都市ガスとは
都市ガスとは、道路の下にあるガス管を通して供給されるガスで、都市部を中心に供給されています。メタンを主成分とする、液化天然ガス(LNG)を使用しています。
家庭で利用できるガスには、都市ガスだけでなくプロパンガスもありますが、プロパンガスは、プロパン・ブタンを主成分とする液化石油ガス(LPG)を使用しており、ボンベを利用して全国に供給されています。
以下では、都市ガスのメリットや注意点に関して、詳しく説明します。
都市ガスのメリット
都市ガスのメリットとしては、主に以下が挙げられます。
- 料金が安い
- 環境負荷が少ない
- ガスボンベをおく必要がないのでそのためのスペースが必要ない
先述したように、家庭で利用できるガスには都市ガスだけでなくプロパンガスもありますが、都市ガスの料金はプロパンガスの料金よりも安いです(詳しくは後述)。固定費を抑える観点では、都市ガスを利用するメリットは大きいです。
都市ガスに用いられている天然ガスの主成分はメタンであり、プロパンやブタンを主成分としているプロパンガスと比べると、燃焼後の二酸化炭素の排出を抑えられます。環境負荷の少ないクリーンエネルギーであることも、注目されるべきでしょう。
プロパンガスを利用するためには、ガスボンベを設置しておくためのスペースを確保しなければなりません。都市ガスではその必要がないので、ご家庭のスペースを活用できます。
都市ガスの注意点
一方、都市ガスの注意点としては、主に以下が挙げられます。
- 利用できる地域が限定される
- 災害時の復旧がプロパンガスに比べて遅い
- 初期費用が高い
都市ガスは、ガス管が敷設されている地域でなければ利用できません。利用したいと思っても、お住まいの地域によっては物理的に利用できないことも考えられます。
また、地下の導管を経由して各家庭に届けられているため、地震などの災害時には復旧に時間がかかることも、デメリットと考えられるでしょう。
プロパンガスから都市ガスに切り替えるためには工事を行う必要がありますが、その際の工事費用は10～15万円程度するのが一般的です。ランニングコストは都市ガスのほうが安くなるとはいえ、初期費用としてまとまった金額が発生する点は、考慮しなければなりません。
都市ガスの平均料金とは
一般家庭での1か月あたりの平均都市ガス使用量である30m3程度の場合、都市ガスの平均額は1か月あたり5,000円弱となります。
ご家庭でのガス料金が高いかどうか気になっている方は、この料金をもとに考えてみると良いでしょう。
都市ガスの料金はプロパンガスに比べて安い？
都市ガスとプロパンガスでは、価格に違いがあります。東京都を例にしてプロパンガスと都市ガスの料金を比較してみると、プロパンガスを10㎥利用したときの従量料金は、5,500円程度です。
一方、都市ガスを10㎥利用したときの従量料金は、1,500円程度です。プロパンガスの熱量は都市ガスよりも高いため、単純に比較できるわけではありませんが、都市ガスの料金はプロパンガスに比べて安いことがわかります。
固定費の支払いを抑えるなら「ドコモ光」がおすすめ
都市ガスは道路の下にあるガス管を通して供給されるガスで、都市部を中心に供給されています。プロパンガスよりも料金が割安な点は、毎月発生する固定費の支払いを抑えたい方にとっては大きなメリットといえます。
固定費を抑えたいのであれば、契約先を見直すことによって毎月の支払いを抑えられる可能性があります。
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