データローミングとは?基本的な仕組みや海外で使うための設定方法を解説

通信ノウハウ

データローミングは、現地のネットワークを使って海外で通信ができる日本の携帯電話会社の通信サービスです。

いつものスマホがそのまま海外でも使えます。ほかの通信手段と比べても手間が少なく、手軽に使えることが大きな魅力です。海外旅行でデータローミングの利用を検討している方もいるのではないでしょうか。

本記事では、データローミングの仕組みや料金、利用するための手順を解説します。データローミングの基本を押さえて、海外旅行でスムーズに通信を利用していきましょう。

このエントリーをはてなブックマークに追加

記事サマリー

データローミングとは

データローミング(海外ローミング)は、日本で契約している携帯電話会社のサービスとして、海外で現地の通信事業者のネットワークでインターネットに接続できる仕組みのことです。

日本で契約している携帯電話会社と現地の通信事業者が提携して、通信サービスが提供されます。

データローミングは大手キャリアを中心に提供があり、利用できない携帯電話会社も少なくないので、契約中の携帯電話会社で利用できるかは事前に確認が必要です。

また、データローミングの提供がある携帯電話会社でも、提供される国・地域は異なります。特に渡航者の少ない国・地域への旅行では、対象エリアに含まれているかは確認が必要です。

データローミングの料金は?高額請求に注意

データローミングの料金は従量課金になるところもあり、高額請求にならないように注意しなければなりません。少ないデータ通信でも料金が高額になる場合があります。

なお、携帯電話会社によってはデータローミングの定額サービスがあり、データ通信量の上限内で定額での利用も可能です。

定額のデータローミングのサービスは、事前に申込みが必要な場合もあるので利用方法は確認をしておきましょう。

たとえば、ドコモでは「世界そのままギガ」の提供があり、料金定額であんしんして海外で通信が利用できます。アメリカ(本土)での料金を一部抜粋すると、次のとおりです。

▼世界そのままギガのアメリカ(本土)での料金抜粋

利用期間定額料
24時間980円
3日間2,480円
7日間5,280円

※各国際サービスの通話・通信料には消費税相当額は加算されません。

データローミングを利用する手順

データローミングを利用するときの流れは、次のとおりです。

  1. 契約している携帯電話会社でデータローミングの提供があるか確認する
  2. 渡航先の国・地域でデータローミングの提供があるか確認する
  3. データローミングのサービスに利用申込みをする(必要な場合のみ)
  4. 現地でデータローミングをONにする
  5. 帰国後データローミングをOFFにする

まずは、日本で契約している携帯電話会社でデータローミングの提供があるか、渡航先は対象の国・地域に含まれているかはそれぞれ確認が必要です。事前に申込みが必要な場合には、渡航前に申込みを済ませておきましょう。

現地に到着したら、スマホ本体のデータローミングの設定をONにすることですぐに通信が使えます。帰国後は、データローミングをOFFに戻しておきましょう。

iPhoneでのデータローミングの設定方法

現地でiPhoneのデータローミングをONにする設定方法は、次のとおりです。

  1. 「設定」をタップ
  2. 「モバイル通信」または「モバイルデータ通信」 をタップ
  3. 「通信のオプション」 をタップ
  4. 「データローミング」をONにする

デュアルSIMで利用している方は、データローミングを設定する番号をタップしてから「通信のオプション」をタップします。

帰国後は同様の手順で、データローミングをOFFに戻しておきましょう。

※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※TM and ©2023 Apple Inc. All rights reserved.

Androidでのデータローミングの設定方法

現地でAndroidのデータローミングをONにする設定方法は、次のとおりです。

  1. 「設定」をタップ
  2. 「ネットワークとインターネット」をタップ
  3. 「モバイルネットワーク」をタップ
  4. 「データローミング」をONにする ※機種によって設定が異なります

帰国後は同様の手順で、データローミングをOFFに戻しておきましょう。

データローミングのON/OFFで利用できる機能は?

イメージ

スマホ本体のデータローミングの設定がON、OFFのときに使える機能の違いは、それぞれ次のとおりです。

  • データローミングがON(モバイル通信もON)

⇒通信も通話も使えます。

  • データローミングがOFF(モバイル通信はON)

⇒通信は利用できません。通話は使えます。

通信が使えるか、使えないかがデータローミングON/OFFの違いとなります。

利用できる機能・利用できない機能を一覧にまとめると、次のとおりです。

利用できる機能利用できない機能
データローミングがON (モバイル通信もON)・電話、SMS
・インターネット、地図、メール、LINEなどのSNS
(通信も通話も利用可能)
データローミングがOFF (モバイル通信はON)・電話、SMS・インターネット、地図、メール、LINEなどのSNS

データローミングとほかの通信手段の比較

海外での主な通信手段としては、データローミングのほかに、「海外SIM」や「海外で使えるルーターのレンタル」なども挙げられます。

それぞれの通信手段のメリットをまとめると、次のとおりです。

通信手段の種類通信手段に選ぶメリット
データローミング(海外ローミング)・いつものスマホが海外でそのまま使える
・必要な期間だけ定額で使えるサービスもある
海外SIM・SIMカードをセットして設定するだけですぐ使える
・費用として安く使える場合がある
海外で使えるルーターのレンタル・空港受け取りや郵送でレンタルできる
・海外でルーターをONにすればすぐ使える

それぞれの通信手段のメリットを、以下で比較していきましょう。

「データローミング」を選ぶメリット

データローミングは、事前に申込みすれば、後はスマホの設定でデータローミングをONにするだけですぐに使えます。SIMカードの差し替えすら不要な手軽さがメリットです。

準備や手続きも、海外SIMであればSIMカードの購入、海外用のルーターであれば事前のレンタルが必要ですが、データローミングはWeb上の申込みだけで済むので手間が少ないです。

「海外SIM」を選ぶメリット

海外SIMは、海外で使えるプリペイド式のSIMカードで、現地の空港・コンビニ・携帯電話ショップや日本国内での通販などで購入できます。

こちらもSIMカードをセットして初期設定すれば、スマホひとつで通信が可能です。費用も通販などで比較して購入すれば、かなり抑えられる場合があります。費用を抑えることを重視する方には、通信手段として特に候補となります。

「海外で使えるルーターのレンタル」を選ぶメリット

海外で使えるモバイルルーターのレンタルも、海外で使える通信手段のひとつです。空港や郵送でレンタルでき、海外で電源をONにすればすぐにWi-Fiが使えます。

通信手段として使い方がわかりやすいことや、タブレットやパソコンなどに通信をシェアしやすいことなどがメリットです。

データローミングはこんな人におすすめ

データローミングは、ほかの通信手段と比較するとこんな人におすすめです。

  • 海外で手間なく通信を使いたい人
  • 荷物を増やしたくない人

データローミングは、SIMカードの差し替えすら不要で、事前の準備もいつも利用している携帯電話会社への申込みだけです。手間なく使えるのが大きなメリットです。

また、海外で使えるルーターと比較すると、荷物が増えない点がメリットです。ルーターのレンタルは本体や充電器などの通信機器一式を持ち運ぶ必要があります。

海外でデータローミングを利用するならahamoがおすすめ

データローミングを利用するなら、月額2,970円※1で20GBが使えるシンプルワンプランの「ahamo」への乗り換えがおすすめです。

「ahamo」では海外ローミングが無料※2※3※4で利用可能です。海外91の国・地域で海外ローミングが利用でき、日本人の渡航先約98%※5のエリアをカバーしています。

「ahamo」では、現地でデータローミングの設定をONにするだけで、事前の申込み不要でいつものスマホが海外でも使えます。

海外では、国内での毎月20GBのデータ容量がそのまま利用可能です。

※1 料金には別途機種代金が必要となります
※2 大盛りオプションをご契約の場合でも、海外でのテザリングは20GBまでとなります。
※3 SMS、他社接続サービスなどへの発信は、別途料金がかかります。
※4 15日を超えて海外で利用される場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です。
※5 当社の海外データ利用者の2019年度実績より算出

「ahamo」について詳細はこちら

自宅の通信環境を見直すなら「home 5G」がおすすめ

自宅の通信環境を見直すなら、ホームルーターの「home 5G」がおすすめです。

機器を受け取ったその日から、コンセントに挿すだけ※1で5G高速通信対応※2のWi-Fi環境を自宅に導入できます。月間でのデータ通信量の上限はなく※3、動画もSNSも気兼ねなく楽しめます。

なお、「home 5G」を契約すると、ドコモのご家族全員のスマホ料金が最大1,100円(税込)の割引※4になります。ドコモユーザーは自宅のWi-Fiに「home 5G」を選ぶことで、毎月のスマホ料金が節約できます。

「home 5G」の月額料金や初期費用は、以下の表よりご確認ください。

月額料金home 5Gプラン:4,950円(税込)
機種代71,280円(税込)
初期費用契約事務手数料3,850円(税込)
(オンラインショップは無料)
契約期間定期契約なし
データ容量無制限※3
購入先ドコモオンラインショップ
ドコモショップ
量販店

※1ご登録いただいた設置場所住所以外ではご利用いただけません。
※2 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
※3データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。
※4 「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

工事不要のホームルーター「home 5G」
「ドコモのスマホ」ならご家族全員のスマホ料金から永年最大1,100円(税込)/月割引!
home 5Gを購入する

※「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

海外旅行ではデータローミングで通信を使おう

データローミングは、日本で契約している携帯電話会社のサービスとして、海外で現地の通信事業者のネットワークでインターネットに接続できる仕組みです。

データローミングを使えば、海外でもいつものスマホで通信ができます。手間なく海外で通信が使えるのがデータローミングの大きなメリットです。

ぜひ海外旅行や海外出張でデータローミングを通信手段に活用していきましょう。

「ahamo」について詳細はこちら

※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

工事不要!コンセントに挿すだけ。データ無制限! 工事不要!コンセントに挿すだけ。データ無制限!
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

※「おうちネットプレス」は、株式会社NTTドコモの商標です。