SIMカードとeSIMの違い
SIMカードとは、小さいICチップが搭載された物理的なカードのことで、「SIMカード」や「物理SIM」と呼ばれています。
標準SIM(mini SIM)、microSIM、nanoSIMの3つのサイズがあります。nanoSIMに2種類のSIMアダプタが付属していることが多く、デバイスに合わせて自由にSIMサイズを変えられる点が特徴です。
近年のスマホはnanoSIMサイズが一般的で、一部のモバイルWi-Fiやホームルーター、2010年代前半に発売されたスマホでmicroSIM(当時はUIMカードやIC Cardと呼ばれる場合も)や標準SIMが使われる場合があります。
一方、eSIM(Embedded SIM)とは、デバイス内部に搭載されたICチップに対して電子的な書き換えが可能なSIMのことです。
SIMカードのような物理カードが不要で、インターネット経由でインストールするため、手元に到着するまで使えない物理SIMと違って、使えるようになるまでのリードタイムが短い点が特徴です。
SIMカードのメリット・デメリット
物理的なSIMカードには、以下のメリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
・デバイスの故障時は差し替えだけでデバイスを変えられる ・対応デバイスが多い(スマホ、タブレット、パソコンなど) |
・SIMカードの紛失や破損のリスクがある ・物理SIMカードが届くまで使えない ・SIMを取り替える際に道具が必要(先の尖ったもの) |
SIMカードのメリットは、デバイスの故障時にSIMカードを差し替えるだけで、手軽にデバイスの交換が可能な点です。修理サービスの利用時に代替機を用意してもらえるケースも多く、SIMカードの抜き差しだけで一時的にデバイスを交換できます。
また、物理SIMカードはサイズさえ合っていればスマホだけでなくタブレットやパソコンなどのデバイスにも使えるのが特徴です。
一方、SIMカード本体の紛失や破損リスクがある点や、SIMの取り替え時に道具が必要な点には注意が必要です。申込んでからSIMカードが手元に到着するまで、一切インターネットを利用できない点も物理SIMならではのデメリットです。
eSIMのメリット・デメリット
物理SIMが不要のeSIMには、以下のメリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
・物理SIMの紛失や破損の心配がない ・オンラインで契約後すぐに使える ・デバイスによっては複数のSIM情報を保存できる ・SIMカードとの併用でデュアルSIM(2つの番号)が可能 |
・eSIM対応機種でしか使えない ・eSIMの設定にはインターネット環境が必要 ・デバイスが故障した際や機種変更の際にはeSIMの再発行が必要 ・オンラインで購入する場合はご自身で全ての設定を行う必要がある ・QRコードを読み取って設定する場合、複数のデバイスが必要 |
eSIMは、デバイスに内蔵されたICチップに対してSIM情報を書き込むため、オンラインで契約後、すぐに利用できる点が最大の特徴です。
また、物理SIMを頻繁に抜き差しする際の破損リスク、複数のSIMカードを管理する際の紛失リスクがない点もメリットといえます。
デバイスによっては複数のeSIMをインストールしておくことも可能で、SIMカードとの併用で2つの電話番号を同時利用することも可能です。
一方、eSIM対応機種でしか利用できず、デバイスが故障した際にはeSIMの再発行を申込まなければなりません。
eSIMの設定にはインターネット環境が必要不可欠で、基本的には契約者ご自身で全ての設定を行う必要があります。デメリットの内容を踏まえると、eSIMを利用するにはスマホに対してある程度の知識が必要です。
「eSIMとは?メリット、デメリットや活用方法、利用までの流れを解説」
SIMとeSIMのどちらを選ぶか迷ったときの考え方
ここまで、SIMカードとeSIMのメリット・デメリットを解説しました。
それぞれの特徴を踏まえると、SIMカードとeSIMのどちらを選ぶべきかはスマホの使い方によって異なります。
この項目では、SIMカードとeSIMに分けて、それぞれの便利なケースを解説します。
SIMカードが便利なケース
物理的なSIMカードが便利なケースは、以下のとおりです。
- SIMカードを複数デバイスに差し替えたい場合
- デバイスの故障や紛失が不安な場合
- オンラインでの手続きに不安がある場合
SIMカードの特徴は、物理SIMを抜き差しするだけで手軽にデバイスを変えられる点です。
eSIMは、基本的に1台のデバイスでしか利用できず、デバイスの故障時や機種変更の際には有償でeSIMを再発行しなければなりません。
1枚のSIMカードを複数デバイスで使いまわしたい場合や、デバイスの故障や紛失が不安な場合は、eSIMよりもSIMカードのほうが使い勝手が良いでしょう。
また、eSIMはオンラインでのお申込みが基本で、eKYCによる電子本人確認やスマホの操作に慣れていない方にとって、申込む際のハードルがやや高めです。
オンラインでの手続きに不安を感じる方は、店頭でもお申込みが可能なSIMカードを選んだほうがあんしんです。
eSIMが便利なケース
eSIMが便利なケースは、以下のとおりです。
- お申込み当日やSIMカードの到着を待つ時間がない場合
- デュアルSIMで2つの電話番号を使い分けたい場合
- 海外でスムーズにインターネットを利用したい場合
eSIMはオンラインでお申込み後に発行されるQRコードを読み取れば、すぐに使える点が最大のメリットです。お申込み当日やSIMカードの到着を待つ時間がない場合は、利用できるまでのリードタイムが短いeSIMを選ぶのが良いでしょう。
SIMカードと併用すれば2つの電話番号を1台のデバイスで管理できるため、プライベート用とビジネス用で電話番号を使い分けたい方にもおすすめです。
旅行や出張で海外に行く際、現地でSIMカードを調達する時間がない場合やSIMカードの買い方に自信がない場合は、出国前に現地の通信事業者に対応したeSIMを購入すると良いでしょう。
ただし、使っているデバイスがeSIMに対応していない場合は使えないため、注意しましょう。
eSIMを利用する際の流れ
eSIMに興味があるものの、オンラインでのお申込みに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、一般的なeSIMのお申込みから利用するまでの一連の流れを紹介します。
- eSIMを申込む
- eKYCで本人確認をする
- お申込み完了メールに添付のQRコードを読み取る
- 画面の指示に従って開通手続きを進める
- プロファイルをダウンロードする
- 利用開始
eKYCでの本人確認とは、スマホのカメラ機能を利用して本人確認書類を提出する方法です。
eSIMの設定は基本的にご自身で完結させる必要がありますが、その際の手順は全て画面上で丁寧に表示されています。表示内容に従って落ち着いて手続きを進めていけば何も難しいことはないので、はじめての方でも対応可能です。
なお、お申込みには審査がありますが、スムーズに終われば1時間〜数時間程度でeSIMを使えるようになります。
審査が完了して無事にお申込みが終了すると、QRコード添付のメールが送信されます。
別デバイスでQRコードを表示して、eSIMを使いたいデバイスQRコードを読み取りましょう。
デバイスが1台しかないなどの理由でQRコードを読み取れない場合は、手動設定用のコードで設定を行ってください。
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eSIMを利用するなら「ahamo」もおすすめ
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前述の「ドコモ光」とのセット割は対象外な点には注意が必要ですが、自宅にインターネット回線が不要な方や、毎月のスマホ代を節約したいと考えている方におすすめです。
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※5 海外での月毎のご利用可能データ量は30GBまでとなります。
※6 15日を超えて海外で利用される場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です。
※7 30GBの月額利用可能データ量で、追加料金なくご利用可能
SIMカードとeSIMは物理的なカードの有無が異なる
SIMカードは、ICチップが搭載された物理的なカードの名称で、一方のeSIMはデバイス内部に搭載されたICチップにオンラインでSIM情報を書き込むタイプです。
SIMカードは、差し替えるだけで手軽にデバイスを変更できる点がメリットで、eSIMはオンラインで申込んですぐに使えるようになるのが利点です。
両者ともに魅力的なメリットがあるため、どちらを選ぶかはご自身の使い方に合わせて選ぶのが良いでしょう。
なお、eSIMのインストールにはインターネット環境が必要不可欠です。
スムーズにeSIMを読み込むなら、最大1Gbpsの通信速度でインターネットが使える「ドコモ光」がおすすめです。
一部地域で最大10Gbpsの「ドコモ光 10ギガ」も提供中で、さらにスピーディにeSIMの設定が可能となります。
また、これからeSIM対応のスマホプランを検討したい方は、「ドコモ」の「ahamo」もおすすめです。この機会にぜひご検討ください。

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※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

