「小型ONU」はNTTが提供する脱着可能なONU
小型ONUとは、NTT(東日本/西日本)が提供している脱着可能な小型のONUのことです。
小型ONUには、通信機器に接続する光トランシーバの規格の「SFP+」インタフェース※が採用されおり、利用時は奥行78mm×横幅14mm×高さ12mm程度の小さなスティック状の装置を対応するルーターやホームゲートウェイに装着します。
小型ONUの特徴は、本来ONU機能が備わっていない機器にONU機能を持たせられることです。
たとえば、小型ONUに対応するルーターを利用する場合、小型ONUをルーターに挿すことでONUとルーターの機能を一体化できます。
※ SFP+(Small Form factor Pluggable +)は、光ファイバーを通信機器に接続する光トランシーバの業界標準規格です。
そもそもONUとは
ONUとは、「Optical Network Unit」の略称で、光信号とデジタル信号を相互に変換する役割を持った光回線終端装置を意味しています。
光回線を利用してインターネットに接続するためには、光信号をデジタル信号に変換しなければいけないため、ONUが必要不可欠です。そのため、ONUは、一般的に契約する回線事業者から無料で貸し出されます。
なお、ONUには主に以下の種類があるので、覚えておきましょう。
種類 | 特徴 |
---|---|
GE-ONU | 光回線の契約時に貸し出される一般的なONUです。 |
小型ONU | ONU一体型ルーター(ホームゲートウェイ)のONU部分を独立させて小型化したスティック状のONUです。小型ONU対応のルーターやホームゲートウェイに装着して利用します。 |
V-ONU | 光回線を利用してテレビを視聴する際に必要なONUです。光回線でインターネットに接続するためには、別途GE-ONUが必要です。 |
GV-ONU | GE-ONUとV-ONUが一体となったONUです。1台で光回線を利用したインターネットとテレビに対応しています。 |
ONUとルーターの違い
ルーターとは、複数のデバイスをインターネットに接続するための機器です。
ONUのみの場合、基本的にLANケーブルを使って1台のデバイスしかインターネットに接続できません。
しかし、ルーターには複数のLANケーブル挿入口が付いているため、ルーターを利用すれば複数台のデバイスをインターネットに接続することが可能です。
近年は、無線LANでインターネットに接続することができるWi-Fiルーターが主流となっており、一般的にルーターといわれる場合は、Wi-Fiルーターをさすことが多いです。
なお、ONUは光回線を利用する際に必要な機器ですが、1台のみのデバイスで光回線を利用するのであれば、ルーターはなくても問題ありません。
ONUとホームゲートウェイの違い
ホームゲートウェイとは、光電話に対応したルーターのことです。ONUではルーターやパソコンしか接続できませんが、ホームゲートウェイではルーターやパソコンのほかに、電話機やFAXなどの機器も同時に接続できます。
また、ホームゲートウェイのなかにはONUの機能が備わった「ONU一体型のホームゲートウェイ」もあります。
小型ONUを利用するメリット
ONUを利用するメリットは、以下のとおりです。
- ONUの設置スペースが空く
- 配線がスッキリする
ルーターを利用する場合、通常はONUとルーターを1台ずつ設置しなければいけません。
しかし、小型ONUは対応するルーターに挿すことでONUとルーターの機能を一体化できるため、ONU1台分の省スペース化が可能です。
また、小型ONUは装着したルーターの電力を利用するため、電源プラグがないです。そのため、配線がスッキリし、コンセントも1つ空きます。
小型ONUを利用する際の注意点
小型ONUを利用する際は、以下の点に注意が必要です。
- 小型ONU対応のルーターやホームゲートウェイが必要
- 一部対象外のサービスがある
- 変更に伴う工事料が必要になる場合がある
それぞれ解説します。
小型ONU対応のルーターやホームゲートウェイが必要
小型ONUは、本体のみでの利用ができないことに注意しましょう。小型ONUを利用する際は、小型ONU対応のルーターやホームゲートウェイが必要ですが、まだ数が少ないため、選択肢が限られてしまいます。
また、ホームゲートウェイはNTTからレンタル可能ですが、小型ONU対応のルーターはご自身で準備しなければなりません。小型ONU対応のルーターは高額になるため、費用もかかってしまいます。
一部対象外のサービスがある
小型ONUはNTTのフレッツ光専用ONUですが、一部対象外のサービスがあります。全てのサービスに対応しているわけではないため、注意しましょう。
小型ONUの対象サービスは、以下のとおりです。
事業者 | 対象サービス(フレッツ光ネクスト) |
---|---|
NTT東日本 | ・ギガファミリー/ギガマンション・スマートタイプ ・ファミリー/マンション・ギガラインタイプ ・ファミリー/マンション・ハイスピードタイプ ・プライオ1/プライオ10 ・ビジネスタイプ |
NTT西日本 | ・ファミリー・ハイスピードタイプ ・ファミリー・スーパーハイスピードタイプ 隼 ・マンション・ハイスピードタイプ ・マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼 ・マンションミニ・ハイスピードタイプ ・マンションミニ・スーパーハイスピードタイプ 隼 ・ビジネスタイプ |
なお、フレッツ・テレビを利用中または、フレッツ光アクセスサービスとフレッツ・テレビを同時に新規にお申込みする場合は、小型ONUを利用できません。
変更に伴う工事料が必要になる場合がある
すでにフレッツ光を利用中の方が小型ONUへ変更する際は、工事が必要になる場合があります。変更に伴う工事が必要な場合は、工事料が発生するので注意しましょう。
なお、新規の方に関しては、小型ONUや通常のONUに限らず、光回線を開通するための工事が必要です。
小型ONUを利用する方法
小型ONUを利用するためには、新規、変更に関係なく、受付窓口(0120-116116)でお申込みが必要です。お申込み後は工事が実施され、工事完了後に小型ONUの接続を行います。
NTTからレンタルされる小型ONU対応のホームゲートウェイを接続する方法は、以下のとおりです。
- 小型ONU挿入口(LINE)のシャッターを開く
- 小型ONUを挿入し、光ケーブルと接続
- 必要に応じて電話機やFAXをホームゲートウェイと接続
- 電源アダプターとコードを接続
- 電源プラグをコンセントに挿す
- デバイスで接続設定を行う
なお、小型ONU対応のルーターに関しては製品によって接続方法が異なるため、詳細は取扱説明書で確認することをおすすめします。
一般家庭で小型ONUは必要?
現状、小型ONUは主にビジネスシーン向けのサービスとして利用されていますが、一般家庭でも以下に該当する場合は、利用を検討しても良いかもしれません。
- ONUやルーターの周辺をスッキリさせたい方
- 小型ONU対応のルーターをすでに持っている方
小型ONUは、配線がスッキリし、ONU1台分のスペースを確保できることがメリットですが、変更の際に別途工事が必要になったり、小型ONU対応のルーターやホームゲートウェイを準備する必要があったりと、費用がかかってしまう点は注意が必要です。
特に、小型ONU対応のルーターは高額のため、新たに購入するのはややハードルが高いかもしれません。
小型ONUが必要か不必要かは人によって異なるため、メリットと注意点をしっかりと理解した上でお申込みを検討しましょう。
自宅で光回線を利用するなら「ドコモ光」がおすすめ
小型ONUは、初期費用が高額になる可能性があるため、自宅で光回線を利用するのであれば、一般向けの光回線サービスがおすすめです。
初期費用を節約しながら自宅で光回線を利用したい方は、「ドコモ光」をご検討ください。
「ドコモ光」では、新規の方を対象に工事料が無料になる特典をご用意しています。プロバイダによっては最新のWi-Fiルーターを無料でレンタルできる場合もあるため、このようなプロバイダを選択すればルーターの購入費用の節約も可能です。
また、インターネットの利用目的は人によって異なります。「ドコモ光」は、「ドコモ光 1ギガ」と「ドコモ光 10ギガ」の最大通信速度が異なる2つのプランをご用意しているため、目的に合わせた快適なインターネット環境を整えることができるでしょう。
月額料金 (ドコモ光1ギガ)※1 | (マンション) タイプA:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込) タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込) 単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込) (戸建) タイプA:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込) タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込) ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込) |
月額料金 (ドコモ光10ギガ)※2 | タイプA:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込) タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) |
契約期間 | なし または 2年定期契約 |
最大通信速度※3 | ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps ドコモ光 10ギガ※4:最大10Gbps |
お申込み方法 | ①ご相談フォームで受付 ②ご相談(希望の曜日・時間に電話) ③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能) |
※1 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※2 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※3 ベストエフォート値による最大通信速度
※4 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
永年最大1,100円(税込)/月割引!※
・無料相談をする
※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
小型ONUを利用する際は特徴を理解した上で検討しよう
小型ONUは、NTTが提供する脱着可能な小型のONUです。小型ONUを利用することで、ONU機能が備わっていないルーターやホームゲートウェイにONU機能を持たせることができます。
小型ONUには配線がスッキリしたり、ONU1台分のスペースの省エネ化ができたりといったメリットがありますが、一方で、対応するルーターはまだ数が少なく、購入費用も高額になるなどの注意点があります。
そのため、小型ONUを導入する際は、メリットと注意点をしっかりと把握した上で検討しましょう。
費用を抑えて光回線を導入したい方は、一般向けの光回線サービスがおすすめです。
「ドコモ光」は工事料が無料になる特典があるほか、プロバイダによっては最新のWi-Fiルーターを無料でレンタルできます。
快適なインターネット環境を整えたい方は、この機会にぜひ「ドコモ光」をご検討ください。
※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
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