Wi-Fiルーターの中継機の設定方法とは?手動での方法や注意点を解説

通信ノウハウ

Wi-Fiルーターの中継機は、Wi-Fiの電波が届く範囲を広げてくれる便利な機器です。

ただし、中継機を設置したいけれども、「設定が難しそう」「どのような手順を踏めば良いのだろう」と疑問や悩みを感じ、導入をためらう方もいるのではないでしょうか。

Wi-Fiルーターの中継機は、WPSボタンの利用で比較的簡単に設定できます。本記事では、Wi-Fiルーターの中継機の設定方法を解説します。Wi-Fiルーターの中継機モードの利用方法や設定の注意点も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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記事サマリー

Wi-Fiルーターの中継機とは

Wi-Fiルーターの中継機は、Wi-Fiの電波が届く範囲を広げる機器です。

Wi-Fiの電波は、障害物や電波干渉の影響を受けやすい性質を持ちます。たとえば、Wi-Fiルーターと別の階にある部屋では、床や壁などで電波が弱まってしまい、Wi-Fiがつながりにくくなる場合があります。密閉された空間の浴室も同様です。

中継機を設置すると、親機であるWi-Fiルーターの電波を文字どおり「中継」してくれます。家のなかで電波が届きにくい場所がある場合におすすめの機器です。

なお、Wi-Fiルーターの中継機は、中継機として製造された製品を利用するほか、Wi-Fiルーターの中継機モードを利用する方法が挙げられます。

Wi-Fiルーターの中継機の設定方法

Wi-Fiルーターの中継機の設定方法は、次の2つです。

  • WPSでの設定方法
  • 手動での設定方法

各方法の詳細を解説します。

WPSでの設定方法

WPS(Wi-Fi Protected Setup)とは、Wi-Fiルーターとデバイスの接続を簡略化するために開発された規格です。Wi-Fiルーターと中継機をWPSで設定する方法は次のとおりです。

  1. 中継機をコンセントに挿し込む
  2. 中継機のWPSボタンを長押しする
  3. 親機となるWi-FiルーターのWPSボタンを長押しする
  4. 接続設定が完了するまでしばらく待つ
  5. 中継器のPOWERランプなどが緑点灯に戻ったら設定完了

WPSボタンを利用すると、Wi-FiルーターのSSIDやパスワードを入力する必要がなく、とても便利です。

ただし、親機となるWi-Fiルーターと中継機の両方がWPSに対応している必要がある点には注意しましょう。

なお、WPSは国際的な標準規格です。WPSに対応している機器であれば、メーカーが異なっていても設定できます。

手動での設定方法

Wi-Fiルーターと中継機のどちらかがWPSに対応していないとき、またはWPSでの設定がうまくいかなかったときは、手動で設定します。

手動で設定する場合は、Wi-Fiルーターと中継機のほか、インターネットと接続できるスマホやパソコンが必要です。手動で設定する一例は次のとおりです。

  1. 中継機をコンセントに挿し込む
  2. スマホやパソコンで中継機のSSIDに接続し、中継機の設定画面を開く
  3. 接続するSSIDを選択してパスワードを入力する
  4. 接続設定が完了するまでしばらく待つ
  5. 中継機のPOWERランプなどが緑点灯に戻ったら設定完了

スマホやパソコンで中継機の設定画面を開く手順は、製品で異なります。詳細は、各製品に付属する取扱説明書や公式サイトの設定方法などを確認しましょう。

Wi-Fiルーターの中継機モードの利用方法

イメージ

Wi-Fiルーターのなかには、「中継機モード(あるいはWBモード)」が搭載された製品も提供されています。Wi-Fiルーターを中継機モードに設定すると、ルーターとしてではなく中継機として利用可能です。

Wi-Fiルーターの中継機モードを設定する手順は次のとおりです。

  1. 子機のWi-Fiルーターを中継機モードに変更する
  2. 子機のWi-Fiルーターのコンセントを挿し込む
  3. 子機のWi-FiルーターのWPSボタンを長押しする
  4. 親機のWi-FiルーターのWPSボタンを長押しする
  5. 接続設定が完了するまでしばらく待つ
  6. 中継機のPOWERランプなどが緑点灯に戻ったら設定完了

WPSに対応している製品であれば、上記のようなボタン操作で設定できます。

たとえば、新しいWi-Fiルーターを購入して使わなくなった古いルーターは、上記のモードを活用すると、中継機として再利用が可能です。

Wi-Fiルーターの中継機を設定するときの注意点

Wi-Fiルーターの中継機を設定するときの注意点を解説します。ポイントを押さえて、快適に中継機を利用しましょう。

Wi-Fiルーターと中継機を近くに置いて設定する

WPSボタンで設定する場合は、親機のWi-Fiルーターと子機の中継機を近くに置いて設定しましょう。

距離が離れすぎると、電波状況が不安定になって設定できない可能性があります。中継機は設定後に電源をOFFにしても接続は維持されるため、1~3m以内の近くで設定した後に、適切な場所へ移動させましょう。

電子レンジやコードレス電話の近くで設定しない

WPSの設定で使用する電波は、電子レンジやコードレス電話と同じ周波数帯を利用します。これらの機器が近くにあると、電波干渉の影響で設定がうまくいかない場合があるため、注意しましょう。

電波干渉が起きやすい家電製品には、上記のほか、IHクッキングヒーターやテレビ、Bluetooth®を利用するヘッドフォンやイヤフォンなどが挙げられます。

中継機を適切な場所に設置する

中継機でWi-Fiエリアを拡大するときは、設置場所が大切です。中継機の設置場所は、親機となるWi-Fiルーターと電波が届きにくい場所の真ん中あたりが理想的です。

1階に親機のWi-Fiルーター、2階に中継機というように、フロアの異なる場所に中継機を設置する場合は、階段や廊下などへの設置がおすすめです。

床による電波の減衰が強いときは、中継機を親機となるWi-Fiルーターの真上あたりに設置すると、電波がつながりやすくなります。

Wi-Fiエリアの拡大にはメッシュWi-Fiの活用も有効

メッシュWi-Fiは、通信機器を網目(メッシュ)のようにつなげる通信形態です。中継機とメッシュWi-Fiは、親機のWi-Fiルーターとは別に子機となる機器を設置する点では共通しています。

中継機とメッシュWi-Fiの主な違いは、中継機はWi-Fiルーターとの接続が固定されているのに対し、メッシュWi-Fiは電波状況の良い子機(サテライトルーター)を自動検出して調整してくれる点です。

中継機は親機となるWi-Fiルーターに負担がかかるケースもありますが、メッシュWi-Fiは親機に負担がかかりにくい側面も持ちます。親機のWi-Fiルーターや子機がメッシュWi-Fiに対応している場合は、積極的に活用してみましょう。

快適なWi-Fi環境の構築に「home 5G」の活用を

Wi-Fi環境を見直して、より快適にインターネットを利用したい場合は、ぜひ「home 5G」をご検討ください。

「home 5G」の専用ホームルーター「HR02」は、Wi-Fi EasyMesh™※1に対応しています。メッシュWi-Fiをご家庭に導入しやすい点がメリットです。

「home 5G」の「HR02」※2は、最大受信速度4.2Gbps(ベストエフォート形式)※3 ※4、5G高速通信対応※5です。4つのアンテナが4方向に配置されており、親機として高性能である点も特徴です。

また、「home 5G」と「ドコモのスマホ」をセットで契約すると、ご家族全員のスマホの料金から永年最大1,100円(税込)※6が割引されます。「月々サポート」の適用を受けると、購入機種に応じた「月々サポート割引額」が毎月の利用料金から割り引かれます。

Wi-Fi環境の見直しを検討している方は、ぜひ「home 5G」をご利用ください。

月額料金home 5Gプラン:4,950円(税込)
機種代71,280円(税込)
初期費用契約事務手数料3,850円(税込)
(オンラインショップは無料)
契約期間定期契約なし
データ容量無制限※7
購入先ドコモオンラインショップ
ドコモショップ
量販店

※1 Wi-Fi EasyMeshTMに対応したルーター機器と接続が可能です。ただし、一部の製品では接続できない場合があります。
※2 ご登録いただいた住所以外ではお使いになれません。
※3 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※4 LANケーブル接続時は受信時最大2.5Gbps、Wi-Fi接続時は受信時最大で4.8Gbps(いずれも技術規格上の最大値)。機器接続時の通信速度は、お客さまの通信環境と接続機器の規格により異なります。
※5 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
※6 「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※7 データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。

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Wi-Fiルーターの中継機を設定して快適な環境を構築しよう

Wi-Fiルーターの中継機を設置すると、自宅のWi-Fiエリアを拡大できます。近年はWPSに対応する機器が多いため、設定も比較的やりやすくなっています。WPSで設定する場合は、親機のWi-Fiルーターの近くで行いましょう。

快適なWi-Fi環境の構築には、メッシュWi-Fiの導入もおすすめです。「ドコモ」が提供する「home 5G」はWi-Fi EasyMesh™や5G高速通信に対応しています。この機会に、ぜひ利用をご検討ください。

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※「Wi-Fi」「Wi-Fi EasyMesh」は、Wi-Fi Allianceの商標または登録商標です。
※「Bluetooth」は、Bluetooth SIG,Inc.の登録商標であり、株式会社NTTドコモはライセンスを受けて使用しております。

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※「おうちネットプレス」は、株式会社NTTドコモの商標です。