スマホのテザリングでPCをインターネットにつなぐ方法や注意点を解説

2024.10.11

スマホのテザリング機能を使えば、自宅や外出先でパソコンなどの通信機器をインターネットに接続することができます。

ただ、これまでテザリング機能を使ったことがなく、どうすれば良いかわからない方もいるのではないでしょうか。

本記事では、テザリング機能の概要やメリットを説明します。併せて、テザリングの手順や注意点も説明するので、ぜひ参考にしてください。

記事サマリー

スマホのテザリング機能とは？

スマホのテザリング機能とは、スマホのデータ通信機能を利用して、ほかのデバイスのインターネット接続を行うための機能です。スマホおよびインターネットに接続したいデバイスの双方で設定を行うことで、デバイスによるインターネット接続が可能になります。

テザリングのメリット

テザリングは、スマホがあればパソコンのようなデバイスをインターネットに接続できるため、モバイルWi-Fiなどを契約する必要がありません。テザリングにはWi-Fiテザリング、Bluetooth®テザリング、USBテザリングの3種類がありますが、それぞれのメリットは以下のとおりです。

Wi-Fiテザリング：通信速度が速め、複数台接続が可能、無線でテザリングができる
Bluetooth®テザリング：デバイスのバッテリー消費が抑えられる、無線でテザリングができる
USBテザリング：ほかの方法よりも通信速度が速い、充電しながらテザリングできる

Wi-Fiテザリングは、通信速度が速く複数台接続が可能なことがメリットです。無線でテザリングが可能なので、多少距離があっても問題ありません。ただし、デバイスのバッテリー消費が速いので、充電しながらの利用が望ましいです。

Bluetooth®テザリングは、近距離のデバイス同士を接続する目的で利用されるテザリングで、デバイスのバッテリー消費が少ないことがメリットです。ただし、デバイスがBluetooth®に対応していることが前提となるので、デバイスの種類によっては利用できないケースもあります。

USBテザリングは、USBケーブルでスマホやパソコンのようなデバイスと接続する形で利用するテザリングです。ケーブルで直接つなぐため通信速度が速く安定しており、充電しながら利用できるのがメリットです。

ただし、ケーブルがなければ利用できないので、あらかじめ準備しておかなければならないのがネックといえるかもしれません。

テザリングでPCをインターネットにつなぐ方法

テザリングでパソコンをインターネットにつなぐ方法は、テザリングの種類によって異なります。Wi-Fiテザリング、Bluetooth®テザリング、USBテザリングのいずれか、およびiPhoneを使うかAndroidスマホを使うかで異なるので、それぞれの場合での方法を以下で詳しく説明します。

※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※TM and ©2023 Apple Inc. All rights reserved.

Wi-Fi

iPhoneでWi-Fiテザリングを行う場合の手順は、以下のとおりです。

「設定」からWi-FiをONにする
設定の「インターネット共有」を選び、「インターネット共有」のON、OFFの切り替えをONにする
「インターネット共有」のON、OFF切り替えの真下にある「Wi-Fiのパスワード」を、インターネット接続したいデバイス側で入力すればテザリング完了

AndroidスマホでWi-Fiテザリングを行う場合の手順は、以下のとおりです。

Androidデバイスの「設定」から「無線とネットワーク」→「テザリングとポータブルアクセス」→「ポータブルWi-Fiアクセスポイント」の順にタップする(はじめてテザリングを行う場合は、アクセスポイントの設定から行う必要があります)
Wi-FiアクセスポイントをONにし、インターネットに接続したいデバイス側で、「設定」画面の「無線とネットワーク」でWi－FiをONにする
利用可能なネットワークの中からAndroidデバイスを選択し、あらかじめ設定しておいたパスワードを入力することでテザリング完了

Bluetooth®

iPhoneでBluetooth®テザリングを行う場合の手順は、以下のとおりです。

「設定」からBluetooth®をONにする
設定の「インターネット共有」を選び、「インターネット共有」のON、OFFの切り替えをONにする
「インターネット共有」のON、OFF切り替えの真下にある「Wi-Fiのパスワード」を、インターネット接続したいデバイス側で入力すればテザリング完了

AndroidスマホでBluetooth®テザリングを行う場合の手順は、以下のとおりです。

Androidデバイスとインターネットに接続したいデバイスのBluetooth®をONにする
「設定」から「デバイス接続」を選択して「Bluetooth®」をONにし、使用可能なデバイスに双方のデバイス名が表示されるので、タップする
Bluetooth®ペア設定要求が行われるので承認する
「設定」から「ポータブルWi-Fiアクセスポイント」まで進め、Bluetooth®テザリングをONにすればテザリング完了

USB

iPhoneでUSBテザリングを行う場合の手順は、以下のとおりです。

インターネットに接続したいデバイスをUSBケーブルでiPhoneと接続する
設定の「インターネット共有」を選び、「インターネット共有」のON、OFFの切り替えをONにする
「インターネット共有」のON、OFF切り替えの真下にある「Wi-Fiのパスワード」を、インターネット接続したいデバイス側で入力すればテザリング完了

AndroidスマホでUSBテザリングを行う場合の手順は、以下のとおりです。

Androidデバイスをインターネットに接続したいデバイスにUSB接続する
「設定」→「無線とネットワーク」→「テザリングとポータブルアクセス」と進んでいき、「USBテザリング」をONにすることで、テザリング完了

テザリング時の注意点

テザリングを行う際は、以下に挙げる注意点を意識しておくと良いでしょう。

データ通信量の消費量に注意
光回線よりも通信速度が劣る場合がある
スマホのバッテリーを消費する

それぞれの注意点を、詳しく説明します。

データ通信量の消費量に注意

テザリングでは、スマホのモバイルデータ通信でインターネット接続を行います。そのため、テザリングをする時間が長くなるほどデータ通信量の消費も大きくなります。月間でのデータ通信量に上限があるプランを契約している場合などは、要注意です。

Wi-Fiが使える環境ではWi-Fiに接続するなど、データ通信量を抑える工夫をすると良いでしょう。

光回線よりも通信速度が劣る場合がある

テザリングでのインターネット接続は、スマホの回線を利用して行います。そのため、光回線よりも通信速度が遅い場合があります。サイズの大きなファイルを閲覧・送受信する場合や、リアルタイムでの反応が重要な通信をする場合は要注意です。

スマホのバッテリーを消費する

テザリングの方法によっては、スマホのバッテリー消費が普段よりも激しくなる場合があります。そのため、熱を持ってしまったり途中で充電が切れてしまったりする可能性が考えられます。

バッテリーの消費を抑えるために、長時間連続で使用しないことやモバイルバッテリーを持ち歩くなどの対策が重要です。

快適なインターネット環境の構築には「ドコモ光」がおすすめ

テザリングは、外出先でインターネットに接続する際に便利な手段のひとつです。ただ、自宅でインターネットを使うなら通信速度や安定性に優れた光回線を利用するのが良いでしょう。

快適なインターネット環境を構築するために光回線の導入を検討している方には、「ドコモ光」がおすすめです。「ドコモ光」のメリットは、主に以下が挙げられます。

超高速の10ギガプランがある
通信制限がないのであんしんして使える
IPoE方式のIPv6インターネット接続機能に対応している

光回線の一般的な通信速度は、1Gbpsです。これはほかのインターネット接続手段と比べると十分な速さですが、「ドコモ光」には最大通信速度10Gbpsの「ドコモ光 10ギガ」もあります。そのため、高速通信環境を構築したい方には、「ドコモ光 10ギガ」がおすすめです。

なお、「ドコモ光 10ギガ」は提供エリアが限定されているため注意しましょう。現在の提供エリアは、こちらからご確認いただけます(提供エリアは順次拡大予定)。

また、「ドコモ光」はベストエフォート型サービスです。最大通信速度は技術規格上の最大値となり、お客さま宅内での実使用速度はお客さまのご利用環境・ご利用機器、回線の混雑状況などによって低下します。

光回線は通信制限がない場合が多く、「ドコモ光」も通信制限を設けていません※。そのため、動画の視聴やゲームなど大容量のデータをダウンロードしやすくなります。

IPv6は、IPv4の後継となる次世代のインターネット・プロトコルです。通信速度が安定するのはもちろんのこと、セキュリティ面でもあんしんなメリットがあるので、仕事でインターネットを利用する方にもおすすめです。

なお、IPv6通信を利用する場合は、使用しているパソコンなどのデバイスがIPv6アドレスに対応している必要があります。

IPoE方式のIPv6インターネット接続を利用すると、IPv6に対応したサービス(Webサイトの閲覧や動画配信サービスの視聴など)を快適に利用しやすくなるでしょう。

パソコンと一緒に光回線も新しいものにしたいと考えている方は、ぜひ「ドコモ光」の利用をご検討ください。

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※データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。