ファイルの圧縮とは?スマホやパソコンでのやり方や注意点などをわかりやすく解説

通信ノウハウ

サイズが大きかったり、複数のデータを一度に送受信したりしたい場合は、ファイルを圧縮すると便利です。

ただし、ファイルの圧縮はスマホやパソコンによってやり方が異なります。

また、ファイルを圧縮する際の注意点もあるため、事前に知っておくと良いでしょう。

本記事では、ファイルの圧縮方法や解凍方法、注意点などをわかりやすく解説します。

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記事サマリー

ファイルの圧縮とは?

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ファイルの圧縮とは、文書や画像、フォルダーなどのデータ容量を減らす処理のことです。

データ容量を減らせば、メール添付やクラウドへの保存がスムーズになり、通信量や保存容量の節約につながります。

圧縮には「可逆圧縮」と「不可逆圧縮」の2種類がありますが、一般的に使われるのは、圧縮前のデータに完全に戻せる「可逆圧縮」です。

もっとも代表的なのが「ZIPファイル」で、複数のファイルをひとつにまとめることができ、MacやWindowsで標準対応しているため、手軽に利用できます。

ZIPファイルは使い勝手の良さから、プライベートな場面だけでなく、業務でも広く活用されているため、圧縮する方法を覚えておきましょう。

ファイルを圧縮する方法

ファイルをZIP形式で圧縮する方法を、スマホとパソコンに分けて順番に解説します。

スマホでファイルを圧縮する方法

スマホでファイルをZIP形式で圧縮する方法は、主に以下のとおりです。

デバイス 手順
iPhone 1. iPhoneのデータを管理する「ファイル」アプリを開く
2. 「このiPhone内」や「iCloud Drive」などの場所を選択する
3. 「…(三点リーダー)」をタップする
4. 「選択」をタップする
5. 圧縮したいファイルを選択する
6. 「…(三点リーダー)」をタップする
7. 「圧縮」をタップする
Android 1. Androidのデータを管理する「Files by Google」アプリを開く(場合によってはインストールが必要)
2. 圧縮したいファイルを選択する
3. 「…(三点リーダー)」をタップする
4. 「圧縮」をタップする

iOS 13以降のiPhoneでは、はじめからインストールされている「ファイル」アプリを利用すればファイルを圧縮できます。

一方、Androidでは「Files by Google」アプリや「WinZip」アプリなどが必要なため、スマホに入っていない場合はインストールしましょう。

上記手順で圧縮すると、スマホにZIPファイルが作成されます。

※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※ TM and ©2025 Apple Inc. All rights reserved.

パソコンでファイルを圧縮する方法

パソコンでファイルをZIP形式で圧縮する方法は、主に以下のとおりです。

OS 手順
Mac 1. 「Control」キーを押したまま圧縮したいファイルやフォルダーを選択する
2. ショートカットメニューから「圧縮」を選択する
Windows 1. 圧縮したいファイルやフォルダーを右クリックする
2. 「送る」を選択する
3. 「圧縮 (zip 形式) フォルダー」を選択する

上記手順で圧縮すると、パソコンにZIPファイルが作成されます。

圧縮したファイルを解凍する方法

圧縮したファイルを展開する行為を解凍と呼びます。

次項より、ZIP形式で圧縮したファイルを解凍する方法を、スマホとパソコンに分けて順番に解説します。

圧縮したファイルをスマホで解凍する方法

ZIP形式で圧縮したファイルをスマホで解凍する方法は、主に以下のとおりです。

OS 手順
iPhone 1. iPhoneのデータを管理する「ファイル」アプリを開く
2. 解凍したいZIPファイルを探す
3. ファイルをタップして開く
Android 1. Androidのデータを管理する「Files by Google」アプリを開く(場合によってはインストールが必要)
2. 解凍したいZIPファイルを選択する
3. 「…(三点リーダー)」をタップする
4. 「アプリで開く」をタップする
5. 解凍が可能なアプリを選択して、「解凍」をタップする

iOS 13以降のiPhoneでは、「ファイル」アプリの機能で解凍まで行えます。

一方、Androidでは「Files by Google」アプリや「WinZip」アプリなどのアプリをインストールしておかないと、解凍ができない可能性があるため注意しましょう。

ZIPファイルを解凍すると、スマホにファイルやフォルダーが展開されます。

※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※ TM and ©2025 Apple Inc. All rights reserved.

圧縮したファイルをパソコンで解凍する方法

ZIP形式で圧縮したファイルをパソコンで解凍する方法は、主に以下のとおりです。

OS 手順
Mac 1. ZIP形式のファイルをダブルクリックする
2. ファイルの解凍が終わるまで待つ
Windows 1. ZIP形式のファイルをダブルクリックする
2. なかのファイルやフォルダーを新しい場所へドラッグする

ZIPファイルを解凍すると、パソコンにファイルやフォルダーが展開されます。

スマホに比べると、圧縮や解凍の手間がかからないため、パソコンで操作すると良いでしょう。

ファイルを圧縮する理由

ファイルを圧縮する理由は、主に以下のとおりです。

  • サイズを小さくできる
  • パスワードを設定できる

それぞれ、順番に解説します。

サイズを小さくできる

ファイルを圧縮するメリットのひとつは、サイズを小さくできることです。

たとえば、画像やドキュメント、動画などを圧縮すれば、メール添付時の容量制限をクリアしやすくなり、送受信のスピードも向上します。

さらに、保存する容量が軽減されるため、ハードディスクやクラウドストレージの空きスペースを有効活用できることも魅力です。

家族や友達と撮影した動画や画像が増えたり、業務で大量のファイルを扱ったりする場合は、圧縮を活用してみましょう。

パスワードを設定できる

利用するソフトウェアにもよりますが、ファイルを圧縮する際にパスワードを設定して内容を保護できます。

たとえば、「7-Zip」ではファイルを圧縮する際にご自身でパスワードを設定し、暗号化方式を決めることが可能です。パスワードを入力しないと解凍できません。

パスワードを設定すれば、第三者によるファイルの閲覧を防ぎ、個人情報や機密資料などの安全性を高められます。

個人に関する情報や社外に送付するファイル、クラウドに保管するデータを圧縮する場合は、パスワードを設定しましょう。

ファイルを圧縮する場合の注意点

ファイルを圧縮する場合の注意点は、主に以下のとおりです。

  • データによってはサイズが小さくならない
  • 圧縮したことで文字化けが起きる
  • データを元に戻す作業が必要
  • パスワードが役に立たない

それぞれ、順番に解説します。

データによってはサイズが小さくならない

ファイルの圧縮は万能ではなく、全てのデータが劇的に小さくなるわけではありません。

たとえば、MP3やJPEG、MP4など、すでに圧縮された形式の音声や画像、動画などはZIP形式で圧縮しても容量がほとんど変わらない傾向があります。

圧縮前と後のサイズを比較して効果が見込めない場合は、無理に圧縮せず、そのまま管理するほうが効率的です。

圧縮したことで文字化けが起きる

ファイルを圧縮した場合に発生しやすいトラブルのひとつが「文字化け」です。

文字化けとは、ファイル名やフォルダー名の文字が異常な記号に置き換わってしまう現象で、多くはエンコード方式の違いが原因だと考えられます。

ファイルを圧縮や解凍する際には、データを特定の形式で暗号化するエンコードを行いますが、圧縮時と解凍時でエンコードが異なると、文字情報の整合性が取れず、正しく表示できません。

パソコンで古い解凍ソフトを用いると不具合が起きやすいため、エンコード対応に優れたソフトを使いましょう。

データを元に戻す作業が必要

圧縮したファイルは、そのままでは中身を確認できず、利用するには解凍作業が必要です。この解凍作業がひと手間かかる上、大容量ファイルの場合には完了までに時間がかかることがあります。

また、圧縮したファイルを受け取る側のパソコンやスマホに、対応する解凍ソフトや機能が搭載されていない場合、ファイルを開けないことがあります。

圧縮ファイルのやり取りには多少の作業負担や知識が必要になるため、相手が問題なく解凍できる環境か事前に確認しておくと良いでしょう。

パスワードが役に立たない

パスワード付きZIPファイルはセキュリティ対策として有効とされてきましたが、現在では「役に立たない」という指摘が少なくありません。

理由としては、考えられる組み合わせを全て試す総当たり攻撃によって容易に突破される可能性や、ZIPファイル本体とパスワードが同じメールやメッセージで送付されてしまうミスなどが挙げられます。

そのため、重要なデータを安全に扱うには、より強固で運用や管理がしやすい手段を選ぶことが必要です。

圧縮したファイルの利用方法

圧縮したファイルの利用方法は、主に以下のとおりです。

  • クラウドストレージサービスに保存する
  • ファイル転送サービスで送る
  • 共有機能のあるツールにアップロードする

それぞれ、順番に解説します。

クラウドストレージサービスに保存する

クラウドストレージサービスとは、インターネット経由でファイルの保存や管理ができる便利なサービスです。

スマホやパソコンからいつでもファイルにアクセスでき、他者とファイルを共有しやすくなります。

ファイルを圧縮してからアップロードすれば、保存容量の節約やアップロード、ダウンロード時間の短縮などにつながるため、活用しましょう。

ストレージサービスに関しては、以下の記事もご覧ください。

「スマホの容量不足解消に便利なオンラインストレージとは?メリットや選び方を紹介」

ファイル転送サービスで送る

ファイル転送サービスとは、大容量のファイルをインターネット経由で簡単に送受信できるサービスです。

送りたいファイルをサービス上にアップロードし、発行されたダウンロードURLを相手と共有し、相手側がダウンロードすればファイルを送受信できます。

メール添付では送れないサイズのファイルも扱えるため、ビジネスやクリエイティブの現場で活用されています。

複数のファイルをまとめて送信したい場合は、事前に圧縮しておくことでファイル数が減り、送信の手間が軽減され、受信側も一括でダウンロードしやすくなります。

効率的かつ安全なファイル共有手段として、圧縮とファイル転送サービスを併用しましょう。

共有機能のあるツールにアップロードする

ビジネスチャットツールやSNSアプリには、ファイルをアップロードして複数のユーザーと共有できる機能が備わっています。メールで個別に送る手間を省き、リアルタイムで情報の共有が可能です。

圧縮したファイルを活用すれば、複数の資料や画像をひとつにまとめて送信できるため、共有作業がよりスムーズになります。

ファイルを効率良く複数人に届けたい場合は、圧縮したファイルと共有機能があるツールを活用しましょう。

圧縮したファイルを短時間で送受信するなら「ドコモ光」がおすすめ

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ファイルを圧縮すれば、サイズを小さくでき、複数のデータを一度にまとめて送信できます。

ただし、データを送受信するにはインターネットが必要で、通信速度が大きな影響を与えます。ファイルを圧縮してサイズを小さくしても、通信速度が遅いとアップロードやダウンロードに時間がかかり、ストレスを感じるかもしれません。

圧縮しても容量の大きいデータを短時間で送受信したい方は、通信回線の乗り換えを検討しましょう。

たとえば、「ドコモ光」は最大10Gbps※1に対応する「ドコモ光 10ギガ※2」が一部エリアで利用でき、全国エリアで最大1Gbps※1の「ドコモ光 1ギガ」などの高速通信が利用できます。

また、「ドコモ光」はプロバイダの選択肢が豊富で、高速通信に対応したWi-Fiルーターを無料でレンタルできるプロバイダもあるので、快適なインターネット環境を構築しやすいです。

通信回線に不安がある方は、「ドコモ光」への乗り換えがおすすめです。

「ドコモ光」が提供する2つのプランの詳細は、以下の表よりご確認ください。

月額料金
(ドコモ光1ギガ)※3
(マンション)
タイプA・C:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込)
タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込)
単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込)
(戸建)
タイプA・C:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込)
タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込)
月額料金
(ドコモ光10ギガ)※4
タイプA・C:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込)
タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
契約期間 なし または 2年定期契約
最大通信速度※1 ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps
ドコモ光 10ギガ※2:最大10Gbps
お申込み方法 ①ご相談フォームで受付
②ご相談(希望の曜日・時間に電話)
③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能)

※1 ベストエフォート値による最大通信速度
※2 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
※3 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※4 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。

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サイズを減らしたい場合はファイルを圧縮してみよう!

ファイルのサイズを減らしたい、あるいは複数のデータをひとまとめに整理したいと思ったら、まずは「ファイル圧縮」を試してみましょう。

圧縮すれば容量がコンパクトになるため、保存スペースの節約だけでなく、クラウドストレージやファイル転送サービスを使った送受信もスムーズになります。

ただし、インターネット経由でファイルをやり取りする場合、通信速度が遅いとアップロードやダウンロードに時間がかかる可能性があります。

インターネットを快適に利用したい方は、通信回線の乗り換えや光回線の導入を検討しましょう。

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