Wi-Fiルーターの再起動の正しいやり方は？リセットとの違いも解説

Wi-Fiルーターの再起動のやり方

まずは、Wi-Fiルーターの再起動のやり方を確認しておきましょう。Wi-Fiルーターは、コンセントから電源アダプターを抜いて挿し直すことで再起動できます。

1. コンセントから電源アダプターを抜く
2. 数分待つ
3. 電源アダプターを挿し直す

機種によっては設定ツールで、パソコンやスマホから操作して再起動が可能です。

ただし、設定ツールの再起動は、基本的に電源OFFの直後にルーターが起動します。ルーター本体の熱を放熱させたい場合などは、設定ツールによる再起動ではなく、電源アダプターを抜いて数分待つ方法で再起動を行いましょう。

「再起動」と「リセット」の違い

「リセット」とは、初期化して工場出荷時の状態に戻すことです。リセットをすると、再度初期設定が必要になります。

一方、再起動はあくまで電源を入れ直すことで、初期化はされません。再起動では不具合が解消されない場合には、リセットも選択肢のひとつになります。

リセットは、ルーターの背面や底面にある「RESET」や「初期化」のボタンで実行できます。リセットボタンは、先の細いものでしか押せないようになっていることも多いので、必要な場合にはクリップを伸ばしたものなどを準備しましょう。

Wi-Fiルーターを再起動すると不具合が解決することがある理由

Wi-Fiルーターを再起動すると不具合が解決することがある理由として、以下の3つが挙げられます。

• アクセスログの消去
• ルーターの放熱
• チャンネルの修正

アクセスログの消去

インターネットにデバイスが接続した履歴をアクセスログと呼びます。インターネットを利用するほど、ルーターにアクセスログが蓄積されます。

アクセスログが蓄積しすぎるとルーターの不具合の原因になることがあるので、定期的な再起動が推奨されます。再起動するとアクセスログの消去が可能です。

ルーターの放熱

ルーター内部の熱が原因で不具合が起こることがあります。ルーターの電源をOFFにした状態でしばらく時間をおくと、ルーター内部の熱を放熱できます。

ルーターの接続が安定しないなど不具合があり、内部の熱が原因と疑われる場合には、電源をOFFにして放熱することで、不具合を解消できる可能性があります。

チャンネルの修正

Wi-Fiの帯域幅は、チャンネルとして細かく分割されています。Wi-Fiによる接続では重複のない別々のチャンネルで接続すると、機器同士で電波の干渉が起きにくくなります。

2.4GHz帯で複数台のデバイスを自動のチャンネル設定で接続させる場合などには、チャンネル同士の重複による電波障害が起こることがあります。

ルーターを再起動するとチャンネルが再度設定され、チャンネルの重複が解消できることがあります。

Wi-Fiルーターを再起動するときの注意点

Wi-Fiルーターを再起動するときの注意点も確認しておきましょう。

電源をOFFにした後に時間をおく

電源をOFFにした後に、数分時間をおいて再起動させるようにしましょう。

時間をおくことで、ルーター内部の部品に蓄えられた電気を放電でき、内部にたまった熱も放熱できます。放電や放熱を十分に行うために、しっかり時間をおくようにしてください。

ファームウェアの更新中に再起動しない

ファームウェアの更新中は、中断ができないので電源をOFFにしないようにしましょう。更新中に電源をOFFにすると、故障や不具合の原因になる可能性があります。

なお、多くの場合、ファームウェアの更新が完了した後に自動でルーターは再起動されます。

再起動してもWi-Fi接続が改善できないときのチェックポイント

再起動してもWi-Fi接続が改善できないときには、以下のポイントを確認しましょう。

• 電波の届きやすい場所に設置できているか
• 障害物や電波干渉はないか
• Wi-Fiの電波が届いているか

Wi-Fiルーターは少し高さを付けて家の中央付近に設置するのが理想的です。周りに障害物や、電子レンジなどの電波と干渉する機器がないように、設置場所に注意しましょう。

また、Wi-Fi接続が不安定な場合には、電波が届いているかも確認しておきたいポイントです。ルーターに近づいてみて、接続が安定するか試してみてください。

家じゅうでWi-Fiが届くようにしたい場合には、設置場所の見直しとともにルーターの買替えも検討しましょう。

通信環境を改善するなら「ドコモ光」がおすすめ

Wi-Fiルーターの一時的な不具合は、再起動で改善できる可能性があります。ルーターの不具合が疑われる場合には、まずは再起動を試してみましょう。

一方で、ルーターの不具合以外が原因で通信速度が遅いときは、通信環境の見直しとともに、インターネット回線の乗り換えについても検討が必要です。

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Wi-Fiルーターの再起動で接続を改善しよう

Wi-Fiルーターの再起動は、電源アダプターの抜き差しや設定ツールで実行できます。

Wi-Fiルーターの再起動により、アクセスログの消去、放熱、チャンネルの修正などが可能です。Wi-Fiルーターに不具合があった際には、まずは再起動を試してみましょう。

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