USB3.1 Type-Cとは?新しいコネクタの特徴や利用時の注意点を紹介

通信ノウハウ

USBは、データの転送やデバイスと周辺機器を接続するときなど、幅広いシーンで利用されるため、なじみがある方も多いと思いますが、USBにはいくつかの種類があることをご存じでしょうか。

なかでもUSB3.1 Type-Cは、転送速度が速く、従来のUSBにはない機能が搭載されているため、利便性が高くなっています。

近年は、USB3.1 Type-Cに対応するデバイスが増えているため、特徴を理解しておきましょう。

本記事では、USB3.1 Type-Cの概要や特徴を解説するほか、USBを利用する際の注意点も紹介します。

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記事サマリー

USB3.1 Type-Cとは

USB3.1 Type-Cとは、USB3.1という新しい規格のコネクタのことです。厳密にはUSBの規格がUSB3.1、コネクタの種類がUSB Type-CのUSBをUSB3.1 Type-Cと呼びます。

USB3.1 Type-Cには、転送速度が速く、デバイスに挿す方向を気にする必要がないなどの特徴があるため、従来のUSBに比べて利便性が高くなっており、より快適にデバイスを利用できます。

「USB3.1」と「USB Type-C」の違い

USB3.1は、2013年7月に発表されたUSBの規格です。USBは不定期に新しい規格が発表されており、USB3.1はUSB 3.0の次世代規格となります。

また、USB規格の名称は不定期に更新されており、USB3.1には複数の名称があります。以下の名称は全てUSB3.1をさすので覚えておきましょう。

  • USB 3.1 Gen2
  • USB 3.2 Gen2

一方、USB Type-Cは、USBのコネクタの種類です。近年ではスマホやパソコンなどの幅広いデバイスに採用されており、細長い楕円の形状をしています。

USBのコネクタの種類には、USB Type-C 以外にもUSB Type-A、USB Type-B、USB Microなどがあり、特にUSB Type-Aは、従来のパソコンやUSBメモリなどに利用されている標準的なコネクタのため、なじみがある方も多いでしょう。

なお、USB Type-Cは、全てがUSB 3.1の規格に対応しているわけではないため、注意が必要です。

USB3.1 Type-Cの4つの特徴

USB3.1 Type-Cは、従来のUSBより優れている点が多いです。以下では、USB3.1 Type-Cの主な特徴を4つ紹介します。

転送速度が速い

USBには規格ごとに最大転送速度が決まっています。

USB規格 最大転送速度
USB3.1 10Gbps
USB3.0 5Gbps
USB2.0 480Mbps

USB3.1の最大転送速度は10Gbpsです。USB3.0と比較すると2倍、USB2.0と比較すると20倍の転送速度となっており、従来のUSB規格より大容量データの転送にかかる時間を短縮できます。

また、USBの規格は下位互換性があるため、USB3.0以前の規格にしか対応していないデバイスでも利用できます。ただし、転送速度はデバイスに対応する規格の速度となる点に注意が必要です。

たとえば、USB2.0に対応するデバイスにUSB3.1 Type-Cのケーブルを接続しても最大転送速度は480Mbpsとなります。

コネクタの向きを気にしなくて良い

従来のUSB Type-Aなどはコネクタの形状が上下で異なるため、上下の向きを間違えると挿すことができません。

しかし、USB Type-Cは、コネクタが上下対称の細長い楕円形となっており、上下の向きを気にせずにデバイスに挿すことが可能です。

挿し間違えがないなどの利便性の高さから、近年ではスマホやパソコンなどでも採用されており、USB3.1 Type-Cのケーブルを利用できるデバイスが増えています。

USB Power Delivery対応で最大100W電力供給が可能

従来のUSBの電力供給は最大4.5W ですが、USB Type-Cは「USB Power Delivery(PD)」に対応しており、最大100Wの電力供給が可能です。

従来のUSBと比較して約20倍の電力を供給できるため、USB PDに対応する充電器とUSB3.1 Type-Cケーブルを利用すれば、デバイスの充電時間を短縮できます。

また、USB PDでは、4つの電圧(5V、9V、15V、20V)に対応しているため、USB PDに対応する充電器とUSB3.1 Type-Cケーブルがあれば、異なるデバイスへの充電も可能です。

ただし、USB PDのメリットを得るには、接続するデバイスもUSB PDに対応している必要があるため、注意しましょう。

なお、2025年1月時点では、最大240Wの電力供給に対応するUSB PD EPRという規格も登場しており、USB PD EPRに対応するUSB3.1 Type-Cケーブルもあります。

映像の出力が可能

USB3.1 Type-Cは、USB規格以外の信号を流せるオルタネートモードが利用できるため、USB3.1 Type-Cケーブルを利用すればテレビなどのモニターに映像を流すことが可能です。

たとえば、USB3.1 Type-Cケーブルを使ってスマホとテレビを接続し、スマホの映像をテレビで楽しむこともできます。

オルタネートモードを利用するには、データを出力・入力するデバイスもオルタネートモードに対応している必要があるため、このような使い方をしたい方は、デバイスがオルタネートモードに対応していることを確認しましょう。

USBを利用する際の注意点

イメージ

USBにはさまざまな規格とコネクタの種類があり、通信規格への適合が不明瞭なケーブルを選ぶとデバイスが故障する可能性があるため、注意しましょう。

また、デバイスがUSBを認識しない場合は、デバイスがUSBの規格に対応していないケースや、デバイスの不具合で認識しないケースなど、さまざまな原因が考えられます。

もしも、ご自身で対処できないトラブルが生じた際は、無理に対処しようとすると症状が悪化する可能性があるため、専門業者への依頼を検討しましょう。

なお、インターネット回線を提供する事業者によっては、訪問サポートを行っている場合があります。このような回線事業者であれば、万一のときに相談しやすく、あんしん感もあるためおすすめです。

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USB3.1 Type-Cを利用して生活を豊かにしよう

USB3.1 Type-Cとは、USB3.1の規格に対応したUSB Type-Cのコネクタのことです。USB3.1 Type-Cには、従来のUSBより転送速度が速いだけでなく、100Wの電力供給や映像の出力ができるなどの特徴があります。

USB3.1 Type-Cに対応するデバイスは増えているため、USB3.1 Type-Cを活用し、生活を豊かにしましょう。

なお、USBにはさまざまな規格と種類があり、対応していないUSBを使用するとデバイスが認識しないなどのトラブルが生じることがあります。

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