インターネット速度の平均は一概にいえない
インターネットの通信速度は、回線事業者・プロバイダ・地域・時間帯など、さまざまな要因によってバラつきがあるため、一概にはいえません。
インターネット速度の平均を名言するのは難しいですが、利用する回線ごとに「最大通信速度」と呼ばれる技術規格上の最大値が決まっています。
代表的な回線ごとの最大通信速度(下り)は、以下のとおりです。
- 光回線:下り最大1Gbps
- ADSL回線:下り最大50Mbps
- CATV回線(ケーブルテレビの回線):下り最大320Mbps
光回線は光ファイバー、ADSL回線は電話回線を利用してインターネットに接続する方法で、CATV回線はケーブルテレビ事業者が提供するインターネット回線のことです。
そのほか、固定回線ではありませんが、通信事業者が提供するモバイル回線もあり、インターネットをつなぐためには、各回線を提供する事業者と契約を結ぶ必要があります。
どの回線であっても、基本的に「ベストエフォート型」が採用されており、上記で示した最大通信速度はあくまでも理論上の最大値となるため、実際に最大速度まで出ることはほとんどありません。
しかし、最大通信速度が速いほどインターネットの通信速度も速くなるのが一般的なので、インターネットの通信速度を測るひとつの目安になるでしょう。
インターネット回線の速度を見直す際に知っておきたい基本情報
インターネット回線の速度について調べていると、bpsやMbps、上り・下りなどの聞きなれない言葉が頻繁に登場し、困った経験をしたことがある方は多いと思います。インターネット回線の速度を見直すのであれば、各言葉の意味を理解しておくことが大切です。
ここでは、インターネット回線の速度を見直す際に知っておきたい言葉や知識を紹介します。
回線速度を表わす単位「bps」
bpsとは、「bit per second(ビット・パー・セカンド)」の頭文字を取った略称です。1秒間に送信できるデータ量をあらわす単位のことで、数字が大きいほど回線速度が速いことを示しています。
bpsは、大きさによって「K(キロ)」「M(メガ)」「G(ギガ)」がbpsの頭に追加され、各単位があらわす意味は以下とおりです。
- Kbps:1,000 bps
- Mbps:1,000 Kbps=1,000,000 bps
- Gbps:1,000 Mbps=1,000,000 Kbps=1,000,000,000 bps
なお、回線速度について調べていると「byte(バイト)」という単位を見ることがあると思いますが、「1 byte」は「8 bps」をあらわしており、「B/s」と表記されるため、覚えておきましょう。
回線速度の「上り」と「下り」
インターネット回線の速度について、「上り○○Mbps」「下り○○Mbps」という表記を見たことがある方は多いでしょう。
上りとは、手元のデータをインターネット上にアップロードする際の速さをあらわしており、主にメールの送信や写真投稿、動画の投稿などに関係します。
一方、下りとは、インターネット上のデータをダウンロードする際の速さのことです。主にメールの受信やWebサイトの閲覧、動画の視聴、オンラインゲームの読み込みなどに関係します。
インターネットの使い方にもよりますが、一般的にインターネットでよく利用されるサービスは、「下り」の速さが影響するものが多いため、インターネット回線の速度を見直すときは「下り」の速さを重視すると良いでしょう。
オンラインゲームをするなら「Ping値」も確認
Ping値とは「Packet INternet Groper」の略称で、データ通信にかかる時間をあらわした数値です。Ping値の数値が低いほど応答速度が速く、高いほど応答速度は遅いことを意味しており、単位には「ms(ミリ秒)」が使われます。
たとえば、オンラインゲームをプレイする際、Ping値の数値が高い回線ではリアルタイムでの通信が遅れてしまうことが多くなるため、快適にプレイしづらくなるでしょう。
そのため、オンラインゲームを頻繁にプレイする方や、リアルタイムで値動きを確認するデイトレードをやっている方などは、通信速度に加えてPing値も確認することをおすすめします。
回線速度を自身で測定する方法
回線の速度は、特定のツールを利用すれば自身でも簡単に測定が可能です。
ここでは、パソコンとスマホの回線速度を測定できるツールを紹介します。インターネットの通信速度が遅いと感じたときは、ぜひ活用してみてください。
パソコンの回線速度を測定できるサイト
パソコンの通信速度を測定できる代表的なツールには、Google「インターネット速度テスト」があります。
Googleの検索ページで「インターネット速度テスト」と検索すればすぐに表示され、ワンクリックで現在のパソコンの通信状況が確認できるため便利です。
なお、Google「インターネット速度テスト」では、通信速度に加えてPing値の測定も行えます。
そのほか、以下のような回線速度測定サイトを活用すると手軽に回線速度が測定できるため、必要に応じて試してみてください。
スマホなどの速度テストができる「ドコモスピードテストアプリ」
パソコンではなくスマホやタブレットの回線速度を調べたい方は、「ドコモスピードテストアプリ」の利用をおすすめします。
ドコモスピードテストアプリは、現在地での速度測定はもちろん、周辺のドコモ5G/LTEの速度平均値も確認できるアプリです。
申込み不要かつ使用料無料で利用でき、App StoreやGoogle PlayTM、dメニューからダウンロードできます。
また、ドコモスピードテストアプリでは、最寄りのドコモショップやドコモのWi-Fiスポットを探すこともできるため、ドコモユーザーにとっては日常的に使える便利なツールとして活用しやすいでしょう。
快適にインターネットを楽しめる速度の目安
ここまで、インターネット回線の速度を自身で確認する方法を紹介しましたが、自身のパソコンの回線速度がわかっても、インターネットのサービスを快適に利用できる速度がわからなければ意味がありません。
ここでは、快適にインターネットを楽しめる回線速度の目安を紹介するので、参考にしてください。
上りの速度の目安と用途ごとの平均
データの送信を意味する「上り」の速度に関係する、主なサービスと通信速度の目安は以下のとおりです。
コンテンツの種類 | 通信速度の目安(上り) |
---|---|
メール送信 | 1Mbps |
写真投稿 | 3Mbps |
動画投稿 | 10Mbps |
Web会議 | 1Mbps〜2Mbps |
オンラインゲーム | 30Mbps以上 |
上りの速度は、メールの送信や写真投稿、動画投稿などに関係します。そのため、SNSの更新を頻繁に行う方や動画配信を行う方などは、上りの速度を重視すると良いでしょう。
下りの速度の目安と用途ごとの平均
データの受診を意味する「下り」の速度に関係する、主なサービスと通信速度の目安は以下のとおりです。
コンテンツの種類 | 通信速度の目安(下り) |
---|---|
メール受信 | 128Kbps〜1Mbps |
Web・SNS閲覧 | 1Mbps〜10Mbps |
動画視聴 | 3Mbps〜25Mbps |
Web会議 | 10Mbps~30Mbps |
オンラインゲーム | 30Mbps〜100Mbps |
下りの速度は、主にエンターテインメント関係のサービスが多くなります。そのため、娯楽のひとつとしてインターネットを利用したい方は、下りの速度を重視すると良いでしょう。
Ping値の目安
Ping値とネットワーク通信における応答速度の目安は、以下のとおりです。
Ping値 | 応答速度 |
---|---|
15ms以下 | かなり高速 |
16ms〜30ms | 高速 |
31ms~50ms | 普通 |
101ms以上 | かなり低速 |
一般的に、標準的な数値だとされるPing値は、「36ms〜50ms」程度です
なお、SNSやWebサイトの閲覧などは100ms以下、オンラインゲームをプレイする方であれば50ms以下が快適に楽しめる目安になります。
また、オンラインゲームのなかでもスピード感が求められる格闘系やFPSなどは、15ms以下のPing値があったほうが良いといわれているため、これらのゲームを楽しみたい方は目安にすると良いでしょう。
インターネットが遅いと感じるときの原因と対処法
インターネット回線の速度の平均を調べている方のなかには、通信速度が遅いと感じて悩んでいる方もいらっしゃると思います。インターネットの通信速度が遅い場合、何かしらの原因があると考えられるため、対策を行うことで状況が改善するかもしれません。
ここでは、インターネットの通信速度が遅くなる主な原因と対処法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
使用しているパソコン・スマホに問題がある
インターネットの通信速度が遅い場合は、パソコンのキャッシュが蓄積していたり、OSを最新のバージョンにしていなかったりという根本的なことが原因の場合があります。
まずはキャッシュの削除やOSの更新を試してみて、動作を軽くするために、不要なソフトやアプリがあればアンインストールしておきましょう。
また、パソコンやスマホは電化製品のため、長時間使い続けると熱を持ってしまい、動作不良を起こすこともあります。
パソコンやスマホの動作不良が原因で通信速度が遅くなっている場合は、一度電源を落として再起動すると、状況が改善するかもしれません。
なお、スマホの場合は、アプリを終了せずに開きっぱなしにしていると、動作が重くなりやすいため、アプリを利用した際は小まめに終了するよう気を付けましょう。
ルーターなどの周辺機器に問題がある
インターネットの通信速度が遅くなる原因には、ONUやルーターなど周辺機器のケーブルが接触不良を起こしているケースや、ルーターの設置位置が悪く電波を遮断してしまっている可能性も考えられます。
もし、周辺機器に問題があると感じた場合には、以下のポイントを確認してみましょう。
- 周辺機器のケーブルに緩みや抜けがないか
- 配線は間違っていないか
- ルーターの電波が遮断される遮蔽物が周囲にないか
- 電波に影響を与える電化製品(電子レンジなど)はないか
単純なことではありますが、知らない間にコンセントが抜けている可能性もあるため、念のために確認することをおすすめします。
回線事業者・プロバイダに問題がある
デバイスや周辺機器に問題がない場合、回線事業者やプロバイダ側で問題が起きているのかもしれません。もし、回線事業者やプロバイダで通信障害が起こっている場合、インターネットに接続できなくなります。
通信障害の情報は、各回線事業者やプロバイダの公式サイトやSNSで公開されていることが多いため、確認してみましょう。
また、通信障害が頻繁に起こったり、夜にインターネットがつながりにくかったりする場合は、契約中の回線事業者やプロバイダに一度相談することをおすすめします。
それでも通信速度が遅いなら回線の乗り換えも選択肢のひとつ
インターネットの通信速度が遅い状態が頻発、または継続的に続いているのであれば、回線の乗り換えも選択肢のひとつとして考えましょう。
回線を見直す場合、回線速度や安定性を重視するのであれば、光回線かつIPv6対応の回線事業者とプロバイダがおすすめです。
光回線かつIPv6対応の回線事業者とプロバイダであれば、回線の速度が速いとされる「IPv6 IPoE方式」の接続方式を利用できます。
なお、IPv6 IPoE方式を利用する場合は、回線事業者とプロバイダのほか、ルーターもIPv6 での接続に対応している必要あるため、持っていない方は事前の準備を忘れないようにしてください。
通信速度と安定性を重視するならドコモ光がおすすめ
通信速度と安定性を求めて光回線の契約を検討するなら、ぜひドコモ光をお試しください。
ドコモ光では、プロバイダを24社から自由に選択でき、全て光回線かつIPv6対応のため、通信速度と安定性の改善が期待できます。
さらに、プロバイダによってはIPv6対応ルーターの無料レンタルサービスを行っているため、コストを抑えながら快適なインターネット環境を整えやすいでしょう。
また、ドコモ光では、最大通信速度1 Gbpsの「ドコモ光 1ギガ」プランのほか、さらに高速となる最大通信速度10Gbpsの「ドコモ光 10ギガ」プランも選択可能です。
最高速度10Gbpsの光回線であれば、高画質の動画やオンラインゲームのような大容量のコンテンツも、複数のデバイスで同時に楽しめるでしょう。
ドコモ光の料金や契約期間などの詳細は、以下のとおりです。
月額料金(ドコモ光 1ギガ)※1 | (マンション) タイプA:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込) タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込) 単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込) (戸建て) タイプA:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込) タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込) ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込) |
月額料金(ドコモ光 10ギガ)※2 | タイプA:定期契約あり6,930円(税込)、定期契約なし8,580円(税込) タイプB:定期契約あり7,150円(税込)、定期契約なし8,800円(税込) 単独タイプ:定期契約あり6,490円(税込)、定期契約なし8,140円(税込) |
契約期間 | なし または 2年定期契約 |
最大通信速度※3 | ドコモ光:最大1Gbps ドコモ光 10ギガ※4:最大10Gbps |
申込み方法 | ①ご相談フォームで受付 ②ご相談(希望の曜日・時間に電話) ③申込み完了(そのまま電話で申込み可能) |
※1 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申し込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※2 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります(2022年6月30日以前にお申し込みのお客さまの場合、14,300円(税込)の解約金がかかります)。なお、「ドコモ光」とペア回線(ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※3 ベストエフォート値による最大通信速度
※4 提供エリアは一部地域に限る
インターネット速度が遅いことに悩んでおり、回線の見直しを考えている方は、ぜひドコモ光の「ドコモ光 1ギガ」もしくは「ドコモ光 10ギガ」の利用をご検討ください。
永年最大1,100円(税込)/月割引!※
・無料相談をする
※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
光回線かつIPv6接続で快適なインターネット速度を手に入れよう
インターネット回線の平均速度は、回線事業者やプロバイダ、利用する時間帯などによってばらつきがあるため、一概にいえません。
しかし、一般的には、最大通信速度が速いほどインターネットの通信速度も速くなる傾向があるため、固定回線のなかでも光回線が最も速いとされています。
特に、高画質の動画視聴やオンラインゲームを利用する方は、通信速度が速く安定性の高い光回線かつIPv6接続が可能な回線の利用がおすすめです。
ドコモ光では、光回線とIPv6接続に対応した24社のプロバイダから自由に会社を選べる定額プランのほか、超高速となる「最高速度10Gbps」のプランも用意しています。
インターネット速度に悩んでいる方や、快適なインターネット環境を整えたい方はドコモ光をぜひご検討ください。
永年最大1,100円(税込)/月割引!※
・無料相談をする
※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。