポートはインターネットなどと接続するための差し込み口であり、LANポートは家庭内などのネットワーク(LAN)と接続するための差し込み口です。パソコンとWi-Fiルーターを有線接続する場合には、LANポートの方を使用します。

WANポートとLANポートの違いについては、以下の記事もご覧ください。

「ルーターのLANポートとWANポートのどっちにケーブルを挿せば良い？違いを解説」

ルーターの初期設定をする

光回線の導入後にWi-Fiルーターの初期設定が必要になることがあります。たとえば、IPv6(PPPoE接続)の光回線では、初期設定のひとつとしてプロバイダから送られてくるID・パスワードによる設定が必要です。

製品の取扱説明書や、光回線サービスの公式サイトや案内を参照しながら必要な初期設定を行いましょう。

デバイス側の接続設定をする

あとはデバイス側のWi-Fi接続設定をすれば、インターネットが使えます。

スマホ(iPhone、Android)、パソコン(Windows 11、Mac)のWi-Fi接続設定の手順は、それぞれ次のとおりです。

デバイスの種類	Wi-Fiの接続設定の手順
iPhone	1. 「設定」>「Wi-Fi」の順に選択 2. 接続したいネットワーク名をタップ 3. パスワードを入力して接続
Android	1. 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「インターネット」の順に選択 2. 接続したいネットワーク名をタップ 3. パスワードを入力して接続
Windows 11	1. 画面右下の通知領域にある「ネットワーク」アイコンをクリック 2. Wi-Fi のボタンの「>」のマークをクリック 3. 接続したいネットワーク名をクリック 4. パスワードを入力して接続
Mac	1. メニューバーの Wi-Fi のマークを選択 2. 接続したいネットワーク名をクリック 3. パスワードを入力して接続

ONUの設定をしてもつながらないときはどうすれば良い？

イメージ

ONUの設定をしてもインターネットがつながらないときは、以下の対処法を試してみましょう。

配線の抜けを確認する
通信機器の再起動を試す
ONUのランプを確認する

配線の抜けを確認する

まずは配線の抜けがないか確認してみましょう。

光コンセント・ONUへの光ファイバーケーブルの接続部分や、Wi-Fiルーター・ONUへのLANケーブルの接続部分について、端子が奥までしっかり差し込まれているか確認してみてください。

通信機器の再起動を試す

ONUやルーターの再起動を試してみましょう。再起動で状態をリセットすることで、一時的な不具合が解消できる可能性があります。

ONUもルーターも電源コンセントから電源アダプタを抜くことで、電源がOFFになります。電源を落とした後に、数十秒ほど時間をおいてから再度電源アダプタを電源コンセントに差し込んで電源をONにしましょう。

ONUのランプを確認する

ONUのランプが異常を示す点灯をしていないか確認してみましょう。ONUのランプの点灯状態の意味※は、一例として以下のとおりです。

ランプの種類	点灯状態の内容
認証ランプ	緑点灯：正常な状態消灯：機器が故障または準備中
UNIランプ	緑点灯：正常な状態緑点滅：LAN経由でデータ送受信中消灯：LAN側のリンクが切れている状態
光回線ランプ	緑点灯：正常な状態橙点滅：ファームウェアをダウンロード中橙点灯：機器が故障または準備中消灯：光回線とのリンクダウン状態
電源ランプ	緑点灯：正常な状態赤点滅：ファームウェアのダウンロード完了赤点灯：機器の故障消灯：電源OFFの状態

※上記の内容はあくまで代表的なONUの例であり、機種により異なることがあります。詳細はご利用中の機器の取扱説明書などをご確認ください。

ONUの初期設定がわからないときはどこに相談すれば良い？

ONUの初期設定がわからない/つながらないときは、まずは契約先のWebサイトなどでトラブルシューティングをチェックしてみましょう。どうしてもわからないときは、各インターネットの窓口に電話、メール、チャットなどで相談してみてください。

なお、「ドコモ光」の場合は、おたすけロボット(チャットボット)で診断が可能です。

「ドコモ光」では初期設定などのサポートオプションを提供中

「ドコモ光」では、「ネットトータルサポート」を月額550円(税込)で提供しています。通信につながる機器※1をまるごとサポートするオプションサービスです。

初期設定・ネットワーク接続・トラブル対処方法などを、専門オペレーターがユーザーのパソコン画面を確認しながら遠隔サポート(機器によっては音声案内でサポート)します。

また、ネットトータルサポートでは、別途有料(基本訪問料金6,600円(税込)＋個別メニュー料金)での「訪問サポート」も利用可能です。ソフトウェアの初期設定・ネットワーク接続・基本操作などのサポートが受けられます。

なお、「ドコモ光」への新規お申込みでは「ドコモ光新規工事料無料特典」が適用可能です。通常工事料が無料※2になり、初期費用が抑えられます。

「ドコモ光」の料金プランは、最大10Gbps※3に対応する「ドコモ光 10ギガ※4」、全国エリアの「ドコモ光 1ギガ」の大きく２種類です。

「ドコモ光」が提供する2つのプランの詳細は、以下の表よりご確認ください。

月額料金 (ドコモ光1ギガ)※5	(マンション) タイプA・C：定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込) タイプB：定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込) 単独タイプ：定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込) (戸建) タイプA・C：定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込) タイプB：定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) 単独タイプ：定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込) ドコモ光ミニ：定期契約あり2,970～6,270円(税込)、定期契約なし4,620～7,920円(税込)
月額料金 (ドコモ光10ギガ)※6	タイプA・C：定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込) タイプB：定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込) 単独タイプ：定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
契約期間	なしまたは 2年定期契約
最大通信速度※3	ドコモ光 1ギガ：最大1Gbps ドコモ光 10ギガ※4：最大10Gbps
お申込み方法	①ご相談フォームで受付 ②ご相談(希望の曜日・時間に電話) ③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能)

※1 通信につながる機器とは、パソコン、パソコン周辺機器、テレビ、ルーターなど、ドコモが別途指定する機器をいいます。
※2 新規契約の契約事務手数料(3,300円(税込))は別途必要となります。特典適用対象工事料は「ドコモ光」の通常工事料のみとし、土日・祝日工事の追加工事料、「ドコモ光電話」などのオプション工事料、工事内容によって発生する追加料金は無料特典の適用外です。
※3 ベストエフォート値による最大通信速度
※4 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
※5 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※6 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。

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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」「eximo ポイ活」「irumo（0.5GBを除く）」「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト（1GB超）」「ギガホプレミア」「ギガホ」「ギガライト（1GB超）」の契約者が対象です。「5Gギガライト／ギガライト（1GB超～3GB）」は550円／月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。