パソコン画面の彩度とは?
彩度とは、色の鮮やかさや強さを示す指標です。色が白やグレーに近づくほど彩度は低く、反対に赤や青などの原色に近づくほど彩度は高くなります。
彩度(Saturation)は、色相(Hue)や明度(Brightness)と並ぶ色の三属性のひとつであり、次の表のような違いがあります。
意味 | 概要 | |
---|---|---|
彩度 | 色の鮮やかさ | ・色がどれだけ鮮やかに見えるかを示す ・同じ赤でも、彩度が高ければ鮮やかになり、低いとくすんだ赤になる |
色相 | 色の種類 | ・赤や青、黄色など色の種類をさす |
明度 | 色の明るさ | ・色がどれだけ明るく見えるかを示す ・明度が高いと白に近づき、低いと黒に近づく ・同じ青色でも水色は明度が高く、紺色は明度が低い |
パソコン画面の彩度は、画面上に表示される色の正確さに関わります。
たとえば、写真や動画の編集作業では、彩度が低いと本来の色味が再現できず、作品のクオリティに影響を与える可能性を否定できません。
また、映画の視聴やオンラインゲームでも、彩度の違いによって臨場感や映像の印象が大きく変わります。
彩度は視認性や全体の印象に影響を与えるため、使用目的に応じて適切に調整しましょう。
パソコン画面の彩度を上げる方法
次項より、パソコン画面の彩度を上げる方法をOSごとに分けて解説します。
Windowsで画面の彩度を上げる方法
Windowsでパソコン画面の彩度を上げる方法は、以下のとおりです。
- 「スタート」から「Windows ツール」を選択する
- 「コントロールパネル」を選択する
- 「表示方法」を「大きいアイコン」または「小さいアイコン」に変更し、「色の管理」を選択する
- 「詳細設定」タブで「ディスプレイの調整」を選択する
- 画面の案内に従い、ガンマ、明るさ、コントラスト、カラーバランスなどを調整する
上記の方法はWindowsを搭載した多くのパソコンで共通し、特にノートパソコンやモニターと一体型のパソコンに適しています。
一方、外部ディスプレイを搭載したパソコンは、ディスプレイ側のボタンで彩度を変更できます。
なお、実際の手順はOSのバージョンやディスプレイの種類によって異なる場合があるため、公式サイトや取扱説明書を確認してから実行しましょう。
Macで画面の彩度を上げる方法
Macでパソコン画面の彩度を上げる方法は、以下のとおりです。
- 「システム環境設定」から「ディスプレイ」を選択する
- 「カラー」を選択する
- 「補正」をクリックする
- 画面の案内に従い、ガンマ、コントラスト、色温度などを調整する
外部ディスプレイを搭載したパソコンは、ディスプレイ側のボタンで彩度を変更できます。
なお、Macのパソコンも同様に、実際の手順はOSや機種によって異なる場合があるため、公式サイトや取扱説明書を事前に確認しましょう。
パソコン画面の彩度を上げるメリット
パソコン画面の彩度を上げるメリットは、主に以下のとおりです。
- ディスプレイの文字や写真が見やすくなる
- デザインやクリエイティブな作業がしやすくなる
- ゲームや映像作品への没入感が高まる
それぞれ、順番に解説します。
ディスプレイの文字や写真が見やすくなる
パソコン画面の彩度を上げると、ぼんやりしていた文字や写真が鮮明になり、視認性が向上します。
たとえば、赤や青などの色は、彩度が上がることで背景とのコントラストが強調されます。細かい文字やアイコンも認識しやすくなり、資料作成やウェブ閲覧時の視認性が向上するでしょう。
デザインやクリエイティブな作業がしやすくなる
彩度を上げることで色の違いが際立ち、グラフィックデザインや映像編集、DTP(パソコンでの印刷物作成)などの作業がより効率的になります。
特に、微妙な色の違いを見分けやすくなるため、レイアウトのバランスや配色の調整がしやすくなります。
普段からデザインや映像制作に携わっている方は、彩度の設定を見直してみることで、作業効率や表現力の向上につながる可能性があるため、試してみましょう。
ゲームや映像作品への没入感が高まる
パソコン画面の彩度を適度に上げることで、ゲームや映像作品の色彩がより鮮やかに際立ち、世界観への没入感が一段と深まります。
たとえば、彩度が高い状態では、登場人物の肌のトーンや背景の色合いがくっきりと表現されるため、臨場感が増し、映像がより生き生きとして見えます。
また、色のコントラストが強まることで、奥行きや陰影が際立ち、映像がより立体的に感じられます。
アクションやファンタジー系のゲームや映画では、派手なエフェクトやシーンのダイナミズムが強調され、視覚的なインパクトが大きくなるため、没入感を高めたいときにおすすめです。
パソコン画面の彩度を上げるデメリット
パソコン画面の彩度を上げるデメリットは、主に以下のとおりです。
- 目が疲れやすくなる可能性がある
- 色が不自然に見える可能性がある
- 消費電力が増加する可能性がある
それぞれ、順番に解説します。
目が疲れやすくなる可能性がある
高彩度に設定したパソコンの画面では色が鮮明に表示されますが、視覚への刺激が強くなり、長時間の作業では目の疲れを引き起こしやすくなります。
派手な色彩や強いコントラストの画面が続くと、ピントの調整や情報処理のために目が過度に働き、「デジタル眼精疲労(Digital Eye Strain)」を招く可能性が高いです。
デジタル眼精疲労は、パソコンやスマホの画面を長時間見続けることで発生する目の疲れで、視界のかすみやドライアイ、頭痛などの症状を伴います。
パソコン画面の彩度を上げた場合は、定期的に画面から目を離して遠くを見る、こまめにまばたきを意識する、休憩を取り入れるなどの対策を行いましょう。
色が不自然に見える可能性がある
パソコン画面の彩度を上げすぎると、写真や映像が必要以上に鮮やかになり、かえって現実味を失ってしまうことがあります。
本来は柔らかなトーンで表現されるべき肌の色や、自然な緑や青などの風景の色合いが極端に鮮やかになり、不自然な印象を与えるかもしれません。
見た目の鮮やかさにこだわるあまり、本来の色彩バランスを崩してしまわないよう、彩度の調整は慎重に行うことが大切です。
消費電力が増加する可能性がある
パソコン画面の彩度を上げると色は鮮やかになりますが、一部のディスプレイではバックライトの出力が高まり、消費電力が増加する可能性があります。
特に、充電式のノートパソコンでは、彩度や輝度(明るさ)を引き上げることで消費電力が増加し、利用可能時間が短くなる場合があるため、注意しましょう。
省エネを意識したい場合や外出先での使用が多い方は、彩度や明るさの設定を見直し、適切なレベルに調整することが重要です。
パソコン画面の彩度を上げられない場合の対処法
パソコン画面の彩度を上げられない場合の対処法は、主に以下のとおりです。
- ディスプレイドライバーを確認する
- ディスプレイを交換してみる
- パソコンを修理に出す
それぞれ、順番に解説します。
ディスプレイドライバーを確認する
パソコンの画面表示は、「ディスプレイドライバー」と呼ばれるソフトウェアによって制御されています。
ディスプレイドライバーは、OSとディスプレイやグラフィックカードとの間で情報をやり取りし、適切な画質や色調整を行うために重要な役割を果たすソフトウェアです。
しかし、ドライバーによっては彩度調整の機能が制限され、設定項目が表示されない場合があります。カスタム設定を有効にし、ご自身で調整できるようにしましょう。
また、ディスプレイドライバーが自動で更新されていないケースもあるため、適宜確認し、最新のバージョンを手動でダウンロードしましょう。
ディスプレイを交換してみる
パソコン画面の彩度を上げることができない場合、原因がパソコン側かディスプレイ側かを確認する必要があります。
たとえば、外部ディスプレイを利用している場合は、別のディスプレイに接続して確認してみましょう。別のディスプレイで彩度を上げられる場合は、元のディスプレイに問題があり、上げられなかったらパソコン側に原因があります。
ノートパソコンや一体型パソコンの場合は、HDMIやDisplayPortなどの出力端子に対応するケーブルを用意して、外部ディスプレイとの接続を試してみましょう。
パソコンを修理に出す
パソコン画面の彩度が上がらず、設定変更やディスプレイドライバーの更新を試しても改善しない場合は、パソコンに不具合が発生している可能性があります。
自力で対応できないケースでは、専門の修理サービスへ相談するのがあんしんです。メーカーの公式サポート窓口や購入した店舗、パソコン専門の修理業者などに修理を依頼しましょう。
また、加入している通信会社のサービスによっては、パソコンに関するトラブルのサポートを受けられる場合もあるため、利用を検討してみてください。
パソコンでのトラブルに備えるなら「ドコモ光」がおすすめ
パソコン画面の彩度は、設定を変更すれば上げることが可能です。
しかし、設定を変更しても上がらない場合は、ハードウェアやドライバーにトラブルが生じている可能性があり、原因を特定して対処する必要があります。
パソコンやディスプレイに関する知識が少なく不安がある方は、通信会社のサポートサービスに加入しておくとあんしんです。
たとえば、「ドコモ光」ならオプションサービスの「ネットトータルサポート※1」に加入できます。別途お申込みが必要で、月額550円(税込) ※2※3、 初回31日間無料※4で利用可能です。
パソコンやルーター、テレビ、周辺機器などの通信につながる機器※5のさまざまな悩みをサポートしており、月2回まで基本訪問料金は無料でサポートを受けられます※3※6。
パソコン画面の彩度が上がらない、設定の変更がわからないなどのトラブルが起きても気軽に相談できます。
また、「ドコモ光」は最大10Gbps※7に対応する「ドコモ光 10ギガ※8」が一部エリアで利用でき、全国エリアで最大1Gbps※7の「ドコモ光 1ギガ」などの高速通信が利用できます。
「ドコモ光」では、トラブルが起きたときにサポートを受けられる「ネットトータルサポート※1」があり、高速通信も利用できるため、おすすめの光回線です。
「ドコモ光」が提供する2つのプランの詳細は、以下の表よりご確認ください。
月額料金 (ドコモ光1ギガ)※9 |
(マンション) タイプA・C:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込) タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込) 単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込) (戸建) タイプA・C:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込) タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込) |
月額料金 (ドコモ光10ギガ)※10 |
タイプA・C:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込) タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) |
契約期間 | なし または 2年定期契約 |
最大通信速度※7 | ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps ドコモ光 10ギガ※8:最大10Gbps |
お申込み方法 | ①ご相談フォームで受付 ②ご相談(希望の曜日・時間に電話) ③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能) |
※1 ネットトータルサポートの訪問サポート・修理・データ復旧・買取は、ドコモが委託する協力会社による提供です。
※2 お申込みされると、ご利用の有無にかかわらず月額使用料が発生します。画面共有を利用したご案内は、通信料が発生します。
※3 修理、訪問サポート、データ復旧、オンラインパソコン教室をご利用の場合には、内容に応じた料金のお支払いが別途必要となります。
※4 「ネットトータルサポート」の初回申込みから31日間無料となります(「ドコモ光」または「ドコモ光/ahamo光」とペア回線を設定されているお客さまはドコモ光の工事完了日から無料期間が適用になります。それ以外の場合は申込日から適用となります)。
※5 通信につながる機器とは、パソコン、パソコン周辺機器、テレビ、ルーターなど、ドコモが別途指定する機器をいいます。
※6 訪問サポート、修理、データ復旧、買取にて、基本訪問料金および機器回収料金に関して、合計月2回まで無料となります。合計月3回目以降は都度、基本訪問料金は6,600円(税込)、機器回収料金は実費請求となります。
※7 ベストエフォート値による最大通信速度
※8 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
※9 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※10 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。

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パソコン画面が見にくい場合は彩度を上げてみよう
パソコン画面の文字や写真が見づらいと感じたときは、彩度の調整を試してみましょう。適度に彩度を上げることで、色がより鮮やかになり、視認性が向上するため、作業のしやすさにつながる可能性があります。
なお、彩度の変更は、パソコンやディスプレイの設定から行うことが可能です。
ただし、彩度を上げすぎると、画面が不自然に見えたり、目が疲れやすくなったりする場合があるため注意しましょう。
また、機器のトラブルによって彩度が調整できないケースがあります。
パソコンやディスプレイでトラブルが起きたときに備えて、トラブル発生時にサポートを受けられる「ネットトータルサポート※11」が利用可能な「ドコモ光」をぜひご検討ください。
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