スマホやモバイルWi-Fiのギガがなくなったらどうなる?
契約しているプランに設定されているギガ(データ容量)を消費すると、一般的には通信速度制限がかかります。
一部のプランでは、一定のデータ容量を超えると自動的にギガが追加される従量課金制のものもあります。
また、データ通信量に上限が設けられていない無制限プランでも、使用状況によっては速度制限がかかるケースがあるため注意が必要です。詳しいルールは契約先のキャリアによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
通信速度制限時の最大速度
通信速度制限時の最大速度は、キャリアや契約しているプランによって異なります。通信速度制限時の最大通信速度は128Kbpsや200〜300Kbps、1Mbpsに設定されていることが一般的です。
あくまでも最大通信速度であり、実際にユーザーが利用する際に常にその速度が出るとは限りません。
そのため、128Kbpsや200〜300Kbpsの場合、十分な通信速度が出ず、多くの用途でインターネットの使用が難しくなる可能性があります。
インターネットを快適に利用するために必要な通信速度の目安は以下のとおりです。
用途 | 必要通信速度の目安 |
---|---|
メールやチャットの送受信 | 1Mbps |
SNSやWebサイトの閲覧 | 1〜3Mbps |
動画視聴 | 1〜25Mbps |
オンラインゲーム | 30〜100Mbps |
通信速度制限時でも最大1Mbpsの速度が出る場合、簡単なテキスト表示や低画質での動画視聴は可能な場合があります。
一方、SNSやWebサイトでの画像表示、高画質での動画視聴、地図アプリ、オンラインゲームなど、ある程度の通信速度を必要とする場合は、快適な利用が難しくなるかもしれません。
通信速度制限が解除されるタイミング
通信速度制限解除のタイミングは、翌月1日が一般的です。一部のキャリアでは、請求日によってサイクルが決められているケースもあります。
たとえば、請求が月末締めの場合は翌月1日に解除、請求が20日締めの場合は翌日21日に解除など、請求日を基準にしているキャリアがあります。
通信速度制限が解除されるタイミングも、各キャリアの公式ホームページで確認できるため、事前にチェックしておきましょう。
また、ギガの使用状況や通信速度制限の状況は、会員ページや公式アプリで確認できる場合がほとんどです。こまめに確認し、必要に応じてギガの消費を調整しましょう。
通信速度制限に関しては以下の記事で詳しく紹介しています。併せてご覧ください。
「通信制限がかかって不便な方は必見!解除する方法やデータ容量を減らすテクニックを伝授」
ギガがなくなって通信速度制限がかかったときの対処法
ギガがすぐになくなって通信速度制限がかかったときは、以下の対処法を検討しましょう。
- ギガを追加購入する
- 契約しているプランを見直す
- モバイルWi-Fiや予備の格安SIMを契約する
- カフェやファミレスのフリーWi-Fiを使う
それぞれ詳しく紹介します。
ギガを追加購入する
契約しているギガ数を超過したユーザーに対し、個別にギガを追加購入できるサービスを提供しているキャリアがほとんどです。
500MBごとや1GBごとなど、購入できるギガ数・データ容量や料金はキャリアによって異なります。
1ギガ単位で換算すると、通常のプラン料金に対して割高であるケースが多いため、使いすぎには注意しましょう。
一部のキャリアでは、割安で数十ギガ単位で追加できるサービスを提供している場合もあります。ギガを多く消費する予定がある月に有効活用すると良いでしょう。
契約しているプランを見直す
毎月ギガ数が足りなくなるならプランの見直しをおすすめします。たとえば、現在毎月5GBまで使えるプランを契約しており、ギガ不足に悩んでいるなら、毎月10〜30GBまで使えるプランへの乗り換えがおすすめです。
使用状況に応じてギガを追加購入できるサービスが用意されているキャリアを選ぶと、より便利です。
モバイルWi-Fiや予備の格安SIMを契約する
スマホで使用しているSIMのデータ容量だけでは足りない場合、モバイルWi-Fiや予備の格安SIMを契約するのも選択肢のひとつです。
モバイルWi-Fiとは、持ち運び可能なWi-Fiルーターをさします。Wi-Fiルーターを持ち歩けば、旅行や出張中など、外出先でもインターネットに接続できる点が大きなメリットです。
データ容量が決められているプランのほか、データ容量に上限がない無制限プランを提供しているキャリアも少なくありません。
一方、格安SIMはキャリアによって幅広いギガ数のプランが用意されています。予備の格安SIMにしておけば、メインのSIMのギガを消費してしまった場合に活用できて便利です。
ただし、モバイルWi-Fiや格安SIMは利用にあたり申込みが必要かつ月額料金がかかります。
また、モバイルWi-Fiは機種代の支払いが必要なケースも多いので、初期費用が高額になる可能性がある点は注意しましょう。
カフェやファミレスのフリーWi-Fiを使う
カフェやファミレスではフリーWi-Fi(無線LAN)が提供されている場合があります。インターネット接続が必要なタイミングで通信速度制限がかかってしまった際は、一時的に利用するのも選択肢のひとつです。
ただし、フリーWi-Fiは誰でも使用できるほか、通信が暗号化されていない場合も多く、セキュリティは高くありません。
リモートワークで業務上の機密情報をやり取りする場合や、ネットショッピングなどで住所やクレジットカード情報を入力する場合は使用を控えましょう。機密情報や個人情報の漏洩リスクが高まります。
フリーWi-Fiが利用できる場所やセキュリティリスクに関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。併せてご覧ください。
「フリーワイファイ(Wi-Fi)とは?使用できる場所やセキュリティリスクを解説」
ギガ不足にならないためのデータ容量節約方法
毎月ギガ不足に悩んでいるなら、利用状況を見直すことも大切です。ギガ不足にならないために日頃からできるデータ容量節約方法を紹介するので参考にしてください。
- スマホを使用しないときは機内モードにしておく
- 動画視聴時は画質を落とす
- SNSの動画自動再生をOFFにする
- アプリのバックグラウンド更新をOFFにする
- 位置情報サービス(GPS機能)をOFFにする
- 自宅や職場のWi-Fi環境を有効活用する
- 外出先ではフリーWi-Fiを活用する
それぞれ詳しく紹介します。
スマホを使用しないときは機内モードにしておく
スマホは、使用していない間もデータ通信を行っている場合があります。アプリの通知受信やバックグラウンドでのデータ更新、位置情報の取得などがその一例です。
意図せず通信量を消費し、気づかないうちにギガ不足へとつながる原因になるため注意しましょう。
スマホを使用しない時間帯(勤務中や睡眠中など)は、通信機能を一括でOFFにする「機内モード」に設定しておくとデータ容量を節約できます。
動画視聴時は画質を落とす
動画視聴はギガを大きく消費する代表的な用途です。特に高画質設定で動画を視聴すると、短時間でも多くのギガを消費する原因になります。
ストリーミングサービスや動画サービスの多くは、画質設定を変更する機能が用意されているので、必要に応じて変更しましょう。
視聴する際に「標準画質」や「低画質」に設定すると、ギガの消費を抑えられます。
SNSの動画自動再生をOFFにする
SNSでは、タイムラインをスクロールするだけで動画が自動的に再生される設定になっていることがあります。自動再生機能は、意図せずギガを消費する原因となるため注意しましょう。
各種SNSの設定画面から動画自動再生を「Wi-Fi接続時のみ」や「OFF」に変更すると、無駄なデータ使用を防げます。
アプリのバックグラウンド更新をOFFにする
スマホのアプリは、使用していない間もバックグラウンドで自動的にデータを取得したり、最新情報に更新したりする仕組みが備わっています。
便利な反面、積み重なることで多くのギガを消費する原因になるため、必要に応じて設定を見直しましょう。
特に新しい投稿や情報を常に更新し続けるアプリを使用している場合は注意が必要です。バックグラウンド更新は設定画面からOFFにしておきましょう。
AndroidとiPhoneでの設定方法は以下のとおりです。
デバイス | 設定手順 |
---|---|
Android |
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iPhone |
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ただし、OFFにすると重要な通知が届かなかったり、最新バージョンに更新されずアプリに不具合が発生したりすることがあります。
そのため、必要に応じてWi-Fi環境下でのみバックグラウンド更新が行われる設定を活用しましょう。
AndroidとiPhoneでの設定方法は以下のとおりです。
デバイス | 設定手順 |
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Android |
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iPhone |
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※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※ TM and ©2025 Apple Inc. All rights reserved.
位置情報サービス(GPS機能)をOFFにする
位置情報サービスは、地図アプリや天気予報、SNSの位置タグ付けなどで活用される機能です。有効化していると、位置情報を取得するたびに通信が発生し、ギガを消費するため、必要に応じて設定を見直しましょう。
アプリによってはバックグラウンドでも位置情報を取得している場合もあります。
知らないうちにギガが消費されてしまうため、必要な場面以外では、位置情報サービスをOFFに設定しておくことで、無駄なギガ消費を抑えられます。
バッテリーの消費量削減にもつながるため、バッテリーの減りが気になる方も、位置情報サービスの設定を確認してみてください。
AndroidとiPhoneでの設定方法は以下のとおりです。
デバイス | 設定手順 |
---|---|
Android |
|
iPhone |
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GPS機能はアプリごとにON・OFFを切り替え可能です。アプリごとに設定したい場合は、アプリ一覧からON・OFFの設定を行ってください。
※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※ TM and ©2025 Apple Inc. All rights reserved.
自宅や職場のWi-Fi環境を有効活用する
自宅や職場にWi-Fi環境があるなら、積極的に活用することでギガを節約できます。
スマホでモバイル回線を使用していると、契約プランのギガ数が消費されていきます。
一方、Wi-Fiに接続している間は、使用回線がWi-Fiに変わるため、モバイル回線のギガは消費されません。
アプリのダウンロードや動画の視聴、システムアップデートなど、大容量の通信が必要な操作をWi-Fi環境下で行うだけでもギガの節約につながります。
外出先ではフリーWi-Fiを活用する
外出中はフリーWi-Fiの活用も有効です。駅やカフェ、商業施設など、近年では多くの場所でフリーWi-Fiが提供されています。
フリーWi-Fiを利用すると、モバイル回線を使わずにインターネットへの接続が可能です。ギガの節約につながるため、有効活用しましょう。
ただし、前述したとおりセキュリティ面には注意が必要です。公衆Wi-Fiは、誰でも接続しやすい設定になっているほか、暗号化されていない場合もあるため、個人情報やパスワードを含む通信は避けましょう。
ギガ不足に悩んでいるなら「ahamo」がおすすめ
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毎月ギガ不足に悩んでおり、プランの見直しや乗り換えを検討している方は、ぜひ「ahamo」をご利用ください。
※1 機種代金が別途かかります。
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ギガがなくなって困ってしまう前に余裕のあるプランを検討しよう
ギガがなくなると通信速度制限がかかることが一般的です。通信速度制限下では快適なインターネット利用が難しくなり、ストレスが溜まることがあるかもしれません。
頻繁にギガが足りなくなるなら、プランの見直しがおすすめです。ギガ不足に悩んでいるなら、ぜひ「ahamo」をご検討ください。
「ahamo」は月額2,970円(税込)※4で30GBまで利用可能な「ドコモ」のオンライン手続きプランです。必要に応じてギガを買い増せるほか、月額1,980円(税込)で80GBの大盛りオプションも用意しています。
※4 機種代金が別途かかります。
※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

