4Gがつながらないのはなぜ？スマホでインターネットが使えない原因や対処法を解説

そもそも4Gとは？

4Gの「G」はGeneration(ジェネレーション)を意味しています。4Gとは、第４世代移動通信システムのことで、2010年から普及した通信規格です。

モバイル回線の通信規格はおおよそ10年ごとに進化しており、新しい通信規格が登場するたびに通信速度も速くなっています。

4Gが登場するまで主流だった3Gの最大通信速度は100Mbps程度ですが、4Gでは最大通信速度が1Gbpsになり、4Gの登場によって理論上は3Gの10倍の速度で通信が可能になりました。

また、2020年には4Gの次世通信代規格となる5G(第５世代通信システム)も登場し、現在は4Gから5Gへの移行が進んでいます。

4Gがつながらない5つの原因

4Gでの通信中にスマホがつながらないときは、何かしらの原因があります。以下、4Gがつながらないときの主な原因を5つ紹介します。

原因①スマホ(iPhone・Android)の設定に問題がある

スマホには、機内モードやモバイルデータ通信の設定、APNの設定など、インターネットに関係する設定がいくつかあります。

4Gがつながらないときは、このようなスマホの設定が原因となっている可能性が考えられます。スマホの設定は簡単に確認できるため、まずは設定を確認しましょう。

※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※TM and ©2023 Apple Inc. All rights reserved.

原因②電波が届いていない

基本的に4Gは全国の幅広い地域に電波が届きますが、山のなかや人の少ない場所などは電波が届かないことがあります。

また、電波の特性上、室内では窓の有無やサイズの違いによって電波の届き具合が異なるほか、障害物が多い場所では電波が遮断されることもあるため注意しましょう。

原因③携帯料金の未払い・通信制限がかかっている

4Gがつながらないときは、スマホ料金が未払いになっている可能性もあります。料金が未払いの場合、通信事業者側で支払いが確認されるまで一時的に通信ができない状態になります。

また、スマホの契約プランはさまざまです。契約プランによっては毎月のデータ通信量に上限が設定されている場合もあり、上限を超えると通信制限がかかります。

通信制限がかかることで通信速度が遅くなるため、つながらないと感じることがあるかもしれません。

原因④メンテナンス・通信障害が生じている

4Gがつながらないときは、通信事業者側でメンテナンスを実施しているケースや、通信障害が生じている可能性も考えられます。

メンテナンスや通信障害はご自身で対処できる問題ではないため、復旧するまで待つしかありません。

なお、メンテナンスや通信障害の情報は、通信事業者のWebサイトやSNSで確認が可能です。

家族や知人など、インターネットに接続ができる方に調べてもらったり、自宅にインターネット環境が整っているのであればパソコンを使ったりして、情報を確認しましょう。

原因⑤スマホ(iPhone・Android)に不具合が生じている

スマホのような電化製品は故障や誤作動などのトラブルが発生する場合があり、4Gがつながらないときは、スマホで何かしらの不具合が生じている可能性もあります。

また、スマホのバッテリーは、使用するうちに劣化していく消耗品です。バッテリーの劣化が進むと、充電が早く減ったり、電源が急に切れたりする症状が出ることもあります。

※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※TM and ©2023 Apple Inc. All rights reserved.

4Gがつながらないときの対処法

4Gがつながらないときはさまざまな原因が考えられますが、原因によってはご自身で対処が可能です。以下、4Gがつながらないときの対処法を紹介します。

対処法①機内モードの設定をOFFにする

4Gがつながらないときは、まずスマホの機内モードを確認しましょう。機内モードがONになっている場合は、OFFにするだけで通信が回復する可能性があります。

機内モードの確認・設定のON/OFFは、基本的にホーム画面の「設定」から行うことが可能です。機種によって操作方法が異なるため、詳細は取扱説明書でご確認ください。

対処法②モバイルデータ通信の設定をONにする

続いて、スマホのモバイルデータ通信の設定も確認しましょう。モバイルデータ通信の設定がOFFになっている場合は、ONに切り替えると通信状況が改善する場合があります。

モバイルデータ通信の設定・ON/OFFも、機内モードと同様に「設定」から切り替えることが可能です。

対処法③APNの設定を確認する

APNとは、Access Point Name(アクセスポイントネーム)の略称です。通信事業者によって電波の中継地点は異なるため、その中継地点を登録するためにAPNの設定を行います。

APNの設定が完了していない、または何かしらの理由で解除されていると、スマホで通信ができません。APNの確認・設定方法は機種によって操作方法が異なるため、詳細は取扱説明書で確認しましょう。

なお、APNは乗り換えや新規契約で新たなSIMカードを使う場合に、デバイス側で設定が必要になることがあります。そのため、継続利用している方の場合、こちらが原因となるケースは少ないかもしれません。

対処法④4Gの通信エリア内・電波の届く場所に移動する

キャンプや登山などで人の少ない場所におり、街中の基地局から離れている場合は、4Gの通信エリア外の可能性があります。帰宅後に通信が回復するか確認し、回復しないようならほかの原因が考えられるでしょう。

また、地下や窓の少ない建物、障害物の多い場所にいる場合も、電波状態が悪くなる傾向があります。障害物の少ない見通しの良い場所に移動して、通信状況を確認しましょう。

対処法⑤携帯料金の支払い状況やデータ通信を確認する

4Gがつながらないときは、念のため以下のことも確認しましょう。

• スマホ料金の未払いがないか
• データ通信量が契約しているプランの上限を超えていないか

料金が未払いのケースでは、支払いを済ませれば4Gにつながります。料金支払い後、通信が回復するまでの期間は通信事業者によって異なるため、Webサイトなどで事前に確認しましょう。

また、通信制限がかかっている場合は、翌月まで通信制限の解除を待つ以外に、データ通信量を購入する方法があります。

データ通信量の購入には費用がかかりますが、すぐに通信を回復させたい方は購入して対処する方法も検討すると良いかもしれません。

対処法⑥再起動・SIMカードを入れ直す

スマホに不具合が生じている場合、多くのケースは再起動で改善されます。スマホの再起動方法は機種によって異なるため、取扱説明書で確認しましょう。

また、スマホにはSIMカードが入っていますが、SIMカードを入れ直すことでも改善する可能性があります。

SIMカードの入れ直しは電源をOFFにしてから行う必要があるため、再起動時に一緒に試すと良いでしょう。

対処法⑦ネットワーク設定をリセットする

ここまで紹介した対処法を試しても改善しない場合は、スマホのネットワーク設定をリセットする手段もあります。

ネットワーク設定のリセット方法は機種によって異なりますが、多くの機種では「設定→一般」の順にタップすると、リセットに関する項目が表示されます。詳細は機種によって異なるため、取扱説明書でご確認ください。

なお、ネットワーク設定のリセットは、通信関連の設定をまとめてリセットする方法です。そのため、Wi-Fiの設定、モバイルデータ通信の設定、APNの設定などもリセットされることに注意しましょう。

何をしても4Gにつながらないときの解決策は？

対処法を試したからといって、必ず4Gにつながるとは限りません。場合によっては、なかなか状況が改善しないケースも考えられます。

以下では、何を試しても4Gにつながらないときの解決策を紹介するので、参考にしてください。

Wi-Fiでの接続を試す

何をためしても通信が回復しない場合は、一度Wi-Fiによる接続を試すのも手段のひとつです。自宅にWi-Fi環境が整っていない方は、フリーWi-Fiを利用して対応できます。

Wi-Fiは大本の回線のデータ通信を使うため、未払い・通信制限、通信障害などのケースでは接続できる可能性があります。

なお、通信のトラブルが生じたときだけでなく、普段からスマホの通信にはWi-Fiを活用するのがおすすめです。

普段からWi-Fiを使って通信を行えばスマホのデータ通信量が少なくなるため、ご契約のプランによってはスマホ料金の節約になります。

通信事業者やメーカーに連絡する

何を試しても4Gにつながらないときは、スマホ自体が故障している可能性も考えられます。状況に応じて、通信事業者やメーカーに連絡することも検討しましょう。

通信事業者やメーカーは、その道のプロです。4Gにつながらない原因を的確に見極めて、修理・交換、買替えの必要性などを提示してくれるため、問題を解決できる可能性が高いです。

また、購入時の契約内容や保証への加入によっては、費用を抑えて修理・交換ができることもあります。

自宅でモバイル回線とWi-Fiを併用するなら「ドコモ光」がおすすめ

自宅でモバイル回線とWi-Fiを併用するのであれば、ぜひ「ドコモ光」をご検討ください。

「ドコモ光」は、通信速度と安定性に優れた光回線です。光回線のプランはデータ容量無制限のため、大容量コンテンツのダウンロードも通信制限を気にせずに行えます。

また、普段からWi-Fiを使ってスマホでインターネットに接続すれば、スマホ自体のデータ通信が少なくなるため、スマホの契約プランのランクを下げることができるかもしれません。

さらに、ドコモユーザーはスマホと「ドコモ光」を一緒に契約すれば、永年1,100円(税込)/月がスマホ料金から割引されるセット割※1も適用されます。

もちろん「ドコモ光」では、スマホ以外にもパソコンやゲーム機などのさまざまなデバイスでWi-Fiに接続できるため、自宅で豊富なコンテンツを楽しめるようになります。

※1 「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo（0.5GBを除く）」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト（1GB超）」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト（1GB超）」の契約者が対象です。「5Gギガライト／ギガライト（1GB超～3GB）」は550円／月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※2 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※3 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※4 ベストエフォート値による最大通信速度
※5 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら

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4Gがつながらない原因を特定して、適切に対処しよう

4Gがつながらないときにはさまざまな原因が考えられるため、本記事で紹介した対処法で取組みやすいものから試してみてください。まずはスマホの設定の見直しをおすすめしますが、ほかの原因も考えられるため、原因を特定して適切に対処しましょう。

また、料金の未払いや通信制限がかかっている場合は、Wi-Fiを活用して対処することも可能です。

自宅にインターネット回線を導入してWi-Fiを活用すれば、スマホのデータ通信を使わずにインターネットを楽しめます。まだ自宅にインターネット回線を引いていない方は、この機会に導入を検討してはいかがでしょうか。

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※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。