PCでChromeが固まるとは?
パソコンでChromeを使っていると、突然画面が動かなくなったり、マウスやキーボードの操作に反応しなくなったりする場合があります。
上記のような状態を「固まる」と表現しますが、正式には「フリーズ」「クラッシュ」「応答なし」などと呼ばれる状態です。
Webページが読み込まれない、スクロールができない、ウィンドウが閉じられないなどの症状が見られ、作業中に発生すると困るため、原因や対処法を知っておきましょう。
PCでChromeが固まる原因
パソコンでChromeが固まる原因は、主に以下のとおりです。
- Chromeの不具合
- Chromeの拡張機能の不具合
- PCのメモリやストレージ不足
- ChromeのキャッシュやCookieが溜まっている
- ウイルス感染
それぞれ、順番に解説します。
Chromeの不具合
パソコンでChromeが固まる原因のひとつに、ブラウザ自体の不具合があります。
Chromeのバージョンに特定のバグが含まれている場合、ページが表示されなかったり、突然動作が止まったりする可能性があります。
ただし、Chromeの不具合がご自身の環境だけの問題なのか、広く報告されている問題なのかを確認することが重要です。
Googleの公式サポートページやSNSで「Chrome 不具合」「Chrome フリーズ」と検索して、同様のトラブルが起きていないかチェックしましょう。
Chromeの拡張機能の不具合
Chromeには「拡張機能」と呼ばれる追加機能があり、広告をブロックしたり、メモを取ったりするなどの便利な機能を後から自由に加えることができます。
しかし、拡張機能のなかにはChromeの動作に悪影響を与える場合があるため、利用には注意が必要です。
特に、開発元が不明な拡張機能や更新が止まっている拡張機能は、Chromeの処理に負担をかけたり、不具合の原因になったりする可能性があります。
特定の拡張機能をインストールした後に、Chromeが固まるようになったと感じた場合は、拡張機能が原因かもしれません。
PCのメモリやストレージ不足
パソコンでChromeが固まる原因として、メモリやストレージの容量不足が挙げられます。
メモリとは、一時的にデータを保存しておく作業スペースで、Chromeやほかのアプリを同時に動かす際に利用します。
また、ストレージはファイルやアプリを保存しておく場所で、パソコンの場合は主にCドライブのことです。
メモリやストレージの容量が限界に近づくと、Chromeが必要とする処理スペースが足りなくなり、動作が極端に遅くなったり、固まったりする可能性があります。
Chromeのタブを大量に開いたり、ほかのソフトやアプリと同時に利用したりすると、メモリの消費量が急増するため、注意が必要です。
ChromeのキャッシュやCookieが溜まっている
Chromeは、Webサイトを効率良く表示するために、キャッシュやCookieなどのデータを一時的に保存しています。
キャッシュはWebページの画像や情報を保存して再読み込みを速くする仕組みで、Cookieはログイン情報や閲覧履歴などを記録する小さなデータです。
両方とも便利ですが、Chromeを長時間利用しているとデータが蓄積されすぎて、動作に悪影響をおよぼす可能性があります。
Chromeの動作が重くなったと感じたら、キャッシュやCookieが溜まっていないか確認しましょう。
キャッシュについては、以下の記事もご覧ください。
「キャッシュとは?削除するメリット・デメリットやデバイス別の手順を紹介」
ウイルス感染
パソコンがウイルスやマルウェアに感染している場合、Chromeの動作に異常が出て固まってしまうことがあります。
もし、Chrome以外のアプリも動作が遅い、ファンの音がうるさい、見覚えのないアプリが起動するなどの兆候があれば、ウイルス感染の可能性があります。
上記までで説明した一般的な原因に心当たりがない場合は、不審なWebサイトにアクセスしていないか、怪しいファイルをダウンロードしていないかを振り返ってみましょう。
PCでChromeが固まる場合の対処法
パソコンでChromeが固まる場合の対処法は、主に以下のとおりです。
- Chromeを再起動する
- Chromeをアップデートする
- Chromeのタブを減らす
- Chromeの拡張機能を減らす
- PCを再起動する
- PCのウイルスチェックを行う
- PCを買替える
それぞれ、順番に解説します。
Chromeを再起動する
パソコンでChromeが固まって動かなくなった場合、Chromeの再起動を試してみましょう。
一時的な不具合であれば、再起動するだけでスムーズに動作する場合があります。
Chromeを再起動する手順は、以下のとおりです。
- Windowsの場合…「Ctrl」と「Q 」キーを同時に押す
- Macの場合…「command」と「Q」キーを同時に押す
再起動を行うことで、メモリや処理の一部がリセットされ、原因の特定や他の対処法を試す余裕が生まれるため、効果的な対処法のひとつといえます。
Chromeをアップデートする
Chromeが固まりやすい場合、ブラウザに不具合がある可能性があります。
Googleでは、不具合やセキュリティ上の問題を修正した新しいバージョンを定期的に配信しているため、Chromeを最新の状態に保つことは重要です。
そのため、Chromeが固まりやすいと感じたら、以下の手順でアップデートしましょう。
- Chromeの右上にある「…(三点リーダー)」をクリックする
- 「ヘルプ」を選択する
- 「Google Chrome について」を選択する
- 「再起動」が表示されたらクリックする
画面に「再起動」が表示されず、「Chrome は最新の状態です」となっていたら、アップデートする必要はありません。
Chromeのタブを減らす
Chromeには「タブ」と呼ばれる機能があり、ひとつのウィンドウの中で複数のWebサイトを切り替えて表示できます。
便利な機能ですが、タブを開きすぎるとパソコンのメモリや処理能力に負荷がかかり、動作が重くなり、Chromeが固まる原因になります。
動画サイトや広告が多いページを複数開いたままにしていると、パソコンへの負担はさらに大きくなるので、一度整理してみましょう。
タブはChromeの画面上部に並んでおり、「×(バツ)」をクリックすると消えます。タブの数を減らすだけでも、Chromeの動作が安定する可能性があるため、試してみましょう。
Chromeの拡張機能を減らす
Chromeにインストールした拡張機能が多すぎると、起動時や操作中に余計な処理が増え、パソコンに負荷がかかる原因となります。
また、拡張機能のなかには常にバックグラウンドで動作しているものもあり、Chromeが固まることも少なくありません。
そのため、動作が不安定なときは、使っていない拡張機能を整理しましょう。
Chromeの拡張機能を整理する手順は以下のとおりです。
- Chromeの右上にある「…(三点リーダー)」をクリックする
- 「拡張機能」を選択する
- 「拡張機能を管理」を選択する
- 削除したい拡張機能の横にある「削除」を選択する
なお、拡張機能は削除以外に、スライダーでON・OFFを切り替えられます。削除したくないが、機能を減らしたい場合に活用しましょう。
ChromeのキャッシュやCookieを削除する
Chromeに保存されているキャッシュやCookieは、Webサイトの表示を速くしたり、ログイン状態を保持したりと便利な仕組みです。
しかし、データが蓄積しすぎると、パソコンの動作に悪影響を与え、Chromeが固まる原因となる場合があるため、定期的に削除しましょう。
ChromeのキャッシュやCookieを削除する手順は以下のとおりです。
- Chromeの右上にある「…(三点リーダー)」をクリックする
- 「閲覧履歴データを削除」を選択する
- 「期間」で「全期間」を選択する
- 「Cookie とサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」のチェックボックスをONにする
- 「データを削除」をクリックする
データを削除したら、Chromeを再起動して利用しましょう。
なお、キャッシュやCookieを削除すると、Webサイトを開くのに時間がかかる、ログイン情報の入力を求められるなど影響が出る場合があります。
PCを再起動する
パソコンは長時間利用していると内部に不具合が蓄積され、動作が重くなる可能性があります。
パソコンの処理能力が低下したことによって、Chromeが固まるケースも考えられるため、一度パソコンを再起動してみましょう。
パソコンを再起動する手順は以下のとおりです。
Windowsを再起動する手順
- 「スタート」ボタンをクリックする
- 「電源」ボタンを選択する
- 「再起動」を選択する
Macを再起動する手順
- 「アップルメニュー」をクリックする
- 「再起動」を選択する
再起動によってシステムがリフレッシュされ、Chrome以外の問題も同時に解消される可能性があります。
PCのウイルスチェックを行う
上記までに紹介した対処法を試してもChromeが固まる症状が改善されない場合、パソコンがウイルスやマルウェアに感染している可能性があります。
悪質なソフトウェアがバックグラウンドで動作していると、パソコン全体の動作が不安定になり、Chromeにも影響を与える場合があるため、セキュリティソフトを使ってウイルススキャンを行いましょう。
パソコンには「Windows セキュリティ」や「XProtect」などの基本的な保護機能がありますが、より精度の高い外部セキュリティソフトの導入を検討するとあんしんできるでしょう。
PCを買替える
あらゆる対処法を試してもChromeが固まる現象が改善されない場合、パソコンの性能が低いことが原因である可能性があります。
購入から数年以上経過している場合や、メモリやストレージが少ないパソコンを利用していると、Chromeの動作に必要な処理能力が足りず、快適に使うことは難しいです。
Chromeが固まって不便と感じる方は、パソコンの買替えを検討してみましょう。
最新のWindowsやmacOSがインストールされたパソコンであれば、処理速度や安定性も高く、Chromeの使用中に固まるなどのトラブルも起こりにくくなります。
今後も長く快適に使いたいなら、性能に余裕のある新しいパソコンへの買替えは有効な選択肢です。
PCでChromeが固まらないようにする予防法
パソコンでChromeが固まらないようにする予防法は、主に以下のとおりです。
- ChromeのメモリセーバーをONにする
- ChromeのハードウェアアクセラレーションをOFFにする
それぞれ、順番に解説します。
ただし、実行したことでかえって負荷がかかるケースがあるため、注意しましょう。
ChromeのメモリセーバーをONにする
Chromeには、使用していないタブのメモリ消費を一時的に停止する「メモリセーバー」機能があります。
ONにするとChromeの動作が軽くなり、固まるトラブルの予防につながるため、以下の手順で設定を変更しましょう。
- Chromeの右上にある「…(三点リーダー)」をクリックする
- 「設定」を選択する
- 左側の「パフォーマンス」を選択する
- 「メモリセーバー」をONにする
「メモリセーバー」をONにすると、利用していないタブのメモリ使用が減るため、タブをたくさん開く習慣がある方に適しています。
ChromeのハードウェアアクセラレーションをOFFにする
Chromeには、Webページの描画処理をCPUではなくGPU(グラフィック処理装置)に任せることで、表示を高速化しようとする「ハードウェアアクセラレーション」があります。
CPUの負担を減らし、Chromeの操作性能が向上する機能ですが、パソコンのGPU性能が低い場合や、相性の悪い環境では逆に動作が不安定になり、Chromeが固まる原因になります。
そのため、スペックの低いパソコンを利用している方は、以下の手順で設定を変更しましょう。
- Chromeの右上にある「…(三点リーダー)」をクリックする
- 「設定」を選択する
- 左側の「システム」を選択する
- 「グラフィック アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」をOFFにする
- 「再起動」を選択する
グラフィック アクセラレーションは通常ONとなっています。仮にOFFに切り替えたことでChromeの読み込みや切り替えに時間がかかるようになったら、ONに戻しましょう。
PCでChromeを快適に利用するなら「ドコモ光」がおすすめ
パソコンでChromeを使ってYouTubeやNetflixなどの動画を視聴したり、複数のページで調べ物をしたりする場合、通信速度が遅いと読み込みが遅くなり、ストレスの原因になります。
そのため、Chromeを快適に利用したい方は、光回線への乗り換えを検討しましょう。
「ドコモ光」は最大10Gbps※1に対応する「ドコモ光 10ギガ※2」が一部エリアで利用でき、全国エリアで最大1Gbps※1の「ドコモ光 1ギガ」などの高速通信が利用できます。
また、「ドコモ光」はプロバイダの選択肢が豊富で、高速通信に対応したWi-Fiルーターを無料でレンタルできるプロバイダもあるため、安定した通信環境を構築しやすいです。
さらに、「ドコモ光」なら「ネットトータルサポート※3」を月額使用料550円(税込)で利用できます※4※5。
パソコンやルーター、テレビ、周辺機器などの通信につながる機器※6のさまざまな悩みをサポートしており、月2回まで基本訪問料無料※7で訪問サポートを受けられます。
Chromeで動画視聴や検索などを快適に行いたい方は、「ドコモ光」への乗り換えを検討しましょう。
「ドコモ光」が提供する2つのプランの詳細は、以下の表よりご確認ください。
月額料金 (ドコモ光1ギガ)※8 |
(マンション) タイプA・C:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込) タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込) 単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込) (戸建) タイプA・C:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込) タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込) |
月額料金 (ドコモ光10ギガ)※9 |
タイプA・C:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込) タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) |
契約期間 | なし または 2年定期契約 |
最大通信速度※1 | ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps ドコモ光 10ギガ※2:最大10Gbps |
お申込み方法 | ①ご相談フォームで受付 ②ご相談(希望の曜日・時間に電話) ③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能) |
※1 ベストエフォート値による最大通信速度
※2 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
※3 ネットトータルサポートの訪問サポート・修理・データ復旧・買取は、ドコモが委託する協力会社による提供です。
※4 お申込みされると、ご利用の有無にかかわらず月額使用料が発生します。画面共有を利用したご案内は、通信料が発生します。
※5修理、訪問サポート、データ復旧、オンラインパソコン教室をご利用の場合には、内容に応じた料金のお支払いが別途必要となります。
※6 通信につながる機器とは、パソコン、パソコン周辺機器、テレビ、ルーターなど、ドコモが別途指定する機器をいいます。
※7 訪問サポート、修理、データ復旧、買取にて、基本訪問料金および機器回収料金に関して、合計月2回まで無料となります。合計月3回目以降は都度、基本訪問料金は6,600円(税込)、機器回収料金は実費請求となります。
※8 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※9 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。

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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
PCでChromeが固まった場合は対処法を実践してみる!
パソコンでChromeが固まってしまった場合、まずはChromeを再起動してみましょう。
次に、拡張機能の影響やメモリ不足、キャッシュの蓄積など、本記事で紹介したさまざまな原因を確認しながら、順番に対処法を実践していくと良いでしょう。
上記で解説した対処法で改善されない場合は、パソコンの性能自体が原因となっている可能性があるため、買替えを検討しましょう。
また、通信環境が不安定な場合は通信回線の見直しも重要です。
「ドコモ光」では、最大10Gbps※10に対応する「ドコモ光 10ギガ※11」が一部エリアで利用でき、全国エリアで最大1Gbps※10の「ドコモ光 1ギガ」が利用できます。光回線を詳しく知りたい方は、「ドコモ光」の詳細をご覧ください。
※10 ベストエフォート値による最大通信速度
※11 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら

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