ギャランティ型の回線は個人でも利用できる？ベストエフォート型との違いなど解説

ギャランティ型とは一定の通信速度を保証する回線

ギャランティとは、英語のguaranteeを日本語表記したもので、「保証」の意味があります。

インターネット回線のギャランティ型は、一定の通信速度を保証する回線のことで、契約時に保証された通信速度を下回ることがありません。

たとえば100Mbpsの回線を契約した場合は、利用環境などに左右されず、最低100Mbpsの通信速度が保証されます。

一定の通信速度が保証されるギャランティ型の回線は理想的なインターネット回線だといえますが、設備の利用にコストがかかり月額料金が高くなります。そのため、個人向けのインターネット回線として提供されるケースは少ないです。

ベストエフォート型とは最大通信速度に向けて努力する回線

ベストエフォートとは、英語のbest effortを日本語表記したもので、「最大限の努力」の意味があります。

インターネット回線のベストエフォート型は、最大通信速度を上限として、そこに向けて最大限の努力をする回線です。ギャランティ型とは違い、あくまでも「努力」となるため、最低限の通信速度は保証されません。

インターネットの通信速度は、通信環境や回線の混雑などさまざまなことに影響を受けます。そのため、ベストエフォート型の回線で最大通信速度まで出ることはありません。

たとえばベストエフォート型で「最大通信速度1GB」の光回線の場合、理論上は1GBの通信速度になりますが、実際にどのくらいの通信速度となるのかは状況次第ということです。

個人や一般家庭向けの光回線は、ほとんどがベストエフォート型の回線となります。

ギャランティ型とベストエフォート型はどこで使われる？

ギャランティ型とベストエフォート型、2つのインターネット回線について、それぞれ主にどこで使われるのかを紹介します。

ギャランティ型は主に企業向け

ギャランティ型は、主に企業で導入されるケースが多い回線です。

ギャランティ型の最大のメリットは、安定した通信環境を確保できることです。企業では顧客とのやり取りのほか、近年はテレワークも普及しているため、インターネットのアクセスが集中することもあります。

そのようなケースにおいて、ギャランティ型の回線であればどんなにアクセスが集中しても最低限の通信速度が保証されるため、状況に関係なく一定の通信速度を保つことが可能です。

たとえばECサイトの運営やクラウド型サービスの提供などをしている企業の場合、安定した回線を確保することで、サービスの向上につながるでしょう。

ベストエフォート型は個人や一般家庭向け

日本では主に、個人や一般家庭向けの回線としてベストエフォート型が使われています。日本でベストエフォート型の回線が広く普及している理由は、料金が安いからです。

インターネット回線は、アナログ電話回線を用いたダイアルアップ接続から始まり、ISDN、ADSL、光回線と変化してきました。

技術やサービスが時代とともに移り変わっていくなかで、日本では誰でもインターネットに接続できる簡易さを追求してきた歴史的背景があります。

このように、信頼性より利便性が重視されてきた結果、料金の安いベストエフォート型が個人や一般家庭向けとして普及することになったといえます。

個人でのギャランティ型の利用は料金面で負担が大きい

安定した通信環境が保証されるなら、ギャランティ型の回線を契約したいと考える方もいると思います。

結論として、個人でもギャランティ型の回線を利用することは可能です。ただし、ギャランティ型は月額料金などが高額になる傾向があり、費用の負担が大幅に増えやすいです。

基本的には、ギャランティ型の主な対象は法人になるといえるでしょう。個人や一般家庭でインターネットを接続するのであれば、ベストエフォート型でも不便さを感じることは少ないです。

ベストエフォート型の回線を利用するときのポイント

個人や一般家庭ではベストエフォート型の回線で問題ありませんが、ベストエフォート型を利用する際には以下の2点を覚えておきましょう。

• 通信速度はさまざまな要因に影響を受ける
• 実測値を確認する

通信速度はさまざまな要因に影響を受けるものです。回線自体には問題がなくても、デバイスや周辺機器、通信環境などによって速度が遅くなることもあります。

たとえば、光回線を利用する場合、デバイスや周辺機器が古かったり、使用するケーブルが光回線に対応していなかったりすると、十分な通信速度を確保できないかもしれません。

ベストエフォート型は通信速度を保証するものではないため、速度に影響を与える主な要因を事前に把握しておきましょう。

また、ベストエフォート型の回線は、実測値を確認することも大切です。インターネットで検索すれば、回線事業者ごとの実測値の目安を調べることもできるため、契約前に確認するのも良いでしょう。

ベストエフォート型の回線でもIPoE方式なら混雑しにくい

ベストエフォート型の回線を選ぶときは、最新の通信方式であるIPoE方式に対応している回線がおすすめです。

従来のPPPoE方式では、通信量が増加すると回線が混雑して通信速度が遅くなることがあります。

一方、IPoE方式であれば回線の混雑を避けられるようになるため、ベストエフォート型でも安定した通信が期待できるでしょう。

通信速度の実測値をご自身で測る方法

通信速度は、速度チェッカーがあるサイトやアプリを使ってご自身で測定が可能です。インターネット回線の契約後に通信速度が遅いと感じたときは、ご自身で実測値を測ってみましょう。

たとえば速度チェッカーとして有名なものにはGoogle「インターネット速度テスト」があります。Googleで「インターネット速度テスト」と検索すればすぐに表示され、手軽に実測値を測定できるため便利です。

そのほか、以下のような外部の速度測定サイトを利用する方法もあります。

• BNRスピードテスト
• Fast.com
• USEN

実測値を測定し、「通信速度が慢性的に遅い」「対策しても改善しない」といった場合には、状況に応じて回線の乗り換えを検討するのも選択肢のひとつとなります。

ベストエフォート型のインターネット回線なら「ドコモ光」がおすすめ

快適なインターネット環境を整えたい方は、「ドコモ光」の利用をぜひご検討ください。「ドコモ光」は、高速通信かつ通信の安定性も高い光回線のため、快適にインターネットを楽しめます。

回線はベストエフォート型となりますが、最大通信速度1Gbpsの「ドコモ光 1ギガ」と最大通信速度10Gbpsの「ドコモ光 10ギガ」という、通信速度が異なる2つのプランをご用意しています。

「オンラインゲームをサクサクプレイしたい」「8K映像を楽しみたい」といった場合には「ドコモ光 10ギガ」を選ぶなど、利用状況に合わせて最適な環境を整えられるでしょう。

また、「ドコモ光」では複数のプロバイダからご自身の好みで選択できますが、IPoE方式に対応したプロバイダも多数あります。

詳しい料金などの詳細は、以下の表をご確認ください。

※1 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※2 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※3 ベストエフォート値による最大通信速度
※4 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら

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個人でインターネットを使うならベストエフォート型でも問題ない

ギャランティ型のインターネット回線は、一定の通信速度が保証されるため理想的な回線ですが、費用が高額になる傾向があります。個人であればベストエフォート型でも問題なくインターネットを楽しめます。

ただし、ベストエフォート型は通信速度が保証されないため、事前に通信速度に影響を与える要因や、実測値の目安を調べておくことが大切です。

なお、ベストエフォート型の回線を選ぶなら、通信の安定性が高いIPoE方式に対応している光回線をおすすめします。

「ドコモ光」はIPoE方式に対応したプロバイダが多数あり、ご自身の好みで選択が可能です。快適なインターネット環境を整えたい方は、この機会にぜひ「ドコモ光」をご検討ください。

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