モデムとルーターの違いとは？基本的な機能と役割、選び方を紹介

2023.07.14

インターネットとの接続では、モデムやルーターを使用します。それぞれにどのような違いがあり、機能や役割、準備の仕方や選び方を知っておくと、インターネットの利用に役立ちます。

本記事ではモデムとルーターの違い、基本的な機能と役割、使用シーンや目的に応じた選び方を解説します。これからインターネットの導入を考えている方、サービスの見直しを検討されている方はぜひ参考にしてください。

記事サマリー

モデムとルーターの違いとは？基本的な機能と役割

モデムとルーターはどちらもインターネット接続で使われる機器ですが、基本的な機能と役割が異なります。以下、それぞれの違いを説明します。

モデムの機能と役割

モデム(Modulator demodulator)はインターネット回線の信号をパソコンやスマホで利用できるデジタル信号へ変換する機器です。

アナログ信号をデジタル信号へ変換する役割を果たしていて、電話回線やADSL回線、一部のCATV回線、VDSL形式で配線しているマンションやアパートなどで利用されています。

電話回線やADSL回線ではアナログ信号で通信が行われますが、そのままではパソコンやスマホは通信できません。モデムを通じてパソコンやスマホが理解できるデジタル信号に変換することで、インターネットの通信が可能となる仕組みです。

なお、光回線では光ファイバーの信号が用いられているので、光ファイバーの信号をデジタル信号に変換するONU(回線終端装置)がモデムの役割を果たしています。

ルーターの機能と役割

ルーターは複数のデバイスをインターネット回線と接続する機器です。

モデムやONUは1台のデバイスしかインターネット回線と接続できません。モデムやONUにルーターを接続すると、複数のデバイスとの接続が可能です。

ルーターには有線接続と無線接続の種類があります。近年はWi-Fiで無線接続な可能なルーターが広く普及していて、パソコンやスマホ、ゲーム機やスマート家電などさまざまなデバイスをWi-Fiでインターネットと接続できるようになっています。

使用シーンや目的に応じた選び方

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インターネット回線と複数のデバイスで接続したいときは、モデムやルーターが必要です。以下では、各機器の準備の仕方や選び方を解説します。

モデムの選び方

モデムやONUはインターネットの利用に必須の機器のため、インターネットサービス側がレンタルしてくれるのが一般的です。基本的に、ご自身で用意する必要はありません。

レンタルされるモデムやONUは、利用する回線やサービスなどで違いがあります。一例を挙げると、下記のとおりです。

光回線の場合：ONU
VDSL方式の光回線の場合：VDSLモデム、VDSL終端装置など
一部のケーブル回線の場合：CATVモデム
光電話や映像サービスもあわせて利用する場合：光電話や映像サービス対応のONU一体型ルーター、ホームゲートウェイなど

なお、解約時はレンタルされた機器の返却が必要です。使わなくなったからといって捨ててしまわないように注意してください。

ルーターの選び方

モデムやONUと異なり、ルーターは基本的にご自身で用意する必要があります。ルーターを用意するときの主な選び方は下記のとおりです。

ルーターの種類で選ぶ
対応するWi-Fi規格で選ぶ
ルーターの機能で選ぶ
インターネットサービスの無償レンタルを利用する

以下で、使用シーンや目的に応じた選び方を説明します。

ルーターの種類で選ぶ

一口に「ルーター」といってもいくつかの種類があります。

ルーターの種類	内容
有線LANルーター	LANケーブルなどでの有線接続のみが可能なルーター
無線LANルーター	Wi-Fiなどで無線接続が可能なルーター
ホームルーター	モバイル回線でネットと通信する据え置き型のWi-Fiルーター
モバイルルーター	モバイル回線でネットと通信する持ち運び型のWi-Fiルーター

光回線でルーターを使う場合、有線LANルーターや無線LANルーターの選択肢があります。スマホやパソコン、IoT家電などをWi-Fiで利用したい場合は、Wi-Fi機能のある無線LANルーターがおすすめです。

ホームルーターやモバイルルーターはモバイル回線でインターネットと接続するため、別途光回線を契約する必要はありません。工事不要で手軽にWi-Fiを利用した方に向いているルーターです。

対応するWi-Fi規格で選ぶ

Wi-Fiには通信規格があり、新しい規格ほど対応する最大通信速度が速くなります。

世代	規格名	最大通信速度	周波数
第1世代(1997年6月)	IEEE 802.11	2Mbps	2.4GHz帯
第2世代(1999年9月)	IEEE 802.11b	11Mbps	2.4GHz帯
第2世代(1999年9月)	IEEE 802.11a	54Mbps	5GHz帯
第3世代(2003年6月)	IEEE 802.11g	54Mbps	2.4GHz帯
第4世代(Wi-Fi 4 、2009年9月)	IEEE 802.11n	600Mbps	2.4GHz帯/5GHz帯
第5世代(Wi-Fi 5 、2013年12月)	IEEE 802.11ac	6.9Gbps	5GHz帯
第6世代(Wi-Fi 6 、2021年2月)	IEEE 802.11ax	9.6Gbps	2.4GHz/5GHz/6GHz帯

通信速度や通信の安定性を重視したい方は、より新しい規格のルーターを選ぶと良いでしょう。

ルーターの機能で選ぶ

ルーターは搭載されている機能にも違いがあります。ご自宅でWi-Fiを快適に利用したい方には、便利な機能のあるルーターがおすすめです。たとえば、下記のような機能です。

機能名	内容
ビームフォーミング	Wi-Fiの電波を特定の方向へ送受信する機能
バンドステアリング	2.4GHzと5GHzの最適な周波数帯に自動で切り替える機能
MU-MIMO	複数デバイスでの同時通信でも安定した接続を可能にする機能
OFDMA	複数のデバイスとの接続をOFDMによりアクセスできるようにする機能

インターネットサービスの無償レンタルを利用する

「ドコモ光」の一部プロバイダなど、インターネットサービスのなかにはルーターを無償でレンタルしてくれるケースがあります。ルーターの購入費用を抑えたい方には、無償レンタルのサービスがあるインターネット回線がおすすめです。

インターネットを快適に利用するなら「ドコモ光」がおすすめ

インターネットを快適に利用したいなら、「ドコモ光」のインターネットサービスがおすすめです。以下では、光回線の「ドコモ光」とホームルーターの「home 5G」を紹介します。

ルーターの無償レンタルも利用できる「ドコモ光」

「ドコモ光」は通信速度と安定性が特徴の光回線のインターネットサービスです。ONUやモデムは無償でレンタルされるので、ご自身で準備する必要はありません。

「ドコモ光」は豊富なプロバイダから選べる点が特徴で、プロバイダのなかにはルーターの無償レンタルサービスを提供しているところもあります。

そのほか、無料工事特典やdポイント特典などキャンペーンも充実しています。「ドコモ光」のおトクなキャンペーンやお申込み方法が気になる方は、ぜひ下記リンクをご確認ください。

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・無料相談をする

※1 「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo※2」「irumo（0.5GBを除く）」の契約者が対象です。「はじめてスマホプラン」「U15はじめてスマホプラン」は対象外です。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

※2 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト（1GB超）」「ギガホプレミア」「ギガホ」「ギガライト（1GB超）」も対象となります。「5Gギガライト／ギガライト（1GB超～3GB）」は550円（税込）／月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。

なお、「ドコモ光」の月額料金や最大通信速度は下記のとおりです。

月額料金 (ドコモ光1ギガ)※1	(マンション) タイプA：定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込) タイプB：定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込) 単独タイプ：定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込) (戸建) タイプA：定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込) タイプB：定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) 単独タイプ：定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込) ドコモ光ミニ：定期契約あり2,970～6,270円(税込)、定期契約なし4,620～7,920円(税込)
月額料金 (ドコモ光10ギガ)※2	タイプA：定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込) タイプB：定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込) 単独タイプ：定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
契約期間	なしまたは 2年定期契約
最大通信速度※3	ドコモ光 1ギガ：最大1Gbps ドコモ光 10ギガ※4：最大10Gbps
お申込み方法	①ご相談フォームで受付 ②ご相談(希望の曜日・時間に電話) ③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能)

※1 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※2 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※3 ベストエフォート値による最大通信速度
※4 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら

工事不要でWi-Fiを使えるホームルーター「home 5G」

「home 5G」は工事不要でWi-Fiが使えるホームルーターのサービスです。「ドコモ」の5G対応ホームルーター(HR02)※1は、最大受信速度4.2Gbps(ベストエフォート形式)※2 ※3、5G高速通信対応 ※4となっています。

専用のホームルーター「HR02」はWi-Fi 6※5やWi-Fi EasyMesh™※6対応しており、高速なWi-Fi環境を実現できます。

同時接続に対応できるMU-MIMOやOFDMA機能が搭載されているため、スマホやパソコン、タブレットやスマート家電など多くのデバイスを利用されるご家庭でも、より快適なWi-Fi通信が期待できます。

なお、「home 5G」の月額料金や機種代などは下記のとおりです。

月額料金	home 5Gプラン：4,950円(税込)
機種代	71,280円(税込)
初期費用	契約事務手数料3,300円(税込) (オンラインショップは無料)
契約期間	定期契約なし
データ容量	無制限※7
購入先	ドコモオンラインショップドコモショップ量販店

※1 ご登録いただいた住所以外ではお使いになれません。
※2 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※3 有線LAN通信時は受信最大2.5Gbps、Wi-Fi通信時は受信最大4804Mbpsです(いずれも技術規格上の最大値)。機器接続時の通信速度は、お客さまの通信環境と接続機器の規格により異なります。
※4 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
※5 Wi-Fi 6を使うには、Wi-Fi 6対応のクライアントが必要です。
※6 Wi-Fi EasyMesh™に対応したルーター機器と接続が可能です。ただし、一部の製品では接続できない場合があります。
※7 データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。

工事不要のホームルーター「home 5G」

「ドコモのスマホ」ならご家族全員のスマホ料金から永年最大1,100円(税込)／月割引！^※1

home 5Gを購入する

※1 「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo※2」「irumo（0.5GBを除く）」の契約者が対象です。「はじめてスマホプラン」「U15はじめてスマホプラン」は対象外です。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。