ONU(ホームゲートウェイ)側でポート開放をする手順は?設定方法や注意点も解説

通信ノウハウ

一部のオンラインゲームやアプリケーションでは、ONU(ホームゲートウェイ)でポート開放が必要になることがあります。

しかし、「そもそもポート開放って何?」「ポート開放の方法がわからない」という方もいるのではないでしょうか。

また、ONUのポート開放にはリスクがあるため、内容を把握した上で行うことが大切です。

本記事では、ONU側でポート開放を行う手順や設定方法、ポート開放する際の注意点を紹介します。

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記事サマリー

ポート開放とは

ポートとは、ネットワークとパソコンの間にあるドアのようなものです。

インターネットサーバー側のポートは複数あり、それぞれに番号が付与されています。たとえば、通常のインターネット通信は○○番を通過する、暗号化通信のときは△△番を通過するというイメージです。

通常、インターネットに接続する際は、外部からの不正アクセスを遮断するために、ポートには制限がかかっています。

ポート開放とは、この制限を解除することを意味し、正式名称はポート転送設定といいます。

ポート開放について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

「ポート開放にはデメリットが多い?危険性も併せて解説」

ポート開放が必要なシーン

ポート開放は、サイトの閲覧や動画の視聴、ネットショッピング、SNSの利用など、通常のインターネット利用であれば行う必要がありません。

ポート開放が必要になるのは、主に以下のケースです。

  • 特定のオンラインゲームを外部ユーザーとプレイするとき
  • インターネットへの接続が必要な特定のサービスを利用するとき

オンラインゲームにはさまざまな種類がありますが、インターネット上で外部ユーザーとプレイするためには、サーバーが必要です。

ゲーム会社側でサーバーが用意されているゲームでは、すでにポートが開放されているため、ご自身でポート開放を行う必要はありません。

しかし、オンラインゲームによっては、サーバーが準備されておらず、利用者自らがサーバーを立てなければいけない場合があります。このようなゲームで友人などの外部ユーザーと一緒にプレイするためには、ポート開放が必要です。

そのほか、ネットワークカメラの利用など、インターネットを活用したサービスを利用するときにポート開放が必要になることもあります。

ポート開放を行う方法

ポート開放の手順は使用している製品によって異なるため、詳細は各製品の取扱説明書で確認することをおすすめしますが、大まかな流れは以下のとおりです。

  1. IPアドレスを固定する
  2. ONU(ホームゲートウェイ)の設定を行う
  3. ファイアウォールのポート開放を行う

ポート開放を行うためには、パソコンで操作が必要です。ここでは、Windowsのパソコンを例にポート開放を行う手順を紹介します。

手順① IPアドレスを固定する

インターネットは、IPアドレス(インターネット上の住所のようなもの)とポート番号によって通信を行っています。

パソコン側のIPアドレスは、再起動時に毎回変更される可能性があるため、ポート開放を行う前にまずはIPアドレスを固定します。

IPアドレスを固定せずにポート開放を行う場合、パソコンを再起動するたびにポート開放を行わなければならないことがあるため、注意しましょう。

WindowsのパソコンでIPアドレスを固定する方法は、以下のとおりです。

  1. パソコンのコマンドプロンプトを開く
  2. 「 ipconfig」を入力してEnterを押す
  3. 「IPv4アドレス」「サブネットマスク」「デフォルトゲートウェイ」を確認する
  4. 「ネットワークとインターネット」から現在接続中のアイコン上で右クリック
  5. 「プロパティ」を開く
  6. 「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IP)」を選択し、プロパティをクリック
  7. 「次のIPアドレスを使う」「次のDNSサーバーのアドレスを使う」に3で確認した数字を入力
  8. 「OK」をクリック

なお、IPアドレスについて、詳しくは以下の記事もご覧ください。

「Wi-FiのIPアドレスとは?仕組みや種類、スマホでの確認方法を紹介」

手順② ONU(ホームゲートウェイ)の設定を行う

パソコン側でIPアドレスを固定した後は、ONU(ホームゲートウェイ)またはルーターの管理画面からポート開放の設定を行います。設定方法は製品によって異なるため、取扱説明書で確認してください。

製品によって異なりますが、ポート開放の方法は「ポートマッピング設定」と記載されていることが多いので、覚えておきましょう。

手順③ ファイアウォールのポート開放を行う

Windowsのパソコンには、ファイアウォールがデフォルトで備わっています。

そのままの設定では、ONU(ホームゲートウェイ)やルーターのポートを開放しても、ファイアウォールによって通信が遮断されるため、特定の通信を許可するためにファイアウォールの設定も行わなければいけません。

ファイアウォールの設定手順は、以下のとおりです。

  1. コントロールパネルから「システムとセキュリティ」を開く
  2. 「Windows Defenderファイアウォール(Windowsファイアウォール)」を選択
  3. 詳細設定を選択
  4. 「受信の選択」「新しい規則」の順にクリック
  5. 「ポート」を選択し、「次へ」をクリック
  6. 「特定のローカル ポート」の入力欄にポート番号を入力し、「次へ」をクリック
  7. 「接続を許可する」を選択し、「次へ」をクリック
  8. ポートを開放するネットワークを選択し、「次へ」をクリック
  9. 追加した規則にわかりやすい名称を設定し、「完了」をクリック

なお、セキュリティソフトを利用している場合は、セキュリティソフトのファイアウォールも別途ポート開放が必要です。手順はセキュリティソフトによって異なるため、取扱説明書で確認しましょう。

ポート開放はセキュリティの低下に注意

イメージ

ポートを開放している状態は、ファイアウォールを素通りし、外部のユーザーからの通信を受け付ける状態です。そのため、悪意のある第三者からの不正アクセスや情報の盗難などのリスクが高くなるので注意しましょう。

ポート開放をするときは、事前に知識を身につけて、セキュリティ対策を行うことが大切です。

基本的にポート開放が必要なケースは限られているため、必要がないのであればポート開放はしないほうが良いでしょう。

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ONU(ホームゲートウェイ)側でポート開放するときは注意点も把握した上で行おう

ONU(ホームゲートウェイ)を含めたポート開放は、一部のゲームやアプリケーションを使用する際に必要な場合があります。

ポート開放の方法は使用している製品によって異なりますが、まずIPアドレスの固定が必要になるので、覚えておきましょう。

また、ポート開放にはセキュリティが弱くなり、さまざまな脅威にさらされるリスクがあります。

そのため、ポート開放は、基本的に行わないほうが良いです。もしポート開放が必要なときは、リスクをしっかりと把握した上で適切に行ってください。

なお、インターネットを利用するときは、普段からセキュリティに気をつけることが大切です。

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