マンションのLANケーブル差し込み口を配線方式別に紹介！設置場所の探し方も解説

2024.04.18

マンションで光回線を利用するためには、LANケーブル差し込み口を見つける必要があります。

しかし、LANケーブル差し込み口には種類があるほか、設置されていないケースもあるため、LANケーブル差し込み口の特徴や見つけ方を知っておくことが大切です。

本記事では、マンションに設置されているLANケーブル差し込み口の種類や、探し方を解説します。

また、LANケーブル差し込み口がない場合の設置方法にも触れるので、ぜひ参考にしてください。

記事サマリー

マンションに設置されているLANケーブル差し込み口の種類

マンションでは、共有スペースまで光回線を引き込み、そこから各部屋への配線方法によって、「光配線方式」「LAN配線方式」「VDSL方式」の3つに分かれます。

どの配線方式が採用されているかによって、LANケーブル差し込み口の種類が異なるため、特徴を理解する必要があります。以下、LANケーブル差し込み口の種類と特徴を紹介します。

光配線方式「光コンセント」

光コンセントとは、光回線とONU(光回線終端装置)の接続用に設置された差し込み口(コンセント)です。光コンセントには、一体型タイプと分離型タイプがあります。

種類	特徴
一体型タイプ	光コンセント、電話用モジュラージャック、テレビ用のアンテナ端子など複数のコンセントがまとまっているタイプ
分離型タイプ	電源コンセントなどと別に単独で設置されているタイプで、簡易的な箱形ケースの形状が多い

なお、室内に光コンセントが設置されている場合は、光配線方式の接続です。

光配線方式では、共有スペースから各部屋まで光ファイバーケーブルで配線されているため、マンションの配線方式のなかでは一番通信速度が速い傾向があります。

LAN配線方式「LANコンセント」

壁に設置されている「LAN」と記載された差し込み口は、LANコンセントです。形状はLANポートと同様のものになります。

室内にLANコンセントがある場合は、共有スペースから各部屋までLANケーブルで配線するLAN配線方式です。

LAN配線方式は、光配線方式に比較的近い通信速度ですが、配線にLANケーブルが使われているため、通信の安定性は光配線方式より劣る傾向があります。

VDSL方式「モジュラージャック」

室内にモジュラージャックがある場合は、VDSL方式になります。モジュラージャックとは、電話機などの接続のために使われる差し込み口です。

VDSL方式は、共有スペースから電話回線を利用して各部屋まで配線するため、通信速度・安定性ともに、マンションの配線方式のなかでは一番劣る傾向があります。

マンションの部屋に設置されたLANケーブル差し込み口の探し方

前述のように、配線方式によってLANケーブル差し込み口の種類は異なりますが、何かしらの差し込み口がある場合には、すでにマンションにインターネット回線の設備がある状態です。

マンションでは、差し込み口の有無でインターネット回線の契約方法が異なるため、まずは差し込み口の有無を確認しましょう。

一般的に、LANケーブル差し込み口が設置されている主な場所は、以下のとおりです。

リビングの壁
電話モジュラージャック付近
テレビ用アンテナ端子の近く
エアコンダクト付近
電気用コンセント付近

また、ご自身で探し出せないときは、大家さんや管理会社に直接聞いて確認する方法もあるので、尋ねられる状況であれば聞いてみると良いかもしれません。

部屋の壁に設置してあるLANケーブル差し込み口はそのまま使える？

部屋の壁に設置してあるLANケーブル差し込み口は、賃貸契約の内容によってそのまま使える場合と、使えない場合に分かれます。

マンションを契約する時点でインターネットサービスが含まれている場合には、入居時点でそのまま利用できます。一般的に「インターネット完備」の文言があるマンションは、そのまま利用できる可能性が高いです。

なお、LANケーブル差し込み口の種類によって、LANケーブルをつなげる方法が異なります。以下のとおり、LANコンセント以外は、ONUやモデムのLANポートにLANケーブルを挿します。

光コンセント：ONU(回線終端装置)のLANポートに挿す
LANコンセント：そのままLANコンセントのポートに挿す
モジュラージャック：モデム(VDSL宅内装置)のLANポートに挿す

一方、部屋にLANケーブル差し込み口があっても、プロバイダの契約がされていない場合は、そのまま利用することができません。この場合、インターネットを利用するためには、入居後にプロバイダとの契約が必要です。

一般的に「インターネット対応」の文言があるマンションは、プロバイダ契約が必要になることを覚えておきましょう。

もしどちらか判断できない場合は、大家さんや管理会社に確認することをおすすめします。

Wi-Fi接続や複数台での利用は別途ルーターの用意が必要

契約時にインターネットサービスの利用が含まれている場合は、そのまますぐにインターネットを利用することが可能です。

ただし、ルーターは基本的にご自身で準備しなければいけないため、Wi-Fiを利用したい方や、複数台のデバイスを利用したい方は、事前に準備しましょう。

なお、マンションによってはWi-Fiが完備されていることもあります。Wi-Fi設備に関してはマンションによって異なるため、気になる方は大家さんや管理会社に確認すると良いでしょう。

マンションの部屋にLANケーブル差し込み口がない場合は個別に契約する

イメージ

マンションによっては、部屋にLANケーブル差し込み口がない場合もあります。この場合、マンション自体にインターネット設備が整っていない可能性が高いです。

一般的に、マンションでインターネット契約をするときは、マンションプランで契約を行います。しかし、インターネット設備がないマンションでは、個別で戸建プランでの契約をしなければいけません。

なお、戸建プランは、マンションプランより月額料金が高くなりますが、光回線を1人で独占できるため、マンションタイプに比べて安定した高速通信ができるメリットがあります。

マンションで個別に契約する流れ

マンションで戸建プランを契約する流れは、以下のとおりです。

回線事業者とプロバイダにお申込み
回線工事の日程を決める
回線工事を実施する
ご自身でインターネットの設定をする

インターネットを利用するためには、回線事業者とプロバイダの両方と契約が必要です。

ただし、事業者によっては、インターネット回線とプロバイダの一体型プランとなっていることがあり、回線とプロバイダを別々に契約する必要がなく、お申込みや契約後の支払いが一度で完結するため、手軽です。

たとえば「ドコモ光」は、光回線とプロバイダ一体型のプランを提供しています。ご用意しているプランは、最大通信速度1Gbpsの「ドコモ光 1ギガ」と、最大通信速度10Gbpsの「ドコモ光 10ギガ※1」の2種類です。

新規の方であれば工事料が無料になる特典※2※3もあるため、初期費用を抑えて光回線の導入が可能です。

※1「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
※2新規契約の契約事務手数料(3,300円(税込))は別途必要となります。
※3特典適用対象工事料は「ドコモ光」の通常工事料のみとし、土日・祝日工事の追加工事料、「ドコモ光電話」などのオプション工事料、工事内容によって発生する追加料金は無料特典の適用外です。

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「ドコモ光」の申し込み
・無料相談をする

※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」「eximo ポイ活」「irumo（0.5GBを除く）」「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト（1GB超）」「ギガホプレミア」「ギガホ」「ギガライト（1GB超）」の契約者が対象です。「5Gギガライト／ギガライト（1GB超～3GB）」は550円／月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

マンションで個別に契約をするときのポイント

マンションの部屋にLANケーブル差し込み口がない場合、個別に戸建プランで契約をすればインターネットの利用が可能になりますが、戸建プランを契約するときはいくつか注意点があります。

以下で、マンションで戸建プランを契約する際の主な注意点を紹介します。

大家さんや管理会社から工事の許可を得る

マンションで個別に光回線を引くためには、開通工事が必要です。

工事では、業者の出入りがあるほか、場合によっては壁に小さな穴を空けることもあるため、事前に大家さんや管理会社から工事の許可を得ましょう。無許可で工事を実施すると、後々トラブルになるため、注意が必要です。

なお、マンションにおける光回線のお申込みや工事の流れを詳しく知りたい方は、以下の記事で紹介しているのでご覧ください。

「マンションで光回線を契約したい！申込みから設置までの流れや利用時の注意点を解説」

回線開通までのインターネット利用手段を考える

個別に戸建タイプの契約をするときは、通常の戸建タイプと同様に工事が実施されるため、お申込みから回線の開通までには一定の期間が必要です。

一般的に数週間～1か月程度が工事完了の目安ですが、繁忙期など状況によってはそれ以上かかることもあります。

光回線は、お申込み後すぐに利用できるわけではありません。その間にインターネットを利用したい方は、スマホのテザリングやモバイルWi-Fiの利用など、インターネットにつなげるための対策をご検討ください。

状況に応じてホームルーターも検討する

光回線を引くためには、大家さんや管理会社の許可が必要になったり、お申込みから利用開始まで一定の期間が必要になったりします。

工事の許可が得られない方や、すぐにインターネットを利用したい方は、インターネット接続の方法としてホームルーターを検討するのも選択肢のひとつです。

ホームルーターとは、登録した住所で利用できる据え置き型のルーターです。光回線のように工事が必要ないため、導入後すぐにWi-Fi環境を整えることができます。

Wi-Fiルーターをご自身で準備する必要がないため、手間がかからず、5G高速通信対応のホームルーターであれば、通信速度や安定性にも優れています。

また、引越し時には簡単な手続きのみで、引越し先で継続利用できるのもホームルーターの利点です。ホームルーターは、転勤などでの引越しが多い方にも向いているインターネット接続方法です。

マンションで快適なWi-Fi環境を整えるなら「home 5G」がおすすめ

光回線を導入したいけど、マンションから許可が得られない場合や、すぐに快適なWi-Fi環境を整えたいといった方には、「ドコモ」の「home 5G」がおすすめです。

「home 5G」は5G対応ホームルーター(HR02)※1を使ったインターネットサービスであり、コンセントに挿すだけですぐにWi-Fiが利用できます。

ホームルーター本体は、最大受信速度4.2Gbps(ベストエフォート形式)※2 ※3、5G高速通信対応※4です。

また、最新規格のWi-Fi6に対応しているため、Wi-Fi接続時も快適に利用できるほか、LANポートも2つあるため、有線接続もできます。

マンションにインターネット設備が導入されておらず、個別での光回線の戸建プランの契約が難しい場合に、「ドコモ」のホームルーター「home 5G」をぜひご検討ください。

月額料金	home 5Gプラン：4,950円(税込)
機種代	71,280円(税込)
初期費用	契約事務手数料3,850円(税込) (オンラインショップは無料)
契約期間	定期契約なし
データ容量	無制限※5
購入先	ドコモオンラインショップドコモショップ量販店

※1 ご登録いただいた住所以外ではお使いになれません。
※2 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※3 LANケーブル接続時は受信時最大2.5Gbps、Wi-Fi接続時は受信時最大で4.8Gbps(いずれも技術規格上の最大値)。機器接続時の通信速度は、お客さまの通信環境と接続機器の規格により異なります。
※4 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
※5 データ利用料が特に多い場合は、通信制限や通信が中断されることがあります。

工事不要のホームルーター「home 5G」

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※「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」「eximo ポイ活」「irumo（0.5GBを除く）」「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト（1GB超）」「ギガホプレミア」「ギガホ」「ギガライト（1GB超）」の契約者が対象です。「5Gギガライト／ギガライト（1GB超～3GB）」は550円／月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。