ハイスピードプラスエリアモードとは？通信モードの違い・設定方法を解説

ハイスピードプラスエリアモードとは

ハイスピードプラスエリアモードは、WiMAX 2+と4G LTEの回線を併用して利用できる「WiMAX 2+」のプランの通信モードです。

WiMAXでは、従来の「WiMAX 2+」のほか、5Gに対応した「WiMAX +5G」もスタートしています。現在では、多くのプロバイダで「WiMAX 2+」のプランは受付終了となっている点は注意してください。(WiMAX +5Gの通信モードもこの後のところで解説します。)

WiMAX 2+のプランで利用できる通信モードとしては、上限なしで利用できる「ハイスピードモード」と、7GBの上限が設定された「ハイスピードプラスエリアモード」の2種類があります。

「ハイスピードプラスエリアモード」では、WiMAX 2+より広いエリアをカバーする4G LTEの通信を含むため、ハイスピードモードより広いエリアで電波がつながります。

また、ハイスピードプラスエリアモードでは、複数の電波を束ねて高速通信を実現する「キャリアアグリゲーション」により、さらなる高速通信が実現されています。

通信モードの使い分けとしては、上限なしで利用できる「ハイスピードモード」をメインで使用して、高速通信が必要な場面や、ハイスピードモードでは電波がつながりづらい場面で「ハイスピードプラスエリアモード」を利用していく使い方がおすすめです。

WiMAX +5Gの「プラスエリアモード」との違い

WiMAXでは、従来の「WiMAX 2+」のほか、5Gに対応した「WiMAX +5G」のプランもスタートしています。

WiMAX +5Gでは、スタンダードモード、プラスエリアモードの2種類の通信モードが利用可能です。

au 5G、au 4G LTE 、WiMAX 2+の3つの通信が利用できる点は2つの通信モードで変わりませんが、プラスエリアモードでは、プラチナバンドと呼ばれる電波での通信が可能です。

プラチナバンドは、カバーしているエリアが広く、また地下や屋内でも電波がつながりやすい特徴があります。

スタンダードモードが圏外の時や、電波がつながりづらい時でも、プラスエリアモードであれば通信がつながる可能性があります。

WiMAX 2+でつながりづらい時に利用するのが「ハイスピードプラスエリアモード」、WiMAX +5Gでつながりづらい時に利用するのが「プラスエリアモード」です。

「ハイスピードプラスエリアモード」と「プラスエリアモード」は対象となるサービスが異なるので、この点は理解しておきましょう。

ハイスピードプラスエリアモードの設定方法

ハイスピードプラスエリアモードの設定方法を「Speed Wi-Fi NEXT W06」を例に見ていきましょう。

手動で「ハイスピードプラスエリアモード」に切り替える方法

通信モードの切り替えは、以下の手順で可能です。

1. ホーム画面で「通信モード設定」をタップ
2. 「ハイスピードプラスエリアモード」を選択
3. 「追加料金が発生する」という内容の忠告がポップアップで表示されるので、問題なければ、OKをタップ

ホーム画面から「通信モード設定」に進むと簡単に切り替えできます。ハイスピードプラスエリアモードを利用すると追加料金が発生する点は、あらためて確認しておきましょう。

通信モード自動切替に設定する方法

設定したデータ量になると、ハイスピードモードへ自動で切り替わる設定もあります。

「ハイスピードプラスエリアモードを使い切らないようにしたい」「節約して使用していきたい」といった時に便利に使える設定です。自動切替を設定する手順は、次のとおりです。

1. 「設定」>「通信設定」>「通信モード自動切替」の順にタップ
2. 「通信モード自動切替」をON
3. 「最大データ通信量設定」の項目でカウントする上限値を設定(初期値は7GB)
4. 「HSに切替えるデータ通信量設定」の項目で、最大データ通信量から何%に達したらハイスピードモードに切り替えるかを設定する(初期値は90%)

たとえば、「最大データ通信量設定」で7GBを設定して、「HSに切替えるデータ通信量設定」で90%に設定すると、7GB×90%＝6.3GBでハイスピードプラスエリアモードからプラスエリアモードに切り替わります。

設定は、ハイスピードモードに設定中で、かつハイスピードプラスエリアモードが利用制限にかかっていない時に可能です。

ハイスピードプラスエリアモードが便利なのはこんな場面

ハイスピードプラスエリアモードはどんな時に利用すれば良いのか、具体的な利用シーンを見ていきましょう。

• 一部のWiMAX2+回線のエリア外の場所で通信をする時
• 室内の奥まった場所などの電波の届きにくい場所で通信をする時

一部のWiMAX2+回線のエリア外の場所で通信をする時

山間部や郊外では、WiMAX2+回線でカバーされていないエリアも一部存在します。

ハイスピードプラスエリアモードに切り替えれば、通信できるエリアが広がり、ハイスピードモードで通信できない場所でも、通信がつながる可能性があります。

旅行先、アウトドアでハイスピードモードが圏外になってしまった時には、ハイスピードプラスエリアモードの利用も検討してみると良いでしょう。

室内の奥まった場所などの電波の届きにくい場所で通信をする時

ハイスピードプラスエリアモードでは、障害物に強い「プラチナバンド」を含む4G LTEの通信が使えるので、室内の奥まった場所や、ビル群の中の電波が届きにくい場所でも電波がつながりやすくなります。

電波がつながりづらいけど、どうしても通信が必要な時に、ハイスピードプラスエリアモードは重宝します。

快適に使えるホームルーターを探しているなら「home 5G」がおすすめ

ハイスピードエリアモードのことを調べている方の中には、ホームルーターを検討中の方も多いのではないでしょうか。快適に使えるホームルーターを探しているなら、「home 5G」がおすすめです。

※1 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※2 LANケーブル接続時は受信時最大2.5Gbps、Wi-Fi接続時は受信時最大で4.8Gbps（いずれも技術規格上の最大値）。機器接続時の通信速度は、お客さまの通信環境と接続機器の規格により異なります。
※3 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※4 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
※5 データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。

「home 5G」では、ドコモのプラチナバンド含め、ドコモの4G LTE、5Gの通信に対応しています。全国の広いエリアで、サービスの利用が可能です。

また、「home 5G」では、5G高速通信対応で最大4.2Gbps、4G LTEでも最大1.7Gbpsの通信が可能です。オンラインゲーム、高画質な動画の視聴、テレワークなど大容量の通信が必要な用途でも、サクサク快適な通信が期待できます。

なお、毎月の割引として、機種代金に相当する金額の割引が36か月間受けられる「月々サポート」があります。毎月の費用負担もしっかり抑えることができます。

自宅にホームルーターを導入したいと考えている方は、ぜひ「home 5G」を検討してみてはいかがでしょうか。

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※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。