検索したものが広告に出る理由は?4つの主な要因と制御する方法を解説

通信ノウハウ

スマホやパソコンで検索したものが、別のWebサイトやアプリの広告に出るのは、ユーザーの検索履歴や閲覧履歴が収集・分析され、広告を表示するための材料に利用されているためです。

人によっては不安に感じる場合があるため、制御する方法を知っておきましょう。

本記事では、検索したものが広告に出る理由や要因、スマホ・パソコン・ブラウザ・アプリで制御する方法などを解説します。

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記事サマリー

検索したものが広告に出る理由

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スマホやパソコンで検索した内容が、別のWebサイトやアプリの広告に出てくるのは「ターゲティング広告」の仕組みによるものです。

パーソナライズド広告とも呼ばれ、検索履歴や閲覧履歴、IPアドレスなどの情報を収集・分析し、ユーザーの興味に合う内容が広告として表示されます。

たとえば、Googleではアカウントに保存されたアクティビティを活用しており、ユーザーの興味に合う広告を配信するために利用しています。

広告主にとっては、興味を持つ可能性の低いユーザーへ配信するコストを抑えられるため、費用対効果の向上につながりますが、スマホやパソコンの利用者にとっては「行動を監視されているのでは」と不安を感じるかもしれません。

広告が表示される主な4つの要因

検索したものが広告に出るのは、主に以下のようなユーザー行動がトリガーとなっています。

  • 検索履歴
  • 閲覧履歴
  • SNS閲覧・リアクション
  • 属性推定

それぞれ順番に解説します。

検索履歴

検索エンジンに入力したキーワードは、ターゲティング広告の重要な判断材料になります。

たとえば、「スーツ メンズ 夏」と検索すれば、関連する広告がWebサイトやSNS、アプリ上に表示されやすくなります。

検索エンジンによっては、検索ワードをもとにユーザーのニーズを分析し、広告に活用しているため、検索したものに関連する内容が広告として表示されやすくなると覚えておきましょう。

閲覧履歴

ECサイトや商品ページを閲覧した履歴に基づき、ほかのWebサイトやアプリ上で関連する広告が表示される仕組みを「リターゲティング広告(リマーケティング広告)」と呼びます。

たとえば、ある商品のWebサイトを開いたときに発生するCookie(クッキー)を通じてユーザーの訪問履歴が記録され、別のWebサイトやアプリ上で同じ商品や関連サービスの広告が繰り返し表示される場合があります。

SNS閲覧・リアクション

InstagramやFacebook、X(旧Twitter)などのSNSでの行動も、広告配信に活用されています。

検索や投稿だけでなく、いいね・保存・フォローなどのリアクションも分析対象となり、ユーザーの興味や関心が推定される仕組みです。

たとえば、Instagramで旅行関連の投稿に繰り返し反応していると、別のWebサイトでも旅行商品の広告が表示されやすくなります。

属性推定

広告配信では、ユーザーの年齢や性別、興味、関心、居住地域などを推定する「属性ターゲティング」が広く用いられています。

属性推定は、検索履歴、閲覧履歴、利用中のアプリ、IPアドレスなどの情報をもとに行われ、ユーザー自身が直接入力していない情報まで含めて判断されるのが特徴です。

たとえば、スキンケア関連のページを頻繁に閲覧し、美容系アプリを利用しているユーザーが「25〜34歳の女性で美容に関心がある」と推定されると、その属性層をターゲットとした化粧品やサロンの広告が表示される可能性が高くなります。

デバイスでターゲティング広告を制御する方法

次項より、スマホやパソコンなどのデバイスで検索したものが広告に出ることを制御する方法を順番に解説します。

なお、検索したものが広告に出ることは制御できますが、表示される広告の数を減らすには別の対応が必要です。

iPhoneで制御する

iPhoneで検索したものが広告に表示される状態を制御する手順は、以下のとおりです。

  1. 「設定」を開く
  2. 「プライバシーとセキュリティ」をタップする
  3. 「Appleの広告」を選択する
  4. 「パーソナライズされた広告」をOFFにする

「パーソナライズされた広告」をOFFにすれば、App StoreやApple NewsなどAppleサービス内での広告は、個人の興味や関心に基づかない一般的な内容に切り替わります。

※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※ TM and ©2025 Apple Inc. All rights reserved.

Androidで制御する

Androidで検索したものが広告に表示される状態を制御する手順は、以下のとおりです。

  1. Googleアカウントにログインする
  2. 「マイ アド センター」を開く
  3. 「パーソナライズド広告」をOFFにする

「パーソナライズド広告」をOFFにすると、YouTubeやGoogle検索など、Googleが提供するサービスやWebアプリ内で表示される広告が、検索履歴や閲覧履歴などの情報を利用しない内容に変わります。

Macで制御する

Macで検索したものが広告に表示される状態を制御する手順は、以下のとおりです。

  1. 「アップルメニュー」を開く
  2. 「システム設定」を選択する
  3. 「プライバシーとセキュリティ」をクリックする
  4. 「Appleの広告」を選択する
  5. 「パーソナライズされた広告」をOFFにする

「パーソナライズされた広告」をOFFにすると、Appleがユーザーの関心や利用履歴をもとに広告内容を最適化する処理が停止します。

Windowsで制御する

Windows 11で検索したものが広告に表示される状態を制御する手順は、以下のとおりです。

  1. 「スタート」を開く
  2. 「設定」を選択する
  3. 「プライバシーとセキュリティ」をクリックする
  4. 「一般」を選択する
  5. 「アプリに広告 ID を使用してパーソナライズされた広告を表示できるようにする」をOFFにする

OFFに切り替えれば、広告IDを利用したユーザーの活動追跡が停止され、Windowsアプリ内での広告の内容が個人の興味や関心に基づかない一般的なものになります。

ブラウザでターゲティング広告を制御する方法

スマホやパソコンが情報を収集するのとは別に、SafariやChromeなどのブラウザが検索履歴や閲覧履歴などの情報を収集し、広告に反映している場合があります。

次項より、ブラウザで広告表示に利用される情報の収集を制御する手順を順番に解説します。

Safariで制御する

Safariで広告表示に利用される情報の収集を制御する手順は、以下のとおりです。

  1. 「設定」を開く
  2. 「アプリ」を選択する
  3. 「Safari」を選択する
  4. 「サイト越えトラッキングを防ぐ」と「IPアドレスを非公開にする」をONにする

「サイト越えトラッキングを防ぐ」と「IPアドレスを非公開にする」をONにしていれば、検索履歴や閲覧履歴が広告表示に利用される可能性を抑えられます。

また、Safariでは「プライベートブラウズ」が使用可能です。閲覧履歴・検索履歴・Cookieが一時的に保存されず、ブラウザを閉じると同時に削除される仕組みになっています。

iOS 17のiPhoneでは、以下の手順で「プライベートブラウズ」を利用できます。

  1. 「Safari」を開く
  2. 「タブ」ボタンをタップする
  3. 画面下部のタブバーをスワイプする
  4. 「プライベート」タブをタップする

パーソナライズの精度を低下させたい方は、Safariの「プライベートブラウズ」を活用しましょう。

なお、iOSのバージョンによっては手順や名称が異なる可能性があります。実際の手順は取扱説明書や公式Webサイトで確認しましょう。

※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※ TM and ©2025 Apple Inc. All rights reserved.

Chromeで制御する

Chromeで広告表示を制御する手順は、以下のとおりです。

  1. 「Chrome」を開く
  2. 三点リーダーから「設定」を選択する
  3. 「プライバシーとセキュリティ」を選択する
  4. 「広告プライバシー」を選択する
  5. 「広告のトピック」と「ウェブサイトによる広告の提案」をOFFにする

「広告のトピック」と「ウェブサイトによる広告の提案」をOFFにすれば、Chrome上で表示される広告が、検索履歴や興味、関心に基づかない内容へと切り替わります。

また、Chromeでは閲覧履歴・Cookie・サイトデータがセッション終了時に自動で削除される「シークレット モード」が以下の手順で利用可能です。

  1. 「Chrome」を開く
  2. 三点リーダーから「新しいシークレット タブ」または「新しいシークレット ウインドウ」を選択する

一時的なプライバシー保護に有効なため、検索履歴や閲覧履歴を知られたくない方は活用しましょう。

なお、OSのバージョンや機種によって手順や名称が異なる場合があります。実際の手順は取扱説明書や公式Webサイトで確認しましょう。

アプリでターゲティング広告を制御する方法

SNSアプリごとにも、検索したものが広告に出る状態を制御する設定が可能です。

たとえば、InstagramやFacebookでは、アカウントセンターの「広告表示の設定」から興味・関心に基づく広告をOFFにできます。

また、X(旧 Twitter)なら設定の「広告の環境設定」から変更が可能です。

設定を変更すると、完全に広告が消えるわけではありませんが、ユーザーの閲覧履歴やアプリ内のリアクションを利用したパーソナライズが制限されます。

表示される広告はより一般的な内容に切り替わり、利用者の興味・関心に基づいた広告が出にくくなるため、プライバシーを優先したい場合に有効な方法です。

スマホやパソコンで快適にインターネットを利用するなら「ドコモ光」がおすすめ

インターネットを利用していると、Webサイトやアプリなどのさまざまな場所で広告を目にするでしょう。前述したとおり、検索ワードや閲覧履歴は、ターゲティング広告に利用されることがあります。

スマホやパソコンで、検索結果の表示に時間がかかったり、動画が途中で止まったりする場合、通信速度が遅いことが原因の可能性があります。

ストレスなくインターネットを利用するためには、安定した回線を選ぶことが大切です。

たとえば、「ドコモ光」では、最大10Gbps※1に対応する「ドコモ光 10ギガ※2」が一部エリアで利用でき、全国エリアで最大1Gbps※1の「ドコモ光 1ギガ」が利用できます。

また、「ドコモ光」はプロバイダの選択肢が豊富で、高速通信に対応したWi-Fiルーターをレンタルできるプロバイダもあるため、安定した通信環境を構築しやすいです。

スマホやパソコンで快適にインターネットを利用したい方は、「ドコモ光」への乗り換えを検討しましょう。

「ドコモ光」が提供する2つのプランの詳細は、以下の表よりご確認ください。

月額料金
(ドコモ光1ギガ)※3
(マンション)
タイプA・C:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込)
タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込)
単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込)
(戸建)
タイプA・C:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込)
タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込)
月額料金
(ドコモ光10ギガ)※4
タイプA・C:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込)
タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
契約期間 なし または 2年定期契約
最大通信速度※1 ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps
ドコモ光 10ギガ※2:最大10Gbps
お申込み方法 ①ご相談フォームで受付
②ご相談(希望の曜日・時間に電話)
③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能)

※1 ベストエフォート値による最大通信速度
※2 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
※3 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※4 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。

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検索したものを広告に出したくないなら設定でOFFにする!

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スマホやパソコンで検索したものが広告として表示されるのは、ターゲティング広告の仕組みが働いているためです。

気になる場合は、スマホやパソコンの設定からパーソナライズド広告をOFFにしたり、SNSアプリ内の広告設定を変更したりしましょう。

完全に広告が消えるわけではありませんが、興味・関心に基づいた表示は制限され、プライバシーを重視した利用が可能です。

また、検索や動画の読み込みに時間がかかる場合は、通信速度が遅いケースがあるため、通信回線の見直しを検討しましょう。

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