Wi-Fiと4G・5Gとの違い
Wi-Fiと4G・5Gは、いずれも無線通信に関連した技術で、仕組みはそれぞれ異なります。Wi-Fiおよび4G・5Gの仕組みを、以下で詳しく説明します。
Wi-Fiの仕組み
Wi-Fiは、正式名称をWireless Fidelityという無線LANの国際標準規格です。LANとは、限られた空間内での通信ネットワークを意味します。Wi-FiはこのLANを無線化したもので、Wi-Fiの電波が届く範囲内のデバイスをインターネットに接続できます。
親機となるWi-Fiルーターがインターネットからのデータを受信し、無線信号として発信します。デバイスはルーターから発信された無線信号を受け取ることで、インターネットへの接続が可能になります。
4G・5Gの仕組み
4Gと5Gはいずれも「移動通信システム」の一種で、4Gが「第4世代移動通信システム」、5Gが「第5世代移動通信システム」です。移動通信システムは、スマホやモバイルルーターに利用される電波通信の規格で、移動しながら通信することが前提となっています。
基地局は複数存在し、デバイスの近くにある基地局に自動的につなぎ変えることで、シームレスな通信を可能にするのが特徴です。
4Gと5Gは、世代が違うことでそれぞれ特徴が異なります。4Gと5Gの違いについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
「5Gの通信スピードはどのくらい?4Gとの違いや使用するメリットを解説」
通信速度の比較
インターネットに接続する上で、通信速度は重要な要素のひとつです。4G、5Gの最大通信速度は、おおむね以下のとおりです。
移動通信システム | 上り | 下り |
---|---|---|
4G | 最大100Mbps | 最大1Gbps |
5G | 最大10Gbps | 最大20Gbps |
上表で掲載した速度はあくまでも最大津伸速度であり、通信環境によって速度が変わる点には注意しましょう。
また、Wi-Fiの通信速度は、回線やWi-Fiルーター、ケーブルの性能によって異なります。たとえば、光回線の速度が最大1Gbpsだとしても、Wi-Fiルーターが高速通信に対応していなければ、上り・下りどちらの速度も低下します。Wi-Fiルーター単体では通信速度を算出できないため、注意しましょう。
なお、Wi-Fiルーターの性能は規格によって異なります。現在普及しているWi-Fi規格は、以下の種類があります。
規格名 | 世代 | 最大通信速度 |
---|---|---|
IEEE 802.11ax | 第6世代(Wi-Fi 6) | 9.6Gbps |
IEEE 802.11ac | 第5世代(Wi-Fi 5) | 6.9Gbps |
IEEE 802.11n | 第4世代(Wi-Fi 4) | 600Mbps |
IEEE 802.11g | 第3世代 | 54Mbps |
Wi-Fiのメリット・デメリット
Wi-Fiには、メリットもあればデメリットもあります。それぞれを、以下で詳しく説明します。
Wi-Fiのメリット
Wi-Fiには、以下のメリットがあります。
- 複数のデバイスをつなげられる
- プリンタなどの周辺機器もつなげる
- 通信制限が無制限のものもある
- 配線を気にする必要がない
Wi-Fiを利用することで、複数のデバイスをインターネットに接続しやすくなります。最近ではスマホやパソコンだけでなく、ゲーム機や家電製品も同時にインターネットに接続するケースも多いでしょう。有線接続と異なり、同時接続可能台数が多いのはWi-Fiの大きなメリットです。
Wi-Fiは、モバイルデータ通信と異なり、通信制限を気にすることなくインターネットを利用できることが多いです。仕事やプライベートでさまざまなデータのやり取りをする場合でも、データ通信容量を気にする必要はありません。なお、モバイルルーターの場合は4G・5Gの技術を使っているため、通信量に制限が設けられている場合が多く、注意が必要です。
Wi-Fiのデメリット
Wi-Fiのデメリットは、おおむね以下のとおりです。
- 通信距離が狭い
- 電波が周辺環境の影響を受けやすい
Wi-Fiは、近距離でのインターネット接続を目的とした規格です。そのため、通信可能距離が狭く、電波状況が悪いと家の中でもうまくインターネットにつながらないこともあります。
また、Wi-Fiの電波は、障害物やほかの電波に影響されます。Wi-Fiルーターの近くに棚や水槽があると電波が減衰しやすく、電子レンジやテレビのような電波を発する家電が近くにあると、電波同士が干渉してしまいます。Wi-Fiルーターの設置場所には十分注意しましょう。
4G・5Gのメリット・デメリット
Wi-Fi同様に、4G・5Gにもメリットもあればデメリットもあります。それぞれを、以下で詳しく説明します。
4G・5Gのメリット
4G・5Gのメリットは、おおむね以下のとおりです。
- 低周波数帯で電波強度が安定している
- 通信距離が広い
4G・5Gは、低周波数帯で電波強度が安定しているのが大きなメリットです。人口カバー率も9割を超えており、つながりにくい状況が少ない点が特徴です。
また、Wi-Fiと比べて通信距離が広いのも4G・5Gのメリットです。移動しながら通信することが前提となっている「移動通信システム」の一種なので、場所を気にせずに利用できます。
4G・5Gのデメリット
4G・5Gのデメリットは、おおむね以下のとおりです。
- データ通信制限がある
- 利用するデバイスが限定される
4G・5Gでは、一定期間にやり取りしたデータ量が一定のラインを超過した場合、データ通信制限がかかることがあります。データ通信制限がかかると、回線速度が大幅に落ちるため不便になります。
また、5Gを利用するためには、5Gに対応しているデバイスが必要です。現在利用しているデバイスが5Gに対応していない場合、デバイスを買替えなければなりません。
快適なインターネット環境の構築には「home 5G」がおすすめ
4Gや5GとWi-Fiは、お互いのデメリットを打ち消し合う存在なので、両方完備することで快適なインターネット環境を構築できます。しかし、自宅にWi-Fi環境を整備するためには、設備工事や専用機材の購入など、手間や費用が発生するため、なかなか導入できずにいる方もいるのではないでしょうか。
もっと手軽に自宅でWi-Fiを使いたいとお考えの方におすすめなのが、「ドコモ」の「home 5G」です。「home 5G」の特徴は、主に以下のとおりです。
- 使用データ量無制限
- 工事不要で利用可能
- 契約期間の縛りがない
月間の使用データ量に制限があると、使いすぎた場合に速度制限がかかることもありますが、「home 5G」はデータ量無制限※1なので、通信量を気にせずにインターネットを利用できます。在宅ワークなどで通信量の多いデータやファイルを頻繁に送受信する場合もあんしんです。
光回線を利用するためには工事を行う必要がありますが、「home 5G」はホームルーターなので工事不要で、ご契約後に自宅のコンセントに挿すだけでWi-Fiを利用できます。また、ホームルーター(HR02)※2は最大受信速度4.2Gbps(ベストエフォート形式)※3 ※4、5G高速通信対応 ※5です。
インターネット回線はスマホと同じように、定期契約をしている場合は更新月以外に解約すると違約金などが発生します。一方「home 5G」には契約期間の縛りがないため、デバイスの代金の支払いが済んでいる場合はいつ解約しても違約金や撤去費用は発生しません。
「home 5G」の月額料金や契約期間などを、以下に表でまとめます。
月額料金 | home 5Gプラン:4,950円(税込) |
機種代 | 71,280円(税込) |
初期費用 | 契約事務手数料3,850円(税込) (オンラインショップは無料) |
契約期間 | 定期契約なし |
データ容量 | 無制限 |
購入先 | ドコモオンラインショップ ドコモショップ 量販店 |
※1データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。
※2ご登録いただいた住所以外ではお使いになれません。
※3通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※4 LANケーブル接続時は受信時最大2.5Gbps、Wi-Fi接続時は受信時最大で4.8Gbps(いずれも技術規格上の最大値)。機器接続時の通信速度は、お客さまの通信環境と接続機器の規格により異なります。
※5 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
自宅で5G接続環境を構築したい方は、ぜひ「ドコモ」の「home 5G」を検討してみてください。
※「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
Wi-Fiおよび4G・5Gの違いをきちんと把握して利用しよう
Wi-Fiと4G・5Gはいずれもインターネットを利用する際に重要な技術ですが、それぞれの仕組みや特徴は異なります。普段インターネットを利用する際にはこれらの違いを意識する必要はありませんが、快適なインターネット環境を構築するためには、それぞれの強みをきちんと把握しておくことが重要です。
自宅で5G接続を利用できる環境を構築したい方には、「ドコモ」の「home 5G」がおすすめです。工事不要で利用できるので、光回線の工事ができない物件にお住まいでも快適なインターネット環境が構築できます。使用データ量無制限※なので通信量を気にする必要はありませんし、スマホとのセット割が可能なので、おトクな料金で利用できます。
インターネットの接続環境を整えたい方は、ぜひ「home 5G」をご検討ください。
※「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。
※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。