「ひかり電話」とは?特徴や違い、おすすめの光電話サービスを紹介!

通信ノウハウ 電話

自宅に電話を設置するなら「ひかり電話」や「ドコモ光電話」のような、光回線を用いたIP電話サービスがおすすめです。光電話サービスは固定電話に比べて料金が抑えられるほか、セットで契約する光回線サービスによってインターネットが快適になる場合があります。

しかし、光電話サービスは固定電話と違う回線を利用するので、注意点があります。また、サービスによって料金や付属するオプションは異なります。

本記事では、「ひかり電話」の特徴や「光電話」との違い、おすすめのサービスを解説します。

このエントリーをはてなブックマークに追加

記事サマリー

「ひかり電話」とは?

「ひかり電話」とは、IP電話サービスの一種で、NTT東日本・西日本が提供するフレッツ光(インターネット回線サービス)に加入した方が、オプションサービスとしてセットで利用できます。

次の表では「ひかり電話」の月額料金や初期費用をまとめています。

金額
ひかり電話交換機など工事費3,300円(税込)
加入電話の利用禁止工事費1,100円(税込)
月額料金基本プラン550円(税込)
ひかり電話A(エース)1,650円(税込)
安心プラン1,540円(税込)
もっと安心プラン4,290円(税込)
通話料基本プランひかり電話A(エース)全国一律8.8円
(税込)/3分
安心プランもっと安心プラン全国一律7.92円
(税込)/3分

たとえば、現在使用している固定電話から「ひかり電話」に乗り換える場合、「ひかり電話」を設置する工事費3,300円(税込)と加入電話の利用休止工事費1,100円の合計4,400円(税込)が初期費用としてかかります。

また、「ひかり電話」はフレッツ光のオプションサービスなので、上記の料金とは別にフレッツ光の初期費用や月額料金もかかります。

「ひかり電話」はInternet Protocol(インターネットプロトコル)の通信方式を利用しています。音声を光回線に乗せて運ぶ仕組みで、一般の固定電話(加入電話)と同じ使い方と品質を持っており、使用中の電話番号や電話機を変更せずに利用できます。

原則として、光回線サービスの契約に付属するオプションサービスなので、「ひかり電話」だけ契約するようなことはできません。

「ひかり電話」と「光電話」の違いとは?

「光電話」とは、光回線を用いたIP電話サービスの総称で、「ひかり電話」は、NTT東日本・西日本が提供するIP電話サービスの名称(商品名)です。別の光回線サービスが提供する「光電話」には固有の名称が使われています。

  • ドコモ光:ドコモ光電話
  • auひかり:auひかり 電話
  • SoftBank 光:ホワイト光電話

「ひかり電話」と「光電話」は、いずれも光回線を使った電話サービスをさしますが、フレッツ光の「ひかり電話」以外の「光電話」をまとめて光電話と呼ぶ傾向もあります。文字表記しないと判別がつかず会話で間違える可能性があるので注意しましょう。

「ひかり電話」と「光電話」の特徴

イメージ

「ひかり電話」や「光電話」の光電話サービスの主な特徴は次のとおりです。

  • 料金を抑えられる
  • オプションが充実している
  • IP電話よりも高品質

料金を抑えられる

「ひかり電話」や「光電話」の最大の特長は、固定電話に関係したあらゆる料金を抑えられる点です。次の表では、NTT東日本・西日本が提供している固定電話の料金をまとめています。

料金
契約料880円(税込)
施設設置負担金(電話加入権)39,600円(税込)
交換機器など工事費不要※1
回線使用料(月額)住宅用 プッシュ回線用1級局1,760円(税込)
2級局1,760円(税込)
3級局1,870円(税込)
通話料(市内)※2昼間・夜間:9.35円(税込)/3分深夜:9.35円(税込)/4分
通話料(市外)※2隣接~20kmまで昼間・夜間・深夜:22円(税込)/3分
20kmを超え60kmまで昼間・夜間:33円(税込)/3分深夜:22円(税込)/3分
60km超え昼間:44円(税込)/3分夜間:33円(税込)/3分深夜:22円(税込)/3分

※1 工事でお客様のご自宅に伺う際は内容により費用が掛かる場合があります。
※2 昼間(午前8:00~午後7:00)、夜間(午後7:00~午後11:00、土曜・日曜・祝日の昼間を含む)、深夜(午後11:00~午前8:00)

「ひかり電話」や「光電話」なら、施設設置負担金(電話加入権)を購入する必要がありません。電話加入権とは、固定電話の回線を利用できる権利で、全国一律39,600円(税込)と大きな負担となっています。

また、固定電話の通話料は市内なら昼間・夜間は9.35円(税込)/3分ですが、市外で距離が遠くなるほど高くなる傾向があります。

「ひかり電話」の通話料は基本プランやひかり電話A(エース)なら、全国一律8.8円/3分です。光電話サービスはNTTの固定電話と比べて通話料が安く、長距離でも同じ金額なので、コストパフォーマンスにこだわる方におすすめです。

オプションが充実している

光電話サービスはオプションが豊富で、簡単に追加できます。次の表では、「ひかり電話」で加入できる主なオプションをまとめています。

内容月額料金
ナンバー・ディスプレイかかってきた電話の番号がディスプレイに表示される440円(税込)
ナンバー・リクエスト電話番号を通知しないでかけてきた相手に、電話番号を通知してかけ直すよう音声メッセージで応答する220円(税込)
キャッチホン契約者が通話中に第三者からの着信があった場合に対応できる330円(税込)
ボイスワープかかってきた電話を設定した電話番号に転送する550円(税込)

「ひかり電話」には上記以外にも便利なオプションがあります。また、契約したプランによっては月額料金に含まれている場合もあるので、おトクに利用できます。

なお、オプションは光電話サービスによって異なるので、利用したいオプションがあるか事前に確認しましょう。

IP電話よりも高品質

IP電話とは、主にプロバイダが提供しているインターネット電話サービスで、050から始まる電話番号です。光電話サービスが光回線を利用しているように、IP電話は「ADSL回線」を利用しています。

光電話サービスよりも前に登場したインターネットを使った電話サービスですが、フリーダイヤルや緊急機関(110番や119番)に電話できないデメリットがあります。

一方、光電話サービスはフリーダイヤルや緊急機関に電話でき、ADSL回線よりも性能の良い光回線を利用しているため、IP電話に比べて音質が良いといわれています。

光回線の普及によりADSL回線は新規受付を終了し、事業者によってはサービスの提供終了もアナウンスされています。IP電話を利用している方は、固定電話に戻すか、光電話サービスに乗り換えるか検討しておきましょう。

光電話ならドコモ光回線の「ドコモ光電話」がおすすめ!

光電話サービスに加入するなら、ドコモ光の「ドコモ光電話」がおすすめです。ドコモ光電話とは、ドコモ光加入者がオプションで入れる光電話サービスで、月額プラス550円(税込)で始められます。

現在、利用中の固定電話やひかり電話の電話番号や電話機が変更せずに使えて、加入電話への通話料は全国どこにかけても8.8円(税込)/3分です(通話時間が短い場合や割引サービスの加入状況によっては、通話料がおトクにならない場合があります)。

音声パケットを優先して扱うので、加入電話相当の音声品質を実現しているのもポイントです。また、テレビ電話、高音質電話、データ接続が基本サービスとして利用できます。

ドコモ光電話はドコモ光に加入した方が利用できるオプションです。ドコモ光はNTT東日本・西日本が提供する光回線を借りている光コラボの1種で、新規工事無料、月額料金がプロバイダ料込みで安く、高速通信が利用できる光回線サービスです。

月額料金(ドコモ光 1ギガ)※1(マンション)
タイプA:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込)
タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込)
単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込)
(戸建て)
タイプA:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込)
タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込)
ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込)
月額料金(ドコモ光 10ギガ)※2タイプA:定期契約あり6,930円(税込)、定期契約なし8,580円(税込)
タイプB:定期契約あり7,150円(税込)、定期契約なし8,800円(税込)
単独タイプ:定期契約あり6,490円(税込)、定期契約なし8,140円(税込)
契約期間なし または 2年定期契約
最大通信速度※3ドコモ光:最大1Gbps
ドコモ光 10ギガ※4:最大10Gbps
申込み方法①ご相談フォームで受付
②ご相談(希望の曜日・時間に電話)
③申込み完了(そのまま電話で申込み可能)

※1 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申し込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※2 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります(2022年6月30日以前にお申し込みのお客さまの場合、14,300円(税込)の解約金がかかります)。なお、「ドコモ光」とペア回線(ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※3 ベストエフォート値による最大通信速度
※4 提供エリアは一部地域に限る

ドコモ光でドコモ光電話に加入すれば、電話料金とインターネット料金を一本化できます。また、スマホのキャリアがドコモなら、おトクな割引もあります。

インターネット回線をドコモ光にしてドコモ光電話に変えれば、固定電話の通話料を抑えることができ、おトクなキャンペーンを受けることができます。ドコモ光やドコモ光電話に興味がある方は、下記サイトをチェックしてみましょう。

「ドコモのスマホ」ならご家族全員のスマホ料金から
永年最大1,100円(税込)/月割引!
「ドコモ光」の申し込み
・無料相談をする

※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

※1 契約満了月の当月・翌月・翌々月を除く契約期間内に解約した場合、戸建タイプ14,300円(税込)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金が必要
※2 ベストエフォート値による最大通信速度
※3 提供エリアは一部地域に限る

ドコモ光電話の注意点

ドコモ光電話は多くのメリットがありますが、注意点も確認しておきましょう。

  • 電話番号が引き継げない場合がある
  • 停電時に電話がつながらない場合がある
  • 発信できない番号がある

ドコモ光電話は固定電話やひかり電話の電話番号を引き継ぐことができます。

しかし、NTT東日本・西日本のエリアを跨ぐような引っ越しや、ほかの「光電話」で発番した電話番号は引き継げません。

また、停電時は緊急通報を含む通話機能が使えなくなります。ほかにも、下記のような一部の電話番号に接続できなくなります。

  • 114:お話し中調べ
  • 136:ナンバー・アナウンス/ナンバーお知らせ136
  • 141:でんわばん/二重番号サービス

光電話サービスを今から利用しようと考えている方や、固定電話やほかの「光電話」からドコモ光電話へ乗り換えようとしている方は気をつけましょう。

ひかり電話と光電話で悩んでいるならドコモ光電話がおすすめ

「ひかり電話」は光回線を利用した光IP電話サービスの一種で、フレッツ光を契約した方が加入できるオプションサービスです。「ひかり電話」のような「光電話」は光回線サービスと契約しないと利用できません。

おすすめの「光電話」はドコモ光の「ドコモ光電話」です。「ドコモ光電話」は固定電話や「ひかり電話」の電話番号や電話機を変えずに利用でき、支払い金額に応じてdポイントをためられます。

ドコモ光はスマホがドコモだと月額料金が割引になるので、特にドコモユーザーにおすすめの光回線サービスです。

光電話サービスに興味がある方は、ドコモ光のドコモ光電話をチェックしてください。

「ドコモのスマホ」ならご家族全員のスマホ料金から
永年最大1,100円(税込)/月割引!
「ドコモ光」の申し込み
・無料相談をする

※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

工事不要!コンセントに挿すだけ。データ無制限! 工事不要!コンセントに挿すだけ。データ無制限!
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

※「おうちネットプレス」は、株式会社NTTドコモの商標です。