ガス代が高い理由は？代表的な3つの原因
日々使用しているガスの料金が高くなる理由には、次の3つの原因が挙げられます。
- ガスの使用量が多くなった
- ガスの単価が高くなった
- ガスの種類が違う
各原因の詳しい内容を紹介します。
ガスの使用量が多くなった
ガス代が高くなる原因のひとつは、ガスの使用量が多くなったからです。ガス代は、一般的に次の方法で計算されます。
- ガス代＝基本料金＋単位料金×ガス使用量
月々のガス使用量が増えると、それだけガス代は高くなる仕組みです。ガスの使用量が増える主な要因には、次が挙げられます。
- 季節や気温、水温
- ガス機器の使用状況
- ガス機器の追加購入
ガスは給湯器や暖房で使用されることが多いので、気温や水温が下がる冬はガス使用量が増加しやすい時期です。
また、ガス機器の使用状況、ガス衣類乾燥機やガスファンヒーターなどのガス機器の追加購入も、ガス使用量が増える原因となります。
ガスの単価が高くなった
ガス代は基本料金に加え、従量料金(単位料金×ガス使用量)で計算されます。単位料金は原料費調整制度で毎月調整されているので、ガスの原料の値段が高くなると、ガス料金も高くなります。
たとえば、東京ガスの一般契約料金における単位料金(円／㎥)の推移※は次のとおりです。
| 1か月のガス使用量 | 単位料金(円／㎥) | |||
| (基準単位料金) | 24年2月検針分 | 24年3月検針分 | 24年4月検針分 | |
| 0㎥～20㎥ | 145.31 | 160.42 | 164.61 | 167.28 |
| 20㎥～80㎥ | 130.46 | 145.57 | 149.76 | 152.43 |
| 80㎥～200㎥ | 128.26 | 143.37 | 147.56 | 150.23 |
| 200㎥～500㎥ | 124.96 | 140.07 | 144.26 | 146.93 |
| 500㎥～800㎥ | 116.16 | 131.27 | 135.46 | 138.13 |
| 800㎥を超える場合 | 108.46 | 123.57 | 127.76 | 130.43 |
※参考：東京ガス株式会社「一般契約料金(東京地区など、2024年3月)」
表をみると、2024年3月直近の単位料金は、基準単位料金よりも高くなっていることがわかります。「ガスの使い方はいつもと変わらないのに、ガス代が高くなっている」場合は、単位料金が高くなっていないか確認してみましょう。
単位料金が高くなっている主な原因は、国際的な紛争や国家間の対立など、世界的な動向によるものです。
なお、国はガスや電気料金高騰の生活への負担を考慮して、「電気・ガス価格激変緩和対策事業費補助金制度」を実施しています。
2023年9月検針分までガス料金1㎥あたり30円、2024年1月検針分までガス料金1㎥あたり15円の値引きに該当する補助を行いました。
本補助金は延長が行われ、2024年5月検針分までガス料金1㎥あたり15円、2024年6月検針分は7.5円の補助が実施されます。
ガスの種類が違う
ガス代は、ガスの種類でも料金が違う点に注意しましょう。
ガスには都市ガスとLPガス(プロパンガス)の2つの種類が提供されています。LPガスは都市ガスと比べて、料金が高くなりやすい傾向です。理由には、LPガスが自由料金制であり、ガスボンベの配送や回収の人件費がかかる点が挙げられます。
都市ガスは比較的安価ですが、ガス管のある都市部でしか利用できません。「引越ししたらガス代が高くなった」ときなどは、ガスの種類が都市ガスからLPガスへ変わっていないか確認すると良いでしょう。
ガス代が高くなったらどうする？見直しに役立つ3つのポイント
「ガス代が最近高いかも」と感じたときは、次の3つのポイントを実践してみましょう。
- ガスの利用状況をチェックする
- ガスの使い方を見直す
- ガス会社や料金プランを見直す
各ポイントの詳細を解説します。
①ガスの利用状況をチェックする
はじめに行いたいのは、自宅のガス利用状況のチェックです。月々のガス使用量や請求金額を確認して、「使いすぎていないか」を確認しましょう。
ガス利用状況のチェックは、公式アプリやWebサイトが便利です。近年では、大手ガス会社を中心に、アプリやWebサイトで自宅のガス利用状況を細かくチェックできるサービスが提供されています。
月々のガス使用量や料金がグラフで見られるアプリもあり、ガス使用量などの推移を視覚的に把握できます。ガス使用量を「見える化」でき、家族で情報を簡単に共有できる点もメリットです。
②ガスの使い方を見直す
利用状況をチェックして「使いすぎかも？」と思ったら、ガスの使い方を見直しましょう。具体的には、次のような方法があります。
- お湯の設定温度を下げる
- 浴槽のフタを活用する
- 追い炊きを少なくする
- ガスコンロの使い方を見直す
寒い季節はお湯の設定温度を高めにしがちですが、ガス代を節約したいときは、温度を少し低くしてみましょう。たとえば、設定温度を42℃から40℃に変更すると、年間で約2,600円※のガス代を節約できる場合があります。
浴槽には必ずフタをする習慣はお湯が冷めにくくなりますし、追い炊きする回数を減らすのも、ガスの節約に効果的です。そのほか、料理の際に「なべの水滴を拭き取る」「炎がなべ底からはみ出さないようにする」方法も、節約につながります。
※ 利用するガス機器や設備状況、料金プランなどで異なります。
③ガス会社や料金プランを見直す
ガス料金が高いときは、ガス会社や料金プランの見直しも検討しましょう。近年では、ガス会社により、おトクにポイントがたまる料金プランや特定のガス機器を利用する方に向けた料金プランなども提供されています。
LPガスは従来から自由化されていましたが、2017年4月1日からは都市ガスも全面的に自由化され、複数のガス会社や料金プランから希望するところを選べるようになりました。
お住いの地域で選択できるガス会社や料金プランを調べ、利用状況に合ったガス会社・料金プランへ見直してみましょう。
ガス代の平均的な金額も知っておこう
総務省の家計調査※によると、2023年における世帯人数別の1か月の平均的なガス代は次のとおりです。
| 世帯人数 | 1か月の平均的なガス代 |
| 1人 | 3,359円 |
| 2人 | 4,971円 |
| 3人 | 5,591円 |
| 4人 | 5,284円 |
| 5人 | 5,131円 |
| 6人 | 5,469円 |
| 全世帯平均 | 4,527円 |
※参考：総務省「家計調査 家計収支編 2023年」
表を見ると、1人世帯の1か月の平均的なガス代は3,359円、世帯人数が2人を超えると、5,000円前後が平均的な金額となっています。自宅のガス代が平均的なガス代を大きく上回っているときは、使いすぎていないか見直すと良いでしょう。
固定費の節約には通信費の見直しもおすすめ
ガス代は、家計費のなかでも毎月一定の金額は発生する「固定費」です。固定費は、ガス代のほか、電気代や水道代、通信費などが挙げられます。ずっと節約効果が見込めるので、固定費の見直しは生活費を抑えたい方におすすめです。
特に、通信費は通信会社や料金プランの見直しで手軽に節約できる可能性があります。生活費の節約を考えるときは、ガス代の見直しとともに通信費も見直してみましょう。
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| 月額料金 (ドコモ光1ギガ)※3 | (マンション) タイプA：定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込) タイプB：定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込) 単独タイプ：定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込) (戸建) タイプA：定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込) タイプB：定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) 単独タイプ：定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込) ドコモ光ミニ：定期契約あり2,970～6,270円(税込)、定期契約なし4,620～7,920円(税込) |
| 月額料金 (ドコモ光10ギガ)※4 | タイプA：定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込) タイプB：定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込) 単独タイプ：定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) |
| 契約期間 | なし または 2年定期契約 |
| 最大通信速度※5 | ドコモ光 1ギガ：最大1Gbps ドコモ光 10ギガ※6：最大10Gbps |
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※3 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※4 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※5 ベストエフォート値による最大通信速度
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| 月額料金 | home 5Gプラン：4,950円(税込) |
| 機種代 | 71,280円(税込) |
| 初期費用 | 契約事務手数料3,850円(税込) (オンラインショップは無料) |
| 契約期間 | 定期契約なし |
| データ容量 | 無制限※5 |
| 購入先 | ドコモオンラインショップ ドコモショップ 量販店 |
※1 ご登録いただいた住所以外ではお使いになれません。
※2 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
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※5 データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。
※1 「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo※2」「irumo（0.5GBを除く）」の契約者が対象です。「はじめてスマホプラン」「U15はじめてスマホプラン」は対象外です。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
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ガス代が高い原因を把握して固定費を節約しよう
ガス代は、月々の使用量や単価などで金額が変化します。近年は便利なアプリも提供されているので、自宅のガス利用状況を確認し、使い方や料金プランを見直しましょう。
月々の支出を減らしたいときは、ガス代を含む固定費を見直すと、効果的な節約につながります。月々数千円の見直しも、年数が経過すれば数万円の差となってあらわれます。ご自身のはじめやすい項目から、少しずつ見直していきましょう。
永年最大1,100円(税込)／月割引！※1
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※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
