モバイルWi-Fiの選び方は？料金や最大通信速度など比較するポイントも紹介

モバイルWi-Fiとは？

モバイルWi-Fiとは、持ち運びができるWi-Fiルーターをさす言葉で、ポケット型Wi-Fiとも呼ばれています。

手軽に持ち運びができるため、通勤・通学などの移動中、旅行や出張時の外出先でも、パソコンやスマホなどのデバイスをインターネットに接続できる点が特徴です。

モバイルWi-Fiは、デバイス内にSIMカードが挿入されており、スマホと同じく基地局との無線通信でインターネット接続を行う仕組みです。

スマホのテザリングを使えばモバイルWi-Fiと同様の使い方が可能ですが、データ容量を消費して速度制限になってしまう可能性があります。

モバイルWi-Fiは、固定回線(光回線)のような導入工事が必要なく、手軽に利用できる点が大きなメリットです。

一方、固定回線やホームルーターに比べると、モバイルWi-Fiの通信速度や安定性は低いとされています。

これらの特徴を踏まえると、外出先でもスマホのデータ使用量を気にせずインターネットを使いたい方や、賃貸物件に住んでいて固定回線の導入工事が難しい方には、モバイルWi-Fiがおすすめです。

モバイルWi-Fiの比較ポイント

最近では数多くの事業者がモバイルWi-Fiを提供しており、どのサービスを選べば良いかわからず、お困りの方も多いのではないでしょうか。

そこで本項目では、数あるサービスのなかからご自身に最適なモバイルWi-Fiを選ぶための5つの比較ポイントを紹介します。

• 回線の種類(通信エリア)
• 通信量の上限
• 月額料金
• 最大通信速度
• 同時接続台数

回線の種類(通信エリア)

モバイルWi-Fiで使用可能な回線で代表的なものには、「ドコモ」、au、ソフトバンク、楽天モバイル、WiMAXがあります。

最近では、「ドコモ」・au・ソフトバンクのトリプルキャリア回線を使い分けられる「クラウドSIM対応ルーター」も登場しています。

基本的にはいずれのサービスも日本全国の幅広いエリアで利用できますが、使用する回線によって利用可能な通信エリアは異なります。

たとえば、一部のサービスは離島や地方で利用できない場合があるため、出張時や旅行時にモバイルWi-Fiを利用したい方は、事前に通信エリアの確認が大切です。

通信量の上限

契約プランによって、モバイルWi-Fiの1か月あたりのデータ通信量の上限は異なります。

最近では、大手キャリアから1か月あたりのデータ通信量が無制限のプランが登場しており、それ以外では月間100GBや50GB、1日◯◯GBなどのプランを販売する通信キャリアも登場しています。

「ドコモ」のモバイルWi-Fiは、スマホの5Gプランと同様で無制限(※1)のデータ通信が可能です※。

モバイルデータ通信で高画質な映像コンテンツを楽しんでいると、あっという間にデータ通信量を使い切って速度制限になってしまいます。しかし、無制限プランのモバイルWi-Fiを持ち歩けば、外出先でも気兼ねなく好きなだけ映像コンテンツを楽しめる点が特徴です。

※1 通信混雑時・大量通信時などに通信制限がかかる場合があります。

月額料金

モバイルWi-Fiは同じデータ通信量であっても、サービスを提供する事業者が違えば月額料金も大きく異なります。

たとえば、モバイルWi-Fiの無制限プランで月額料金を比較すると、A社が約4,200円(税込)であるのに対し、B社は約3,200円(税込)と、毎月1,000円ほどの差額があります。

また、サービスによって機種代金が発生するサービスとしないサービスがあります。

同じデータ通信量、同じ機種でもサービスごとで料金が異なるので、なるべく安いサービスを選ぶことを心がけましょう。

最大通信速度

サービスやデバイスのスペックによって、最大通信速度が異なる場合があります。

たとえば、「ドコモ」のモバイルWi-Fiは5Gエリアで高速通信を利用できます。

一方、クラウドSIM対応のモバイルWi-Fiは基本的に4G LTEしか利用できず、5Gと比べて通信速度が遅い点が特徴です。

十分な通信速度がでない可能性があることを理解しておきましょう。

同時接続台数

デバイスのスペックによって、一度に接続可能な「同時接続台数」にも大きな違いがあります。

たとえば、「ドコモ」のモバイルWi-Fiは最大17台までの同時接続が可能ですが、接続台数が増えるほど電波は分散されて弱くなってしまいます。

パソコン・スマホ・タブレットなど、1〜3台程度ならモバイルWi-Fiでも通信の遅延が発生しにくいです。

ですが、接続数が4台以上になる場合や、常にインターネット接続が必要なIoT家電を利用する場合は、ホームルーターや固定回線の導入も検討すると良いでしょう。

モバイルWi-Fiの選び方

モバイルWi-Fiを選ぶ際は、基本的にご自身が想定する使い方にあった最適なサービスの検討が大切です。

たとえば、外出先でパソコンを使ってリモートワークをする場合、Web会議やオンラインツールの利用を想定して、無制限プランや100GBまで利用可能なモバイルWi-Fiを選ぶのが良いでしょう。

一方、モバイルWi-Fiの月額料金はデータ通信量が増えるにつれて高額になるため、移動中や外出先で動画や音楽を楽しむ程度なら、もっと少ないデータ通信量のサービスで月額料金を節約するのもおすすめです。

自宅での作業がメインの方は、モバイルWi-Fiより性能に優れているホームルーターや固定回線を検討するのもおすすめです。

「ドコモ」のモバイルWi-Fiのおすすめポイント

「ドコモ」では、「データ通信製品」という名称でモバイルWi-Fiを販売しています。

「ドコモ」のモバイルWi-Fiは、一部のエリアでスマホと同じくNTTドコモの高品質な5Gネットワークを利用できる点が特徴です。

料金プランによっては無制限(※1)でインターネットを使えて、モバイルWi-Fiでありながら、同時接続台数は17台(Wi-Fi16台、有線LANまたはUSB1台)と破格の性能を有しています。

デバイスによっては最新無線LAN規格「Wi-Fi 6」(※2)に対応しており、すでに「ドコモ」の回線を利用中なら「5Gデータプラス」(※3)で月額料金も1,100円(税込)と割安です。

NTTドコモの高品質な5Gネットワークを割安な料金で利用できるので、モバイルWi-Fiを検討中の方は、この機会に「ドコモ」のデータ通信製品を検討してみてください。

※1 通信混雑時・大量通信時などに通信制限がかかる場合があります。
※2 Wi-Fi 6を使うには、Wi-Fi 6対応のクライアントが必要です。
※3 同一のご契約名義において、「eximo ポイ活」、「eximo」または「ahamo」ご契約回線がある場合のみお申込み可能で、「5Gデータプラス」単独でのご契約はできません。

インターネットの利用場所で自宅がメインなら「home 5G」がおすすめ

インターネットの利用場所で自宅がメインの方は、モバイルWi-Fiではなく「ホームルーター」を検討するのがおすすめです。

なかでも、NTTドコモの「home 5G」は、高品質な5Gネットワークを無制限(※4)で利用できるホームルーターです。

固定回線のような開通工事が不要で、コンセントに挿し込むだけ(※5)で手軽にインターネットを利用できます。

モバイルWi-Fiのように持ち運びはできませんが、「home 5G」のほうが通信速度や安定性は高い点が大きな特徴です。

外出先での利用を想定していない方、手軽に使いはじめられる固定回線を導入したいと考えている方は、この機会にNTTドコモの「home 5G」を検討されてみてはいかがでしょうか。

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※4 データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。
※5 ご登録いただいた設置場所住所以外ではご利用いただけません。

モバイルWi-Fiの選び方で迷ったら5つのポイントを比較しよう

モバイルWi-Fiは、手軽に持ち運べて外出先でも気兼ねなくインターネットを利用できる点が特徴のデバイスです。

どのサービスを選べば良いか迷ったときは、以下の5つのポイントに着目するのがおすすめです。

• 回線の種類(通信エリア)
• 通信量の上限
• 月額料金
• 最大通信速度
• 同時接続台数

これら5つの比較ポイントに着目しながら、ご自身の使い方(Web会議の際に使うのか、コンテンツを楽しむ用途で使うのかなど)にあったサービスを選ぶのが良いでしょう。

なお、自宅での作業がメインなら、モバイルWi-Fiよりも通信速度や安定性が高い「home 5G」の検討もおすすめです。

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※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。