Windows 10でインターネットを高速化する方法を解説

通信ノウハウ

OSがWindows 10のパソコンでインターネットを利用しているとき、読み込みが遅かったり、ダウンロードに時間がかかったりするとストレスを感じてしまいます。特に、大切な作業をしているときは、快適な環境でインターネットを利用したいところです。

本記事では、Windows 10でインターネットを高速化する10の方法を解説します。パソコンの再起動やOneDriveの設定変更など、ご自身でできる方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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記事サマリー

Windows 10でインターネットを高速化する10つの方法

Windows 10でインターネットを高速化したい場合は、次の方法を試しましょう。

  1. パソコンを再起動する
  2. ルーターを再起動する
  3. OneDriveの同期を停止する
  4. バックグラウンドで動いているアプリを停止する
  5. DNSサーバーの設定を変更する
  6. ほかのデバイスからのダウンロードを許可しない
  7. 一時ファイルやキャッシュを削除する
  8. 帯域幅制限を変更する
  9. 有線LANで接続する
  10. Wi-Fiルーターを買替える

各方法の詳しい内容を紹介します。

①パソコンを再起動する

Windows 10で通信速度の異常を感じたら、パソコンの再起動を試してみましょう。手順は次のとおりです。

  1. 画面左下の「スタート」をクリックする
  2. 「電源」ボタンをクリックして「再起動」を選択する

パソコンの一時的な不具合であれば、再起動で問題が解決する場合があります。

②ルーターを再起動する

インターネットの通信速度の低下は、接続機器が原因の場合もあります。たとえば、ルーターを長時間作動していると、発熱や余分なキャッシュの蓄積で不具合が起こる可能性があります。

上記の場合、ルーターの再起動が効果的です。再起動の方法は機種で違いますが、一般的な手順は次のとおりです。

  1. ルーターの電源ケーブルをコンセントから抜く
  2. 30秒程度待つ
  3. ルーターの電源ケーブルを再度コンセントに挿す

ルーターをONU(光回線終端装置)やモデムと接続している場合は、ONUやモデムも一緒に電源のON・OFFを行いましょう。

③OneDriveの同期を停止する

OneDriveは、パソコンのデータをクラウドストレージ(OneDrive)に自動的に同期し、バックアップしてくれる便利な機能です。

ただし、作業中にOneDriveのアップロードやダウンロードがはじまってしまうと、デバイスに負荷がかかる可能性があります。

OneDriveの同期が原因で通信速度が低下する場合は、同期の一時的な停止を行いましょう。

  1. タスクバーかメニューバーにあるOneDrive アイコンを右クリックする
  2. 「同期の一時停止」をクリックし、「2/8/24時間」から停止したい時間を選択する

なお、OneDriveとのリンクを解除すると、同期が全て停止します。作業中の同期を避けたい場合は、事前に次の手順を行い、リンクを解除しておく方法も有効です。

  1. OneDrive アイコンをクリックして、右上の「設定」ボタンをクリックする
  2. 「設定」をクリックして「アカウント」タブに移動する
  3. 「このPCのリンクを解除する」をクリックする

作業が終わったら、忘れずに再びサインインしておきましょう。

④バックグラウンドで動いているアプリを停止する

バックグラウンドで動画アプリや音楽アプリなどが動いていると、インターネットの速度が遅くなる場合があります。インターネットを高速化したいときは、開いているアプリを閉じましょう。

バックグラウンドで動くアプリは、Windows 10の設定でも対応が可能です。

  1. 画面左下の「スタート」をクリックする
  2. 「設定」を選択し、「プライバシー」をクリックする
  3. 左のメニューのなかから「バックグラウンド アプリ」を選択する
  4. 「アプリのバックグラウンド実行を許可する」をOFFにする

上記の手順を行い、作業環境を整えましょう。

⑤DNSサーバーの設定を変更する

DNS(Domain Name Systems)サーバーは、ドメイン名とIPアドレスを変換するサーバーです。DNSサーバーを変更すると、インターネットの速度が改善する場合があります。手順は次のとおりです。

  1. 画面左下の「スタート」をクリックする
  2. 「設定」を選択し、「ネットワークとインターネット」をクリックする
  3. 「アダプターのオプションを変更する」をクリックする
  4. 接続しているネットワークを右クリックして、プロパティを選択する
  5. 「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択して「プロパティ」をクリックする
  6. 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」にチェックを入れ、優先DNSサーバーに8.8.8.8、代替DNSサーバーに8.8.4.4を入力する

上記の操作により、DNSサーバーをGoogle Public DNSに変更できます。

⑥ほかのデバイスからのダウンロードを許可しない

Windows 10では、Windows Update配信を最適化するため、ローカルネットワーク上のほかのデバイスなどからダウンロードを行う場合があります。

この仕組みにより、更新プログラムの高速化が可能となるのですが、同時にご自身のパソコンも不特定多数のデバイスからのアクセスが可能です。

ほかのデバイスからのアクセスを遮断すると、インターネットの速度が向上する場合があるので試してみましょう。手順は次のとおりです。

  1. 「スタート」を選択し、「設定」ボタンをクリックする
  2. 「更新とセキュリティ」をクリックする
  3. 左のメニューのなかから「配信の最適化」をクリックする
  4. 「他のPCからダウンロードを許可する」をOFFにする

上記の操作により、Windows Update配信はMicrosoft Storeから直接取得されるようになり、ほかのパソコンへのアップロードを避けられます。

⑦一時ファイルやキャッシュを削除する

インターネットの遅さを感じた場合は、蓄積された一時ファイルやキャッシュの削除も有効です。

  1. タスクバーの検索ボックスで「ディスク クリーンアップ」を検索する
  2. クリーンアップを行うドライブを選択して(たとえばCドライブ)、「OK」をクリックする
  3. 「削除するファイル」で、削除するファイルの種類にチェックを入れ、「OK」をクリックする

パソコン自体の動作改善により、インターネットの利用環境の改善が期待できます。

⑧帯域幅制限を変更する

帯域幅とは、そのネットワークで送信できるデータ容量です。

たとえば、バックグラウンドでの帯域幅に制限をかけると、作業中にバックグラウンドで更新プログラムのダウンロードがはじまっても、多くの帯域幅が更新プログラムで使用されることを避けられます。

バックグラウンドでのダウンロードの帯域幅に制限をかける手順は次のとおりです。

  1. 「スタート」を選択し、「設定」ボタンをクリックする
  2. 「更新とセキュリティ」をクリックする
  3. 左のメニューのなかから「配信の最適化」を選択する
  4. 「詳細オプション」をクリックして帯域幅をカスタマイズする

作業中は、バックグラウンドでのダウンロードの帯域幅を少ない割合に設定すると良いでしょう。

なお、バックグラウンドでの更新プログラムのダウンロードを高速化したい場合は、帯域幅を大きな割合に設定する方法が有効です。

⑨有線LANで接続する

Wi-Fiの通信が不安定なときは、パソコンとルーターを有線LANで接続してみましょう。有線接続はWi-Fiなどの無線接続に比べて通信が安定しやすく、インターネットの高速化に役立つ場合があります。

なお、LANケーブルには規格がある点に注意しましょう。最大通信速度が1Gbpsの回線ならカテゴリ6(CAT.6)以上、最大通信速度が10Gbps以上の回線ならカテゴリ6A(CAT.6A)以上のLANケーブルがおすすめです。

⑩Wi-Fiルーターを買替える

パソコンと接続しているWi-Fiルーターが古い場合、Wi-Fiルーターの買替えも選択肢に入れましょう。Wi-Fiには規格があり、新しい規格ほど最大通信速度(理論値)も速くなります。

名称規格名最大通信速度
Wi-Fi 5IEEE 802.11ac6.9Gbps
Wi-Fi 6IEEE802.11ax9.6Gbps
Wi-Fi 6E
Wi-Fi 7IEEE802.11be36Gbps

なお、Wi-Fiルーターの選び方はこちらの記事も参考にしてください。

インターネットの「ルーター」とは?選び方・設置場所・モデムとの違いも紹介

インターネット回線を見直すなら「ドコモ光」がおすすめ

イメージ

パソコンの再起動や設定の見直しを試してもインターネットが高速化しないときは、利用しているインターネット回線も見直してみましょう。快適にインターネットを使いたい方には「ドコモ光」がおすすめです。

「ドコモ光」は、最大通信速度1Gbps※1の「ドコモ光 1ギガ」のほか、一部エリアで最大通信速度10Gps※1の「ドコモ光 10ギガ」を提供しています。

安定して快適な通信品質でインターネットを利用できるので、Windows 10で、テレワークやオンライン会議を安定した通信環境で行いたい方、対戦型のオンラインゲームを楽しみたい方、4Kや8Kの高画質の動画を快適に視聴したい方におすすめです。

また、「ドコモ光新規工事無料特典」※2をはじめ、おトクな特典やキャンペーンも利用できます。「ドコモ光」が提供する2つのプランの詳細は、下記をご確認ください。

月額料金
(ドコモ光1ギガ)※3
(マンション)
タイプA:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込)
タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込)
単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込)
(戸建)
タイプA:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込)
タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込)
ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込)
月額料金
(ドコモ光10ギガ)※4
タイプA:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込)
タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
契約期間なし または 2年定期契約
最大通信速度※1ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps
ドコモ光 10ギガ※5:最大10Gbps
お申込み方法①ご相談フォームで受付
②ご相談(希望の曜日・時間に電話)
③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能)

※1 ベストエフォート値による最大通信速度
※2 新規契約の契約事務手数料(3,300円(税込))は別途必要となります。特典適用対象工事料は「ドコモ光」の通常工事料のみとし、土日・祝日工事の追加工事料、「ドコモ光電話」などのオプション工事料、工事内容によって発生する追加料金は無料特典の適用外です。
※3 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※4 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※5 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら

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買替えでホームルーターを検討するなら「home 5G」がおすすめ

先述のとおり、Windows 10を高速化する方法のひとつとしてWi-Fiルーターの買替えがあります。

Wi-Fiルーターには、モバイルルーターやホームルーターなどの種類がありますが、家の隅々まで電波が届きやすいホームルーターの買替えを検討するなら、「ドコモ」の「home 5G」がおすすめです。

「ドコモ」の5G対応ホームルーター(HR02)※1は、最大受信速度4.2Gbps(ベストエフォート形式)※2 ※3、5G高速通信対応 ※4です。工事不要で利用可能で、データ量無制限※5でインターネットを利用できるメリットがあります。

「ドコモ」の5G対応ホームルーター(HR02)は4つのアンテナが4方向に配置され、高速で良好な通信を実現します。64台のデバイスとWi-Fi接続できるほか、2つの有線LANポートがあるので、有線接続したいときにも便利です。

「home 5G」の詳細は下記の表でご確認ください。

月額料金home 5Gプラン:4,950円(税込)
機種代71,280円(税込)
初期費用契約事務手数料3,850円(税込)
(オンラインショップは無料)
契約期間定期契約なし
データ容量無制限※5
購入先ドコモオンラインショップ
ドコモショップ
量販店

※1 ご登録いただいた住所以外ではお使いになれません。
※2 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※3 LANケーブル接続時は受信時最大2.5Gbps、Wi-Fi接続時は受信時最大で4.8Gbps(いずれも技術規格上の最大値)。機器接続時の通信速度は、お客さまの通信環境と接続機器の規格により異なります。
※4 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
※5 データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。

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Windows 10のインターネット高速化は設定や通信環境を見直そう

Windows 10のインターネット高速化には、デバイスやルーターの再起動、OneDriveやバックグラウンド処理の一時的な停止などの方法があります。

効果的な方法はご自身の利用状況でも異なるので、適切な方法を試してみましょう。

方法を実践しても状況が改善しない場合は、回線自体の見直しも選択肢のひとつです。「ドコモ光」では、快適なインターネットを実現できる光回線やホームルーターを提供しています。この機会にぜひ利用をご検討ください。

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※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

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