モデムとは
モデムとはADSLやCATVを利用する際に使われる接続機器で、アナログ信号をデジタル信号に変換する役割を担っています。アナログ信号をデジタル信号に変換するものなので、光回線を利用する場合にモデムは必要ありませんが、光回線を利用する場合にモデムと同じような役割を担うのがONUです。
ONUは光回線を利用する際に使われる接続機器で、光ファイバーから送られる光信号をデジタル信号に変換する役割を担っています。以前はADSLを使用していて現在は光回線に乗り換えている場合、モデムだと思っているものはONUである可能性が高いでしょう。
また、モデムやONUと混同されやすいものに、ルーターがあります。ルーターは、複数のデバイスをインターネットに接続するための機器です。ONUやモデムでも有線でパソコンにつなげられますが、接続するデバイスの数が多い場合は接続口が足りない場合もあります。
複数のデバイスを一度にインターネットに接続するためには、ルーターを利用するのが一般的です。ルーターの中には、ONU一体型のホームゲートウェイと呼ばれる接続機器もあります。
「ドコモ光」のモデムが故障したと思ったときに確認すること
モデムが故障したと思ったときに確認することとしては、以下が挙げられます。
- インターネットは利用できるか
- 機器の外観に異常はないか
ただ、先述したことを確認した上で故障していると思った場合でも、ご自身で判断して処置を行うことは避けるのが無難です。後述します手順に従い、まずは「ドコモ光」の問い合わせ窓口に電話をして、指示にしたがって対処するようにしましょう。
「ドコモ光」のモデムを交換できるケース
「ドコモ光」のモデムを交換できるのは機器の状況を確認した上で、トラブルの原因がモデムだと判断された場合です(必ずしも交換できるわけではない点には注意が必要です)。
故障の原因が故意や過失である場合には修理費用がかかる可能性がありますが、「デジタル機器補償サービス」に入っていれば補償されることがあります。
「デジタル機器補償サービス」とは、ドコモが提供する光回線やホームルーターにつながる、パソコンやテレビ、ゲーム機、プリンターをはじめとしたデジタル機器が故障・破損した際に、修理や代替品の提供(故障したパソコン内のデータの復旧)を行うサービスです。初回31日間無料※1で、その後は月額550円(税込)で利用できるため、故障が不安な方は加入しておくとあんしんです。
幅広い機器が補償対象となっていますし、補償対象機器であれば事前に機器を登録しておかなくても補償を受けられるため便利です。ただし、不適切な取扱によって起きた故障は補償対象外となる可能性があるほか、補償には年2回の上限回数があるため、気をつけましょう。
※1 初回お申込み時より31日間ご利用料金が無料となります。「ドコモ光」または「ドコモ光」とペア回線を設定されているお客さまは、ドコモ光の工事完了日から無料期間が適用になります。それ以外の場合はお申込日から適用となります。
31日間を過ぎて契約を継続している場合、解約手続きを行わない限り、自動的に有料契約となります。
「ドコモ光」のモデムを交換する手順
「ドコモ光」のモデムを交換する手順は、おおよそ以下のとおりです。
- 「ドコモ光」の問い合わせ窓口へ連絡
- モデムの状態を確認してもらう
- 配送または訪問にて交換
まずは「ドコモ光」の問い合わせ窓口へ連絡をし、インターネットにつながりにくくモデムが壊れているのではないかと思っている旨を伝えましょう。電話番号と受付時間は下記のとおりです。
問い合わせ窓口 | 電話番号 | 受付時間 |
インフォメーションセンター | ドコモの携帯電話専用窓口(無料):151一般電話など:0120-800-000 | 午前9時~午後8時(不具合・故障のみ24時間) |
オペレーターの指示にしたがってモデムの状態を確認し、モデムが壊れている場合はモデムを交換してもらえます。
新しいモデムは配送または訪問にて受け取ることができますが、業者の方に訪問してもらってモデムを交換する場合は、モデムの接続や設定を任せることができます。
モデムを配送してもらう場合は、モデムの接続や設定をご自身で行う必要があることおよび、古いモデムを返却する必要があることに注意しましょう。
モデムの故障かと思ったら「ドコモ光」の窓口に問い合わせを
モデムはインターネットを利用するために重要な機器なので、モデムが故障してしまうとインターネット接続が利用できなくなる可能性があります。「ドコモ光」のモデムが故障していると思ったら、ご自身で判断や処置をせずに、「ドコモ光」の窓口に問い合わせを行いましょう。
なお、インターネットがつながりにくい場合は、モデムではなくデバイスに原因がある可能性も考えられます。
先ほど紹介した「デジタル機器補償サービス」では、モデムだけでなくパソコンやテレビ、周辺機器全体が補償対象になっているので、モデムに原因がない場合でも「デジタル機器補償サービス」が利用できる可能性があることも、念頭に置いておくと良いでしょう。