ゲートウェイとは?種類や設置するメリット、導入事例、設定方法などを解説

通信ノウハウ

ゲートウェイは、ネットワークを接続する際に必要な機器や機能をさす用語です。

ご家庭や職場でインターネットを利用する場合に必要となり、設置すればできることが増えるようなメリットがあります。

ただし、種類によって目的が異なり複雑なため、ある程度の基礎知識を身につけると良いでしょう。

本記事では、ゲートウェイについて解説します。また、ゲートウェイの種類やゲートウェイを設置するメリット、導入事例なども紹介するので参考にしてください。

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記事サマリー

ゲートウェイとは?

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IT分野でのゲートウェイとは、通信プロトコルが異なるネットワーク同士が、データをやり取りする際に中継する仕組みや機器の総称です。

プロトコルとは通信する際の手順で、スマホでWebサイトにアクセスする、パソコンでメールを送受信する際に行われるルールのようなものをさします。

本来、プロトコルが異なると、ルールも異なるため相互通信ができませんが、ゲートウェイがあることでプロトコルを変換して中継できます。

つまり、異なるネットワークのデバイス同士は、ゲートウェイを介してデータのやり取りを行っており、Webサイトへのアクセスやメールの送受信などが可能です。

ゲートウェイの種類

ゲートウェイには次のような種類があります。

  • ホームゲートウェイ
  • IoTゲートウェイ
  • VoIPゲートウェイ
  • デフォルトゲートウェイ
  • インターネットゲートウェイ

以下で詳しく解説します。

ホームゲートウェイ

ホームゲートウェイとは、光回線でやり取りされる光信号と、家庭内で使用されるデジタル信号を変換するゲートウェイ機器の総称です。

一般的には「ひかり電話対応ルーター」のことで、光回線とひかり電話をセットで契約したときにレンタルされる機器で、ONUとルーターの機能を兼ね備えている場合があり、ひかり電話や光テレビなどに対応しています。

ホームゲートウェイのことを詳しく知りたい方は、下記記事もご覧ください。

「ホームゲートウェイとは?ONU・ルーター・モデムとの違いも解説」

IoTゲートウェイ

IoTゲートウェイとは、複数のIoTデバイスから取得したデータを取りまとめ、ネットワークを介してサーバーに送信する機器の総称です。

IoTは「Internet of Things」の略称で、さまざまなものをインターネットやネットワークに接続する技術をさします。

本来、工場や職場などで数十台から数百台のIoTデバイスを個別でインターネットに接続すると、通信にかかるコストや手間が膨大になる可能性があります。

しかし、IoTゲートウェイがあれば、インターネット接続機能を肩代わりでき、IoTデバイスを一元管理できます。

VoIPゲートウェイ

VoIPゲートウェイは、電話回線とインターネット回線を中継し、両方の回線で通話できるようにする機器の総称です。

音声は電話回線ではアナログデータ、インターネット回線ではデジタルデータで伝送されます。

回線が異なる場合、電話回線からインターネット回線へ、あるいはインターネット回線から電話回線へ接続するために2種類のデータの相互変換が必要です。

VoIPゲートウェイはアナログ電話回線とインターネット回線を中継するための仕組みで、既存の電話システムをIP電話に変換でき、手間やコストを削減できます。

デフォルトゲートウェイ

デフォルトゲートウェイとは、家庭や社内のLANからインターネットのような外部ネットワークに接続する際に、通信の出入り口を果たしている仕組みをさします。

ほかのゲートウェイと異なり、機器の名称ではありません。

ルーターに備わっている機能で、設定しないと外部ネットワークと接続できないため、変更する際は注意しましょう。

インターネットゲートウェイ

インターネットゲートウェイとは、内部のネットワークから外部のインターネットに接続するための機能の総称です。

ルーターだけではなく、大規模なLANとインターネットをつなぐ、サービスやシステムのことをさしており、企業によってはインターネットサービスとして提供しています。

ゲートウェイとルーターの違い

ルーターは、パソコンやスマホなどのデバイスをネットワークに接続するための機器です。

ゲートウェイと役割が似ており、同じ意味で使用されることがあります。

ただし、ルーターはネットワーク標準のOSI参照モデルの第3層「ネットワーク層」をさしており、IPアドレスに基づいてデータを中継します。

広義のゲートウェイは機器だけでなくシステムもさしますが、ルーターはIPアドレスを判別してネットワークを中継する機器だけをさす言葉です。

  • ゲートウェイ…ネットワークを中継する機器と中継ネットワークのシステム
  • ルーター…ネットワークを中継する機器

似たような意味はありますが、ゲートウェイとルーターは、厳密には異なる用語と覚えておきましょう。

ゲートウェイを設置するメリット

ゲートウェイは、異なるネットワーク同士の通信を可能にする機器や機能をさします。

そのため、種類に応じて設置する目的は異なりますが、最大のメリットは「機能の拡張」が可能になる点です。

たとえば、光回線を契約してホームゲートウェイをご自宅に設置すれば、高速通信によるインターネットやひかり電話などを楽しめます。

また、セキュリティ対策が施されたIoTゲートウェイを社内で構築すれば、IoTデバイスのセキュリティ対策の一括管理が可能です。

インターネットに関する利便性の向上や選択肢を増やしたい場合は、ゲートウェイの設置を検討してみましょう。

ゲートウェイの導入事例

ゲートウェイはご家庭だけでなく、さまざまな企業でも導入されています。

たとえば、IoTゲートウェイは複数のIoTデバイスを一元管理できるため、製造業では通信規格が異なるIoTデバイスを一括で管理し、医療現場では治療薬の温度や湿度のコントロールなどで活躍しています。

ゲートウェイを導入するとビジネスの効率化やコストの最適化などに役立つため、導入を検討してみましょう。

ゲートウェイを設定する方法

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基本的に、ゲートウェイは種類によって設定方法が異なります。

ご家庭のインターネットで設定する機会があるのはデフォルトゲートウェイです。

異なるネットワークのデバイスと通信するためにはデフォルトゲートウェイが必要で、ご家庭の場合はホームゲートウェイやルーターを用いてインターネットに接続しています。

通常ならDHCPと呼ばれる機能によって、必要な設定情報が自動的に割り当てられているため、ご自身でデフォルトゲートウェイを設定する必要はありません。

しかし、何らかの理由でデフォルトゲートウェイを変更したい場合は、下記の手順で設定しましょう。

  1. 「スタート」ボタンをクリックする
  2. 「設定」をクリックする
  3. 「ネットワークとインターネット」をクリックする
  4. 「ネットワークの詳細設定」をクリックする
  5. IPアドレスを設定する項目をクリックする
  6. 「編集」ボタンをクリックする
  7. 「ネットワーク」タブをクリックする
  8. 「インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)」をクリックする
  9. 「プロパティ」ボタンをクリックする
  10. 「全般」タブをクリックする
  11. 「次の IP アドレスを使う」をクリックする
  12. 「IPアドレス」「サブネットマスク」「デフォルトゲートウェイ」を入力する
  13. 「次のDNS サーバーのアドレスを使う」をクリックする
  14. 「優先 DNS サーバー」「代替 DNS サーバー」を設定する
  15. 「OK」ボタンをクリックする
  16. 「閉じる」ボタンをクリックする

IPv6に対応しているネットワークやサービスに接続する場合は、手順8で「インターネット プロトコル バージョン 6(TCP/IPv6)」をクリックします。

なお、IPv6通信を利用する場合は、使用しているパソコンなどのデバイスがIPv6アドレスに対応している必要があります。

また、上記の手順でデフォルトゲートウェイを変更する場合、IPアドレスやデフォルトゲートウェイの値をご自身で入力する必要があるため、事前にプロバイダからもらった書類やルーターの取扱説明書などを確認しましょう。

なお、デフォルトゲートウェイを変更する手順はOSのバージョンや種類によって異なります。

ほかのゲートウェイを設定したい場合は、通信会社や専門のサービスを提供している企業に相談してみると良いでしょう。

インターネットのことなら「ドコモ光」がおすすめ

先述のとおり、ゲートウェイは異なるネットワーク同士の通信を可能とする機器や機能です。ご自宅のパソコンやスマホをWi-Fiに接続し、インターネットを利用するために必要になります。

光回線とひかり電話をセットで契約すると、ホームゲートウェイをレンタルしますが、設置方法や設定などはご自身で行うことが多いです。

ただし、通信会社によってサポート体制は異なり、「ドコモ光」はサポート体制が充実しています。

たとえば、「ドコモ光」なら「ネットトータルサポート」を月額使用料550円(税込)で利用可能です※1※2。

パソコンやルーター、テレビ、周辺機器などの通信につながる機器のさまざまな悩みをサポートしており、月2回まで無料で訪問サポートを受けられます※3。

何かトラブルが生じたときもサポートを依頼しやすく、判断が難しいトラブルや、対処が不安なときなどに、専門のスタッフによる訪問サポートを受けられるためあんしんです。

ほかにもさまざまなサポートを受けられるため、あんしんして加入できます。

「ドコモ光」では、最大10Gbps※4に対応する「ドコモ光 10ギガ※5」が一部エリアで利用できる、全国エリアで最大1Gbps※4の「ドコモ光 1ギガ」が利用できます。

プロバイダは複数のサービスから選択可能です。また、ドコモユーザーはインターネット回線に「ドコモ光」を選ぶと、ドコモの家族全員のスマホ料金が最大1,000円(税抜)の割引を※6受けられます。

「ドコモ光」が提供する2つのプランの詳細は、以下の表よりご確認ください。

月額料金
(ドコモ光1ギガ)※7
(マンション)
タイプA・C:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込)
タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込)
単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込)
(戸建)タイプA・C:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込)
タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込)
ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込)
月額料金
(ドコモ光10ギガ)※8
タイプA・C:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込)
タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
契約期間なし または 2年定期契約
最大通信速度※4ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps
ドコモ光 10ギガ※5:最大10Gbps
お申込み方法①ご相談フォームで受付
②ご相談(希望の曜日・時間に電話)
③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能)

※1 「ネットトータルサポート」の初回お申込みから31日間無料となります(「ドコモ光」または「ドコモ光/ahamo光」とペア回線を設定されているお客さまはドコモ光の工事完了日から無料期間が適用になります。それ以外の場合はお申込日から適用となります)。
※2 ネットトータルサポートの訪問サポート・修理・データ復旧・買取は、ドコモが委託する協力会社による提供です。
※3 訪問サポート、修理、データ復旧、買取にて、基本訪問料金および機器回収料金に関して、合計月2回まで無料となります。合計月3回目以降は都度、基本訪問料金は6,600円(税込)、機器回収料金は実費請求となります。
※4ベストエフォート値による最大通信速度
※5「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
※6 「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※7 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※8 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。

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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

ゲートウェイでトラブルが起きたら通信会社に相談してみよう

ゲートウェイは、異なるネットワークのデバイス同士を接続するための機器や機能をさす用語です。

種類によって目的は異なりますが、導入するとできることが増えます。

ビジネスならIoTゲートウェイやVoIPゲートウェイを、ご自宅ならホームゲートウェイやデフォルトゲートウェイに関わることがあります。

専門的な分野のため、トラブルや不明なことがあったら契約している通信会社に相談してみましょう。

なお、「ドコモ光」ならサポート体制が充実しており、「ドコモ光 10ギガ※9」のような高速通信を体験できる料金プランがあるため、おすすめの通信会社です。

※9「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら

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※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

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