IPv6を無効化するメリット・デメリットとは?設定方法を紹介!

通信ノウハウ

「IPv6」という言葉は知っていても、目的や機能をよくわかっていない方もいるのではないでしょうか。快適で安全にインターネットを利用するためにも、IPv6について知っておくと良いでしょう。

本記事では、IPv6とは何か、IPv6を無効化するメリット・デメリットを解説します。併せて、IPv6を無効化する方法も説明するので、ぜひ参考にしてください。

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記事サマリー

IPv6とは?

IPv6とは、現在主流であるIPv4の後継となるインターネット・プロトコルです。インターネット・プロトコルとは、ネット上でのデータのやり取りを適切に行うためのルールセットのことをさします。以下で、IPv6の特徴やIPv4との違いを、以下で詳しく説明します。

IPv6の特徴

IPv6の特徴は、扱えるIPアドレスの多さです。IPアドレスとは、ネット上での住所のようなもので、我々が居住している住居の住所がそれぞれ異なるように、インターネットに接続するデバイスにもそれぞれ異なるIPアドレスが割り振られています。

IPv6では、IPアドレスを128ビットの数値として取り扱っており、これにより2の128乗個(約340澗個)のIPアドレスを用意できます。1澗は1の後にゼロが36個並ぶ数字です。1億が1の後にゼロが8個、1兆が1の後にゼロが12個並ぶ数字と途方もなく大きな数字であることがわかります。

IPv6の登場前は、IPアドレスの枯渇が懸念されていましたが、IPv6の登場によりその懸念が払拭されました。また、IPv4よりもセキュリティ面で優れていることも、IPv6の大きな特徴です。

IPv4との違い

IPv4とIPv6は、主に扱えるIPアドレスの数や接続方式、セキュリティの強度といった点で違いがあります。いずれもインターネットを安全・快適に利用するために重要なポイントですが、IPv6がIPv4に勝っています。IPv4とIPv6の違いをより詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

IPv6とは?IPv4との違いやIPoE・PPPoEの接続方式についても解説

IPv6を無効化するメリットはない

先述したように、IPv6はIPv4と比べると多くの点でメリットがあります。そのため、基本的にIPv6を無効化するメリットはありません。

ただし、IPv6を利用するためには使用しているパソコンなどのデバイスが、IPv6アドレスに対応している必要があります。持っているデバイスがIPv6に対応していない場合は、無効化することでデバイスを使い続けることができます。

IPv6を無効化するデメリット

IPv6を無効化するデメリットは、主に以下が挙げられます。

  • 通信速度が低下する
  • セキュリティリスクが高まる
  • IPv6のみに対応しているサイトが閲覧できなくなる

それぞれのデメリットを、詳しく説明します。

通信速度が低下する

先述したように、IPv6とIPv4では接続方式が異なることで、通信速度にも差が生じます。一般的にIPv4よりもIPv6のほうが高速で通信できるため、IPv6を無効化すると、通信速度が遅くなる可能性が高いです。

セキュリティリスクが高まる

IPv6のセキュリティ性能は、IPv4よりも高いです。IPv6を無効化すると、外部からの不正アクセスなどを受けやすい状態になります。あんしんしてインターネット接続を行いたいなら、IPv6を利用するのが望ましいでしょう。

IPv6のみに対応しているサイトが閲覧できなくなる

IPv6とIPv4には互換性がないので、IPv6のみに対応しているWebサイトはIPv4では閲覧できません。現在はIPv4からIPv6への過渡期なので、IPv6のみに対応しているサイトがそこまで多いわけではありません。ただし、今後IPv6のみに対応しているサイトが増えてくるであろうことは、考慮する必要があります。

IPv6を無効化する方法

IPv6を無効化する方法は、OSによって異なります。Windows、Mac、iOS、AndroidでIPv6を無効化する方法は、それぞれ以下のとおりです。

Windows

  1. 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの詳細設定」と進む
  2. 「ネットワーク アダプター オプションの詳細」を選択する
  3. 「アクティブなネットワークアダプター」を右クリックし、「プロパティ」を選択する
  4. 「インターネット プロトコル バージョン6(TCP/IPv6)」のチェックを外し、IPv6を無効にする
  5. 「OK」をクリックして変更を保存し、パソコンを再起動する

Mac

  1. 「システム環境設定」→「ネットワーク」と進む
  2. ネットワークを選択し、「詳細設定」をクリックする
  3. 「TCP/IP」タブをクリックし、「IPv6の設定」内のドロップダウンメニューから「ローカル専用リンク」を選択する
  4. 「OK」をクリックし、パソコンを再起動する

iOS

  1. 「設定」を選択し、Wi-Fi SSIDの横にある「i」を選択する
  2. DNSの設定でマニュアルを選択し、IPv6 DNSアドレスを削除する

Android

  1. 「設定」→「モバイルネットワーク」と進む
  2. お使いのモバイルネットワーク事業者の下にある「アクセスポイント名」というオプションを選択する
  3. 「アクセスポイントの編集」タブで、APNプロトコル設定を確認する
  4. IPv4を選択する

※機種により操作手順の詳細は異なります

IPv6の設定方法を詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

IPv6の設定方法を徹底解説!正しく接続して快適なインターネット生活を楽しもう

IPv6に対応している光回線なら「ドコモ光」がおすすめ

IPv6を利用したい場合、利用するデバイスだけでなく、光回線もIPv6に対応している必要があります。IPv6に対応している光回線なら、「ドコモ光」がおすすめです。「ドコモ光」のメリットは、主に以下が挙げられます。

  • 超高速の10ギガプランがある
  • 通信制限がないのであんしんして使える
  • IPoE方式のIPv6インターネット接続機能に対応している

光回線の一般的な通信速度は、1Gbpsです。これはほかのインターネット接続手段と比べると十分な速さですが、「ドコモ光」には最大通信速度10Gbpsの「ドコモ光 10ギガ」もあります。そのため、高速通信環境を構築したい方には、「ドコモ光 10ギガ」がおすすめです。

なお、「ドコモ光 10ギガ」は提供エリアが限定されているため注意しましょう。現在の提供エリアは、こちらからご確認いただけます(提供エリアは順次拡大予定)。また、「ドコモ光」はベストエフォート型サービスです。最大通信速度は技術規格上の最大値となり、お客さま宅内での実使用速度はお客さまのご利用環境・ご利用機器、回線の混雑状況などによって低下します。

光回線は通信制限がない場合が多く、「ドコモ光」も通信制限を設けていません※。そのため、動画の視聴やゲームなど大容量のデータをダウンロードしやすくなります。

IPv6は、IPv4の後継となる次世代のインターネット・プロトコルです。通信速度が安定するのはもちろんのこと、セキュリティ面でもあんしんなメリットがあるので、仕事でインターネットを利用する方にもおすすめです。なお、IPv6通信を利用する場合は、使用しているパソコンなどのデバイスがIPv6アドレスに対応している必要があります。

IPoE方式のIPv6インターネット接続を利用すると、IPv6に対応したサービス(Webサイトの閲覧や動画配信サービスの視聴など)を快適に利用しやすくなるでしょう。

IPv6に対応している光回線をお探しなら、ぜひ「ドコモ光」の利用を検討してみてください。

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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

※混雑の原因となる大量のトラフィックを発生させているお客さまに対し、帯域を制御すること等により本サービスの速度を制限することがあります。

IPv6でインターネットを快適に利用しよう

イメージ

IPv6はIPv4の後継のインターネット・プロトコルで、扱えるIPアドレスの数やセキュリティ強度などの点で、IPv4よりも優れています。IPv6を無効化するメリットは基本的にないので、IPv6に対応しているデバイスを利用している限りは、IPv6を利用するのがおすすめです。

IPv6に対応しているネット回線の利用を検討している方には、「ドコモ光」がおすすめです。「ドコモ光」はIPv6に対応していることにより、高速のインターネット通信が可能です。大容量のデータをダウンロード・アップロードする場合も、データ容量のことを気にする必要はありません。

IPv6に対応しているネット回線をお探しの方は、ぜひ「ドコモ光」を検討してみてください。

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※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

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