削除したファイルがゴミ箱にない?復元方法をWindows、Macそれぞれで紹介!

通信ノウハウ

画像や動画などのファイルは削除の方法、ゴミ箱の設定により、ゴミ箱を経由せずに消えることがあります。誤って削除した大切なデータがゴミ箱に入っておらず、復元に困っている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、削除したファイルがゴミ箱に入らない原因や、ゴミ箱を経由する設定にする方法を紹介します。ファイルやデータを復元する方法も紹介するので、誤って大切なデータを削除してしまった方は参考にしてください。

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記事サマリー

削除したファイル・データの復元はゴミ箱にないとできない?

パソコンやスマホで削除したファイルやデータがゴミ箱にない場合、復元できるケースとできないケースがあります。

  • ゴミ箱にない削除したファイル・データが復元できる仕組み
  • ゴミ箱にない削除したファイル・データが復元できないパターン

それぞれ詳しく紹介するので参考にしてください。

ゴミ箱にない削除したファイル・データが復元できる仕組み

ファイルやデータは「ファイルシステム」によって管理されており、ファイルシステムによって画像や動画などのデータは簡単に見つけられる仕組みになっています。

ファイルシステムとデータは別々に保存されているため、ファイルシステムのみが消去されると、データを見つけられなくなります。そのため、一見データが完全に消えたように感じるかもしれません。

しかし、データ自体が正常に残っているなら、再度ファイルシステムを割り当てることで復元・修復が可能です。

ゴミ箱にない削除したファイル・データが復元できないパターン

ゴミ箱に入れたファイルを完全消去するなどして、データもファイルシステムも消去した場合、復元・修復は難しいでしょう。

たとえば、デバイスや外部ストレージ(SSDやUSB)をフォーマットした場合や、別の画像・動画などのデータで上書きした場合などは復元・修復ができない可能性があります。

また、データ自体が消えると、ファイルシステムを割り当てられないため、復元・修復はできません。データの復元に関しては別の記事でも紹介しています。

SDカードの復元についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

「SDカードのデータは復元が可能!大切な写真や動画を再び見るための方法を3つ紹介」

削除したファイル・データがゴミ箱を経由せずに消える原因

削除の方法によってはファイルやデータがゴミ箱を経由せずに消えます。主な原因は以下のとおりです。

  • ショートカットキーを使用して削除した
  • ゴミ箱を経由しない設定になっている
  • ゴミ箱の容量を超えるデータを削除した
  • 一定期間でゴミ箱の中身が消える設定にしている
  • クラウドストレージ上でファイル・データを削除した

それぞれ詳しく紹介します。

ショートカットキーを使用して削除した

特定のショートカットキーを使用すると、ファイル・データが完全に削除されるケースがあります。たとえば、WindowsとMacでは、以下のショートカットキーの使用に注意しましょう。

OS ショートカットキー 内容
Windows Shift+Delete ゴミ箱を経由せずにファイルを完全に削除する
Mac command+delete+option
option+shift+command+delete 確認ダイアログを表示せずにゴミ箱を空にする

ゴミ箱を経由せずにファイルを完全に削除するショートカットキーでは、削除の際に確認ダイアログが表示されます。一方、Macのゴミ箱の中身を完全削除するショートカットキーでは、確認ダイアログが表示されないので注意しましょう。

ゴミ箱を経由しない設定になっている

ゴミ箱を経由しない設定にしていると、削除した際にファイル・データがゴミ箱に移動されず、そのまま消えてしまいます。

大事なファイルを守るためにはゴミ箱を経由する設定や、完全削除の際に警告が表示される設定にしておくことが大切です。各種設定の方法は後述しているので参考にしてください。

ゴミ箱の容量を超えるデータを削除した

Windows OSの場合、ゴミ箱のサイズが設定されているケースがあります。サイズを超えるファイル・データはゴミ箱を経由せずに削除されてしまうため注意が必要です。

ゴミ箱のサイズを変更する方法は後述しています。

一定期間でゴミ箱の中身が消える設定にしている

ゴミ箱を経由した場合でも、ゴミ箱自体の保存期間を経過すると完全に削除されてしまいます。ゴミ箱の保存期間はデフォルトでは30日程度が一般的です。

保存期間の変更方法も後述しているので参考にしてください。

クラウドストレージ上でファイル・データを削除した

クラウドストレージで削除したファイル・データは、通常デバイスのゴミ箱には入りません。「最近削除した項目」など、サービスごとにゴミ箱に似た機能が用意されているので確認してみましょう。

ただし、クラウドストレージでも削除したファイル・データの保存期間が定められていることがあります。時間経過により自動的に完全削除されるケースもあるので注意しましょう。

削除したファイル・データをゴミ箱に残すための設定を確認・変更する方法

イメージ

削除したファイル・データをゴミ箱に残すための設定方法を紹介します。

  • ゴミ箱を経由する設定に変更する方法(Windows OS・macOS)
  • ゴミ箱の容量を設定する方法(Windows OSのみ)
  • ゴミ箱に残す期間を設定する方法(Windows OS・macOS)

上記の内容に分けて紹介するので参考にしてください。

ゴミ箱を経由する設定に変更する方法(Windows OS・macOS)

Windowsでは、ゴミ箱を経由しない設定をOFFにすることが大切です。デフォルトではOFFになっているため、ONにした可能性があるなら一度確認してみてください。確認・変更方法は以下のとおりです。

  1. ゴミ箱のアイコンにカーソルを併せて右クリック
  2. 「プロパティ」を選択
  3. 「選択した場所の設定」から「ゴミ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する(R)」のチェックを外す
  4. 「OK」をクリック

一方、Macではゴミ箱を経由しないようにする設定はありません。

ただし、ショートカットキー(command+delete+option)やFinder上でoptionキーを押したまま「ファイル」をクリックすると「すぐに削除」の項目が表示されます。「すぐに削除」を使用するとゴミ箱を経由せずに削除されるので注意しましょう。

いずれの方法でも「この項目はすぐに削除されます。この操作は取り消せません。」との警告が表示されます。よく確認してから削除してください。

なお、Finderの「設定」から「詳細」に進み、「ゴミ箱を空にする前に警告を表示」にチェックを入れておくことも大切です。誤操作によるゴミ箱の完全削除を防ぎます。

ゴミ箱の容量を設定する方法(Windows OSのみ)

Windowsではゴミ箱の容量が設定されています。サイズを超えるファイルを削除すると、ゴミ箱を経由せずに消去されるため、以下の手順で必要に応じてサイズを変更してください。

  1. ゴミ箱のアイコンにカーソルを併せて右クリック
  2. 「プロパティ」を選択
  3. 「選択した場所の設定」の「カスタムサイズ(C)」で任意の最大サイズを入力

ゴミ箱に残す期間を設定する方法(Windows OS・macOS)

続いては、ゴミ箱に残す期間を設定する方法です。Windows OSでゴミ箱に残す期間を設定する手順は以下のとおりです。

  1. 「スタート」から「設定」を開く
  2. 「システム」から「ストレージ」を選択
  3. 「ストレージセンサー」を選択
  4. 「ごみ箱に移動してから次の期間が過ぎたファイルを削除する」から期間を選択

Windowsでは「1日」、「14日間」、「30日(既定)」、「60日」、「しない(既定)」のなかから選べます。

一方、macOSでは特定の期間を設定できません。ただし、Finderから「30日後にゴミ箱から項目を削除」のチェックボックスを外すことで、期間による完全削除を防げます。

削除したファイル・データがゴミ箱にない場合の復元方法

削除したファイル・データがゴミ箱にない場合の復元方法は以下のとおりです。

  • バックアップから復元する
  • 復元ソフトを使用する
  • 専門業者に依頼する

それぞれ詳しく紹介します。

バックアップから復元する

外部ストレージへのバックアップやOSの機能によりバックアップが残っていれば、完全に削除されたファイル・データを復元できます。Windowsでは「Windowsバックアップ」、Macでは「Time Machine」と呼ばれるバックアップ機能が標準で使用可能です。

ただし、バックアップされる間隔やバックアップの有無は設定により変更できるため、復元したい全てのファイル・データのバックアップが取れているとは限りません。

また、バックアップから復元できるファイル・データは、最後にバックアップを行った時点までのものです。バックアップされていないファイル・データは復元できません。

復元ソフトを使用する

復元ソフトとは、ファイル・データを復元するソフトをさします。有料のソフトや無料のソフトがあり、操作方法も提供元によって異なります。ご自身での作業になるため、ソフトを操作するための知識が必要です。

また、パソコンやSDカード、SSDの物理的な損傷や水没などによるデータ破損には対応できません。

専門業者に依頼する

データ復旧をサポートしてくれる専門のサービスを利用する方法です。コストがかかりますが、専門的な知識を有した人に対応してもらえます。

破損や水没など、物理的な損傷でファイル・データが消えた場合でも復元・修復ができる可能性があります。

なお、SDカードの復元方法ごとによるメリットや注意点を知りたい方は、以下も併せて参考にしてください。

「SDカードのデータは復元が可能!大切な写真や動画を再び見るための方法を3つ紹介」

「ドコモ光」の「ネットトータルサポート」はゴミ箱にないファイル・データ復元もサポート

削除したファイルがゴミ箱になく、復元に困っているなら、ぜひ光回線の「ドコモ光」をご検討ください。

「ドコモ光」のオプションサービス「ネットトータルサポート※1」は、パソコンをはじめとする通信につながる機器※2にまつわるあらゆるシーンを「ドコモ」がサポートします。「ドコモ光」や「home 5G」契約者が月額550円(税込)※3※4で加入できるオプションサービスです。

パソコンの設定だけではなく、パソコンや各種記憶媒体のデータ復旧作業もサポートします※5。

また、光回線の「ドコモ光 10ギガ※6」なら最大10Gbps※7の通信が可能です。データ容量は無制限なので、ファイルをクラウドストレージにバックアップする際のファイルやデータの送受信も快適になります。

全国エリアで利用可能な「ドコモ光 1ギガ」プランもあり、ニーズに合わせて選ぶことが可能です。

月額料金
(ドコモ光1ギガ)※8
(マンション)
タイプA・C:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込)
タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込)
単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込)
(戸建)
タイプA・C:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込)
タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込)
月額料金
(ドコモ光10ギガ)※9
タイプA・C:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込)
タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
契約期間 なし または 2年定期契約
最大通信速度※7 ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps
ドコモ光 10ギガ※6:最大10Gbps
お申込み方法 ①ご相談フォームで受付
②ご相談(希望の曜日・時間に電話)
③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能)

データの復旧を含め、「パソコンの使い方や設定方法がよくわからない」などのトラブルに不安がある方は、ぜひ「ドコモ光」をご検討ください。

※1 ネットトータルサポートの訪問サポート・修理・データ復旧・買取は、ドコモが委託する協力会社による提供です。
※2 通信につながる機器とは、パソコン、パソコン周辺機器、テレビ、ルーターなど、ドコモが別途指定する機器をいいます。
※3 お申込みされると、ご利用の有無にかかわらず月額使用料が発生します。画面共有を利用したご案内は、通信料が発生します。
※4 修理、訪問サポート、データ復旧、オンラインパソコン教室をご利用の場合には、内容に応じた料金のお支払いが別途必要となります。
※5 機器の状態によっては、データの一部または全部を復旧できない場合があります。
※6 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
※7 ベストエフォート値による最大通信速度
※8 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※9 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。

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