有線LANとは
LANとは、Local Area Networkの頭文字を取った略称で、限られた範囲内で利用可能なネットワークをさす言葉です。
もともとのインターネット接続はLANケーブルが必要不可欠だったため、LANは有線接続を意味する言葉として使われていました。
ただし、近年では無線LAN(Wi-Fiなど)の登場により、対義語として有線LANという言葉も使われるようになりました。
一般的に、無線LANでインターネットを利用する場合、ほかの電化製品から電磁波の影響を受けて、接続が不安定になるケースがあります。
一方、有線LANでインターネットを利用する場合、LANケーブルを介してインターネットに接続するため、ほかの電化製品からの電波干渉を受けにくく接続が安定し、通信速度が減衰しにくい点が特徴です。
快適なインターネット速度の目安
インターネットの通信速度は、大きく分けると「上り速度(アップロード)」と「下り速度(ダウンロード)」の2種類に分けられます。
簡単に説明すると、画像や動画の投稿、メール送信などを行う際の通信速度が「上り速度」、画像や動画の閲覧、メール受信などを行う際の通信速度が「下り速度」です。
本項目では、インターネットを快適に使える通信速度の目安をご紹介します。
コンテンツの種類 | 通信速度の目安(上り) |
---|---|
メール送信 | 1Mbps |
写真投稿 | 3Mbps |
動画投稿 | 10Mbps |
Web会議 | 1Mbps〜2Mbps |
オンラインゲーム | 30Mbps以上 |
コンテンツの種類 | 通信速度の目安(下り) |
---|---|
メール受信 | 128Kbps〜1Mbps |
Web・SNS閲覧 | 1Mbps〜10Mbps |
動画視聴 | 3Mbps〜25Mbps |
Web会議 | 10Mbps~30Mbps |
オンラインゲーム | 30Mbps〜100Mbps |
インターネットを快適に使える通信速度については、以下の記事でも詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
「インターネット速度の平均はどのくらい?動画やゲームが楽しめる目安と測定方法を紹介」
有線LANでネットが遅くなる原因
先述のとおり、一般的には無線LANよりも有線LANのほうが接続は安定しやすく、通信速度は減衰しにくいです。
しかし、以下のいずれかに該当すると、有線LANでも急にネットが遅くなってしまう場合があります。
- LANケーブルの劣化
- LANケーブルの規格が合っていない
- 使用する周辺機器(スイッチングハブなど)の規格が合っていない
- 同時接続台数が多すぎる
本項目では、有線LANでネットが遅くなってしまう原因について解説します。
LANケーブルの劣化
一般的に、LANケーブルの耐用年数は20〜30年程度とされています。
ただし、利用方法や設置環境によっては数年や数か月の短期間でLANケーブル本体が劣化する可能性もあります。
たとえば、下記のような使い方をすると、LANケーブルの劣化が早まるため、注意が必要です。
- LANケーブルを無理に捻じ曲げる・折り曲げる
- LANケーブルを圧迫している
- LANケーブルを引っ張った状態で利用し続けている
LANケーブルの規格が合っていない
LANケーブルには「カテゴリ」と呼ばれる規格があり、それぞれ最大伝送速度や最大通信速度が異なります。
たとえば、最大1Gbpsの光回線を契約しても、最大100Mbps対応の古いLANケーブルを使用すると、インターネットの通信速度は100Mbpsまでしか出ません。
インターネットの通信速度を最大限に活かすには、LANケーブルの規格を確認することが大切です。
使用する周辺機器(スイッチングハブなど)の規格が合っていない
LANケーブルと同様に、有線LANを接続する周辺機器にも規格(1000BASE-T、100BASE-TXなど)が存在します。
特に、複数の通信機器を接続するために「スイッチングハブ」を利用している場合は、ポートの通信規格を確認する必要があります。
同時接続台数が多すぎる
ルーターに同時接続しているデバイスの台数が多すぎるため、ネットが遅くなった可能性も考えられます。
ルーターは機種ごとに推奨される同時接続が可能な台数の上限が決まっています。
スイッチングハブなどを利用して、上限に近い数もしくは上限を超える数のデバイスを接続していると、ネットが遅くなる可能性があるため注意が必要です。
接続台数の上限は、取扱説明書やルーターの製品ページなどで確認が可能です。有線LANで複数のデバイスを同時に接続しているときにネットが遅くなった場合は、一度確認してみましょう。
有線LANでネットが遅くなった際の対処法
ここまで、有線LANで急にネットが遅くなる原因を解説してきました。
本項目では、有線LANでネットが遅くなった際の3つの対処法を解説します。
- 新しいLANケーブルに取り替える
- 周辺機器を別のものに取り替える
- インターネット回線を変更する
通信速度を改善するためには原因に応じた対処が必要なので、有線LANでネットが遅くなった際の参考にしてみてください。
新しいLANケーブルに取り替える
LANケーブルの劣化や規格が合っていない可能性がある場合は、新しいLANケーブルに取り替えてみてください。
新しいLANケーブルを用意する場合は、カテゴリ(規格)に注意する必要があります。
カテゴリごとの最大通信速度や伝送帯域は、以下の一覧表でご確認ください。
カテゴリの種類 | 最大通信速度 | 伝送帯域 | 通信規格 |
---|---|---|---|
カテゴリ5 | 100Mbps | 100MHz | 100BASE-TX |
カテゴリ5e | 1Gbps | 1000BASE-T | |
カテゴリ6 | 250MHz | 100BASE-TX | |
カテゴリ6A | 10Gbps | 500MHz | 10G BASE-T |
カテゴリ7 | 600MHz | ||
カテゴリ7A | 1000MHz | ||
カテゴリ8 | 40Gbps | 2000MHz | 40G BASE-T |
近年のインターネット回線の主流は、最大1Gbps対応の「光回線」です。
光回線を利用するなら、「カテゴリ5e以上」のLANケーブルを選ぶのが良いでしょう。
周辺機器を別のものに取り替える
LANポートの通信規格には1000BASE-T、100BASE-TX、10BASE-Tなどの種類があります。
それぞれで転送速度が異なるため、周辺機器のLANポートの通信規格が古い場合は、新しい周辺機器に取り替えるのがおすすめです。
なお、LANポートの通信規格は「◯◯BASE-T」の◯◯部分に、対応する通信速度の数字が入ります。
たとえば、LANポートの通信規格が1000BASE-Tの場合、1,000Mbps(1Gbps)の通信速度に対応していることをあらわします。
10Gbpsの高速通信に対応した10GBASE-Tもあるため、通信速度を改善したい場合は、LANポートの通信規格を確認した上で周辺機器を取り替えると良いでしょう。
インターネット回線を変更する
急にネットが遅くなったときにLANケーブルや周辺機器を取り替えたり、同時接続台数を減らしたりしても通信速度が改善しない場合、そもそものインターネット回線の通信速度が遅くなっている可能性も考えられます。
前述した対処法を実践してもネットが遅い状態が続くようなら、より高性能なルーターへの買替え、もしくはインターネット回線やプロバイダの変更も検討しましょう。
有線接続で安定したインターネット回線を利用するなら「ドコモ光」がおすすめ
LANケーブルや周辺機器を取り替えたり、接続台数を減らしたりしてもインターネットの通信速度が遅い場合は、インターネット回線やプロバイダの変更がおすすめです。
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有線接続で急にネットが遅くなったときはLANケーブルの取り換えを要検討
有線接続で急にネットが遅くなった場合、以下の原因が考えられます。
- LANケーブルの劣化
- LANケーブルの規格が合っていない
- 使用する周辺機器(スイッチングハブなど)の規格が合っていない
急にネットが遅くなった場合は、LANケーブルや周辺機器の規格を確認した上で新しいものに取り替えたり、同時接続台数を見直したりしましょう。
上記のような対処法を実践しても通信速度が改善しない場合、インターネット回線そのものの変更も検討する必要があります。
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※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

