無線LAN(Wi-Fi)の感度とは?
まずは、無線LANの仕組みや、強度と感度の違いを説明します。
無線LANは、ケーブルを使わずに無線でデバイスをインターネットに接続できるシステムです。データの送受信に使う装置をルーターといい、「無線LANルーター」や「Wi-Fiルーター」と呼ばれています。
データを送受信する際は、データをパケットという単位に分割してから通信するため、大容量のデータほどパケットの量が増えます。
無線LANの感度は、電波を受ける力の強さのことで、「RSSI(Received Signal Strength Indicator)」という電波強度をあらわす値をもとに測定されます。RSSIは、親機からの距離が離れるほど弱くなる傾向があります。
一方、強度は、電波を飛ばす力の強さのことで、「dBm(デシベルミリワット)」という単位により測定されます。通信速度に左右され、dBmが大きいほどスムーズにデータを送受信できます。
無線LANで安定した通信を行うには、受信の感度と電波の強度のバランスを考慮しながら、通信環境を整えることが重要です。
快適な通信を行う電波強度の目安
利用シーンごとに、快適にネットワークを利用できる理想的な通信強度の目安は、以下のとおりです。
通信強度 | 評価 | 強度レベル | 推奨シーン |
-67 dBm | とても良い | 信頼性が高く、データのタイムリーな送受信が行える | 大容量のストリーミング映像や動画の視聴、ゲームなど |
-70 dBm | 普通 | データの送受信を行える | メールやブラウザの利用 |
-80 dBm | 良くない | データの送受信が行える可能性があるが、信頼性が低い | 使用をおすすめしない |
-90 dBm | 使用不可 | ほとんど機能を見込めない | 使用不可 |
無線LAN(Wi-Fi)の感度が下がる原因
無線LAN(Wi-Fi)の感度が低下する主な原因を、以下に紹介します。
ルーターの場所が悪い
無線LANの感度は、電波を受信するルーターの置き場所によって左右されます。
インターネットを利用する場所とルーターの設置場所が離れていると電波が届きにくいため、設置場所を見直す必要があります。また、床への直置きや部屋の端に置くことも電波の受信効率を下げる場合があります。
電波干渉
無線LANの電波が電波干渉を受けると感度が下がります。電波干渉には、大きく分けて以下の2パターンあります。
- 無線LAN同士の干渉
- 電化製品との干渉
前者は、無線LAN同士が同じ周波数の中でぶつかり合ってしまう状態で、車の渋滞が起きているようなイメージです。
後者は、電子レンジなどの家電から発せられる電磁波が、無線LANの電波に影響を与えている状態です。
ルーターやケーブルの不具合
ルーター本体や、ルーターとONU(回線終端装置)をつなぐケーブルに不具合があるケースもあります。
経年劣化にともなうルーターの故障や、ケーブルの中が断線している可能性が考えられるでしょう。
機器の電波出力が小さい
RSSIの値が小さいと、無線LANの感度が下がったと感じる場合があります。RSSI値はデバイスによって異なりますが、スマホのような小型機器はパソコンに比べると出力が小さい傾向にあります。
無線LAN(Wi-Fi)の感度を上げる方法
ここからは、上記で紹介した原因に対し、無線LANの感度を上げる方法を解説していきます。
ルーターの置き場所を変える
ルーターは、物理的な受信距離を近づけるために、インターネットの利用頻度が多いスペースに設置すると良いでしょう。
置き場所は、床から1mほど高い位置がおすすめです。Wi-Fiの電波は球体状に飛ぶ性質があるため、床に直置きすると球の下半分が有効活用できません。棚の上などの高い位置や、電波を遮らない壁に掛けておくと良いでしょう。
また、部屋の中央部に据えることで、電波が全方位に飛ばされるためより多くの部屋で通信できます。部屋の端に置くと、範囲が限定されてしまうため気をつけてください。
「Wi-Fiルーターの位置を変えたい!つながりにくい原因やおすすめの設置場所を解説」
電波干渉を解消する
近い範囲内で複数の無線LANが検知される場合は、ルーターのチャネルを切り替えることで改善できる場合があります。
また、電子レンジなど、強い電磁波を発する家電からは物理的な距離を取ると良いでしょう。ルーターの設置場所を決める際は、実際に電子レンジを使っているときにテストすることをおすすめします。
ルーターやケーブルの状態を確認する
ケーブルに断線や破損が起きている場合は、新しいものに取り換えましょう。
また、ルーターに故障がないか、システムが最新の状態に更新されているかも、あわせてチェックすると良いでしょう。ルーターは、再起動すると正常に戻る可能性があります。取扱説明書を確認しながら操作しましょう。
シーンに応じてデバイスを使い分ける
大容量のデータを送受信したり、長時間動画やゲームを楽しんだりする場合は、スマホのような小型機器ではなく、出力の大きなパソコンなどの機器で行うこともひとつの手段です。
利用するシーンに応じて機器を変更すれば、スムーズな通信を目指せます。
無線LANでインターネットを楽しむなら「ドコモ光」や「home 5G」がおすすめ
インターネットの通信速度は、利用している回線にも左右されます。安定した通信環境で快適にインターネットを使いたいなら、「ドコモ光」がおすすめです。
「ドコモ光」のメリットは、主に以下が挙げられます。
- 超高速の10ギガプランがある
- 通信制限がないのであんしんして使える
「ドコモ光」には、最大通信速度1Gbpsの「ドコモ光 1ギガ」と最大通信速度10Gbpsの「ドコモ光 10ギガ」があります。「ドコモ光 10ギガ」の現在の提供エリアは、こちらからご確認いただけます(提供エリアは順次拡大予定)。
なお、光回線は通信制限がない場合が多く、「ドコモ光」も通信制限を設けていません※1。そのため、動画の視聴やゲームなど大容量のデータをダウンロードしやすくなります。
※1ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
また、賃貸住宅など光回線の導入工事ができない方には、「ドコモ」の「home 5G」がおすすめです。「home 5G」の特徴は、主に以下のとおりです。
- 使用データ量無制限
- 工事不要で利用可能
- 契約期間の縛りがない
月間の使用データ量に制限があると、使いすぎた場合に速度制限がかかることもありますが、「home 5G」はデータ量無制限※2なので、通信量を気にせずにインターネットを利用できます。在宅ワークなどで通信量の多いデータやファイルを頻繁に送受信する場合もあんしんです。
光回線を利用するためには工事を行う必要がありますが、「home 5G」はホームルーターなので工事不要で、ご契約後に自宅のコンセントに挿すだけでWi-Fiを利用できます。また、ホームルーター(HR02)※3は最大受信速度4.2Gbps(ベストエフォート形式)※4 ※5、5G高速通信対応 ※6です。
インターネット回線はスマホと同じように、定期契約をしている場合は更新月以外に解約すると違約金などが発生します。一方「home 5G」には契約期間の縛りがないため、デバイスの代金の支払いが済んでいる場合はいつ解約しても違約金や撤去費用は発生しません。なお、デバイス代の支払い期間中である場合には残債のみお支払いいただきますが、分割払いの場合はそのまま分割払いが維持され、一括払いに変更になることはありません。
月額料金 | home 5Gプラン:4,950円(税込) |
機種代 | 71,280円(税込) |
初期費用 | 契約事務手数料3,850円(税込) (オンラインショップは無料) |
契約期間 | 定期契約なし |
データ容量 | 無制限 |
購入先 | ドコモオンラインショップ ドコモショップ 量販店 |
※2データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。
※3ご登録いただいた住所以外ではお使いになれません。
※4通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※5 LANケーブル接続時は受信時最大2.5Gbps、Wi-Fi接続時は受信時最大で4.8Gbps(いずれも技術規格上の最大値)。機器接続時の通信速度は、お客さまの通信環境と接続機器の規格により異なります。
※6 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
※「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
無線LANの感度を維持し快適な速度でインターネットを楽しもう
信号を受信する強さをあらわす示す無線LANの「感度」は、さまざまな要因に影響を受けやすいです。本記事では、無線LANの感度が下がる主な原因と対処法を解説しました。適切に対処すると感度が改善する場合があるため、ぜひ試してみてください。
また、無線LANの感度はインターネット回線からも影響を受けます。自宅に快適なインターネット環境を構築するなら「ドコモ光」や「home 5G」がおすすめです。ぜひ本記事を参考に、無線LANの感度を維持しながら、スムーズなインターネット通信を目指してください。
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※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。