そもそもIPv6とは？
IPv6は、IPv4の後継にあたる次世代のインターネット・プロトコル(IP)です。
従来のIPv4ではIPアドレスが約43億個に限られ、インターネット利用者が増加するなかで、IPアドレスの枯渇が懸念されていました。IPv6では、43億の4乗にあたる膨大なIPアドレスが利用でき、この問題は解決されると考えられています。
接続方式はPPPoEとIPoEの2種類がある
IPv6では、IPv4で利用されていた従来の「PPPoE」に加え、新たな接続方式の「IPoE」が利用できます。IPoEは大容量設備のため、PPPoEと比較して混雑が発生しにくく、より快適にインターネットの利用が可能です。
なお、IPv6に対応するプロバイダでも、プロバイダごとにPPPoEとIPoEのどちらの接続方式に対応しているかは異なります。プロバイダを選ぶ際には、IPv6への対応の有無だけでなく、接続方式についても確認が必要です。
また、プロバイダによっては「IPv4 over IPv6」への対応があります。通常、IPoEの接続方式ではIPv4のIPアドレスを使用したWebサイトにアクセスできませんが、IPv4 over IPv6対応のプロバイダであれば、IPoEでIPv4のWebサイトにアクセスできます。
IPv6なのに通信速度が遅い原因と対処法
IPv6なのに通信速度が遅い原因としては、主に以下が考えられます。
- PPPoE方式のプロバイダを利用している
- IPv4 over IPv6 に対応していない
- ルーターがIPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)に対応していない
- ルーターやデバイスの設定が済んでいない
- 回線や通信環境に問題がある
それぞれの原因と対処法について詳しく見ていきましょう。
PPPoE方式のプロバイダを利用している
契約しているプロバイダが従来方式のPPPoEのみへの対応となる場合、IPoE接続によるIPv6は利用できません。
IPv6対応のプロバイダが必ずしもIPoEに対応しているわけではなく、PPPoEを採用しているプロバイダもあります。PPPoEのみに対応するプロバイダを契約中の場合は、通信速度を重視するならプロバイダの変更を検討しましょう。
IPv4 over IPv6 に対応していない
閲覧するWebサイトがIPv6に対応していない場合、プロバイダがIPv4 over IPv6に非対応だと、IPv6の通信でサイトを閲覧することはできません。
総務省「我が国のインターネットIPv6対応状況等に係る調査結果(2022年度)」※によると、国内からのアクセス数が多い、国内のWebコンテンツ事業者が運営するWebサイトにおけるIPv6対応済の割合は9.8％に留まり、IPv6未対応の割合は90.2％となっています。
IPv6に対応していないWebサイトも多いため、IPv4 over IPv6非対応のプロバイダの場合、IPv6による通信が利用できない機会も実際には多いと考えられます。
※出典：総務省「我が国のインターネットIPv6対応状況等に係る調査結果(2022年度)」
ルーターがIPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)に対応していない
IPv6の通信を利用するためには、対応ルーターが必要です。
なお、IPv6対応ルーターでもIPoEやIPv4 over IPv6に対応していない製品もあります。ルーターを購入する際には、「IPv6対応」という記載だけでなく、「IPoE/IPv4 over IPv6」対応の旨の記載があるかも確認しておきましょう。
手持ちのルーターが対応製品ではない場合は、買替えも検討してみてください。
ルーターやデバイスの設定が済んでいない
IPv6で通信するためにはルーターやデバイスの設定が必要になる場合があります。設定方法は、取扱説明書や製品の公式サイトで確認が可能です。
たとえば、Windows 11のパソコンでは、以下の手順でIPv6の接続設定ができます。
- 「スタート」>「すべてのアプリ」>「Windowsツール」>「コントロールパネル」>「ネットワークの状態とタスクの表示」>「アダプターの設定の変更」の順に選択
- 使用する「イーサネット」のアイコンを右クリックし、「プロパティ」を選択
- 「この接続は次の項目を使用します」の欄で「インターネット プロトコル バージョン 6 (TCP/IPv6)」にチェックを入れて「プロパティ(R)」をクリック
- 「IPv6 アドレスを自動的に取得する(O)」「DNS サーバーのアドレスを自動的に取得する(B)」を選択して「OK」>「閉じる」をクリック
回線や通信環境に問題がある
ルーターの設置場所、回線の混雑、通信障害など、回線や通信環境に原因がある場合もあります。
ルーターは障害物を避けて、高さをつけて設置するのが理想的です。設置場所を気にしていなかった場合は、Wi-Fiの電波が届きにくい設置場所ではないか見直してみてください。
また、特定の時間帯に通信速度が落ちる場合は、回線自体の問題が疑われます。状況が改善せず、不便を感じる場合は回線の乗り換えも検討しましょう。
通信障害の情報については、各サービスの公式サイトから確認できます。急に通信が遅くなった、急につながらなくなったといった場合には「サービス名＋通信障害」などで検索して障害情報を確認してみてください。
IPv6を利用するなら「ドコモ光」がおすすめ
IPv6を利用するなら「ドコモ光」がおすすめです。
「ドコモ光」ではセットのプロバイダを利用者自身で選べます。IPv6 IPoE対応、IPv4 over IPv6対応のプロバイダも多数あり、 IPv6による快適な通信が利用可能です。
料金プランは、最大10Gbps※1に対応する「ドコモ光 10ギガ※2」が一部エリアで利用できるほか、全国エリアで最大1Gbps※1の「ドコモ光 1ギガ」が利用できます。
また、「ドコモ光」では「ドコモ光新規工事料無料特典」を実施中です。新規お申込みのときの通常工事料が無料※3になります。初期費用をおさえて光回線の導入が可能です。
なお、ドコモユーザーはインターネット回線に「ドコモ光」を選ぶことで、ドコモの家族全員のスマホ料金が最大1,100円(税込) 割引※4になります。
「ドコモ光」が提供する2つのプランの詳細は、以下の表よりご確認ください。
| 月額料金 (ドコモ光1ギガ)※5 | (マンション) タイプA：定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込) タイプB：定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込) 単独タイプ：定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込) (戸建) タイプA：定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込) タイプB：定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) 単独タイプ：定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込) ドコモ光ミニ：定期契約あり2,970～6,270円(税込)、定期契約なし4,620～7,920円(税込) |
| 月額料金 (ドコモ光10ギガ)※6 | タイプA：定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込) タイプB：定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込) 単独タイプ：定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) |
| 契約期間 | なし または 2年定期契約 |
| 最大通信速度※1 | ドコモ光 1ギガ：最大1Gbps ドコモ光 10ギガ※2：最大10Gbps |
| お申込み方法 | ①ご相談フォームで受付 ②ご相談(希望の曜日・時間に電話) ③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能) |
※1 ベストエフォート値による最大通信速度
※2 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
※3 新規契約の契約事務手数料(3,300円(税込))は別途必要となります。特典適用対象工事料は「ドコモ光」の通常工事料のみとし、土日・祝日工事の追加工事料、「ドコモ光電話」などのオプション工事料、工事内容によって発生する追加料金は無料特典の適用外です。
※4 「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo（0.5GBを除く）」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト（1GB超）」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト（1GB超）」の契約者が対象です。「5Gギガライト／ギガライト（1GB超～3GB）」は550円／月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※5 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※6 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
永年最大1,100円(税込)／月割引！※
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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo（0.5GBを除く）」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト（1GB超）」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト（1GB超）」の契約者が対象です。「5Gギガライト／ギガライト（1GB超～3GB）」は550円／月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
IPv6が遅い原因を解決して快適に通信を利用しよう
IPv6が遅い原因としては、プロバイダがIPoEやIPv4 over IPv6に対応していない、ルーターが対応製品ではない、ルーターやデバイスの設定が済んでいない、通信環境の問題などが考えられます。
プロバイダが原因であれば、対応プロバイダの契約が必要です。機器が原因であれば、買替えや設定が必要となります。そのほか、通信環境の問題であれば、環境の見直しや回線の乗り換えを検討してみてください。
ぜひIPv6の速度が遅い原因を特定して、問題を解決していきましょう。
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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo（0.5GBを除く）」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト（1GB超）」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト（1GB超）」の契約者が対象です。「5Gギガライト／ギガライト（1GB超～3GB）」は550円／月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
