パケットロスとはパケットの一部が正常に送信されない現象
パケットロスとは、その名のとおり「パケット」が「失われる(ロス)」ことです。つまり、伝送したデータの一部が失われてしまい、相手に正常に送信されない現象のことをさします。パケットが失われてしまうとデータが破損した状態で相手に届き、受信先でデータを復元することもできません。
パケットロスの影響
パケットロスが起こると、データの一部が破損または消滅します。中には、パケットロスが発生しても欠けた部分のパケットが再送信されて自動的にパケットを埋めてくれることがあります。しかし、パケットが再送信されることによって通信にかかる時間が長くなる、通信が途切れる、映像や音声の品質が低下するなどの悪影響が生じます。
パケットロスの目安
パケットロスの割合は、利用する通信事業者によって異なります。パケットロスの国際標準規格や快適に利用できる目安を以下で説明します。
通信事業者が満たすべき国際標準規格
通信事業者のIP通信サービスが満たすべき国際標準規格では、パケットロス率の上限は0.1%と規定されています。パケットロス率とは、送信した全パケットに対する損失率をさします。パケットロスの発生はネットワーク環境に左右されますが、パケットロス率が3%を超えているようであれば正常な環境とはいえません。
快適に利用できる損失率の目安
パケットロスの割合が1%以下であれば、特に問題なくインターネットを利用できる可能性が高いです。パケットロスの割合が3%を超えると快適性が損なわれることが多く、10%を超えるとインターネット利用時にストレスを感じるようになるでしょう。
リアルタイムでの情報のやり取りが重要な場合は、パケットロスの割合は1%以下を目安にするのが賢明です。
パケットロス率の測定方法
インターネットを快適に利用できていないと感じた場合は、パケットロスの割合を確認してみましょう。パケットロス率の測定方法を、パソコンとスマホに分けて以下で説明します。
パソコンのパケットロス率の調べ方
Windowsパソコンの場合は、コマンドプロンプトから調べられます。調べる手順は以下のとおりです。
- windowsキーを押す
- 「cmd」と入力してコマンドプロンプトを開く
- コマンドプロンプトの画面で「ping -n 50通信先のホスト名やIPアドレス」と入力する
- パケットロス率が表示される
たとえばGoogleのトップページにアクセスした際のパケットロス率を調べる場合は、コマンドプロンプトの画面で「ping -n 50 www.google.com」と入力します。このように、通信先のホスト名やIPアドレスを変えればパケットロス率を確認できます。
このほかにも、ネットワーク可視化アプリなどを使って調べることもできます。
スマホのパケットロス率の調べ方
スマホの場合は、速度測定アプリを利用するのが簡単です。速度測定アプリの機能の中には、パケットロス率も併せて表示する種類のものがあります。有料のアプリだけでなく無料で使えるものもあるので、気になる方は調べてみてください。
パケットロスの原因と改善策
パケットロスが起きる原因は、主に以下が考えられます。
- デバイスにキャッシュが残っている
- ルーターやLANケーブルが古い
- 通信回線の混雑
- 通信会社の設備や環境の問題
それぞれの原因および原因ごとの改善策を、詳しく説明します。
デバイスにキャッシュが残っている
デバイスで利用しているブラウザにキャッシュが残っていると、パソコンの処理速度が遅くなりパケットロスが生じる場合があります。この場合はキャッシュを消去することで改善されます。
キャッシュを消去する方法は利用しているブラウザによって異なりますが、Chromeの場合はブラウザの右上から履歴を表示し、閲覧履歴データを削除すればキャッシュも削除できます。
ルーターやLANケーブルが古い
インターネットの速度が速くても、ルーターやLANケーブルが古いとパケットロスにつながります。ルーターやLANケーブルの規格が契約している回線に合っているか調べましょう。
ルーターの場合、「100Base-T」という規格だと最大100Mbpsしか速度が出ませんが、「1000Base-T」だと最大1Gbps(1000Mbps)の速度が出るので、規格の名称は要注意です。LANケーブルの規格も、古い順番にCAT.5、CAT.5e、CAT.6、CAT.6A、CAT.7といくつかの種類があるため、利用しているサービスに合った規格のものを使うことを心がけましょう。
通信回線の混雑
通信回線が混雑している場合も、速度が遅くなりパケットロスが起きやすくなります。ルーターに複数のデバイスを接続して利用している場合、デバイスの接続台数を減らすことで状況が改善されます。
夜間など、インターネットを利用する人が増えることにより回線が混雑している場合は、少し時間を空けてから接続するとパケットロス率が低下する可能性があります。
通信会社の設備や環境の問題
通信会社の設備や環境が整っていないことが原因でパケットロスが生じる可能性もあります。この場合は、ユーザー側の努力ではパケットロス問題を解決することはできません。長期間状況が改善されないようであれば、回線の乗り換えを検討すべきでしょう。
通信環境を見直すなら「ドコモ」の「home 5G」がおすすめ
パケットロスが起きると、通信の遅延や映像・音声の品質低下といったことが起きやすくなります。パケットロスが起きる原因はさまざまなので、原因を突き止めて適切な対処を行うことが重要です。パケットロスの原因が通信事業者側にある場合は、利用する回線の見直しも検討しましょう。
インターネット環境を見直したい場合におすすめなのは、「ドコモ」の「home 5G」です。「home 5G」の特徴は、主に以下のとおりです。
- 使用データ量無制限※1
- 工事不要で利用可能
- 契約期間の縛りがない
- スマホとセット割ができる
仕事でのデータやファイルの送受信のような通信量の多いやり取りをする機会が多い場合は、月間の使用データ量に制限があると、速度制限がかかることもあります。「home 5G」はデータ量無制限※1なので、通信量や速度のことを気にせずにインターネットを利用可能です。ただし、データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。
また、「ドコモ」の5G対応ホームルーター(HR02)※2は、最大受信速度4.2Gbps(ベストエフォート形式)※3※4、5G高速通信対応 ※5です。
通常、光回線を利用するためには工事を行う必要がありますが、「home 5G」は工事を行うことなく契約後にコンセントに挿すだけでWi-Fiを利用できます※2。
インターネット回線はスマホと同じように、解約をしない限り自動的に更新されるような契約になっていることが多く、更新月以外に解約すると違約金などが発生するケースがほとんどです。一方「home 5G」には契約期間の縛りがないため、デバイス代金の支払いが済んでいる場合はいつ解約しても違約金は発生しません。
月額料金 | home 5Gプラン:4,950円(税込) |
機種代 | 71,280円(税込) |
初期費用 | 契約事務手数料3,850円(税込) (オンラインショップは無料) |
契約期間 | 定期契約なし |
データ容量 | 無制限※1 |
購入先 | ドコモオンラインショップ ドコモショップ 量販店 |
※1データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。
※2 ご登録いただいた住所以外ではお使いになれません。
※3 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※4 LANケーブル接続時は受信時最大2.5Gbps、Wi-Fi接続時は受信時最大で4.8Gbps(いずれも技術規格上の最大値)。機器接続時の通信速度は、お客さまの通信環境と接続機器の規格により異なります。
※5 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
光回線の導入工事を行える場合は、光回線を導入したほうが通信環境を改善しやすいかもしれません。「ドコモ光」には、次のようなメリットがあります。
- 超高速の10ギガプランがある
- 通信制限がないのであんしんして使える
- IPoE方式のIPv6インターネット接続機能に対応している
- スマホとセット割ができる
- プロバイダが選べる
- dポイントがたまる
光回線の一般的な通信速度は、1Gbpsです。これはほかのインターネット接続手段と比べると十分な速さですが、「ドコモ光」には最大通信速度10Gbpsの「ドコモ光 10ギガ」もあります。そのため、高速通信環境を構築したい方には、「ドコモ光 10ギガ」がおすすめです。
なお、「ドコモ光 10ギガ」は提供エリアが限定されている点には、注意しておく必要があります。2023年12月20日時点の提供エリアは、こちらからご確認いただけます(提供エリアは順次拡大予定)。
光回線は通信制限がない場合が多く、「ドコモ光」も通信制限を設けていません※6。そのため、動画の視聴やゲームなど大容量のデータをダウンロードしやすくなります。
IPv6は、IPv4の後継となる次世代のインターネット・プロトコルです。通信速度が安定するのはもちろんのこと、セキュリティ面でもあんしんなので、仕事でインターネットを利用する方にもおすすめです。なお、IPv6通信を利用する場合は、使用しているパソコンなどのデバイスがIPv6アドレスに対応している必要があります。
IPoE方式のIPv6インターネット接続を利用すると、IPv6に対応したサービス(Webサイトの閲覧や動画配信サービスの視聴など)を快適に利用しやすくなるでしょう。
「ドコモ光」は、スマホとセット割ができます。「ドコモのスマホ」なら、ご家族全員のスマホ料金から、 永年最大1,100円(税込)割引※7※8されます。セット割は、一緒に住んでいる家族だけでなく離れて住んでいる家族も対象です。
「ドコモ光」には「ドコモ光 1ギガ」と「ドコモ光 10ギガ」のサービスがありますが、どちらもさまざまなプロバイダに対応しています(「ドコモ光 1ギガ」は21プロバイダ、「ドコモ光 10ギガ」は10プロバイダに対応)。プロバイダをご自身で選びたい方には、おすすめです。
さらに、「ドコモ光」のご利用料金1,000円(税抜)につき、dポイントを10ポイントためられます。また、「ドコモ光」の料金の支払いをdカード GOLD※9で行う場合は、通常の10倍のポイントがたまります※10。dカード GOLDを利用している方であればdポイントを効率良くためることができるので、より一層おすすめです。
高速で快適なインターネット環境を構築したい方は、「home 5G」や「ドコモ光」の利用をぜひ検討してみてください。
※6ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※7※8「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※9 dカード GOLDの年会費は11,000円(税込)、入会には一定の審査があります。
※10 ドコモのケータイ/「ドコモ光」のご利用金額1,000円(税抜)につき100ポイント進呈いたします。各種割引サービス適用後の基本使用料、通話・通信料、付加機能使用料の金額となります(ただし、FOMAサービスの利用金額のうちFOMA位置情報/FOMAユビキタスサービスにかかる基本使用料および通信料は除きます)。各種手数料、電報料、コンテンツ使用料/iモード情報料、コレクトコール通話料、ケータイのご購入代金分割支払金/分割払金、ドコモ口座による利用代金(送金依頼額および利用料)、消費税、「ケータイ補償サービス」「ケータイ補償 お届けサービス」ご利用時のお客さまご負担金、「ドコモ光」事務手数料・工事料および光訪問サポート利用料など1回ごとにお申込みが必要となるサービスなどはdポイント進呈の対象外となります。
※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
※「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
永年最大1,100円(税込)/月割引!※
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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。