光回線でWi-Fiルーターを使う際の選び方や接続方法、入手方法を解説！

2022.08.11

Wi-Fiルーターは、複数のデバイスを同時に無線LAN接続できる便利な機器です。そのため、光回線を利用する際、Wi-Fiルーターでインターネットに接続したいと考えている方も多いと思います。

しかし、光回線でWi-Fiルーターを使う場合は、どのようなルーターを選べば良いのかわからない方もいるのではないでしょうか。

本記事では、光回線でWi-Fiルーターを使う時の選び方や接続方法、入手方法を解説します。Wi-Fiルーターを使ってインターネットに接続したい方や、快適なインターネット環境を整えたい方は、ぜひ参考にしてください。

記事サマリー

Wi-Fiルーターとは？

Wi-Fiルーターとは、Wi-Fi(無線通信技術のひとつ)を使って無線でインターネットを利用できる便利な機器で、「無線LANルーター」とも呼ばれます。

Wi-Fiルーターを使えばパソコンやスマホ、テレビ、ゲーム機などの複数のデバイスをLANケーブルでつながなくても、インターネットに接続できるようになります。

また、Wi-FiルーターはLANケーブルを必要としないため、電波が届く範囲であれば場所を選ばずにインターネットへの接続ができたり、余計な配線をなくしてすっきりできたりといったメリットがあります。

光回線を使う時のWi-Fiルーターの選び方

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Wi-Fiルーターは種類が豊富にあるため、利用する際は、通信環境に合わせて最適なルーターを選ぶ必要があります。

特に光回線のような通信速度の速い回線を利用している方は、Wi-Fiルーターの選び方に注意が必要となるので、以下の点を確認しておくと良いでしょう。

利用環境に合わせてルーターを選ぶ
通信速度でルーターを選ぶ
通信方式がIPv6対応のルーターを選ぶ
搭載機能でルーターを選ぶ

それぞれを詳しく解説します。

利用環境に合わせてルーターを選ぶ

Wi-Fiルーターは、インターネットを利用する人数や住居のタイプ(戸建、マンション)など、インターネットをつなぐ環境に合わせて選ぶのがおすすめです。

たとえば、戸建では天井や壁を挟んで広い範囲に電波を飛ばす必要があるため、広範囲に電波を飛ばせるWi-Fiルーターを選ぶ必要があります。

また、Wi-Fiルーターによって同時に利用できる人数や接続可能台数も異なるので、複数人または複数台のデバイスでインターネットを利用する方は、ルーターの利用可能人数や同時接続可能台数も確認しておきましょう。

通信速度でルーターを選ぶ

Wi-Fiには以下のような規格あり、それぞれ最大通信速度が異なります。

IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)：9.6Gbps
IEEE 802.11ac(Wi-Fi 5)：6.9Gbps
IEEE 802.11n(Wi-Fi 4)：600Mbps
IEEE 802.11g：54Mbps
IEEE 802.11a：54Mbps
IEEE 802.11b：11Mbps

Wi-Fiルーターを使ってインターネットにつなげる際は、回線の速度だけではなく、Wi-Fiルーターがどの規格に対応しているのかも重要です。回線の通信速度が速くても、Wi-Fiルーターの通信速度が遅いと意味がないので、注意しましょう。

なお、一般的な光回線の多くは最大通信速度が1Gbpsとなり、回線事業者によっては最大通信速度10Gbpsの光回線を提供している場所もあります。そのため、光回線を利用するなら最低でもWi-Fi 5に対応しているWi-Fiルーターを選ぶのがおすすめです。

通信方式がIPv6対応のルーターを選ぶ

光回線でWi-Fiルーターを使う場合は、IPv6対応のルーターがおすすめです。IPv6はIPv4の次世代インターネットプロトコルです。

IPv6に対応していれば、新しい通信方式のIPoE方式が利用できるため、通信の混雑が解消され、通信速度が速くなったり、通信の安定性が高くなったりといったことが期待できます。ただし、家の回線がIPoEではない場合は使用できないため注意しましょう。

また、IPv6は割り振りできるIPアドレスがとても多いため、IoT(モノのインターネット)に対応しやすくなるのも特徴です。

搭載機能でルーターを選ぶ

Wi-Fiルーターによっては、通信がより快適になる以下のような機能が搭載された製品もあります。そのため、光回線でWi-Fiルーターを利用するなら、搭載機能も確認しておくと良いでしょう。

ビームフォーミング
MU-MIMO
バンドステアリング

各機能を解説します。

ビームフォーミング

ビームフォーミングは、Wi-Fiの電波に指向性を持たせ、特定の方向・デバイスに向けて電波を飛ばすことができる機能です。そのため、Wi-Fiルーターから離れた場所にあるデバイスでも通信速度が維持しやすくなります。

また、ビームフォーミングにはWi-Fiルーターと接続しているデバイスの位置を検知し、最適な電波を送信する機能も備わっているので、デバイスの環境に合せて快適にインターネットを楽しめるようになるでしょう。

MU-MIMO

MU-MIMOは複数のデバイスで同時に通信できる機能です。従来のWi-Fiルーターでは複数のデバイスをインターネットに接続する際、1台ずつ時間をずらして接続していたため、順番待ちによる通信速度の低下が発生していました。

MU-MIMOが搭載されたWi-Fiルーターは、タイムラグがなく、同時に複数のデバイスをインターネットに接続できるため、通信速度が速く安定性も高まります。

ただし、MU-MIMO機能を使うには、Wi-Fiルーターだけなく、デバイスもMU-MIMOに対応している必要があるので、注意しましょう。

バンドステアリング

バンドステアリングは、接続するWi-Fiの周波数帯を自動で切り替える機能です。

Wi-Fiルーターには、2.4GHz帯と5GHz帯の2つの周波数帯の電波を飛ばせる製品があります。

周波数帯	メリット	デメリット
2.4GHz	電波を飛ばせる距離が長く、壁などの障害物に強い	多くの電化製品で使われている周波数帯のため、電波の干渉を受けやすい
5GHz	Wi-Fiで使われる周波数帯のため、電波干渉が少ない	壁などの障害物に弱い

Wi-Fiルーターによっても異なりますが、それぞれの帯域に接続できるデバイスの台数は決まっており、上限台数に近づくほど通信が不安定になる傾向があります。

しかし、バンドステアリング搭載のWi-Fiルーターであれば、状況に応じた最適な帯域を自動で選択して切り替えるため、通信が安定するでしょう。

光回線対応のWi-Fiルーターを接続する方法

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Wi-Fiルーターを使って光回線でインターネットに接続するためには、光回線の開通工事が完了後に、以下の手順でルーターを使える状態にする必要があります。

ONUとWi-FiルーターをLANケーブルでつなぐ
Wi-Fiルーターを設定モードに変更する
パソコンでWi-Fiの接続設定画面にアクセスする
必要な情報を入力

まずは、ONUとWi-FiルーターをLANケーブルでつなぎ、Wi-Fiルーターに付いているWPSボタン(無線設定ボタン、らくらくスタートボタンなど)を長押して設定モードに変更しましょう。

その後、パソコン側でWi-Fiを接続できる状態に設定します。設定方法はとても簡単で、表示されたWi-FiルーターのSSID(ネットワーク名)を選択後、パスワードを入力するだけです。

なお、SSIDとパスワードはWi-Fiルーター本体に記載されているので、事前に確認しておくと良いでしょう。

光回線対応のWi-Fiルーターの入手方法

光回線に対応したWi-Fiルーターの入手方法は、大きく以下の2通りあります。

市販のものを購入する
光回線事業者からレンタルする

Wi-Fiルーターは、家電量販店やインターネットで購入が可能です。価格はルーターの種類や規格によって異なるため、予算と用途を考えながら選ぶと良いでしょう。

ただし、市販のWi-Fiルーターを購入する際は、ある程度の知識がないと適切な製品を選択できない可能性があります。Wi-Fiルーターを購入したのは良いけど、思ったより通信速度が遅いということもあるので、注意が必要です。

また、Wi-Fiルーターは光回線事業者からのレンタルも可能です。

基本的にレンタル可能なルーターは決まっているため、ご自身で性能や規格を選ぶことはできませんが、ルーターを選んだり購入したりする手間がないため、知識がない方はレンタルを検討しても良いでしょう。

なお、事業者によっては、光回線に適したWi-Fiルーターの無料レンタルサービスを提供している場所もあるので、光回線の新規契約や乗り換えを検討している方は、事前に確認しておくのがおすすめです。

「ドコモ光」ならIPv6対応のWi-Fiルーターを無料レンタル可能！

「ドコモ光」では光回線とプロバイダ料が一体となった定額プランを用意しています。定額プランは、最大通信速度が1Gbpsとなるプランのほか、大容量の10Gbpsプランもあるので、インターネットを使う環境に合わせて選択可能です。

また、定額プラン対応のプロバイダは複数あり、プロバイダによってはIPv6に対応したWi-Fiルーターの無料レンタルサービスを提供している場所もあります。

たとえば、最大通信速度1Gbpsのプランでは、以下のプロバイダでWi-Fiルーターの無料レンタルが可能です(2022年7月4日現在)。

plala
GMOとくとくBB
@nifty
andline
スピーディアインターネットサービス
BIGLOBE
IC-NET
hi-ho
BB.excite
plala(Sコース)
OCN
＠T COM
＠ちゃんぷるネット

そのほか、プロバイダごとにさまざまなサービスを提供しているので、ご自身の好みのプロバイダを選択し、快適なインターネット環境を整えてみましょう。

「ドコモ光」が提供する2つのプランの詳細は、以下の表よりご確認ください。

月額料金(ドコモ光1ギガ)※1	(マンション) タイプA：定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込) タイプB：定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込) 単独タイプ：定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込) (戸建て) タイプA：定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込) タイプB：定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) 単独タイプ：定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込) ドコモ光ミニ：定期契約あり2,970～6,270円(税込)、定期契約なし4,620～7,920円(税込)
月額料金(ドコモ光10ギガ) ※2	タイプA：定期契約あり6,930円(税込)、定期契約なし8,580円(税込) タイプB：定期契約あり7,150円(税込)、定期契約なし8,800円(税込) 単独タイプ：定期契約あり6,490円(税込)、定期契約なし8,140円(税込)
契約期間	なしまたは 2年定期契約
最大通信速度 ※3	ドコモ光 1ギガ：最大1Gbps ドコモ光 10ギガ※4：最大10Gbps
申込み方法	①ご相談フォームで受付 ②ご相談(希望の曜日・時間に電話) ③申込み完了(そのまま電話で申込み可能)

※1 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※2 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります(2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、14,300円(税込)の解約金がかかります)。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※3 ベストエフォート値による最大通信速度
※4 提供エリアは一部地域に限る

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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」「eximo ポイ活」「irumo（0.5GBを除く）」「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト（1GB超）」「ギガホプレミア」「ギガホ」「ギガライト（1GB超）」の契約者が対象です。「5Gギガライト／ギガライト（1GB超～3GB）」は550円／月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。