光回線と電話線はまったく関係ない
まず、光回線と電話線はまったく別の回線であることを覚えておきましょう。光回線は光ファイバーケーブルを利用してデータ通信を行います。
光ファイバーケーブルは独立しており、電話線のなかに組み込まれていないため、電話線がなくても光回線を利用してインターネットへの接続が可能です。
ネット回線の種類と特徴の違い
光回線は電話線を使った回線とまったく別ものですが、そもそもインターネットをつなぐための固定回線の種類がわからない方もいると思います。
インターネットをつなぐ際に利用されている固定回線には、以下のような種類があるので、覚えておきましょう。
- デジタル回線
- アナログ回線
- ADSL回線
- CATV回線
- 光回線
ここでは、それぞれの固定回線の特徴を紹介します。
デジタル回線(電話線)
電話線を利用したインターネット回線のひとつには、ISDN(アイエスディーエヌ)というデジタル回線があります。ISDN回線では、インターネットの接続に電話線を利用しているため、接続時間に応じて電話料金が加算されます。
電話回線を2回線として利用できる特徴があり、後述するアナログ回線より通信速度は速いですが、接続にはターミナル・アダプタと呼ばれる機器が必要です。
アナログ回線(電話線)
アナログ回線は、プロバイダに電話をかけるようにするダイヤルアップという方法でインターネットに接続します。
電話線を利用してインターネットにつなぐ回線のため、インターネットに接続中は電話が使用できず、接続時間が長いほど電話代も加算されます。また、通信速度が遅いというデメリットもあり、現在ではほとんど利用されていません。
ADSL回線(電話線)
ADSL(エーディーエスエル)回線も電話線を使った回線となり、インターネットに接続する際は、ADSLモデムとスプリッタと呼ばれる機器を使います。
ADSL回線では、電話線が使う周波数とは異なった、高い周波数帯域を使って通信を行うため、利用中に電話代が加算されない特徴があります。
また、NTTの基地局から離れるほど通信速度は遅くなりますが、先述している2つの回線よりは大幅に通信速度が速くなっています。
なお、ADSL回線のサービスは2024年で終了予定となっています。
CATV回線
CATV回線は、ケーブルテレビが提供する回線を利用してインターネットに接続します。
CATV回線を利用するためには、ケーブルテレビ事業者との契約が必要となりますが、電話線を使わずにインターネットへの接続が可能なほか、基本的にADSL回線より通信速度は速くなります。
なお、CATV回線はケーブルテレビ事業者によって提供エリアが決まっています。そのため、回線の契約をする際は、事前に各ケーブルテレビ事業者の提供エリアを確認しておくと良いでしょう。
光回線
光回線は、光ファイバーケーブルを利用してインターネットに接続します。
光回線に使われている光ファイバーケーブルは、基地局からの距離が離れていても通信速度に影響せず、電波の干渉も受けない特徴があります。そのため、高速通信かつ高い安定性が期待できるので、より快適にインターネットを楽しめるでしょう。
なお、個人で光回線を契約する際は、自宅に光ファイバーケーブルを引き込むための回線工事が必要です。マンション(集合住宅)の場合は、すでに棟内共有スペースまで光回線が引かれていることが多いため、回線工事は不要となるケースが一般的です。
光回線を利用する主なメリット
回線の変更を考えている方や、これからインターネット環境を整える方には、光回線がおすすめです。光回線には、主に以下のようなメリットがあるので、覚えておきましょう。
- 回線速度の速さ
- 通信速度が安定する
- 電話線がない場合も「ひかり電話」を利用できる
- アンテナなしでもテレビが見られる
それぞれのメリットを解説します。
回線速度の速さ
光回線を利用する最大のメリットは、通信速度の速さです。光回線と電話線を使った回線のなかでも通信速度が速いADSL回線の最大通信速度を比較してみましょう。
回線 | 上り(アップロード) | 下り(ダウンロード) |
光回線 | 1Gbps(1,000 Mbps) | |
ADSL回線 | 5Mbps | 50Mbps |
通信速度は基本的には下りが速く上りは遅くなりますが、一般的な光回線の最大通信速度は上り、下りともに1Gbpsと、大幅に通信速度が速くなっています。
そのため、高画質の動画やオンラインゲームなど、大容量コンテンツもストレスなく楽しむことができるでしょう。
通信速度は環境やプロバイダ、時間帯など、さまざまな要因が影響するため、最大通信速度が出るわけではありませんが、一般的に最大通信速度が速いほど通信速度も速くなる傾向があるので、通信速度に不満を感じている方は、光回線の利用をおすすめします。
通信速度が安定する
光回線以外の固定回線は、基地局からの距離や電波の影響を受けやすいため、通信が安定しにくい傾向があります。
一方、光回線で利用される光ファイバーケーブルは、電波の干渉を受けませんし、基地局からの距離に通信速度も影響しないため、安定した通信ができるでしょう。
電話線がない場合も「ひかり電話」を利用できる
インターネットとは関連ありませんが、光回線は、電話線がなくても固定電話を利用できるメリットがあります。光回線を利用した固定電話とは「ひかり電話」のことをさします。
ひかり電話は、インターネットを利用した「IP電話」となるため、通話料金が安く、通話も安定しているのが特徴です。また、電話回線で使っていた固定電話の番号をそのまま引き継げるため、切り替えをスムーズに行える点も魅力でしょう。
ただし、ひかり電話には一部のサービスで制限があったり、停電の際に使えなくなったりといったデメリットもあるので、状況に合わせて利用を検討してみてください。
アンテナなしでもテレビが見られる
光回線事業者によっては、オプションでテレビサービスも利用できます。事業者によって視聴できる番組は異なりますが、地上デジタル放送やBSデジタル放送、各種専門チャンネルなどをアンテナ不要で視聴できます。
光回線のデメリット
光回線には多くのメリットがあるものの、デメリットがないわけではありません。主なデメリットは以下のような点が挙げられるので、覚えておきましょう。
- 利用料金が高い
- 回線を引き込むための工事が必要
- 提供エリアが決まっている
各デメリットを解説します。
利用料金が高い
光回線は、ほかの固定回線に比べて月額料金が高くなる傾向があるほか、光回線を引くための工事料や事務手数料などの初期費用がかかってしまう点に注意が必要です。
また、光回線の契約は、基本的に定期契約となるケースが多く、解約する時期によっては違約金が発生してしまうこともあるので、覚えておきましょう。
回線を引き込むための工事が必要
光回線を利用するためには、光ファイバーケーブルを引き込むための開通工事が必要です。工事は立会いが必要となるため、日程を調整しなくてはいけません。
また、申込みから着工までは一般的に1か月~2か月程度必要なため、計画的に行わなければインターネットを使えない期間が発生してしまう点も注意しましょう。
提供エリアが決まっている
光回線は、回線事業者ごとに提供エリアが決まっていることを覚えておきましょう。住んでいる場所によっては提供エリア外となってしまうことがあり、光回線を利用できないケースもあります。
光回線の提供エリアは、各事業者の公式ページで確認できるので、申込み前に確認しておくことをおすすめします。
電話線を使った回線から光回線に乗り換える際の手順と注意点
2024年に、電話線を使ったADSL回線のサービスが終了になるため、光回線への乗り換えを検討している方もいると思います。
ここでは、ADSL回線から光回線へ乗り換える時の手順や確認しておきたい注意点を紹介するので、参考にしてください。
契約を乗り換える際の手順
光回線への乗り換えは、基本的に以下の手順となります。
- 光回線事業者の決定と申込み
- ADSL回線の解約
- ADSL設備の返却
- 光回線の工事
- デバイスでインターネット接続の設定
まずは、契約する光回線事業者を決定し、申込みを行います。その後、開通工事の日程に合せてADSL回線の解約と設備の返却を済ませます。
ADSL回線を先に解約してしまうと、インターネットを使えない期間が長くなってしまう可能性があるので、注意しましょう。
なお、開通工事の終了後は、パソコン側でインターネットに接続するための設定を行う必要があります。
プロバイダによっては、設定を無料で行ってくれる場合があるので、設定方法がわからない方は、このようなサービスを提供しているプロバイダを選ぶのも良いでしょう。
乗り換え時はタイミングに注意する
光回線への乗り換えを考えている方は、乗り換え時期に注意が必要です。前述したように、ADSL回線はサービスの提供が終了するため、近年は光回線へ乗り換える方が増えています。
ADSL回線の提供が終了する直前に光回線へ乗り換えようとしても、混雑してしまい、開通工事の着工まで時間がかかってしまう可能性があるので、すでに光回線への乗り換えを決めているのであれば、できるだけ早く乗り換えるようにしましょう。
工事までの空白期間はインターネットが使えない
光回線の開通工事とADSL回線の解約時期を合わせることができれば良いですが、日程の調整が上手くいかなかったり、着工までに想定以上の期間がかかったりするケースも考えられます。
日程の調整が上手くできない場合、工事が完了するまでの間は、インターネットを使えない期間が生まれるため、事前に対策を考えておくのがおすすめです。
主な対策には、スマホのテザリング機能を利用したり、一時的にモバイルWi-Fiを利用したりといったことがあります。
また、光回線事業者によっては、新規契約の場合に工事が完了するまで、モバイルWi-Fiの無料レンタルを行っている場所もあるので、このようなサービスを提供している事業者を選ぶのも良いでしょう。
光回線なら「ドコモ光」がおすすめ
回線の乗り換えを考えているなら、ぜひ「ドコモ光」をご検討ください。「ドコモ光」では、最大速度※3 1Gbpsのプランのほか、超高速の最大通信速度10Gbpsのプランがあるので、利用状況に応じた最適なインターネット環境を整えることができます。
どちらのプランも光回線とプロバイダ料が一体となったおトクな定額プランを用意しているため、利用料金を別々に支払う必要がなく、支払いの手間を軽減することが可能です。
なお、プロバイダごとにさまざまなサービスを提供していますが、そのなかからご自身のニーズに合うプロバイダを自由に選択できるところも「ドコモ光」の魅力といえます。
プロバイダが提供しているサービスの例として挙げられるのは、Wi-Fiルーターのレンタルや訪問サポートなどの無料サービスです。
これらのサービスを活用すれば、パソコンに詳しくない方やWi-Fiルーターを持っていない方でも、あんしんして光回線をご利用いただけるでしょう。
「ドコモ光」が提供する2つのプランの詳細は、以下の表よりご確認ください。
月額料金(ドコモ光1ギガ)※1 | (マンション) タイプA:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込) タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込) 単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込) (戸建て) タイプA:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込) タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込) ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込) |
月額料金(ドコモ光10ギガ) ※2 | タイプA:定期契約あり6,930円(税込)、定期契約なし8,580円(税込) タイプB:定期契約あり7,150円(税込)、定期契約なし8,800円(税込) 単独タイプ:定期契約あり6,490円(税込)、定期契約なし8,140円(税込) |
契約期間 | なし または 2年定期契約 |
最大通信速度 ※3 | ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps ドコモ光 10ギガ※4:最大10Gbps |
申込み方法 | ①ご相談フォームで受付 ②ご相談(希望の曜日・時間に電話) ③申込み完了(そのまま電話で申込み可能) |
※1 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※2 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります(2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、14,300円(税込)の解約金がかかります)。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※3 ベストエフォート値による最大通信速度
※4 提供エリアは一部地域に限る
永年最大1,100円(税込)/月割引!※
・無料相談をする
※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
電話線を使った回線から光回線へ乗り換えてインターネットを楽しもう!
光回線は光ファイバーケーブルを利用した回線となるため、電話線がなくても利用できます。光回線には通信速度が速くなったり、安定性が高くなったりといったメリットがあるので、快適なインターネット環境を整えられるでしょう。
回線の乗り換えを検討している方は、ぜひ「ドコモ光」をご検討ください。
永年最大1,100円(税込)/月割引!※
・無料相談をする
※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。