IPv4接続で「インターネットアクセスなし」と出るときの対処法
「インターネットアクセスなし」とは、デバイスがインターネットに接続されていない状態です。原因はさまざま考えられますが、まずは以下の方法で改善するかを試してみましょう。
- モデム(ONU)・ルーター・パソコンを再起動する
- ネットワーク接続が正しいか確認する
- IPアドレスの構成が正しいか確認する
- ネットワークドライバの更新や再インストールを試す
- セキュリティソフトのレベルを下げる
それぞれ解説します。
モデム(ONU)・ルーター・パソコンを再起動する
IPv4接続に限らず、インターネットに接続できない場合は、まずモデム(ONU)やルーターのほか、パソコンなどのデバイスを再起動してみましょう。
モデムやルーター、パソコンなどは電子機器のため、使用していると不具合が生じることがありますが、再起動することで一度リセットされ、動作が正常に戻る可能性があります。
また、再起動時は、各ケーブルの緩みや抜けも確認しましょう。
ネットワーク接続が正しいか確認する
インターネット回線があるからといって、すぐにインターネットへ接続できるわけではありません。デバイスをインターネットに接続するためには、PPPoEの設定が必要です。
PPPoEとは、インターネットに接続するための通信方式です。IPv4接続の場合は、デバイス側でプロバイダ指定の「ユーザー名」「パスワード」を使用してPPPoEの設定を行います。
インターネットに接続できない場合は、PPPoEの設定が間違っているもしくは、できていない可能性が考えられるため、再設定しましょう。
PPPoEの設定方法はデバイスによって異なるため、詳細は各デバイスの取り扱い説明書でご確認ください。
なお、パソコン(Windows10)の場合は「コントロールパネル」の「ネットワークと共有センター」から設定が可能です。
IPアドレスの構成が正しいか確認する
IPアドレスが正しく取得できていないことが原因で、インターネットに接続できない可能性も考えられるため、IPアドレスが取得されているか確認しましょう。
IPアドレスとは、インターネットへ接続するときに、デバイスに割り振られる識別番号です。
インターネット上の住所のようなもので、パソコンやスマホなどのデバイスでインターネットに接続するときは、全てのデバイスに必ずIPアドレスが割り当てられます。
IPアドレスが正しくない場合は、データの送受信の際にデバイスを特定できず、インターネットにつなぐことができません。
IPアドレスの確認方法はデバイスによって異なりますが、パソコン(Windows10)の場合は、「コントロールパネル」の「ネットワークと共有センター」にあるアクティブなネットワークの表示内「接続」をクリックし、「詳細」から確認ができます。
IPアドレスが正しく割り当てられている場合は、以下のそれぞれに値が表示されています。
- IPv4 IP アドレス
- IPv4 サブネットマスク
- IPv4 デフォルトゲートウェイ
- IPv4 DHCP サーバー
なお、各値が正しく表示されていない場合は、IPアドレスを再取得します。もし、再取得ができない場合は、IPアドレスの取得設定を見直し、取得方法が「自動」になっていない場合は「自動」に変更しましょう。
ネットワークドライバの更新や再インストールを試す
ネットワークドライバに異常がある場合も、インターネットに接続できません。そのため、ネットワークドライバが原因と考えられる場合は、更新や再インストールを試しましょう。
ただし、再インストールに関しては、正常に動作しなくなる可能性もあるため、必ず正しい手順で十分注意して行うようにしてください。
なお、パソコン(Windows10)の場合は、以下の手順で再インストールが可能です。
- タスクバーの検索ボックスで「デバイスマネージャー」と入力する
- デバイスマネージャーを選択する
- ネットワークアダプターを開き、該当のデバイスをアンインストールする
- パソコンを再起動する
セキュリティソフトのレベルを下げる
セキュリティソフトが原因でインターネットに接続できない場合もあります。この場合は、セキュリティのレベルを一度下げてから、インターネットに接続できるか確認しましょう。
ただし、セキュリティレベルを下げると、その分ウイルスに感染するリスクが高くなる点には注意が必要です。
それでもインターネットにつながらない場合に考えられる原因と解決策
紹介した対処法を試してもインターネットの接続状況が改善しない場合は、ほかの原因が考えられます。主な原因と解決策を紹介するので、確認しましょう。
パソコンやスマホ、ルーターなどが故障している
パソコンやスマホ、ルーターの故障が原因でインターネットにつながらない可能性があります。
前述したように、基本的にデバイスやルーターなどの不具合に関しては、再起動で改善するケースが多いです。そのため、再起動でも改善しないようなら故障を視野に入れる必要があるでしょう。
もし、故障が疑われる場合は、以下の方法で原因を見極めることが可能です。
- 一度パソコンでモデム(ONU)と有線接続を行い、インターネットにつながるようならルーターが原因の可能性が高い
- 複数のデバイスで接続し、特定のデバイスのみつながらないようなら該当デバイスが原因の可能性が高い
デバイスやルーターが故障している場合は、基本的に修理または買替えをするしかありません。
回線が混雑している
インターネットにつながらない場合は、回線事業者やプロバイダに問題があり、回線の混雑が原因になっている可能性もあります。
特定の時間帯にインターネットにつながらない場合は、このケースの可能性が高いです。特に休日や夜の時間帯など、インターネットに接続する方が多い時間帯は回線が混雑する傾向があるため、覚えておきましょう。
解決策としては、インターネットにつなぐ時間帯をずらすことが挙げられます。もし、慢性的に回線の混雑が予想されるのであれば、回線事業者やプロバイダの変更を検討するのも良いでしょう。
月額料金が未納になっている
契約中の回線事業者やプロバイダの月額料金を支払っていない場合は、回線が一時的に利用停止の状態になっており、インターネットに接続できません。
料金の未払いに心当たりがある場合は、事業者ごとに定められた方法で未払い分を支払えば、インターネットにつながるようになります。
なお、料金が未払いの場合、一般的には郵送物やメールで料金未払いの通知が届くため、一度通知の有無を確認しましょう。
通信障害の発生やメンテナンスが実施されている
回線事業者やプロバイダ側で通信障害が生じているまたは、メンテナンスを行っている場合もインターネットに接続できなくなります。
通信障害やメンテナンスの情報は、各事業者の公式サイトに通知があるため、確認しましょう。
このケースではご自身で解決できないため、復旧を待つしかありません。
回線の混雑が原因なら「IPv6」「IPv4 over IPv6」対応の回線に乗り換えを検討する
インターネットの性質上、回線の混雑が生じるのはある程度仕方がないことですが、頻繁に起こるとストレスにつながります。
回線の混雑が原因でインターネットにつながらない場合は、「IPv6」または「IPv4 over IPv6」対応の回線・プロバイダへ乗り換えを検討しましょう。乗り換えることで、IPv4接続で生じていた回線の混雑を解消できる可能性があります。
以下、IPv4と「IPv6」「IPv4 over IPv6」の違いや、「IPv6」「IPv4 over IPv6」のメリットを紹介します。
IPv4と「IPv6」「IPv4 over IPv6」との違い
IPv6とは、IPv4の後継となる次世代規格のインターネットプロトコルです。IPv4ではPPPoE の通信方式しか利用できませんでしたが、IPv6では通信方式としてPPPoE のほかにIPoEが利用できます。
IPoEの通信方式は、PPPoEとは異なる帯域幅の広い通信網を経由してインターネットに接続でき、回線の混雑を回避することが可能です。
また、IPv4 over IPv6は、IPv4のWebサイトを閲覧する際に、IPv6からIPv4に自動的で切り替えてくれる技術です。
IPv6接続時は、IPv6に対応したWebサイトのみの接続となるため、IPv4のWebサイトには接続できません。
しかし、IPv6に対応しているWebサイトはまだそれほど多くないため、IPv6のみでは閲覧できないWebサイトも多数あります。
IPv4 over IPv6であればIPv4とIPv6の両方のWebサイトに接続ができるため、今までどおりにWebサイトを閲覧でき、回線の混雑も回避可能です。
なお、IPv6通信を利用する場合は、使用しているパソコンなどのデバイスがIPv6アドレスに対応している必要があります。
「IPv6」「IPv4 over IPv6」のメリット
IPv6やIPv4 over IPv6を利用するメリットは以下のとおりです。
- 通信速度の改善につながる
- 設定がシンプル
IPv6やIPv4 over IPv6で利用できる通信方式のIPoEは、回線の混雑を回避できるため通信が安定します。
通信速度自体が速くなるわけではありませんが、通信が安定することで、結果的に通信速度の改善につながります。
また、IPoEは、ユーザーの設定がシンプルな点も魅力です。たとえば、PPPoEでIPv6に接続する場合、ご自身でIPv6 PPPoE対応の通信機器を準備する必要があります。
一方、IPoEでは対応の通信機器は必要なく、ONUやホームゲートウェイなどで直接接続が可能です。
さらに、IPoEであればPPPoEのようにプロバイダから指定されるユーザー名やパスワードの認識も必要ありません。回線側で接続に必要な設定を自動で行ってくれるため、ユーザーの設定がシンプルになり、手間も軽減されます。
IPoEでインターネットに接続するなら「ドコモ光」がおすすめ
IPoEの通信方式でインターネットを利用したい方は、「ドコモ光」のお申込みをご検討ください。
IPoEを利用するためには、IPv6やIPv4 over IPv6に対応したプロバイダとの契約が必要です。「ドコモ光」なら複数のプロバイダから選択でき、多くがIPv6やIPv4 over IPv6に対応しています。
IPv6やIPv4 over IPv6に対応した最新のWi-Fiルーターを無料レンタルできるプロバイダもあるため、このようなプロバイダを選べば費用の節約にもなるでしょう。
また、「ドコモ光」は回線とプロバイダ料の一体型プランです。回線事業者とプロバイダの支払いが別々ではなく1度で完了するため、支払いを忘れるリスクも軽減できます。
月額料金 (ドコモ光1ギガ)※1 | (マンション) タイプA:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込) タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込) 単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込) (戸建) タイプA:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込) タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込) ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込) |
月額料金 (ドコモ光10ギガ)※2 | タイプA:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込) タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) |
契約期間 | なし または 2年定期契約 |
最大通信速度※3 | ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps ドコモ光 10ギガ※4:最大10Gbps |
お申込み方法 | ①ご相談フォームで受付 ②ご相談(希望の曜日・時間に電話) ③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能) |
※1 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※2 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※3 ベストエフォート値による最大通信速度
※4 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
IPv4接続で「インターネットアクセスなし」になってもご自身で対処できる場合がある
IPv4接続で「インターネットアクセスなし」と表示される場合は、何かしらの理由があります。状況によってはご自身でも対処ができるため、まずは記事内で紹介した対処法を実践してみてください。
また、回線の混雑が原因である場合は、IPoEの通信方式が利用できるIPv6やIPv4 over IPv6に対応した回線に乗り換えることで改善できます。
「ドコモ光」はIPv6やIPv4 over IPv6に対応したプロバイダが多数あり、サービス内容を確認して、ご自身の好みのプロバイダを選択可能です。
回線の乗り換えや快適なインターネット環境を整えたい方は、ぜひ「ドコモ光」をご検討ください。
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※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。