Wi-Fiのネットワーク利用に制限が起きる原因とは？対処法を解説

2024.11.05

Wi-Fiを利用していると、ネットワークの利用に制限がかかることがあります。

インターネットに接続できなくなると不便なので、制限にかかった場合の対処法を知っておくと良いでしょう。

本記事では、Wi-Fiのネットワーク利用に制限が起きる原因を説明します。併せて、制限を解除する方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

記事サマリー

Wi-Fiのネットワーク利用に制限が出る「制限付きアクセス」とは？

Wi-Fiのネットワーク利用に制限が出る現象を、「制限付きアクセス」と呼びます。制限付きアクセスは、何らかの原因でWi-Fiが利用できずにインターネットに接続できない状態のことをさします。

「制限」という表現から「速度は遅いものの利用できる」と思うかもしれませんが、実際はほとんど利用できない状態です。

制限付きアクセスになると、Wi-Fiマークの横に「！」が表示されたり、Wi-Fi通信状況の確認画面に「制限」などの表示が出たりするので、そこを確認すれば制限がかかっているかどうか判断できます。

Wi-Fiが制限付きアクセスになる原因

Wi-Fiが制限付きアクセスになる原因は、主に以下が考えられます。

Wi-Fiルーターやデバイスの設定に問題がある
デバイスが省エネモードになっている
Wi-Fiの電波が弱い
Wi-Fiの電波が干渉し合っている
利用料金を滞納している
大量のデータ通信により利用を制限されている

それぞれの原因を、詳しく説明します。

Wi-Fiルーターやデバイスの設定に問題がある

Wi-Fiは、ルーターおよびデバイスの双方で適切に設定が行われていなければ利用できません。何らかの理由で設定に問題が生じてしまうと、これまで利用できていたのに突然使えなくなってしまうこともあります。

特にOSのアップデート後などは、設定が初期化されることもあるので要注意です。

デバイスが省エネモードになっている

スマホやパソコンなどのデバイスには、機能を一部制限してパフォーマンスを落とすことで消費電力を抑える「省エネモード」が搭載されていることがあります。省エネモードになっているとWi-Fiへの接続が制限されることがあり、その結果ネットワーク利用が制限される可能性が考えられます。

Wi-Fiの電波が弱い

Wi-Fiの電波が弱い場合も、制限付きアクセスになることがあります。Wi-Fiの電波は、コンクリートの壁や水槽の水などを通過することで、減衰する性質があります。そのため、利用環境によってはデバイスがうまく電波を受信できずに制限付きアクセスになってしまう可能性が考えられるでしょう。

Wi-Fiの電波が干渉し合っている

Wi-Fiがほかの電波と干渉し合うことで、接続制限になる可能性も考えられます。家電のなかには、電子レンジやテレビ、ドライヤーのように電波を発するものがあるので、それらとWi-Fiルーターが近くにあるとお互いの電波が干渉し合う可能性が高いです。

利用料金を滞納している

月額料金制のWi-Fiルーターを利用している場合は、利用料金を滞納していると、通信事業者が定める一定の基準のもと、インターネットへの接続サービスが一時的に停止されることがあります。その結果、接続が制限される可能性が考えられるでしょう。

大量のデータ通信により利用を制限されている

契約中のインターネット回線サービスが月々の通信量に上限を設けている場合は、上限を超過したときにインターネットの利用が制限されます。また、無制限のプランの場合でも、短期間で著しいデータ通信量を行った場合など、通信事業者が定める一定の基準を満たす場合は、一時的に利用が制限されることがあります。

Wi-Fiの制限付きアクセスを解除する方法

Wi-Fiの制限付きアクセスを解除する方法は、原因ごとに以下が挙げられます。

Wi-Fiルーターやデバイスの設定を確認する
デバイスの省エネモードを解除する
Wi-Fiルーターの位置を変える
Wi-Fiルーターの周波数帯を変える
未納の料金を支払う
通信制限のないプランを選ぶ

それぞれの方法を、詳しく説明します。

Wi-Fiルーターやデバイスの設定を確認する

Wi-Fiルーターやデバイスの設定に問題がある場合は、適切に設定を行うことでインターネットに接続できるようになります。設定を確認して以前と異なる箇所があったら、再度設定をし直してからインターネットに接続できるかどうか再挑戦してみると良いでしょう。

なお、Wi-Fiルーターやデバイスは長期間起動させたままだと調子が悪くなることがあります。そのため、Wi-Fiルーターやデバイスの再起動で状況が改善することもあります。

デバイスの省エネモードを解除する

デバイスが省エネモードになっている場合は、省エネモードを解除することで制限付きアクセスが解消する可能性があります。Windows 11での省エネモードの解除手順は、以下のとおりです。

検索窓で「コントロール」もしくは「control」と検索し、コントロールパネルを開く
「ハードウェアとサウンド」→「電源オプション」を選択する
電源プランの「プラン設定の変更」→「詳細な電源設定の変更」を選択する
「ワイヤレスアダプターの設定」を展開し、そのなかの「省電力モード」をさらに展開する
「バッテリ駆動」と「電源に接続」の省電力モードを「最大パフォーマンス」に変更して「OK」を選択する

Wi-Fiルーターの位置を変える

Wi-Fiルーターの位置が悪く電波が減衰している場合は、Wi-Fiルーターの位置を変えると良いでしょう。ルーターの設置場所として適切なのは、以下のようなところです。

電波状況が良いところ
家や部屋の中心部
床から1～2ｍの高さのところ

これらの条件に当てはまる場所を選んで、ルーターを設置しましょう。

また、電波はルーターから放射状に出ています。そのため、家や部屋の中心部にルーターを置くことで、電波を効率良く飛ばすことが可能です。同様の理由で高さも、床から1～2m程度のところを選びましょう。

なお、先述したようにWi-Fiには減衰したり干渉したりする性質があります。そのため、水辺の近くや電波を発する家電の近くに設置するのは避けたほうが良いです。

Wi-Fiルーターの周波数帯を変える

Wi-Fiには、2.4GHzと5GHzの周波数帯があります。家電などから発される電波とWi-Fiが干渉している場合は、周波数帯を変えることで干渉しなくなり、制限付きアクセスにならなくなる可能性が高いでしょう。

未納の料金を支払う

料金未納で利用を一時的に制限されている場合は、滞納している料金を支払うことで状況が改善される可能性が高いです。料金をなるべく早く支払うようにして、今後は未納にならないように十分注意しましょう。支払い方法をクレジットカードにしている場合、登録しているカードの有効期限が切れて支払いができていない状態に陥ることもあるので、有効期限はきちんと確認しましょう。

通信制限のないプランを選ぶ

インターネット回線を選ぶ際に、通信制限を設けていない回線を選ぶことで、上限超過による接続制限に悩まされることがなくなります。ご契約の前に、月々の通信量に上限が設けられていないか確認しましょう。

現在ご利用中のインターネット回線に上限が設けられている場合は、乗り換えを検討しても良いでしょう。

快適にインターネットを使いたい方には「ドコモ光」がおすすめ

制限付きアクセスにかかってインターネットに接続できない状態になると、とても不便です。現在ご利用中のインターネットを見直したいと考えている方や、ご自宅に快適なインターネット環境を整備したいと考えている方には、「ドコモ光」がおすすめです。「ドコモ光」のメリットは、主に以下が挙げられます。

超高速の10ギガプランがある
通信制限がないのであんしんして使える

光回線の一般的な通信速度は、1Gbpsです。これはほかのインターネット接続手段と比べると十分な速さですが、「ドコモ光」には最大通信速度10Gbpsの「ドコモ光 10ギガ」もあります。そのため、高速通信環境を構築したい方には、「ドコモ光 10ギガ」がおすすめです。

なお、「ドコモ光 10ギガ」は提供エリアが限定されているため注意しましょう。現在の提供エリアは、こちらからご確認いただけます(提供エリアは順次拡大予定)。

また、「ドコモ光」はベストエフォート型サービスです。最大通信速度は技術規格上の最大値となり、お客さま宅内での実使用速度はお客さまのご利用環境・ご利用機器、回線の混雑状況などによって低下します。

光回線は通信制限がない場合が多く、「ドコモ光」も通信制限を設けていません※。そのため、動画の視聴やゲームなど大容量のデータをダウンロードしやすくなります。

常に快適な環境でインターネットを使いたいと考えている方は、ぜひ「ドコモ光」の利用をご検討ください。

※データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断される場合があります。また、料金未納の場合は利用が制限されることがあります。

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