Wi-Fiと4Gの違い
Wi-Fiは、無線LANの国際標準規格で、Wi-Fiルーターの電波が届く範囲内のスマホやパソコンはインターネットに接続可能です。
4Gは「第4世代移動通信システム」の略称で、携帯電話会社の基地局と通信してインターネットに接続できます。
つまり、Wi-Fiと4Gは両方とも無線通信の規格です。
ただし、電波の届く距離や通信速度、データ容量の制限などに違いがあります。
項目 | Wi-Fi | 4G |
---|---|---|
通信距離 | 近距離 | 遠距離 |
通信速度※1 | 下り最大速度9.6Gbps | 下り最大速度1.0Gbps |
接続方法 | Wi-Fiルーター | 携帯電話会社の通信局 |
データ容量 | 無制限 | 制限あり |
Wi-Fiは4Gに比べると接続できる距離が短いですが、Wi-Fiルーターの性能や接続環境によっては高速通信が可能です。
一方で、4Gは遠距離での通信を得意としていますが、通信速度はWi-Fiや次世代の5Gよりも遅く、データ容量の上限に達すると通信速度が遅くなる可能性があります。
Wi-Fiと4Gの違いを詳しく知りたい方は、下記記事も併せてご覧ください。
「Wi-Fiと4G・5Gはどっちが速い?通信速度や仕組みの違いを解説!」
※1 あくまで最大速度であり、通信環境や時間帯によっては実際の通信速度と異なる可能性があります。
Wi-Fiにつながっているのに4Gが表示される原因と対処法
Wi-Fiと4G(モバイルデータ通信)の両方をONにしている場合は、基本的にWi-Fiが優先されます。
しかし、次のようなケースではWi-Fiにつながっていても、4Gが表示される場合があります。
- Wi-Fi接続設定の問題
- Wi-Fiの通信状況が悪い
- ルーターに問題がある
- スマホでトラブルが起きている
- フリーWi-Fiを利用していて認証できない
知らないうちに4Gで通信していると、料金プランに設定されているデータ容量の上限に達して通信速度が低下する可能性があるので注意しましょう。
4Gが表示される原因を順番に解説します。
Wi-Fi接続設定の問題
Wi-Fiとつながっているのに4Gが表示される原因として、スマホのWi-Fiの接続設定で以下のような問題が起きている可能性があります。
- スリープ時にWi-Fiを切る設定になっている
- 接続の自動調整がOFFになっている
スリープとは、スマホを一定時間何も操作しないと、電池の消耗を抑えるために画面を消灯する機能です。
スマホによってはスリープ状態に入るとWi-Fiが自動的に切れてしまう機能が設定されています。
また、スマホの初期設定では、過去に接続したWi-Fiの電波を拾ったら、自動的に接続するように設定されています。
しかし、スマホのWi-Fiの設定が変更されていれば、自動的に接続されず、手動で接続する必要があります。
つまり、スリープでWi-Fiが自動的に切れてしまい、画面を点けても自動的に接続されない設定では、4Gと表示される可能性が高いです。
上記のケースでは、スマホのWi-Fiの設定を変更しましょう。
iPhoneで確認する方法
iPhoneでWi-Fiの設定を確認する手順は以下のとおりです。
- 「設定」をタップする
- 「Wi-Fi」をタップする
- 接続しているWi-Fiの詳細ボタンをタップする
- 「自動接続」がONになっているか確認する
自動接続がOFFなら、ONに切り替えましょう。
※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※TM and ©2023 Apple Inc. All rights reserved.
Androidで確認する方法
AndroidでWi-Fiの設定を確認する手順は以下のとおりです。
- 「設定」をタップする
- 「接続」をタップする
- 「Wi-Fi」をタップする
- 接続中のネットワークの設定をタップする
- 「自動再接続」がONになっているか確認する
自動再接続がOFFになっていれば、ONに切り替えましょう。
なお、Androidの場合はOSのバージョンや機種によって手順や名称が異なる場合があります。実際の手順は公式サイトや取扱説明書で確認しましょう。
Wi-Fiの通信状況が悪い
Wi-Fiは無線通信のため、環境や時間帯によって通信状況が悪くなる可能性があります。
Wi-Fiの通信状況が悪いと、スマホはほかの登録済みのWi-Fiに接続しようとするか、接続できない場合は4Gに接続しようとします。
Wi-Fiの通信状況が悪い原因と、対処法は以下のとおりです。
原因 | 対処法 |
---|---|
Wi-Fiルーターとの距離が遠い | スマホをWi-Fiルーターに近づける 中継器やメッシュWi-Fiを導入する |
ほかの無線機器との電波干渉 | Wi-Fiルーターのチャンネル設定を変更する 干渉する機器を遠ざける、電源を落とす |
障害物が多い | Wi-Fiルーターの設置場所を変更する |
Wi-Fiは、近距離にあるデバイスと無線通信する電波で、ほかの機器の電波と干渉したり、障害物に遮られると弱くなったりする性質があります。
そのため、Wi-Fiルーターの設置場所によっては通信状況が悪くなる可能性があるので、Wi-Fiルーターの設置場所やスマホを利用する場所などを見直しましょう。
適切なWi-Fiルーターの設置場所を詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
「Wi-Fiルーターの置き場所でNGはどこ?家の中で電波が届きやすい設置場所を解説」
ルーターに問題がある
スマホのWi-Fiの設定を変更し、Wi-Fiルーターの設置場所を見直しても、Wi-Fiにつながっているのに4Gが表示される場合は、Wi-Fiルーターに以下のような問題が発生していると考えられます。
原因 | 対処法 |
---|---|
Wi-Fiルーターに接続しているデバイスが多すぎる | 接続台数を減らす 接続台数が多いWi-Fiルーターに買替える |
Wi-Fiルーターのファームウェアが最新ではない | ファームウェアを最新バージョンにアップデートする |
ドライバーが正しくインストールされていない | ルーターのドライバーを再インストール 最新ドライバーに更新する |
Wi-Fiルーターで不具合が起きている | Wi-Fiルーターを再起動する |
上記の対処法を試しても改善されない場合は、Wi-Fiルーターの性能が低い、あるいは寿命を迎えている可能性があります。
Wi-Fiルーターの寿命は4年~5年とされており、寿命を迎えると接続状態が不安定になりやすいです。
そのため、Wi-Fiルーターで問題が起きているときは、新しい機器への買替えも検討しましょう。
Wi-Fiルーターの寿命や買替えを詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
「Wi-Fiルーターに寿命はあるの?買替えるならいつ?おすすめタイミングを紹介」
スマホでトラブルが起きている
4Gが表示されている場合、スマホでトラブルが起きていて、表示がおかしい、Wi-Fiに接続できないなどの問題が発生している可能性があります。
スマホを再起動、あるいはOSをアップデートすればトラブルが解消される可能性があるので試してみましょう。
次項より、再起動とOSのアップデートの手順をiPhoneとAndroidに分けて解説します。
※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※TM and ©2023 Apple Inc. All rights reserved.
iPhoneの手順
iPhoneを再起動する手順とOSをアップデートする手順は以下のとおりです。
項目 | 手順 |
---|---|
再起動 (iPhone X、11、12、13 以降) |
1. 電源オフスライダが表示されるまで、音量調節ボタンの片方とiPhoneの右側にあるサイドボタンを同時に長押しする 2. スライダをドラッグして、デバイスの電源が切れるまで30秒ほど待つ 3. Appleロゴが表示されるまでサイドボタンを長押しして、電源を入れる |
OSのアップデート | 1. 「設定」をタップする 2. 「一般」をタップする 3. 「ソフトウェアアップデート」をタップする 4. 「今すぐインストール」、あるいは「ダウンロードしてインストール」をタップする 5. アップデートが終わるまで待つ |
iPhoneの場合、種類によって再起動する手順が異なります。
また、OSのアップデートに時間がかかると通信やバッテリーが切れる可能性があるため、iPhoneを電源に接続した状態でWi-Fiに接続すると良いでしょう。
※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※TM and ©2023 Apple Inc. All rights reserved.
Androidの手順
Androidを再起動する手順とOSをアップデートする手順は以下のとおりです。
項目 | 手順 |
---|---|
再起動 | 1. 電源ボタンを5秒間~7秒間長押しする 2. 上記で再起動しない場合は音量を下げるボタンと電源ボタンを同時に20秒以上長押しする |
OSのアップデート | 1. 「設定」をタップする 2. 「システム」をタップする 3. 「ソフトウェア アップデート」をタップする 4. 画面の指示に従って操作してアップデートが終了するまで待つ |
再起動を行うことでトラブルが解決する場合があるので、まずは再起動からはじめてみましょう。
なお、Androidの場合はOSのバージョンや機種によって手順や名称が異なる場合があります。実際の手順は公式サイトや取扱説明書で確認しましょう。
フリーWi-Fiを利用していて認証できない
フリーWi-Fiとは、誰でも利用可能なWi-Fiで、カフェや公共施設などに設置されています。
ただし、利用条件や利用時間などが設定されており、初回に登録が必要なケースが多いです。
そのため、Wi-FiをONにしたままフリーWi-Fiの電波を拾ってしまうと、認証が未完了のため、接続できない状態に陥る場合があります。
表面上はWi-Fiに接続しているように見えますが、実際は4Gを利用しています。フリーWi-Fiの設定を済ませれば接続できるので、試してみましょう。
自宅でWi-Fiが安定しないならルーターを見直すべき
Wi-Fiとつながっているのに4Gが表示される場合、スマホの設定やトラブル以外に、Wi-Fiの通信状況やWi-Fiルーターに問題が発生している可能性があります。
特に、自宅のWi-Fiが不安定な場合は、Wi-Fiルーターに問題が起きていると考えられるので、Wi-Fiルーターを見直すと良いでしょう。
Wi-Fiルーターの設置場所や性能を見直し、場合によってはルーターの買替えも検討しましょう。
ルーターを見直すなら「home 5G」がおすすめ
自宅のWi-Fiルーターを見直すなら「ドコモ」の「home 5G」がおすすめです。
「ドコモ」の「home 5G」は据え置き型の5G対応ホームルーターで、コンセントに挿すだけで、5G通信のWi-Fi環境を簡単に構築できます※2。
使用データ量は無制限※3なので、スマホで映画やドラマを見たり、パソコンやゲーム機で通信量の多いオンラインゲームをプレイしたりしても、使用データ量を気にする必要がありません。
5G対応ホームルーター(HR02)※2は、最大受信速度4.2Gbps(ベストエフォート形式)※4 ※5、5G高速通信対応 ※6です。同時接続台数はWi-Fiで64台、有線LANで2台と多く、複数のパソコンやスマホを同時に接続できます。
「home 5G」なら、光回線のように工事を行う必要がありません。Wi-Fiルーターを見直したいと考えている方は、詳細をチェックしてみましょう。
月額料金 | home 5Gプラン:4,950円(税込) |
機種代 | 71,280円(税込) |
初期費用 | 契約事務手数料3,850円(税込) (オンラインショップは無料) |
契約期間 | 定期契約なし |
データ容量 | 無制限※3 |
購入先 | ドコモオンラインショップ ドコモショップ 量販店 |
※2 ご登録いただいた設置場所住所以外ではご利用いただけません。
※3 データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。
※4 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※5 LANケーブル接続時は受信時最大2.5Gbps、Wi-Fi接続時は受信時最大で4.8Gbps(いずれも技術規格上の最大値)。機器接続時の通信速度は、お客さまの通信環境と接続機器の規格により異なります。
※6 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
※「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
Wi-Fiが不安定だとつながっているのに4Gが表示される場合がある
Wi-FiをONにしていても、接続が不安定だと4Gが表示される場合があります。
4Gはモバイルデータ通信を利用するため、気がついたらデータ容量を消費している可能性があるので、Wi-Fiの設定や接続環境は定期的に見直しましょう。
また、自宅のWi-Fiルーターを見直すなら、ホームルーターにしてみるのも選択肢のひとつです。
「ドコモ」の「home 5G」は、4Gよりも速い5G高速通信に対応しており、パソコンやスマホを複数台同時接続できるため、複数のスマホやタブレット、パソコンを利用している方におすすめです※7。
※7 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
※「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

