パソコンがインターネットにつながらないときの対処法12選！原因も解説

2024.06.26

パソコンがインターネットにつながらない原因はさまざまです。

本記事では、パソコンがインターネットにつながらない原因をあらゆる角度から探り、その対処法12選をシチュエーション別に解説します。

パソコンが急にインターネットにつながらなくなってお困りの方は、本記事を参考に対処してみてください。

記事サマリー

パソコンがインターネットにつながらない原因

パソコンがインターネットにつながらない場合、主に以下8つの原因が考えられます。

配線のトラブル
周辺機器のトラブル
パソコンのトラブル
パソコンの設定のトラブル
ブラウザやアプリのトラブル
情報セキュリティ対策ソフトのトラブル
回線トラブルやメンテナンス
契約のトラブル

まず考えられるのが、配線のトラブルです。部屋の模様替えにともなう配置換えや、引越し直後で配線に変更があった際は注意しましょう。場合によっては、ケーブルそのものが断線するような経年劣化にともなう不具合が出ている可能性もあります。

中には、ルーターやモデムのような周辺機器に不具合や故障が起こっているケースもあります。「二重ルーター」と呼ばれる、モデムとルーターの両方でルーター機能が動いてしまっている状態も、インターネットにつながらない原因のひとつです。

スマホからはつながるが、パソコンのみインターネットにつながらない場合は、パソコンそのものに不具合が起きている可能性もあります。パソコンのインターネット設定に誤りがあり、機内モードがオONのままでWi-Fiの機能が無効になっていると、インターネットにつながりません。

特定のWebサイトやアプリにつながらない場合は、ブラウザやアプリでトラブルが起こっている可能性が考えられます。

また、ファイアウォールの過剰反応をはじめとする、情報セキュリティ対策ソフトのトラブルが原因になることもあります。

さらには、回線の混雑やメンテナンスが原因で、一時的にインターネットにつながらなくなっているケースもあるでしょう。マンションタイプのように1つの回線を建物内の複数人で共有している場合は、同じ時間帯に利用者が集中することでインターネットに繫がりにくくなります。

インターネット契約料金の支払いが滞っていることも、パソコンがインターネットにつながらない原因のひとつです。

パソコンがインターネットにつながらないときの対処法

前述のパソコンがインターネットにつながらない原因に対して、12個の対処法を以下に解説していきます。

配線を正しく接続し直す

配線の状態を見直し、取扱説明書を見ながら、正しく配線できているかを改めて確認してみましょう。正常に接続されていれば、ルーターのような周辺機器やパソコンに、起動中のランプが点灯しているはずです。

同時に、ケーブルそのものにも不具合がないかチェックしましょう。断線や経年劣化にともない消耗しているケーブルがあれば、新しいものに取り替えてください。

二重ルーターになっていないか確認する

モデムとルーターの両方でルーター機能が動いてしまっている、「二重ルーター」と呼ばれる現象が起こっていないか確認しましょう。

二重ルーターになっていないか確認する方法は、以下をご参照ください。

Windowsの場合

コマンドプロンプトを起動する
「tracert -d 8.8.8.8」と入力する
ネットワーク経路が表示される
ローカルIPアドレスを確認する

通常であれば1つしか記載されていないはずのIPアドレスが2つある場合は、二重ルーターの状態になっています。

Macの場合

ターミナルを起動する
「traceroute www.example.com」と入力する

Windowsの場合と同様に、IPアドレスが1つではなく2つ記載されている際は、二重ルーターの状態です。

Wi-Fiルーターのおき場所を変える

無線でインターネットにつながらなくなった場合は、電波がスムーズに届くように、Wi-Fiルーターの設置場所を変えてみましょう。

Wi-Fiの電波は360度方向に飛ぶ性質があるため、効率よく活用するには工夫が必要です。具体的には、部屋の中心部の床から1～2mあたりが推奨されています。

Wi-Fiルーターを床に直おきしたり、壁の近くに設置したりすることは控えましょう。また、電波を遮る可能性のある障害物から離すことも重要です。鉄筋コンクリート造の分厚い壁や電波を吸収しやすい水の入った水槽、電波同士が干渉しやすい電子レンジのような家電からは距離を取ってみてください。

周辺機器を再起動する

モデムやONU、ルーターのようなネットワーク周辺機器を、一度再起動することもひとつの手段です。再起動すると、機器の内部に溜まった熱を外へ逃がす効果も期待できます。

なお、再起動する際には、必ず取扱説明書を読んで正しい手順で行うことが重要です。機器によっては電源コードを抜き差しする手順が決まっているため、自己流で進めてしまわないようご注意ください。

Wi-Fiの周波数帯域を変更する

無線でパソコンがインターネットにつながらない場合、使用するWi-Fiの周波数帯域を変更することも有効です。

周波数帯域には2.4GHz帯と5GHz帯があり、それぞれ特徴が異なります。5GHz帯は速くて安定性に優れている分、電波の届く距離は2.4GHz帯よりも狭いです。一方、壁のような遮蔽物がある場合は、広範囲に電波が届きやすい2.4GHz帯に切り替えると良いでしょう。

インターネットを利用するシーンに応じてWi-Fiの周波数帯域を使い分けることも、おすすめの対策です。

機内モードが有効になっていないか確認する

Wi-Fiの機能が使えなくなる「機内モード(フライトモード)」が有効になっていないか確認しましょう。

「Wi-Fi」ボタンをクリックして、インターネットの接続状況を確認し、機内モードがOFFになっていることをチェックしてください。

パソコンを最新の状態にアップデートする

パソコンのOSやドライバー、ファームウェアが最新の状態になっているか確認してみましょう。

最新の状態にアップデートすることで、インターネットの接続環境が改善される場合もあります。Microsoft WindowsやMacOSだけでなく、Google Chromeのようなお使いのブラウザも最新の状態に更新してください。

パソコンのDNSキャッシュをクリアする

パソコンは、データの読み込みスピードを上げるため「DNSキャッシュ」と呼ばれる形で一時的にデータを保存している場合があります。

DNSキャッシュの保存データが古くなることや破損することで、インターネットがつながらない原因になることも考えられます。DNSキャッシュをクリアして、インターネットの不具合が解消されるか確認してみましょう。

ブラウザを切り替える

特定のWebサイトに接続できない場合は、使用しているブラウザを一旦終了して開き直すことや、別のブラウザを試してみてください。

たとえば、2023年に完全に無効化されたInternet Explorerのような古いブラウザを使っている場合は、ほかのブラウザに切り替えてみましょう。

情報セキュリティ対策ソフトを調整する

情報セキュリティ対策ソフトは、導入直後や更新後に、稀に不正アクセスを防止する機能である「ファイアウォール」が過剰に反応することがあります。ファイアウォールの過剰反応が原因で、パソコンがインターネットにつながらない場合は、一時的に情報セキュリティ対策ソフトのセキュリティレベルを調整すると良いでしょう。

なお、調整する際には、一時的にセキュリティが弱まってしまうことを十分考慮した上で、安全なサイトを使ってインターネットの接続を確認してください。

回線トラブルやメンテナンス

マンションタイプの回線を使用している場合、1つの回線を建物内の複数人で共有することでアクセスが集中してしまい、インターネットに繫がらないことがあります。

特定の時間だけインターネットにつながらないときは、回線トラブルの可能性が考えられます。時間をおいて再接続して、回線の混雑を回避することも対策のひとつです。

また、回線の提供元でメンテナンスをしているケースも考えられます。ご利用中の回線業者やプロバイダのサポート窓口へ問い合わせてみることもおすすめです。

未払い分の料金を支払う

うっかりインターネット利用料金が未払いになっていることも、インターネットがつながらない原因のひとつです。

さまざまな対処法を試してもインターネットにつながらない場合は、支払いが滞りなく済んでいるか確認してみましょう。

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