CAT5eの速度は遅い？CAT6との比較やLANケーブルのカテゴリの特徴を解説

2025.05.17

通信ノウハウ

LANケーブルのCAT5eとCAT6の違いがわからない方もいるのではないでしょうか。

LANケーブルには、さまざまな規格があり、古いLANケーブルをお使いのままだと、契約中のインターネット回線の通信速度を活かしきれない可能性があります。

本記事では、LANケーブルのCAT5eとは何か、CAT6との違い、必要性や見分け方を解説します。

CAT5eの通信速度やCAT6との違いが知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

記事サマリー

LANケーブルのCAT5e(カテゴリ5e)とは

LANケーブルのCAT5eとは、最大通信速度1Gbps、伝送帯域100MHzのLANケーブルのことです。

カテゴリ	CAT5e
最大通信速度	1Gbps
伝送帯域	100MHz

CAT5eのひとつ前の規格であるCAT5と比べると、最大通信速度が10倍以上速くなっています。

CAT5eカテゴリなら、最大通信速度が1Gbpsのインターネット回線を契約しても、LANケーブルが原因で速度低下する可能性は低いです。

LANケーブルのCAT6(カテゴリ6)とは

LANケーブルのCAT6とは、最大通信速度1Gbps、伝送帯域250MHzのLANケーブルのことです。

カテゴリ	CAT6
最大通信速度	1Gbps
伝送帯域	250MHz

CAT5eと比べると、最大通信速度は変わりませんが、伝送帯域が広いため、1秒間に送信できるデータ量が増えています。

CAT5e(カテゴリ5e)とCAT6(カテゴリ6)の違い

CAT5eとCAT6は、最大通信速度は同じですが、伝送帯域が異なります。

伝送帯域とは、1秒間に送信できるデータ量のことで、伝送帯域が広いほど1秒間にたくさんのデータを送信できます。

そのため、CAT5eとCAT6を比較すると、CAT6の方が速い通信速度が出る可能性があります。

通信速度の比較

CAT5eとCAT6、さらに新しいカテゴリのCAT6Aの比較表は、以下のとおりです。

カテゴリ	CAT5e	CAT6	CAT6A
最大通信速度	1Gbps	1Gbps	10Gbps
伝送帯域	100MHz	250MHz	500MHz

CAT5eとCAT6までは最大通信速度は同じで伝送帯域が異なりますが、CAT6Aは最大通信速度も異なります。

最大通信速度10Gbpsのインターネット回線を契約した場合、CAT5eやCAT6より、CAT6Aの方が通信速度は速くなる可能性があります。

CAT5eの必要性

近年のインターネット回線は、1Gbpsが一般的となってきているため、CAT5eの必要性は高まっています。

最大通信速度が1Gbpsのインターネット回線を契約するなら、従来のCAT5よりもCAT5eや伝送帯域が広いCAT6のLANケーブルを選んだほうが良いでしょう。

ただし、最大通信速度が1Gbpsよりもさらに速い10Gbpsのインターネット回線を契約する場合、CAT5eやCAT6のLANケーブルでインターネットの接続は可能ですが、回線の速度を十分に活かすことができません。

10Gbpsの回線の性能を十分に引き出すには、CAT6A以上のLANケーブルの利用が推奨されます。

お使いのインターネット回線の最大通信速度に合わせて、LANケーブルのカテゴリを選ぶと良いでしょう。

LANケーブルの見分け方

イメージ

ご自宅にあるLANケーブルのカテゴリがわからないときは、以下の見分け方を参考にしてください。

LANケーブルに印字されたカテゴリ名を確認する
LANケーブルに印字されたケーブルの配線規格名を確認する

LANケーブルに印字されたカテゴリ名を確認する

LANケーブルの表面には、カテゴリ名が印字されていることがあります。

印字の方法はLANケーブルによって異なりますが、「CAT5e」や「CAT6」などと記載されていることが多いです。

主なカテゴリ名は、以下の表のとおりです。

主な印字	カテゴリ
CAT5	カテゴリ5
CAT5e	カテゴリ5e
CAT6	カテゴリ6
CAT6A	カテゴリ6A
CAT7	カテゴリ7
CAT7A	カテゴリ7A
CAT8	カテゴリ8

LANケーブルに印字されたケーブルの配線規格名を確認する

LANケーブルによっては、カテゴリ名ではなく、配線規格名が記載されていることがあります。

カテゴリ名とは異なり、配線規格名は長く見分けにくいため、以下の表を見ながらご確認ください。

カテゴリ	配線規格名
カテゴリ5	ANSI/TIA/EIA-568-B.1
カテゴリ5e	ANSI/TIA/EIA-568-B.2
カテゴリ6	ANSI/TIA/EIA-568-B.2-1
カテゴリ6A	ANSI/TIA-568-B.2-10
カテゴリ7	ISO/IEC 11801
カテゴリ7A	ISO/IEC 11801
カテゴリ8	ANSI/TIA-568.C-2-1

LANケーブルの見分け方については、以下で詳しく解説しているため、併せてご覧ください。

「LANケーブルの見分け方は？カテゴリや種類を見分けるポイントをわかりやすく解説」

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月額料金 (ドコモ光1ギガ)※3	(マンション) タイプA・C：定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込) タイプB：定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込) 単独タイプ：定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込) (戸建) タイプA・C：定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込) タイプB：定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) 単独タイプ：定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込)
月額料金 (ドコモ光10ギガ)※4	タイプA・C：定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込) タイプB：定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込) 単独タイプ：定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
契約期間	なしまたは 2年定期契約
最大通信速度※1	ドコモ光 1ギガ：最大1Gbps ドコモ光 10ギガ※2：最大10Gbps
お申込み方法	①ご相談フォームで受付 ②ご相談(希望の曜日・時間に電話) ③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能)

※1 ベストエフォート値による最大通信速度
※2 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
※3 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※4 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。

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