モバイル回線の5Gを4Gにする方法とは?スマホとホームルーターの手順を解説

通信ノウハウ

5Gは、高速通信や低遅延などの特徴を持つ次世代のモバイル回線です。

利用可能エリアは拡大していますが、通信環境や利用状況により、通信が不安定になることがあります。

5Gの通信の不安定さを解決する方法はいくつか存在しますが、4Gに変更する方法も手段のひとつです。

本記事では、モバイル回線の5Gを4Gにする方法を解説します。スマホとホームルーターそれぞれの手順、5Gを4Gにするメリットや注意点を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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記事サマリー

スマホのモバイル回線の5Gを4Gにする方法

モバイル回線は、2020年3月から5G(第5世代移動通信システム)の提供が開始され、利用可能エリアが拡大してきました。2023年度末には、5Gの人口カバー率は98.1%※に到達しています。

ただし、一部のエリアでは、5Gを利用した通信が不安定になることがあります。

この場合、デバイスを4Gに切り替える方法も選択肢のひとつです。

以下では、スマホのモバイル回線の5Gを4Gにする方法を、OSごとに解説します。ホームルーターを4Gに固定する方法もあわせて紹介します。

※出典:総務省「5Gの整備状況(令和5年度末)の公表」

iPhoneの場合

iPhoneで5Gを4Gにする方法は次のとおりです。

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「モバイル通信」または「モバイルデータ通信」をタップする
  3. 「通信のオプション」をタップする
  4. 「音声通話とデータ」をタップする
  5. 「4G」または「LTE」をタップする

上記の手順を行うと、5Gのエリア内にいても、モバイル回線が4GまたはLTEに固定されます。

4Gへの変更が問題なく行われれば、iPhone のステータスバーに「4G」と表示されます。

※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※TM and ©2023 Apple Inc. All rights reserved.

Androidの場合

Androidで5Gを4Gにする方法は次のとおりです。

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「ネットワークとインターネット」をタップする
  3. 「SIM」をタップする
  4. 「優先ネットワークの種類」をタップする
  5. 「4G」をタップする

4Gへの切り替えが完了すると、アンテナマークの横に「4G」と表示されます。

なお、Androidは機種により、手順や表示が異なる可能性があります。

詳細な手順はメーカーの公式サイトなどで確認しましょう。

ホームルーターも5Gから4Gへ固定できる

ホームルーターはインターネットとの接続にモバイル回線を利用しており、機器によって5Gから4Gへ固定することが可能です。

「ドコモ光」の「home 5G」では、次の手順で4Gへ切り替えられます。

  1. パソコンやスマホを「home 5G」のホームルーターに接続する
  2. ブラウザで「http://web.setting/」と入力する
  3. パスワードを入力してログインする
  4. 設定ツール画面で「設定」「モバイルネットワーク設定」の順に進む
  5. 「ネットワーク設定」を選択する
  6. ネットワークモードで「4G」を選択する

一般的に、ホームルーターは機器自体に設定変更できる画面が搭載されていません。5Gから4Gへ固定する場合は、パソコンやスマホのブラウザを利用して設定画面を表示し、変更を行います。

5Gを4Gにするメリット

イメージ

モバイル回線の5Gを4Gに変更する場合、期待されるメリットは次のとおりです。

  • 通信が安定する可能性がある
  • バッテリーの節約につながる場合がある

各メリットの詳細を解説します。

通信が安定する可能性がある

5Gは利用可能エリアが拡大している途中であるため、移動中や利用可能エリアの境界などで通信する場合、通信が不安定になることがあります。

また、5Gは高い周波数帯を利用することから、4Gと比べると電波の届く距離が短く、障害物に弱いことも難点です。

そのため、5Gの電波が弱いエリアでは、4Gへの切り替えで通信が安定する可能性があります。

バッテリーの節約につながる場合がある

電波状況は、デバイスのスタンバイ電力消費に影響を与える要素です。

たとえば、5Gの電波状況が不安定な場所で通信すると、デバイスはネットワークを探す頻度を増やすことになり、多くの電力を消費します。

電波状況が不安定な5Gから安定している4Gへ変更すると、デバイスが電波を探す動作を減らせる場合があります。バッテリーを節約したい場合、4Gへの変更は有効な選択肢です。

5Gを4Gにするときの注意点

5Gから4Gに切り替える操作は、5Gの電波状況が不安定であり、4Gで安定した通信が行える場合に有効です。

ただし、次の点に注意しましょう。

  • 5Gのメリットを活用できなくなる
  • 5Gの電波が安定してもきづかない可能性がある

それぞれの詳しい内容を紹介します。

5Gのメリットを活用できなくなる

5Gを4Gにすると、高速通信、低遅延、多数同時接続などの5Gの特徴を活用できなくなる点に注意しましょう。

4Gの下りの最大通信速度は1Gbpsですが、5Gの下りの最大通信速度は10Gbpsです。下りの最大通信速度を比較するだけでも、10倍の違いがあります。

5Gのメリットを最大限に活かし、通信環境に応じて4Gを利用したい場合は、そのほかのモードへの変更を検討しましょう。

たとえば、iPhoneは4Gのほか、「5Gオン」や「5Gオート」を選択できます。5Gオンは5Gエリア内では常に5Gを利用する機能で、5Gオートはスマートデータモードが有効になる機能です。

5Gオートにすると、5Gで速度の向上が見られない場合に4Gに自動的に切り替わります。

5Gと4Gをバランス良く利用したい方におすすめの機能です。

※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※TM and ©2023 Apple Inc. All rights reserved.

5Gの電波が安定してもきづかない可能性がある

モバイル回線を4Gに固定した場合、5Gの電波状況が安定してもきづかない可能性がある点に注意しましょう。

特に、移動中で5Gの電波状況が安定せず、4Gに固定した場合は、都市部など5Gの電波状況が安定しやすいエリアに移動後、通常の設定へ戻すことをおすすめします。

また、通信会社は日々5Gエリアの拡大を行っており、5Gの電波状況は改善されています。

自宅で4Gに固定した場合は、定期的に5Gに戻す、通信会社が提供する5Gのサービスエリアを確認するなどを行い、どちらが快適に利用できるかを確認すると良いでしょう。

5Gの快適な利用には「home 5G」がおすすめ

5G環境でインターネットを利用するなら、コンセントに挿すだけ※1でWi-Fiを利用できる「home 5G」がおすすめです。

「ドコモ」の5G対応ホームルーター(HR02)※1は、最大受信速度4.2Gbps(ベストエフォート形式)※2※3、5G高速通信対応※4です。月間のデータ通信量は無制限※5で、動画の視聴やSNSの閲覧を楽しめます。

また、5G対応ホームルーター(HR02)には、「5G/4G(Auto)」と「4G」の2つのネットワークモードが備わっています。「5G/4G(Auto)」を選択すると、最適に受信できる回線を自動で切り替えてくれるので便利です。

「home 5G」の詳細は、以下の表をご覧ください。

月額料金home 5Gプラン:4,950円(税込)
機種代71,280円(税込)
初期費用契約事務手数料3,850円(税込)
(オンラインショップは無料)
契約期間定期契約なし
データ容量無制限※5
購入先ドコモオンラインショップ
ドコモショップ
量販店

※1 ご登録いただいた住所以外ではお使いになれません。
※2 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※3 LANケーブル接続時は受信時最大2.5Gbps、Wi-Fi接続時は受信時最大で4.8Gbps(いずれも技術規格上の最大値)。機器接続時の通信速度は、お客さまの通信環境と接続機器の規格により異なります。
※4 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
※5 データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。

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※「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

通信環境に合わせて5Gと4Gを使い分けよう

5Gは電波の性質上、4Gと比較すると障害物の影響を受けやすく、電波の届く距離が短くなっています。5Gのサービスエリアは拡大してきましたが、移動中やエリアの境界にいる場合は、通信が不安定になるかもしれません。

スマホやホームルーターは、機器により4Gに固定することも可能なため、通信環境に合わせて使い分けましょう。5Gの電波状況が安定している場所では、5Gを優先した利用をおすすめします。

「home 5G」のホームルーターは、ネットワークモードを「5G/4G(Auto)」にすると、最適に受信できる回線を自動で選択します。自宅での5G環境の通信に、ぜひ「home 5G」をご検討ください。

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※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

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