仮想通貨詐欺とは
仮想通貨とは、インターネット上で通貨のような機能を持つ電子データをさします。2020年の法改正により、「仮想通貨」から「暗号資産」へと名称が変更されましたが、現在も両方の呼称が混在しています。
近年、仮想通貨をめぐるトラブルが頻発し、詐欺被害も多く報告されており、独立行政法人国民生活センターや消費者庁から注意喚起も出されています。
仮想通貨を保有している方は、ご自身の資産を守るために、詐欺の実態を十分に把握しておくことが重要です。
代表的な仮想通貨詐欺の手口
仮想通貨詐欺にはさまざまな手口がありますが、代表的なものは以下のとおりです。
- 詐欺サイトの設置
- フィッシング詐欺
- ポンジ・スキーム
- 偽アプリの作成
- 市場のパンプ&ダンプ
- 景品詐欺
- 偽の有名人による推奨
- 恐喝詐欺
- クラウドマイニング詐欺
- 不正なICO
それぞれの手口を詳しく解説します。
詐欺サイトの設置
仮想通貨の取引は取引所を介して行うのが一般的ですが、正規の取引所に見せかけた詐欺サイトを設置し、仮想通貨を窃取する手口が存在します。
詐欺サイトはとても巧妙に作られており、偽物であると見抜くのは困難な場合も多いです。本物のサイトだと信じてログイン情報を入力したり、資産のやり取りを行ったりすると、結果的に仮想通貨や個人情報が搾取される恐れがあります。
フィッシング詐欺
フィッシング詐欺は、実在する企業などを装ったメールやSMSなどから、偽の特設サイトに誘導し、個人情報を不正に取得する手口です。特に、仮想通貨のやり取りに必要なウォレットへのログイン情報や秘密鍵などが狙われるケースが多く、仮想通貨を奪う目的で行われます。
この手口は、前述した「詐欺サイトを設置する手口」と関連があります。
ポンジ・スキーム
ポンジ・スキームとは、利益を配当金として還元するなどと嘘をついて出資を募り、多額の資金を搾取する詐欺の手口です。実際には資金運用は行われず、出資者から集めた資金をそのまま配当として支払う仕組みです。
はじめは「配当金」として一定額が支払われるため、投資家はその話を信用し、投資額を増やしたり、周囲の人に紹介したりします。しかし、最終的には運営者が資金を持ち去り、多くの出資者が損失を被る結果となります。
偽アプリの作成
公式ストアに偽のアプリをリリースして、インストールしたユーザーがアプリ内で入力した情報を窃取したり、デバイスにマルウェアを感染させたりする詐欺の手口もあります。
偽アプリかどうかを見抜くのは難しく、万が一インストールしたり、アプリ内で情報を入力したりすると、仮想通貨の詐取やデバイス内のデータ漏洩などの被害に遭う可能性があります。
市場のパンプ&ダンプ
市場のパンプ&ダンプは、不正な情報操作によって利益を得る詐欺の手口です。
まず、不正な情報操作で特定の仮想通貨の価格を一時的に上昇させます(パンプ)。それにより、多くの人が急騰に乗り遅れまいと仮想通貨を購入し、価格がさらに高騰します。そのタイミングで、詐欺師は手持ちの仮想通貨を高値で売り払い利益を得ます(ダンプ)。
その後、仮想通貨の価格は暴落し、ほかの購入者は損失を被るという結果です。
景品詐欺
景品詐欺とは、メールやSNSなどで「指定のアドレスに仮想通貨を送れば、同額またはそれ以上の利益が得られる」と連絡し、仮想通貨を搾取する手口です。
送信元が公式メディアを装っていることが多いため、疑わずに送金してしまうケースも少なくありません。
偽の有名人による推奨
偽の有名人による推奨は、有名人やインフルエンサーを装って特定の仮想通貨を紹介し、購入を促す詐欺の手口です。実在する仮想通貨だけでなく、架空の仮想通貨を販売しようとするケースもあります。
有名人やインフルエンサーの名前を無断で使用するだけでなく、彼らのアカウントを乗っ取って実行するケースもあるため、安易に信じないようにしましょう。
恐喝詐欺
詐欺師がユーザーを脅迫し、仮想通貨の送金を要求してくるケースもあります。たとえば、アダルトサイトを閲覧したユーザーに対して、「アクセス履歴を持っている」と脅し、その情報を公表しない条件として仮想通貨の送金を求める事例があります。
クラウドマイニング詐欺
クラウドマイニングとは、マイニングを行う専門の業者に投資し、その報酬の一部を受け取る仕組みです。マイニングとは、仮想通貨の取引内容の確認や承認をすることで報酬を得る行為をさします。
クラウドマイニング詐欺を行う業者の多くは、実際にはマイニングを行っていないため、投資したお金を失ったり、予定よりも少ない収益しか得られなかったりすることが多いです。
マイニングを行う個人や組織は世界中に存在し、「マイナー」と呼ばれています。マイニングには大量の計算処理が求められ、報酬を得られるのは最初に成功したマイナーだけです。クラウドマイニングで安定した報酬を得るのは困難であることを把握しておかなければなりません。
不正なICO
ICOは「Initial Coin Offering」の略称であり、主にスタートアップ企業などが独自の仮想通貨を発行し、投資家やユーザーから資金を調達する手口をさします。しかし、実在しない仮想通貨を用いて資金調達を行い、詐欺行為におよぶケースが見られます。
仮想通貨詐欺の被害に遭った際の対処法
仮想通貨詐欺の被害に遭った場合、詐欺師とのやり取りや経緯をなるべく詳細に記録し、整理しておくことが重要です。被害状況の報告・相談や被害届の提出、訴訟を起こす際に必要な情報となります。
口座番号やクレジットカード番号などが流出している場合は、口座やクレジットカードの停止手続きも行いましょう。アカウントのIDやパスワードが流出している場合は、なるべく早く変更する必要があります。
詐欺被害に気付いた際は、速やかに警察や国の相談窓口、消費者ホットラインなどに相談しましょう。
仮想通貨詐欺の被害を防ぐ方法
仮想通貨詐欺にはさまざまな手口があるため、一度被害に遭った方が別の手口によって再度詐欺の被害を受けるケースもあります。仮想通貨詐欺の被害を防ぐ方法は、主に以下のとおりです。
- 仮想通貨の取引を行うサイトや事業者に注意する
- 仮想通貨を適切に保管する
- 仮想通貨アカウントの二要素認証を設定する
- コールドコールや誇大広告を無視する
- セキュリティソフトやサービスを活用する
それぞれの方法を詳しく解説します。
仮想通貨の取引を行うサイトや事業者に注意する
仮想通貨の取引を行う際には、事業者が金融庁・財務局へ登録されているかどうかを確認しましょう。公式サイトに記載されている登録番号と、金融庁が公開している最新の登録情報を随時確認してください。
また、サイトのドメイン名などのわずかな違いに気をつけることで、詐欺サイトの利用を避けられる場合もあります。ドメイン名を毎回確認するのが面倒な場合は、正規のサイトをブックマークに登録し、ログインの際にはブックマークからアクセスするのがおすすめです。
詐欺サイトは、広告枠や検索結果の上位に表示されることがあり、正規サイトと見分けがつきにくい場合があります。そのため、検索結果の順位だけで判断せず、サイトの正当性を慎重に確認することが重要です。
仮想通貨を適切に保管する
仮想通貨を保管するウォレットは、大きくホットウォレットとコールドウォレットに分けられます。
ホットウォレットはオンライン環境にあるウォレットで、取引をスムーズに行えるメリットがある反面、セキュリティ上のリスクなども伴います。
一方、コールドウォレットはインターネットから切り離されているため、ハッキングなどのリスクは比較的低いですが、利用時には多少の手間がかかります。
普段使わない仮想通貨はコールドウォレットで保管し、必要な分だけをホットウォレットに移すのが最適な管理方法といえるでしょう。
また、ウォレットのパスワードや秘密鍵は他人に教えず、ご自身だけで適切に管理することも重要です。
仮想通貨アカウントの二要素認証を設定する
二要素認証とは、IDやパスワードに加えて認証コードなどを用いることで、セキュリティを強化する仕組みです。パスワードが流出しても、もうひとつの認証要素がなければログインできないため、リスクの軽減につながります。
取引所やウォレットによって対応している二要素認証の方式は異なるため、事前に確認しましょう。
コールドコールや誇大広告を無視する
コールドコールとは、事前に接点がない相手に対して突然連絡し、商品やサービスを勧める行為です。メールやSNSでの突発的な勧誘は、仮想通貨に限らず詐欺の可能性が高いため、安易に応じてはいけません。最近ではマッチングアプリを悪用した勧誘もあります。
また、SNSやWebサイトに掲載された誇大広告にも注意しましょう。コールドコールと同様に、「絶対に儲かる」などの文言を使用したケースが多いです。
セキュリティソフトやサービスを活用する
詐欺の手口によっては、デバイスがウイルスやマルウェアに感染するリスクがあります。セキュリティソフトやサービスの活用で、被害を未然に防げる可能性があります。
怪しいサイトへのアクセス時に警告を表示するセキュリティソフトやサービスもあるため、詐欺サイトに騙されるリスクも低くなるでしょう。
仮想通貨による詐欺対策には「ドコモ光」がおすすめ
仮想通貨の詐欺には、怪しいサイトに誘導されて情報を不正に取得されたり、実在しない仮想通貨を購入させられたりするなど、さまざまな手口があります。
仮想通貨詐欺に関する知識を身につけて自衛することが重要ですが、セキュリティ対策サービスの活用も検討しましょう。仮想通貨詐欺によるリスクを抑えるための対策として、「ドコモ光」のサービスがおすすめです。
「ドコモ光」では、「ドコモ」の「ネットワークセキュリティ(税込385円/月、初回31日間無料※1)」を利用できます。
ネットワークセキュリティは、パソコン向けセキュリティ対策機能を提供するマカフィー社※2※3の「PCセキュリティ」が利用できるサービスです。最大3台のパソコンにインストールできるため、家族が使うパソコンも含めてセキュリティ対策を行えます。
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なお、「ドコモ光 10ギガ」は提供エリアが限定されているため注意しましょう。現在の提供エリアは、こちらからご確認いただけます(提供エリアは順次拡大予定)。
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セキュリティ対策機能を充実させて仮想通貨詐欺から身を守りたい方は、ぜひ「ドコモ光」をご検討ください。
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※3 マカフィーはセキュリティ技術でのグローバルリーダーです。マカフィーの製品は、その高い技術力と適合性で数多くのグローバル企業や日本の企業に採用され、世界中のお客さまのインターネットライフを保護しています。
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仮想通貨詐欺に関する知識を身に付けて自衛しよう
近年、詐欺サイトやフィッシング詐欺、クラウドマイニング詐欺など、さまざまな手口の仮想通貨詐欺が横行しています。ご自身の資産を守るためには、仮想通貨詐欺に関する知識を身につけなければなりません。
また、仮想通貨のやり取りはインターネットを介して行われるため、セキュリティソフトやサービスを導入するのも良いでしょう。仮想通貨詐欺に対するセキュリティ対策を意識しながらインターネットを利用したい方には、「ドコモ光」がおすすめです。
「ドコモ光」では、「ドコモ」の「ネットワークセキュリティ(税込385円/月、初回31日間無料※5)」を利用できます。
また、光回線の性能も優れており、高速のインターネット通信が可能です。通信制限もない※6ため、大容量のデータをダウンロード・アップロードする機会が多い方でも、データ容量のことを心配せずに済みます。
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