通信制限が起こる仕組みとは？
通信制限とは、通信事業者と契約したプランのデータ通信量の上限を超えたときに、通信速度が低速度になることです。
通常、スマホやタブレットを使ってインターネットに接続するには、通信事業者との契約が必要になり、契約時には利用するプランを選択しなくてはなりません。
通信事業者では、さまざまなプランを用意していますが、プランによって使用できるデータ通信量の上限が決まっています。たとえば、3GBのプランであれば、月に利用できるデータ通信量の上限は3GBまでです。
データ通信量は、動画のダウンロードやアプリを利用した通信など、インターネットに接続すると消費されます。
消費したデータ通信量が、月に利用できるデータ通信量の上限を超えると、一定水準まで通信速度が低下するのが通信制限の仕組みです。
なお、「ドコモ」の場合は、プランによって異なりますが、通信制限がかかると128 kbpsまで速度が低下する場合があります。
また、通信事業者によっては、月単位だけでなく、一定期間内に大容量のデータ通信を行った場合にも、通信制限を設けている場合があるため注意が必要です。
動画視聴のために必要なデータ通信量
動画を視聴するケースでは、画質によって必要なデータ通信量が異なります。
例として、YouTubeを視聴する場合に必要なデータ通信量を画質ごとに紹介するので、参考にしてください。
| 画質 | 1時間あたりのデータ通信量 |
| 360p | 約320MB |
| 480p | 約600MB |
| 720p | 約1GB |
| 1080p | 約2GB |
上記の場合は、360pの低画質なら1GBで3時間の動画を視聴できますが、720pまで画質を高くすると、視聴時間が3分の1の1時間となります。
上記はあくまでも目安となりますが、動画を視聴する際は、画質によってデータ通信量が大きく異なることを覚えておきましょう。
通信制限が起こった状態で動画を見る方法
動画を快適に視聴するためには、目安として3Mbps〜25Mbpsの通信速度が必要です。
通信制限が起こると、「ドコモ」であればプランによっては128 kbpsまで通信速度が低下するように、多くの通信事業者で、快適な動画視聴に必要な通信速度を下回るため、基本的に動画の視聴が厳しくなります。
しかし、通信制限が起こっても、対策次第では動画の視聴が可能です。ここでは、通信制限が起こった状態でも動画を見る方法を紹介するので、参考にしてください。
ギガを購入して通信制限を解除する
通信制限が起こっていても、追加でギガを購入すれば通信制限は解除され、快適な動画視聴が可能となります。
ただし、追加でギガを購入する場合は、プラン料金と別に追加したギガ数に応じて料金がかかるため、注意してください。
たとえば「ドコモ」の場合、1GBずつの追加が可能であり、費用は1GBあたり1,100円(税込)です。
追加できるギガ数と料金は通信事業者によって異なるため、契約している通信事業者の公式ホームページまたは問い合わせでの確認を推奨します。
なお、通信制限が起こっても、月が替わったタイミングなどで利用可能なデータ通信量は回復するので、それまで待つのも選択肢となります。しかし、回復するまで期間が残っているなら、ギガの追加購入を視野に入れるのも良いでしょう。
Wi-Fi環境で動画を視聴する
自宅にWi-Fi環境が整っている場合は、Wi-Fiを活用することで、通信制限が起こっていても快適に動画を視聴できます。
その理由として、Wi-Fi環境下では通信事業者のモバイル回線ではなく、Wi-Fiの大本となる回線を使うため、通信制限の影響を受けないからです。
また、近年は誰でも無料で利用できる、フリーWi-Fiを設置している場所も多いです。通信制限が起こっていても、外出先でフリーWi-Fiを利用すれば動画を視聴できる可能性があります。
ただし、フリーWi-Fiはセキュリティ面に不安があるため、フリーWi-Fiにつないだ状態で重要な情報のやりとりをしないなど、利用には十分気をつけてください。
通信制限を防ぐための5つの対策
通信制限が起こると、通信速度が低下して不便になるため、できれば避けたいと考える方は多いでしょう。
実は、スマホやタブレットの使い方を工夫すれば、通信制限が起こるリスクを軽減することが可能です。
ここでは、通信制限が起こるリスクを軽減する対策を紹介するので参考にしてください。
普段から低画質で動画を楽しむ
前述したように、視聴する動画の画質によって必要なデータ通信量は異なります。
高画質になるほど必要なデータ通信量も増えるので、普段からできるだけ画質を抑えて動画を楽しめば、使用するデータ通信量も少なくなるでしょう。
どうしても高画質で動画を楽しみたい場合は、残りのデータ通信量を確認しながら画質を調整するといった工夫を行うと良いかもしれません。
動画をWi-Fi環境でダウンロードしておく
あらかじめデバイス上に動画をダウンロードしておくと、オフラインでも視聴ができるアプリ・サービスがあります。こうしたアプリ・サービスを活用するのも有効な方法です。
Wi-Fi環境下で動画をダウンロードし、オフラインで視聴できるようにしておけば、データ通信量を使用せずに動画を視聴できるため、データ通信量を大幅に節約できるでしょう。
ただし、ダウンロードをする際は、違法動画をダウンロードしたり、ダウンロードした動画を販売・レンタルしたりするなど、著作権法に違反しないよう留意する必要があります。
動画のダウンロードは、動画配信サービスのような正規のサービスでダウンロードし、私的利用に限定するようにしてください。
また、動画サイトによっては利用規約によってダウンロードが禁止されていることもあるため、事前に必ず利用規約を確認しましょう。
スマホやタブレットの設定を見直す
スマホやタブレットに入っているさまざまなアプリの設定を見直すことも、データ通信量の節約につながります。
たとえば、アプリのバックグラウンド更新をONにしている場合、アプリを起動していなくても最新の状態を保つために、バックグラウンドで情報取得や更新のための通信を行います。
つまり、アプリを起動していない状態でも、情報取得や更新のためにデータ通信量が消費されるということです。データ通信量を節約するなら、普段はバックグラウンド更新をOFFに設定しておき、Wi-Fi環境下で更新するのが望ましいといえます。
ほかにも、位置情報サービスをOFFにしたり、省データモードをONにしたりすれば、通信量の節約につながるので、必要に応じて設定を切り替えましょう。
無制限で使えるプランを契約する
毎月のデータ通信量が多く、頻繁に通信制限が起こるのであれば、無制限プランに変更するのもひとつの方法です。
データ通信量が無制限のプランは、固定プランに比べて月額料金が高くなりますが、データ通信量を気にせずにインターネットを利用できます。そのため、毎月通信制限がかかるストレスからも解放されるでしょう。
自宅ではモバイル回線以外の方法でつなぐ
自宅で動画を視聴する機会が多いなら、光回線やホームルーターを導入して、スマホ・タブレットのモバイル回線以外での動画視聴も検討しましょう。
通信速度を重視するなら、速くて安定している光回線がおすすめです。ただし、光回線を導入するには工事が必要なため、お申込みから実際に使えるまでの待機期間がある点に注意しなくてはなりません。
工事がしたくない方、すぐにインターネットにつなげたい方は、ホームルーターも選択肢として視野に入れると良いでしょう。
ホームルーターであれば、コンセントに挿すだけですぐにWi-Fi環境が整います。加えて、5G高速通信対応のホームルーターは通信速度にも優れているため、快適に動画を楽しむことが可能です。
また、スマホと同じ回線事業者が提供しているホームルーターの場合、本体の購入代金が割引されたり、スマホとのセット割が利用できたりと、おトクになるキャンペーンを実施しているケースもあります。
すぐに快適なWi-Fi環境を整えたいなら「home 5G」がおすすめ
動画を使用する機会が多く、自宅にWi-Fi環境を整えたいなら、「ドコモ」が提出するホームルーター「home 5G」がおすすめです。
「home 5G」には、以下の特徴があります。
- コンセントに挿すだけでWi-Fiを利用可能
- 5G高速通信対応
- データ通信量が無制限※1
「home 5G」は工事不要で利用できるインターネットサービスです。契約後にホームルーターをコンセントに挿すだけで、インターネット環境が整います。
5G高速通信や最新のWi-Fi 6に対応しているほか、動画の視聴で気になるデータ通信量は無制限なので、通信量を気にせず快適に動画を楽しむことが可能です。
また、ドコモユーザーに向けて、スマホ料金から永年最大1,100円(税込)割引される「home 5G セット割※2」をご用意しています。
データ通信料が無制限のホームルーター「home 5G」を活用すれば、スマホやタブレットで契約しているプランを少ないデータ容量のプランへ変更することもでき、日々のスマホ・タブレット代の節約にもつながるでしょう。
「ドコモ」の5G対応ホームルーター(HR02)※3は、最大受信速度4.2Gbps(ベストエフォート形式)※4 ※5、5G高速通信対応 ※6です。
| 月額料金 | home 5Gプラン：4,950円(税込) |
| 機種代 | 71,280円(税込) |
| 初期費用 | 契約事務手数料3,850円(税込) (オンラインショップは無料) |
| 契約期間 | 定期契約なし |
| データ容量 | 無制限 |
| 購入先 | ドコモオンラインショップ ドコモショップ 量販店 |
※1 データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。 ※2 「eximo」「irumo(3/6/9GB)」の月額料金から割引します。 ※2 「irumo(0.5GB)」は割引対象外となります。 ※2 その他の条件等については、「ご注意事項」にてご確認ください。 ※3 ご登録いただいた住所以外ではお使いになれません。 ※4 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。 ※5 LANケーブル接続時は受信時最大2.5Gbps、Wi-Fi接続時は受信時最大で4.8Gbps(いずれも技術規格上の最大値)。機器接続時の通信速度は、お客さまの通信環境と接続機器の規格により異なります。 ※6 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
※「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo（0.5GBを除く）」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト（1GB超）」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト（1GB超）」の契約者が対象です。「5Gギガライト／ギガライト（1GB超～3GB）」は550円／月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
通信制限中でも動画を見る方法はある！ただし普段の対策も大切
通信制限が起こると通信速度が一定水準に低下します。すると、基本的には動画の視聴が難しくなりますが、データ通信量を追加で購入したり、Wi-Fiを活用したりすれば、引き続き動画の視聴が可能です。
ただし、通信制限が起こると何かと不便なので、通信制限がかからないように普段から対策することも重要になります。
対策にはいくつかの方法がありますが、なかでもWi-Fiの活用は、データ通信量を大幅に節約できるおすすめの方法です。
「ドコモ」が提供する「home 5G」は、工事不要ですぐにWi-Fi環境が整うホームルーターです。通信制限への対策を行いたいなら、「home 5G」の利用をぜひご検討ください。
※「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo（0.5GBを除く）」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト（1GB超）」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト（1GB超）」の契約者が対象です。「5Gギガライト／ギガライト（1GB超～3GB）」は550円／月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
