AndroidでWi-Fiを使っているのにギガが減るのはどんな状況?
Androidは、大きく次の2つの方法でインターネットと接続します。
- モバイルデータ通信で接続する
- Wi-Fiで接続する
ギガが減るのは、モバイルデータ通信でインターネットと接続した場合です。Android をWi-Fiと接続する場合はモバイルデータ通信を利用しないので、通常ギガは減りません。
Wi-Fiを使っているのにギガが減るときは、何らかの設定の誤りでモバイルデータ通信が行われていたり、問題が起こっていたりする可能性が高くなります。
AndroidでWi-Fiを使っているのにギガが減るのはなぜ?
AndroidでWi-Fiを使っているのにギガが減る原因を紹介します。どのような原因が考えられるのか、具体的に見ていきましょう。
モバイルデータ通信からWi-Fiへの自動切り替えが行われていない
ギガが減る原因でよくあるのは、「Wi-Fiを使っている」と思っていても、実際にはWi-Fiと接続されていないケースです。
AndroidはWi-Fiをオンの状態にしておくと、以前接続したことのあるWi-Fiは「保存済みネットワーク」となり、自動的に接続するよう設定されています。ご自宅にWi-Fi環境があり、外出先から帰宅すると自動的にWi-Fiと接続されるのはこの機能があるからです。
ただし、接続したことのないWi-Fiへは、自動的に接続は切り替わりません。また、何らかの操作ミスで「保存済みネットワーク」を削除してしまうと、以前接続したことのあるWi-Fiでも自動的には接続が切り替わらなくなるので注意が必要です。
バックグラウンド通信が行われている
バックグラウンド通信は、利用者がデバイスやアプリを操作していないときに、裏側で情報取得などを目的に行われている通信です。たとえば、新情報がきたときの通知、音楽アプリのバックグラウンド再生などが挙げられます。
バックグラウンド通信はAndroidの利用に便利な機能です。しかし、「通信」という名称のとおり、データ通信が発生します。
Wi-Fiと接続していない場合には、バックグラウンド通信はモバイルデータ通信で行われます。バックグラウンド通信は、「Wi-Fiのないところではインターネットを使っていない」と思っていても、ギガが減ってしまう原因のひとつです。
アプリの自動アップデートが行われている
自動アップデートは、アプリで新しいバージョンが提供されたときに自動でアップデートする機能です。
Androidの場合、デフォルトではWi-Fiと接続しているときに更新されるよう設定されています。ただし、何らかの操作で設定が変更されてしまうと、モバイルデータ通信で自動アップデートが行われ、ギガが減る原因となります。
上記のように、AndroidでWi-Fiを使っているのにギガが減る場合、設定に問題があるケースが多いです。次の章からは、設定する項目ごとに対処方法や管理方法を解説します。
Wi-Fiとモバイルデータ通信の設定で対処する方法
Wi-Fiを使っているのにギガが減るときは、まずWi-Fiとモバイルデータ通信の設定を確認しましょう。以下、2つの対処方法を紹介します。
なお、以降で紹介するのは代表的な手順です。Androidは機種やOSのバージョンにより手順が異なる場合があります。詳細は各機種の取扱説明書を確認しましょう。
Wi-Fiの自動接続を設定する
Android でWi-Fiの自動接続を利用するためには、1度対象となるWi-Fiと手動で接続する必要があります。手順は次のとおりです。
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」、「インターネット」の順にタップする
- 自動接続したいWi-FiのSSIDをタップする
- パスワードを入力する
- Wi-Fiと接続されているか確認する
ご自宅や仕事場にWi-Fiが導入されたとき、上記の手順を行うとそのWi-Fiが「保存済みネットワーク」となります次回からは自動的に接続されるので、ギガの減りを抑えたい場合に便利です。
モバイルデータ通信をOFFにする
ギガの減りをできるだけ少なくしたい場合は、モバイルデータ通信をOFFにする方法もあります。手順は次のとおりです。
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」、「インターネット」の順にタップする
- 携帯電話会社名の横にあるスイッチをタップしてOFFにする
上記の手順を行うと、モバイルデータ通信自体が行われません。ギガの減りを抑えたい場合に有効です。ただし、Wi-Fiのない場所ではインターネットを使えなくなるので注意しましょう。
バックグラウンド通信の管理方法
先述のとおり、バックグラウンド通信がモバイルデータ通信で行われるとギガが減ってしまいます。バックグラウンド通信の管理には、データセーバー機能を利用する方法があります。
データセーバーをONにする
データセーバーをONにすると、ほとんどのバックグラウンド通信はWi-Fi接続時のみ行われます。手順は次のとおりです。
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」、「データセーバー」の順にタップする
- 「データセーバー」をONにする
なお、一部のアプリはバックグラウンド通信が行われないと正常に動作しない場合があります。その場合は、個別にデータセーバーを管理しましょう。手順は次のとおりです。
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」、「データセーバー」の順にタップする
- 「無制限のデータアクセス」をタップする
- データセーバーがONの状況下でもモバイルデータ通信を使用するアプリをONにする
アプリのアップデートや同期を管理する方法
モバイルデータ通信での自動アップデートや自動同期を管理する方法を解説します。ご自身の利用スタイルに合わせて、最適な管理を行いましょう。
Wi-Fi接続時のみ自動アップデートをする
Wi-Fi接続時のみアプリの自動アップデートを行いたいときは、次の手順を行います。
- 「Google Play ストア」アプリを開く
- 右上にあるプロフィールアイコンをタップする
- 「設定」「ネットワーク設定」の順にタップする
- 「アプリの自動更新」をタップする
- 「Wi-Fi 経由のみ」をタップする
アプリを常に手動でアップデートするのは面倒です。上記のように、Wi-Fi接続時のみ自動でアップデートする設定にしておくと、ギガの減りを抑えながらアップデートの手間を省けます。
アプリの自動同期をOFFにする
自動同期は、スマホやパソコンなど複数のデバイスで同じアカウントを使用しているとき、データを自動的に最新の内容へ同期する便利な機能です。
ただし、データ通信は発生するので、ギガが気になるときは手動へ変更する方法も選択肢となります。手順は次のとおりです。
- 「設定」アプリを開く
- 「パスワードとアカウント」をタップし、同期するアカウントを選択する
- 「アカウントの同期」をタップする
- 自動同期をOFFにしたいアプリを選択する
Androidのモバイルデータ使用量を確認するには
ギガの減りが気になるときは、こまめにモバイルデータ使用量を確認しましょう。Androidは、デバイスで現時点でのモバイルデータ使用量をチェックできます。
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」「インターネット」の順にタップする
- 携帯電話会社名の横にある「設定」アイコンを選択する
- モバイルデータ使用量を確認する
Androidは、アプリごとのモバイルデータ使用量を確認可能です。ギガが減った場合には、モバイルデータ使用量の多いアプリを中心に利用を控える方法もおすすめです。
ギガの減りが気になる方は「ahamo」のご検討を
対処方法や管理方法を試してみても毎月通信制限がかかってしまう場合は、料金プランを見直してみましょう。
たとえば「ahamo」は、月々20GBとたっぷり使えて基本料金は2,980円(税込)※1で利用できます。Wi-Fiを上手に活用してギガの減りを抑えつつ、通学中や通勤中、外出先でのモバイルデータ通信を20GB分も使えます。
「20GBじゃ足りないかもしれない」場合は、「ahamo大盛り」※2をご検討ください。月々のデータ容量100GBを月額4,950円(税込)で利用できます。
そのほか、「ahamo」ではGoogle Pixel 8やGalaxy S23などの人気のAndroidを取り揃えています。料金プランの見直しとともに、機種変更をしたい方にもおすすめです。
※1 機種代金が別途かかります。
※2 月額4,950円(税込)は、20GB(2,970円/月)に80GBの大盛りオプション(1,980円/月)を追加した価格です。
Wi-Fiを使っているのにギガが減るときは設定を確認しよう
AndroidでWi-Fiを使っているのにギガが減っているときは、Wi-Fiやモバイルデータ通信の設定を見直しましょう。データセーバーの活用や自動アップデートをWi-Fi経由のみとする方法も有効です。
ただし、モバイルデータ通信を制限すると便利な機能が使えなくなる場合もあります。ご自身にとって、どのような設定が最適かを考えて行いましょう。
なお、ギガの減りが気になるときは料金プランの見直しもおすすめです。「ahamo」は月々20GBを使え、より多くのデータ容量が欲しい場合は「ahamo大盛り」を申込めます。ご自身が使用するデータ容量に合わせた料金プランを検討しましょう。
※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。